たましいをこめて。

2016-10-15 09:41:44 | 李圜より
横浜開港資料館の、「明治のクール・ジャパン 横浜芝山漆器の世界」展を見る。


貝殻や象牙などでこしらへた細工物を漆器に嵌め込んで、浮き上がってゐるやうに見せたその個性的な漆器は、現在の千葉県山武郡芝山町が発祥と伝へられる。

それが明治に入り、横浜で職人たちによって量産されるやうになるが、外国人相手の土産物としてつくられたこともあり、日本には現物がわずかにしか残っていないといふ。


そのわずかな作品を見ただけでも、名も無き当時の職人たちの技術力、そして美意識の高さには、頭が下がる。


芝山漆器は現在、ただ一人の方が継承者されてゐるといふ。


数年後には故障して、買ひ換へを余儀なくさせることを前提に造られてゐる現代製品のヨタぶりとを考え合わせると、“ものづくり”とは一体何なのだらうと、つくづく腕を組んでしまふ。


かうした繊細な工芸品を造り得たのは、時代と、そして“環境”に拠るところも、大きいのではなゐだらうか。
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