あられの日記

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旧島津公爵邸見学

2017年04月01日 05時11分36秒 | レトロ建築
東京都文化財ウィークで配布してるポストカードには旧島津公爵家袖ヶ崎本邸洋館(清泉女子大学本館)〜都指定有形文化財〜 指定:平成24.3.21とあります。
建物は基本非公開。でも年2回清泉女子大学のホームページに見学募集がかかります。往復ハガキで希望する見学日と見学時間で申込み後は当落通知を待つだけです。
無事に当選し、2016年12月7日、午前10時40分ツアー開始です。
ツアー形式で建物を内観出来るのですよ〜。た〜の〜し〜み〜〜!!
の前に、今日は外観を紹介します。

最寄駅はJR山手線五反田駅・品川駅・大崎駅。都営地下鉄浅草線高輪台駅。どこの駅にするか考えて、東急池上線五反田駅を利用しました。さあ!あとは徒歩10分!!しかし、歩き出してすぐ迷った!!うわ〜〜〜!!遅刻は出来ないのにィィイイ〜〜!!
通りすがりのお姉さんに「清泉女子大学行きたいんですが、迷ってるんですっ!!」と泣きついたら、運良く「私も行きますのでご案内します」と。ラッキー!声をかけたのは清泉女子大学の学生さんでした。ついてって分かったけど、この道難しいっ。地図には上り坂とか書いてないもの。難しいっ。
大学入口到着。案内していただいたお姉さんにお礼を言ってお別れ。見学者は見学許可書のハガキを正門脇守衛所に提示し、見学者ホルダーを受取り構内へ。

上り坂です。素敵な石組みです。成形の仕方もいいね。たぶん旧島津公爵家時代は馬車でこの坂を上がってたんじゃないかな〜?
大きなカーブを曲がると坂の上に出ます。
すぐに目の前に旧島津公爵邸、現清泉女子大学本館が飛び込んできます。

素敵〜〜。上の画像左奥が正面玄関。行ってみよう〜。

ステンドグラスがありますね。

丸に十字が見えます。島津の印です。

正面入口。入ると左手に理事長室があります。

でも見学者入口はここではありません。裏手に周ります。





ちなみに、本館右にある事務棟も島津家時代から残る建物です。

上の画像の右奥の茶色い建物が事務棟。

せっかくなので外観を眺める。








見学会は1号館1階ロビーに集合です。
見学者が集まるのを待ち、見学開始。まずは建物外観のベランダ側見学。
トップ画像がベランダ側から見た建物全景。







ベランダ側の庭に大きな木がありました。

説明板発見:清泉女子大学のフウ(品川区指定天然記念物)
フウは楓と書くマンサク科の落葉の高い木で、台湾や中国南部に自生する。本樹は享保の頃(1716−35)に日本に初めて渡来した台湾フウの種類で、幹の周りは約3メートル。樹の高さは約20メートル、推定の樹齢は約200年である。整然とした姿は美しく、木の勢いも盛んである。
本校の敷地は旧仙台藩の藩邸で、明治以降は島津家の邸宅として維持されていたところである。眺望に優れた庭園の景観をひときわ引き立てているのが本樹で、藩邸時代にすでに「高尾もみじ」と呼ばれて有名であった。
この種の木は都内では大変数が少なく、また、これほどの大樹は珍しく貴重である。」

構内見取図です。左下の青いロータリーがあるのが正門入口で、レの字に見えるのが上り坂。5号棟が事務棟。本館が旧島津公爵邸です。
〜都指定有形文化財(建造物)〜 旧島津公爵家袖ケ崎本邸洋館(清泉女子大学本館) 平成24.3.21指定
旧島津公爵家袖ケ崎本邸洋館は、旧鹿児島藩主であり公爵であった島津家の邸宅として、大正6年(1917)に完成しました。通称島津山、古くは袖ケ崎と呼ばれた南へ突き出した見晴らしのいい高台にあり、南斜面に群生するキリシマツツジも見事です。関東大震災でもほとんど被害のなかった堅牢な造りで、昭和37年(1962)からは、清泉女子大学の本館として利用されています。
建物は日本近代建築史に足跡を残したジョサイア・コンドルにより設計され、古典様式を基調とした優れた意匠を持ちます。庭に面した南面は、円弧状の列柱廊を持つ優雅なバルコニーとなっていて、当時流行した白タイルを用いた外装が特徴です。中央ホールは木製の大階段と一帯になった豪華で重工な大空間で、建物の中心です。晩餐会が開かれた旧大食堂やサロンなどにも当時の雰囲気が良く残されています。
玄関を飾るステンドグラスや、大理石の暖炉の彫刻には「丸に十の字」の島津家家紋が見られます。天井の繊細な浮き彫り彫刻なども見事です。」
東京都文化財ウィークのポストカードの解説より
では内観見学へ。

桜も見頃になっているのに、なぜにレトロ建築記事かというと、風邪を引いて出歩けないからです。布団に入る程酷くないけど、ちょっと買い出しに出たらヘロヘロになる程に呼吸が苦しい。辛い。ンで逃避で記事を書いてるのね。熱は下がったけど。今無理したら、来週桜を見歩けないので我慢してます。
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