Already 三丁目は夕日

徒然なるままの些細なブログ

墓を守るということ。。。

2014-05-13 22:39:28 | 日記
ちょっと更新はサボっていた。天気が良かったので、ほぼ二年ぶりに実家の墓掃除をした。普通は春彼岸の前にやるものであるが、こんな雪国は桜が咲いてからでなければ、綺麗にすることは出来ない。墓地といっても町内に住んでいる世帯数くらいの規模。数は少なく町内から出ていった人の墓もある。見渡して見ると、大体は御影石で美しい直方体の墓石なのだが、ウチだけは、センターが掘っている字が読めないくらい古く、両サイドは丈夫な石だけを置いている。この墓地は寺が管理しているのではなく、個人に貸借料を支払っている。借りているのだが、清掃はしてくれない。どういう経緯か知らないが、元はお寺があったが、跡継ぎがいなくて、檀家毎、同じ宗派の寺に吸収されたとか。その廃寺を購入した現在の持ち主が貸借料をとりはじめた。それも、昔からでなくここ10数年くらい前から。墓地がある世帯は「何を今更」って感じである。
ハード面から守るということも難しいが、一番難しいことは、血筋を守っていき、先祖を敬いつづける、っていうソフト面が難しいと思う。まだ両親は健在だが、生まれ育った場所を離れて過ごしている自分。自分が生きている間は、何とか守り続けたいとは思っているが、自分の子供の代以降についてはどうなのかわからない。
少子高齢化が進む日本では、切実な問題だろう。実際、地方で仕事がなくなり、首都圏で世帯を持つ人々が増えた時点で、進むであろうと予測はされていたはず。だとすれば、段階の世代が世を全うする時代が訪れた時、田舎、首都圏を問わず「墓を守る」という意識はどうなっているのであろうか。まぁ日本くらいかも知れないな、日常的に祖先、故人を敬い続けるという文化が浸透しているっていうところは。