はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

わたしが議員になれたのは・・・

2007-12-18 | 議会

2007年12月18日(火曜日)
今日の朝日新聞のリレーエッセー
「あしたは晴れ」の執筆は
今大地でした。

今回のエッセーに登場する元課長さんは
すでに、元部長さんになられ、
いまや、とある会社の取締役社長・・・

わたしを議員へと駆り立てた
あの当時の一言ことなど、
きっと憶えてはいらっしゃらないかも・・

言ったほうは憶えていなくても
言われたほうは、忘れないってことは
よくあること。

落ち込んだときなど、
え~い!なにくそ!
ってときに、初心に帰るための
ことばでもあります。

いまや座右の銘?

あのとき「市民のくせに」って
言われなかったら、
いまの議員のわたしは
いなかったかも・・・

というわけで、エッセーを
アップします。


★  ★  ★  ★  ★

【罵倒の言葉行動の原点】
2007年12月18日

「市民のくせに、なんでそんなこと知りたがるんや!」
「あんたら、好きで劇やっとるんやったら、
ボランティアでしとればええんや」「たかが趣味やろ」

1999年に敦賀港が開港100周年を迎えるのに合わせ、
市民劇団「いっかいこっきり」でも、
100周年記念の劇を上演したいと考えていた。
当時、劇団で制作を担当していたわたしは、
100周年に市民がイベントを行うための予算が
あるのかどうかを市役所に聞きに行った。

担当の課長からあびせかけられたことばに、
呆然となり言い返せなかった自分が情けなかった。
10年前ほど前の出来事だ。

ほどなくして、「情報公開制度」のことを
知る機会に恵まれた。
「市役所の仕事は市民の税金でまかなわれているのだから、
市役所の持っている情報はすべて市民のもの」
という講師の説明に目からうろこ! 
知りたがったわたしは正しかったんだ!

敦賀市情報公開条例の策定委員の市民公募にチャレンジし、
委員にもなった。
その策定委員会でも、
「あんたはただの市民。市民の代表なんかじゃないのよ。
勘違いしないでね」と、
団体を代表して入っている委員から言われた。

「わたしは市民」と胸をはって言うわたしを
受け入れない社会を変えたいと心から思った。
「はるみさんが、中池見を守りたいと思っているなら、
なぜ行動をおこさないの?」。
思っているだけでは何も変わらないよと
教えてくれた友人の言葉がよみがえった。

市民が市民のままでも、言いたいことを言えて、
ちゃんと対応する議会や市役所に変えるには、
自分がそこに飛び込んでいくしかない、
変えたいと思ったわたしが、
行動し変えていくしかないんだとあらためて思い知った。

わたしは、たったひとりで決意し議員を目指すことにした。
わたしを議員にかりたてたのは、「市民のくせに!」と
罵倒してくれた課長さんの言葉があったからこそ。
部長になられた元課長さんと、
議場でふたたび熱いバトルを繰り広げることになろうとは、
考えてもいなかったコロのお話です。
コメント
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