荒川家具 店主のブログ

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競争

2013-08-25 | 店主のひとり言

また近所に新しくコンビニができる。その近所で昔からパン屋を営んでいる店主がぼやいていたと言う。「うちの店はコンビニなんかできたら潰れちゃうよ・・・」 冗談交じりで話したと思うが内心本音というか、恐怖心、不安、または少しの希望、昔からのお客さんはそうは流れないだろう。うちは手作りで安心できる地元の食材を使っている。おまけなんかつけてサービスを良くすれば対抗できるかな。何より昔からの味を守ってきたし、地元のお客さんを大切にしてきた。
かたやコンビニは完全にその商圏のお客を取りに来ている。人口分布、交通量、周辺のお店を調べ出店する。昔のコンビニの食べ物はいまいちだったが、正直今はおいしいものが多い。だって頭のいい人が研究して情報を集め何度も試作して開発している。24時間開いてるし、食べ物以外にもATMはあるし、公共料金も払えるし、まさに便利。そのついでにパンや弁当も買う。いったいどうやって戦えばいいんだろう。
どこかのコンサルタントならこう言うかも知れない。「差別化をして個性を出せば小さな商店も生き残れる。自分にしか出来ないサービスを考えるべきだ」 けして若いとはいえない夫婦で営む商店にそんなことを求められるだろうか。
われわれはどうだろう。口では昔ながらのお店がなくなると寂しいとか地元の商店街を大切にしたいとか言うかもしれない。でも便利な所、品揃えがいい所、行きやすい所に行くだろう。それが悪いと言うことではない。誰だって便利がいいに決まっている。
当たり前だが、かりに大手企業が出店してその地域の商店街が衰退しても罰せられることはないし、非難されることもない。それが資本主義のルールだし経済の常識だ。
常に世の中は変わり、昔そこに何があったかという事は忘れ去られていく。

 

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