Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

Pain

2009-03-31 | Weblog
誰も知らない傷の痛みは
誰も知らない場所で癒すしかない

それは雲の裏側で
「痛い」と言えないならいっそ
雲の裏側をひっくり返して堂々と痛みに耐えよう

一人になりたいのに
一人になれないんだ

一人になりたくないのに
一人になってしまうんだ

それでも僕は
僕なんだ





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higher raise me up to love

2009-03-29 | Weblog
そこまでいくには何番線ホームに立っていればいいのか
僕の手帳に挟んだ君のメモを探している

高台の住宅地は皆同じ色をしていて
いつも夕暮れ時には
一斉に燃えるような茜色に染め上がるんだ

電車はその向こうの開けた場所を三両編成でガタゴト走って
僕は何両目に乗るかだいたい迷ってしまう

道の途中なのか線路の脇なのか
君のメモは
誰も見たことのない野花がきっとしまいこんでいるんだな

いつか君に会ったら
その花をそっとあげる

電車がきたら僕は左足を銀色の塊に掛けるんだ




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春先

2009-03-29 | Weblog
心の河を、流れに沿って追いかけて
削がれた夏の日を手繰り寄せて

大きな岩の上で
硝子のような空を見ていた

急に黙り込んだ僕は
日差しの中でこれから沢山の出会っていく人々や
長い長い遙かな道程を案じながら

始まったばかりの物語を
流れの中で迎えていた

蝉の声が河岸で響いて
僕の心は夏休みの真っ只中で
額にたっぷりと汗を滲ませていたと
春先の夜、何故か思い出している

あの時の僕は今の僕を見て
どんな言葉を掛けるのだろう?

『どんまい』

かな?




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花筏

2009-03-23 | Weblog
季節と季節の間に架かった橋の上で
君の姿探して

季節と季節の間に出来た川の上を
君に例えた花筏を

詠むために僕は飛び込んだ
入り江の色は
桜の花弁が描く万華鏡

僕の声は今どのあたりで
波に呑まれているのだろう?




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You

2009-03-18 | Weblog
あなたの瞳の中に
あの雲は流れていますか

あなたの掌の中に
消えることのない夢はありますか

あなたの見る景色の中に
僕の姿はありますか

あなたの望む世界に
金平糖のような星一つ、瞬いていますか







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