花火、ときどき牛

花火について、またときどき牛について

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[43] ありあわせ一本勝負 【花火】

2017-05-11 | 日記



天と雨。
空と桜と、大地と海を眺めた北海道から、きのう、帰ってきた。

北海道の桜の名所、静内二十間ロードと優駿さくらロードを訪ねるコース。
桜の咲き具合にくわえ、添乗員としては、ちょっと不安を抱えての出発だった。

というのは、ホテル。

お客さんが宿に望むものというのは、近年ものすごく画一化されていて、
ベッド(和室に布団は喜ばれない)、部屋にバスタブトイレ付は当たり前、
アメニティが一通りそろっている、というのが最低基準。
和室中心だった旅館も、ベッドを入れるところが増えてきている。

だから、ビジネスホテルから、高級なシティホテル、最近はやりのリゾートまで、
広さや設備の多寡はあっても、基本はほとんど同じつくりになっている。
外国人旅行客の増加も、きっとこれに拍車をかけているのだろう。

でも今回、2泊目に選んだホテルは、違った。
十勝川温泉の湯元富士ホテル。

和室中心。バスタブなしの部屋もあり。
ただし、温泉大浴場の泉質はバツグン!

日本では珍しい植物性モール温泉の十勝川温泉にあって、
この富士ホテルは、唯一の自家源泉で加水加温なし。
泉質がよすぎて、床がつるつるに滑って危険なほど。

私自身は豪華さを競う宿には食傷気味なこともあり、
昨年も泊まってお湯が気に入ったこの宿を、迷わず手配したのだけれど、
とはいえ、お客さんは大丈夫かな…と。

部屋に入り、お茶を淹れながら、手書きの宿の案内を読んだ。

気に入った理由が、お湯だけではなかったことに気づいた。

豪華さや個性を競っているようにみえて、実は没個性で、
「またこれですか」と思わされる宿が多いなか、
ここは、自分のなかの一番いいもの(源泉)を大切に掘りさげている。
その一点を強みに、その他はありあわせでよしとしている。

書くことも、きっと同じ。

自分のなかの核をうんと掘り下げる。
あとはありあわせで何とかするしかないのだろうと思う。


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