新井律子建築設計事務所のブログ
大阪・北浜で住宅の設計を中心に仕事をしています
 



今日は天神祭の宵宮。
事務所から天満宮に向かいます。ライオン橋まで行くと太鼓と鐘の音が聞こえてきます。

 

船渡御のどんどこ船「小若」と「木場」が橋の下を通過します。木津川沿いにあった木場で働いていた人たちが中心になって始めた「どんどこ船」。唯一の手漕ぎ船で、天神祭の間、中之島周辺から道頓堀まで太鼓と鐘と掛け声に合わせながら川面を自由に漕ぎ回ります。


1998年から天神祭に合わせて大阪天満宮の表大門にヨシで作った巨大な茅の輪が設置されています。

 
境内では軽快な地車囃子(だんじりばやし)にのって踊る「龍おどり」が・・・。 天神祭独特の踊りでその動きは特徴的で「蛇踊り」とも呼ばれています。 前傾姿勢で肩から指まで巧みに動かし、まるで龍や蛇が身をくねらせているようです。
鳳神輿(おおとりみこし)と玉神輿(たまみこし)の二基が飾られています。

本殿に「宝くじが当たりますように!」と手を合わせます。天神さんから「管轄が違う!」と一喝されそうです。
商店街でも御輿が・・・。お祭りを盛り上げます。

 
明日25日が本宮。午後3時30分より催太鼓を先頭に陸渡御列が大阪天満宮表門を出発。午後6時ごろには陸渡御を終えた一団が次々と船に乗り込み、船渡御列がスタート。菅原道真公の御神霊をお乗せした御鳳輦船(ゴホウレンセン)を中心に100艘を超える船団が大川を行きかう姿はまさに圧巻です。「天神祭奉納花火」では約4千発の花火が打ち上げられ、船渡御のハイライトシーンを演出します。

すでに準備が整っています。楽しみです。大阪が盛り上がるお祭りで、私もすこし浮かれています。



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 今回は、とんちで有名な一休和尚建立の臨済宗大徳寺派霊端山酬恩庵一休寺を訪れました。一休寺は別名“薪の一休寺”とも呼ばれ、周辺一帯が薪と呼ばれる地区名で、往古は八幡市男山の石清水八幡宮へ、神事の度に薪を献上した薪園があったことに由来します。  
  総門から梅雨時の瑞々しい緑の下、石畳み参道を抜け田邊宗一住職がお待ちいただく建物へ…。

 

ご住職から一休宗純禅師について語っていただきました。

 
修行時代の一休さん、放浪時代の一休さん、晩年の一休さん、大変人間味に溢れた方のようです。

 
  その後、心静かに座禅の体験に臨みました。坐禅とは心を調えることです。禅宗は私たちが本来持つ仏心を信じ、それを伝えることを目的とします。心を調えることによって仏心に気付き、それに立ち還ることが坐禅だそうです。警策で背をたたく音のみが響く、静寂の中で禅の心を体感しました。
  ご住職の案内で枯山水の方丈庭園・方丈へ。虎の衝立・一休禅師88歳の像、また酬恩庵と大徳寺の二つを住持する一休さんが乗られた興が、今も一休寺に残されています。これに乗って都への往き来をされていたのだそうです。

 
  一休寺納豆とお善哉をいただきましたが、あっさりと…大変に美味でした。


  一休寺は秋の楓の紅葉が華やかで有名ではありますが、梅雨時の瑞々しい緑もしっとりと心を落ち着かせる風情がありました。
  ご住職からのご案内として…
  「平成17年より1月最終日曜日を“一休善哉の日”として、その一年間の各人毎の誓いの言葉を奉納してもらっています。その一年間の自分自身の目標を新たにし、その言葉を持って生きて行く力づけにしようとするものです。そしてその後、一椀の善哉がふるまわれます。一人一人が誓った、善き行いの実現を後押しするためにです。
  一休禅師は1月1日生まれで、大徳寺の住職からお餅の入った小豆汁を御馳走になり、“善哉此汁(よきかなこのしる)”とおっしゃったことから善哉となった、と言われています。
  一休善哉の日は、各人の心に存在するエネルギーに僅かながらも灯りを灯し、21世紀の世界を地球の片隅から、より善き世に方向づけられれば、と始めることになりました。」と意義深いお話をいただきました。
  座禅を体感し、すがすがしい気持ちになれました。もう一度訪れたいお寺となりました。

一休寺 http://www.ikkyuji.org/

 
 



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