新井律子建築設計事務所のブログ
大阪・北浜で住宅の設計を中心に仕事をしています
 



3月4日、暮らし方研究会で 『豪農の屋敷に往時を偲ぶ…』をテーマに大西家住宅の見学会がありました。


玄関先には節句の桃の花がお出迎えです。
研究会代表理事から「会の説明と大西家との出会い」、私からはご相談を受けてから結論に至るまでの経緯を説明させていただきました。


ご当主の大西孝之介さんは「本家屋は明治20~30年代に高祖父・大西嘉兵衛が建築しました。昭和63年まで居住していましたが、それ以降は空き家の状態で、建物の一部を改築し蔵の取り壊しを経て今に至っています。栂材メインの普請で構造材や建築材は今や入手困難とさえ言われており、一部に古材を使用した小さな資料館を建築する予定です。」と計画を述べておられました。

弟さんの大西雄之介さんも「私たち兄弟の曾祖父は先進的な農業手法を取り入れたり、当時暴れ川であった神崎川の治水に努力を傾注したりと、村のために尽力した新進気鋭の人物であったようです。」と想いを述べられておられました。
残念ながらこの建物を調査された井上先生はご出張で、今回はお話をお伺いできませんでしたが、見学会前日には「大西家住宅主屋について」の調査資料を送っていただけました。

玄関土間に展示されていた「大正3年の家相図」については、研究会会員の南さんがその内容について詳しい概要を説明していただけました。

大西家の皆さんには見学会開催のために「明治17年一津屋村耕地詳細図」の展示など、ご家族ご親戚総動員で清掃や片付けを率先いただきました。心からお礼を申し上げます。
この豪農の屋敷の見学については、摂津市においても広く一般にもお声をかけられ、午前・午後の2部制で200人あまりの見学者をお迎えすることになりました。皆さん異口同音に「壊すのは、もったいない!」と叫んでおられましたが、解体直前の建物を見学し、当時の建築技法や往時の暮らしを偲ぶに十分な一日でした。



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