未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




「優勝者はビル・ゲイツに会える」コンテスト
http://hotwired.goo.ne.jp/news/business/story/20050525106.html

米マイクロソフト社は24日(米国時間)、ビル・ゲイツ会長と対面したり、豪華賞品がもらえるコンテスト『スタート・サムシング・アメージング・アワード』を実施すると発表した。『ウィンドウズ』を趣味や暮らしに生かした体験談を募集し、最も優れた5人を海外旅行などに招待する。

WindowsXP!!これなら、わたしにも使えるわ。

こう叫んで、迫り来る恐竜の危機から逃れた少女や、乗っ取られた宇宙船を制御システムから奪い返すために、[Cntrl]+[Alt]+[Delete] を2回叩いた宇宙飛行士の談話が受賞するだろう。

ファイルを「人質」にとる新種ウイルス
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20050525302.html

米ウェブセンス社などは23日(米国時間)、パソコンのデータを勝手に暗号化し、復元ソフトを売りつけるウイルス(トロイの木馬)が見つかったと発表した。特定のウェブサイトにアクセスするだけで感染するタイプで、代金として200ドルを要求する。『ウィンドウズ』が標的で、『Pgpcoder』と名付けられた。

コンピュータウィルスを単なる悪戯から、金儲けの手段にしようと画策している者がいるらしい。


「はい、サポートセンターです。」
「御社の暗号化ツールの“お験し版”をインストールしようとしてるんですが、“今すぐ全てのフォルダを『暗号化フォルダ』に変換しますか?”ってメッセージが出て、『NO』のボタンがないんですけれども・・・」
「そのまま『YES』を選択して下さい。」
「“C:ドライブにある全てのフォルダを、暗号化フォルダに変換中です・・・”
 “インストールに成功しました。『暗号化フォルダ』の中のファイルを使用するため
 には、正規登録が必要です。”・・・」
「正規登録なさいますか?」
「それって、詐欺じゃないですかっ!」
「いえ、お読みになられたと思いますが、その旨『使用許諾』に明記してあります。今でしたら、正規登録されたお客さまの中から抽選で3名さまに『弊社会長との対面のチャンスが当る』キャンペーン実施中です。」

 ・・・

「前にも当ったことがありますので、もう結構です。」

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2050年、人間は「不死身」に=脳の中身をPC保存
http://news.goo.ne.jp/news/jiji/kokusai/20050523/050522093207.qzaswo1p.html

【ロンドン22日】2050年、テクノロジーの発達により、人間の脳の持つ全情報をコンピューターにダウンロードすることが可能になり、肉体は滅びても人間の意識は永遠に残る―。
英国の著名な未来学者で通信大手BTの未来研究部門代表を務めるイアン・ピアソン氏がこんな大胆な予測を明らかにした。

この記事を読んで疑問に思うことがある。技術的可能性ではなく、仮にその技術が実現したとしても、その技術を利用したいというニーズがあるのか?という点である。

脳のダウンロードを決意し、機器に接続される。ダウンロード先で目覚めた自我は、今までの記憶を保持したまま、深遠なるネットの海の中で、永遠の生命を獲得する。

だが、本体の意識がダウンロード先に移ることはない。脳のダウンロードを決意し、機器に接続されるが、目覚めた時はまた、現実の世界に戻っている。本体の意識は常にこちら側にあるので、PCなりコンピュータのネットワークの中なりで、生き続けることはできない。

自分は向こうへは行けない。だが、自分の思想を引き継ぐ分身が後の世に影響を及ぼし続ける。

自己顕示欲の強いもの、死してもなお、社会に影響を与えつづけようと望むもの。そういったごく一部の者しか、この技術に興味を持たないのではないのか?

その一方で、愛する人のために、この技術の利用を決意する者もいるかもしれない。


「どうだった?」
「あと、持っても半年だそうだ。」
「・・・わたし、とても一人ではやって行けないわ。」
「そう言うだろうと思って、『脳ダウンロード』を行うことにしたよ。決して君に寂しい思いはさせない。」
「・・・」
「ネットに接続されているものになら、なんでもアクセスできるそうだよ。今の段階ではまだ、『たまに電話をしてあげる』ぐらいのことしかできそうもないけどね。」
「そんなことはないわ。今はネットから『お風呂を沸かし』たり、『エアコンのスイッチを入れ』たり、『冷蔵庫の中身をチェック』して、ネットで『食品の宅配』も頼めるのよ。」

 ・・・

「『落札料金の送金』や『テレビの録画予約』もできるしな。」

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『国際マスターベーション月間』に見るネットの影響力
http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20050518206.html

セックスは、今でもインターネットの普及を後押しする力の1つと言えるかもしれないが、ネット上のセックスは、必ずしも他の人と交わる行為ばかりではない。自分自身とコンピューターだけで完結することもある。
今月は『国際マスターベーション月間』なので、この絶好の機会に、自慰行為におけるハイテクの役割を考えてみたい。

考えてみた。

最近はどうも、休みの日であっても『コンピュータ』とか『インターネット』ばかりで運動不足だ。と、言うよりは、全く運動していない。極端な運動不足は、喫煙、飲酒以上に危険だ。この機会にジムに通うことにした。

「何か運動していますか?」
「いや、ここ10年くらい、マスターベーション以上に激しい運動をしたことがありません。」
「激しいんですか?」
「ええ、2キロぐらいあるものですから。」
「そんなに、長いんですか?」
「バカかよっ、お前わっ。妖怪ぢゃないんだからさっ!重さだよ、重さっ。」

 ・・・

「1ヶ月通ってみて、どうですか?」
「おかげさまで、最近は、『毎日マスターベーションして』も、会社を休まずに済むようになりました。」


謎のピアノマン…英で保護の男性、無言で見事な演奏
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/kokusai/20050519/20050518i517-yol.html?C=S

先月7日、英国南東部海岸のシアネスで、ブランドの黒いスーツを着てずぶぬれになっている金髪男性が保護された。20代か30代とみられる男性はおびえた様子で一言もしゃべらず、病院に収容された。しかし、紙を渡されるとグランドピアノの詳細な絵を描き、ピアノの前に連れていくと、チャイコフスキーの「白鳥の湖」からビートルズの「アクロス・ザ・ユニバース」まで、長時間にわたって見事に弾きこなしたという。

「どうです?身元分りました?」
「いや、『ピアノが上手い』とかならともかく、彼の『特技』は一般的すぎますね。」
「『実演中』の写真を公開してみては、いかがてすか?」
「それは、本人の了承を得るのが、難しいでしょうね。」
「そうですか。得意ワザが『マスターベーション』というだけでは、やはりムリですか。」
「ええ、『毎日しても大丈夫』というだけでは、得意技の部類には入りませんね。」
「では、映画化もムリですね。」

 ・・・

「タイトルは、どうするつもりだったんですか?」

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サイトの体裁を変えるFirefox拡張機能『グリースモンキー』
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20050518302.html

かつて「ホットロッド」と呼ばれる改造車で傍若無人に走り回る若者たちがいたが、これはその現代版と言えるかもしれない。『Firefox』(ファイアーフォックス)の一部のユーザーたちが、改造したブラウザーを使って、好き放題にウェブサイトに手を加えている。

「テレビとネットの融合」
これを旗印に繰り広げられた争いは、既に世間の関心を失ってしまった。

その将来像、具体的なビジョン、その結果として我々が手にするものは何か・・・
何一つ、我々に伝わって来るものは、なかった。

「こんなこともできる。」「あんなこともできる。」といった説明は、単に技術的な可能性の列挙に留まり、我々をワクワクさせ、その実現が早く望まれるようなものではなかった。

「インターネット」。便利な世の中になった。インターネットやメールのない世界は、もはや考えられない。だが、インターネットも、まだまだ万能ではない。

「ブログ」が登場し、自分のサイトを持つための敷居が低くなった。その結果として膨大なコンテンツが増殖し続けている。だが、これを有効に利用する術は、まだ現れていない。

ネットは広大であるばかりでなく、測り知れないほど深遠だ。人類はまだ、波打ち際でパシャパシャとはしゃいでいる程度に過ぎない。やがて誰かが冒険の旅に出て新天地を発見したり、助けたカメに連れられて、一挙に未知の領域に達してしまうかもしれない。


「見つかりました。2005年5月ですね。」
「定説よりは、ずっと早いな。確かか?」
「システムが拾い上げたのは一部のフレーズだけですが、この時代のブログは、日記としての機能しか持っていなかったと考えられていますので、間違いないでしょう。」
「前人未踏の『全ブログクロスサーチ』を実施した甲斐があったな。」
「ええ、となると、あの男の持ちかえったモノは、やはり、本物なのでしょうか?」
「たぶんな。しかし、どう見ても、『大きい方の玉手箱』だな、あれは。」

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小論文を自動で採点するソフト、その功罪
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20050517303.html

ミズーリ大学コロンビア校で教鞭をとるブレント教授の「社会学入門」コースを受講する学生たちは、教授みずから作成したソフトウェア『SAグレーダー』(SAGrader)に課題を提出している。このソフトは、同教授が学生に求めている論点を提出された小論文がどれだけ満たしているかを計算し、論旨の展開の良し悪しを分析する。
ものの数秒で、採点が学生たちに返ってくる。

この技術の根底には、全学生が電子媒体で小論文を提出できる環境が必要となる。

総務省の発表によると、国内のブログ利用者数が04年度末で延べ約335万人になり、06年末には倍増すると推定される。
http://www.asahi.com/national/update/0517/TKY200505170308.html

パソコンで文章を作成する。

今ではあたりまえになってしまったことであるが、一昔前、ワープロ専用機なるものがオフィスで幅を利かせていた時代には、「上司が手書きで作成した書類を、女子社員がワープロで清書する。」という作業形態が主流であった。

出来あがったプリントアウトを上司がチェックし、赤ペンで修正し、それをまた女子社員がワープロに打ち込む。という、果てしない消耗戦が繰り広げられていた。


「お先ぃ。残業?」
「部長が今日中にこれ、メールで送りたいんだって。」
「いまどき自分でメールもできないなんて、珍しいよね。」
「しかも、この原稿『縦書きの便箋に万年筆』だよ。」
「メール=手紙って、固定概念から離れられないのね。何なの、それ?」
「MBAだかの資格試験の小論文だってさ。これ、明らかに誤字だよね?」
「勝手に直すと後で機嫌悪いから、知らん振りしてそのまま出した方がいいよ。」
「こっちは、何て読むの?」
「あー、それは昔の字だから、変換できないね。何でもいーけど、いー加減ちゃんとした端末買って欲しいよね。」
「んー。流石に、ケータイで便箋5枚は、つらいワ。」

 ・・・

「じゃっ、そろそろヤバいから、帰るね。」
「デート?」
「いや、さっき専務が『硯』で『墨』摺りはじめたからね。」

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テレビ広告の効果を正確に測定する新プロジェクト
http://hotwired.goo.ne.jp/news/business/story/20050516105.html

サンフランシスコ発――広告主のコマーシャルがきちんと受け手に伝わっているかどうかを測定する新しい手法が、テストされようとしている。この調査を企画したマーケティング企業では、莫大な費用をかけ、驚くほど複雑な技術を導入して、広告の効果を測定する考えだ。

広告の効果を数値化するのは難しい。

新製品のCMをかけて売上が上がったとしても、本当にCMの効果なのか、単に目新しくて売れているだけなのか、誰にも分らない全く別の理由があるのかもしれない。

マックのCMを見て、たまにはハンバーガーが食べたくなり、近くのモスバーガーに行く人もいるだろう。


「データの解析、終わりました?」
「えぇ。今週末の3日間は『シェーク編』ばかり流したところ、シェークの売上が約3倍に上がりました。特に気候の変動もなかったので、CMの効果によるものと考えて問題なさそうです。」
「それは、凄いですね。売上はどうなんでしょう?」
「残念ながらこちらは、今のCMをかけ初めてから大きくダウンしてます。」
「実質的な値下げの影響では、ないのですか?」
「いえ、その分を考慮するまでもなく、顧客単価が大幅に下がっています。」
「原因の解析はできないのですか?」
「既にできています。と言うか、始めから懸念されてはいたんですが、『100円しか持ってこない』お客様が大幅に増加しているようです。」
「CMの効果って、凄いんですね。」
「ええ。」

 ・・・

「ビジネス街のランチタイムはどうです?少なくともも、一人あたり500円は行ってるはずですが。」
「こちらもダメですね。」
「解析は終わってるんでしょう?」
「ええ。ただ、データの解析だけではどうしても理由が分らなかったので、店舗に問い合わせてみたら、すぐに分りました。」
「・・・?」
「何故か、一人で来ているにもかかわらず、『財布は置いて』来るお客様が、後を経たないそうです。」

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血液から発電 東北大グループ、バイオ燃料電池開発
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20050512/K2005051202940.html

血液中の糖分を使って発電する燃料電池を東北大大学院工学研究科の西沢松彦教授らが開発したと、同大学が12日発表した。糖尿病患者の血糖値を測ってデータを無線で送る装置などへの応用が有望とされるほか、人工臓器の動力にも使える可能性があるという。


「やりましたっ!!ケータイ発見です!!」
「よし。早速、救助を呼んでくれ。」

 ・・・

「ダメです。バッテリー切れです。」
「じゃあ、この『血液燃料電池』を使おう。」
「何で、そんなもん持ってるんです?」
「一人、250ccずつ徴収な。」

 ・・・

「やりましたっ!!どんどんメッセージ受信してますっ!!」
「受信してどーすんだよ。送信しろ、送信っ!!」
「送信のし方が分らないんですよね。全部受信しないと、ダメなんじゃないですか?」
「いったい、どんくらい溜まってるの?」
「えーと、96年6月とかですね。」
「そんなもん、全部受信できないだろ。」
「『オハヨ!』とか『ゲンキ?』とかばっかだから、結構早いかもしれませんよ。」

 ・・・

「あれっ?これ、まさか、お前が飲んだのかっ!?」
「すみません、一本しか見つからなかったもんで。」
「全部飲んだのかよっ!!」
「いや、その、自分、低血圧だから、血糖値上げようと思って。」
「血糖値上げるまでもなく、ジュースがあるなら、そのまま注入すりゃ良かったんだよっ。」
「じゃ、おしっこでもいーんですか?」
「電極がアンモニアに弱いんだよ。残りの血、全部お前の使うからな。」

 ・・・

「そろそろ、1リットルぐらい行ってませんか?」

 ・・・

「あー、最後のメッセージ受信できました。」
「本当に最後?」
「ええ。『サービスシュウリウノオシラセ』ですって。」

 ・・・

「ずっと気になってたんだけどさ。それ、『ポケベル』だろ。」

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MITで『タイムトラベラー会議』開催
http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20050510206.html

MITで開催されたこの会議は、時間旅行者を特定の場所に、おおよそ指定した時間に呼び寄せようとする公開イベントで、今年で2回目になる。このイベントに先立ち、3月に『デスティネーション・デイ・ビューロー』というオーストラリアのグループがオーストラリアのパースの公共広場に銘板(写真)を据え付け、時間旅行者に歓迎の挨拶を送った。

時間旅行は可能か?

この可能性は、科学というよりは論理学的な考察により、否定されている。

「将来タイムマシンが発明されるなら、既に現在にも来ているはずだ。」
「もし、過去に戻って、タイムマシンの発明者を殺害したら、どうなるのか。」

私は、もし過去へのタイムトラベルが可能であるならば、彼が過去に降り立った時点から、世界が別の時間軸へと枝分かれして行くのでないか。と、思っている。

過去で数時間を過ごした後に、彼が現在に帰還したとしても、彼の辿り着くのは別の時間軸上の、現在とは全く別の世界に違いない。

運が良ければ、ちゃんと家族が出迎えてくれるであろう。子供の名前がちょっと変わっている程度で済めばラッキーだ。

一方、未来に旅行する場合には、論理学的矛盾は発生しない。将来、未来へのタイムトラベルが可能になるかも知れない。

だが、メリットはあまりなさそうだ。

唯一の実用的な使い道は、現在の医療技術では助からない人が、将来の医学の発展を期待して、未来へ肉体を預けることだ。死体を冷凍保存するという技術が、既にビジネスとして提供されている。


「27世紀へようこそ!!」
「もう、着いたんですか?」
「ええ。早速ですが、お客さまは末期の肺癌の治療をご希望されていましたね。」
「ええ。治るんでしょうか?」
「残念ながら、現在の医療技術では、まだそこまで達しておりません。ご契約の延長を望まれますか?」
「しかたありませんね。お願いします。」
「では、あと500年の旅の旅費として、500万ドル必要です。こちらへ、サインをお願いします。」
「その前に、ちょと外が見てみたいんですが。」
「申し訳ありません。時間旅行局の指導により、トランジットのお客さまには、外部の景色は元より、テレビ、雑誌など、一切お見せできない決まりになっております。」
「本当に、今は、27世紀なんでしょうね。」
「ええ、私が保証致します。」
「その、SF映画に出てくるような銀色の繋ぎの服がウソっぽく見えるのは、600年の旅の疲れのせいだけなんでしょうか?」

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スピルバーグ監督とフィリップ・K・ディックがSF殿堂入り
http://news.goo.ne.jp/news/reuters/geino/20050507/JAPAN-176474.html

また、映画「ブレードランナー」「トータル・リコール」などの原作者として知られるディックは、アイザック・アシモフやジュール・ベルヌなどに続いて、SF殿堂入り作家の仲間入りを果たした。

『フィリップ・K・ディック』

記事のタイトル以外にも、「マイノリティ・リポート」「ペイチェック」などが映画化されている。

そして来年「スキャナー・ダークリー」が公開される。

主演はキアヌ・リーブス。原作邦題は「暗闇のスキャナー」だ。

「コンスタンティン」のことではないので注意だ。ここで、予告が見られる。
http://movies.yahoo.com/feature/ascannerdarkly.html

かなり斬新な映像だ。いや、ここまで来ると、実験的と言うべきであろう。全編この調子であれば、2時間持たないのでは?と、心配になる。

『フィリップ・K・ディック』

日本では知名度が今一つだ。だが「好きな人はもの凄く好き」という手合いの作家である。私もその一人だ。

初めての方には短編集をお勧めする。
「パーキー・パットの日々」「時間飛行士へのささやかな贈物」
あたりから読んでみよう。街の本屋さんでも、結構扱っている。

『アンドロイドは、電気羊の夢を見るか?』

200年ぐらい経てば、長年彼を悩ませ続けた疑問に、答えが得られるかもしれない。

「結果出ました?」
「見たことがない:93%、見たことがある:7%」
「生身の人間は、生身の羊の夢を見たんでしょうかね。」
「さぁな。今となっては、知る術がないな。」

もし、あなたが「ドリー」の夢を見たなら、自分がクローン人間である可能性を、ちょっとは疑った方が良いかもしれない。

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GWももう終わりだ。私のブログは土日に休むことが多い。
「休みの日ぐらいパソコンから離れたい。」という理由からではない。
IT関連のニュースが、休みの日には更新されないからだ。

「HOTWIRED」では長期の休みになると、アクセス数が多かった記事を再編集して特集する。今回は「科学ニュース特集」として、以下の記事がセレクトされた。

◆ツタンカーメン王のミイラをCTスキャンで調査
◆「エイズに免疫を持つ人々」の遺伝的特性が明らかに
◆進化する「脳-コンピューター直結インターフェース」
◆「奇跡の年」から100年、アインシュタインの業績を振り返る
◆宇宙の「隠れた」物質を発見、「暗黒物質」解明の手がかりに
◆身体と融合する「バイオハイブリッド」義肢
◆100年ぶりに変わるか? 「キログラム」の定義

タイトルをざっと見ると大きな傾向が見える。

「古代の王の健康診断」「病気への高い抵抗力」などの研究により、肉体の不滅性を模索する一方、「人体のサイボーグ化」により、肉体を機械に置き換えて、永遠の生命を維持する研究も盛んだ。

永遠の肉体を手に入れて、人類は何をしようとしているのか。

アインシュタインが重力方程式の「辻褄合わせ」として導入した、あくまでも抽象的な値であった『宇宙項』が、最新の観測結果から『宇宙定数』として現実的な意味を与えられ、「暗黒物質の観測」という形で物質化を遂げる。

人類は科学の力により、抽象的な概念でさえ、物質化してしまうのだ。

「身体のほぼ全てを義体換装、生身の部分も遺伝子操作により、あらゆる疾患からガードされます。今後3000年間、あなたの体は外部からの影響を全く受けなくなるでしょう。」
「その代償として、私が行わなければならない仕事というのは、本当に『誰にでもできる簡単な仕事』なのですか?」
「ええ。ですが、今後の科学の発展にとって、非常に重要な役割です。あなたがこれから100年間行う『国際キログラム原器』という仕事は。」

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「最も美しいミイラ」、エジプトで発掘
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/kokusai/20050504/K2005050302310.html

発表によると、ミイラは金のマスクをつけ、身体部の覆いには、スカラベ(フンコロガシ)や羽を広げた女神など様々な絵が色鮮やかに描かれている。

『女神』という言葉がある。女性の神様だ。その一方『男神』という言葉はない。
一般的に職業や役職などで、男が中心の社会では、ディフォルトが男であり、女性がその地位に就いた時に、『女』を頭に付ける傾向にある。「女医」「女優」「女教師」。逆に、女性が主体である職業の場合、最後に『婦』を付ける。「看護婦」「家政婦」。男女雇用機会均等法の影響により、「看護師」「家政師」などと、呼び改める傾向にある。
そもそも「看護士」という言葉があったが『士』が男性を現わす漢字であるため、「師」に改めたものと考えられる。では、近年になって発生した職業についてはどうであろうか。「弁護士」「消防士」などだ。これらを、「弁護師」「消防師」などとは、表記しない。サスペンスドラマなどでは「女弁護士」と表記することもあるが、一般的ではない。

さて、「ミイラ男」という言葉がある。これは総称ではなく、特定の個人を現わす名称だ。「ミイラ男」が何人もいるとも考えられないので、何千年の時を経て生き返った一個体について捧げられた呼称だ。微妙なのが「雪男」だ。雪山で目撃された大型類人猿の総称と考えられるが、一固体に付けられた呼称とも考えられる。漠然と「どれも同一人物」との考えが働いているようだ。「雪男」が種に与えられた名称であるならば、当然メスもいるはずだ。しかし「雪女」は、また別種の生物の呼称として使用されている。

そもそも「雪男」がオスである確証はない。「ミイラ男」についても、全身が包帯で覆われているため、視認情報だけからは、性別の判断ができないはずだ。

古代エジプトの民は、偉人をミイラにすることにより、永遠の命を与えようとした。現代の人類は、全く別の手段により、永遠の命を手に入れようとしている。


「おまえさ、カップ麺とかばっかじゃ、体に悪いよ。」
「ちゃんと、サプリとか摂ってますから。」
「いや、色々なものを食べなきゃいけないのは、『必要な物質が不足するのを防ぐ』ことと、もう一つ『害をなす物質が蓄積されるのを防ぐ』ことも、重要なんだよ。」
「いろいろな添加物とか入ってるからですか?」
「そーだよ。いくら加工してあるからと言って、何ヶ月も前に作ったものが食べられるってのは、オカシイと思わない?」
「でも、一つだけ、良いことがあるらしいですよ。」
「・・・?」
「最近の人は、死んでも死体が腐らない。らしいです。」

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