ヤマトさん、値上げ報道に思う…

今朝の日経新聞の一面。

ヤマト、値上げ

と大々的に報道されていました。

ネット通販の拡大に伴って、ヤマト運輸の業務も拡大。

しかし、業務拡大はするものの、人手不足や労働環境の問題と相まって、

利益はまったく出ておらず、やればやるほど収益を圧迫しているようです。

この問題、先日、NHKでも取り上げられていました。

一企業の問題をNHKがわざわざ取り上げるのですから、

背後にはもっと切迫した問題があるのではないかと思います。

ネット通販、私も大変よく利用しています。

本当に便利になったものです。

でも、再配達など、配達員さんの負担はそれ相当以上であることは間違いないですよね。

いくら顧客だからと大手通販会社の言いなりになっていては、

ヤマト運輸さんが会社として立ち行かなくなっていきます。

しかるべきサービスを受けるにはしかるべき料金を負担するのは経済の当然の原理だと思います。

ここ数年のデフレ傾向から、それなりのサービスを安い価格で受けることを

皆が慣れ、当然と思ってしまっているのではないでしょうか？？？

それが、「無形のサービス」であればあるほど、その傾向が強いように思います。

そういえば…。

私たち税理士も「無形のサービス」ですよねぇ…。

業務の中で、「それくらい教えてよ」とか「それくらいやってよ」的なことが、たまににあります。

特にこの確定申告の時期は、電話で「教えてください」ということがあります。

もちろん、一般的なことは無料でその場でお伝えしています。

でも、ことによっては、「それくらい」ではないこともあるのです…。

私たちが税金のプロが簡単に答えることも

「それなりのこと」、または、「それ相当以上のこと」もあるのです。