千葉県松戸市・新井税理士事務所のブログ

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税理士試験、受験人数の減少

2013-12-29 13:38:54 | 税理士試験
私は月に一度、関係先様に向けて事務所だよりを発行しています。

新年号を作成している最中です。

そのネタ探しに「Tabisland」というサイトを参考にしているのですが、
そこで気になる記事を発見しました。

「税理士試験受験者数の減少傾向が顕著に」

受験者数は平成23年に5万人を割り込んでから
毎年数千人単位で減っているのです。

そして、記事の最後に…。

「業際を巡る税理士会と公認会計士協会の長きにわたる軋轢が続く中で、
それぞれの職業の魅力が薄れてきているのかもしれない。」

とありました。

税理士資格の付与について、双方の立場から
ここ数年にわたって議論がされていたのは事実です。

このことに関して、日経新聞の広告に双方の意見広告が載っていましたが、
正直なところ、一般の方からするとどうでもいいような感じに取れました。

でも、資格付与の問題が直接的に受験者数に影響するとは私は思いません。

ただし…。

「職業として魅力」についてはどうなんでしょうか…。

資格をとっても食べていけない、と言われてしまえば若い人は躊躇してしまうかもしれません。

私が税理士資格を目指そうと思った約20年前から同じことが言われていました。

実際、他人から依頼を受けるのに資格を取っただけでどうにもなりません。

士業は自分自身が商品です。
資格を取ってからが本当の意味でのスタートとなるのは間違いありません。

努力は試験に合格したらおしまい、というわけではありません。
毎年変わる税制や世の中の動きに敏感に対応していかなくてはなりません。

そういう環境が税理士という仕事の魅力を損なっているのでしょうか???

いやいや、そういうことではないと思います。

実際にこの業界で自分の看板を掲げてから、
私はこれでよいという終わりのないなんと奥深い職業だろうかと
仕事の面白さを体感しています。

合格するのは大変ですが、
合格後の世界は自分次第で無限大に広がります。

もちろん楽なことばかりではありませんが…。

若い人に魅力のある職業として、税理士という仕事をアピールしていくこと。
これからの会務活動に必要なことではないかと思います。

税理士に限らず、若い人たちに夢と希望を!
そんな社会の実現のために大人が頑張らなくてはなりませんね。
コメント
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