千葉県松戸市・新井税理士事務所のブログ

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国会は閉幕しましたが…

2012-09-08 15:07:25 | 税理士
国会が閉幕しました。

法案の成立率が最も低かったそうです。

赤字国債発行法案

は廃案に…。

その結果、地方交付税の交付が抑制されるそうです。

私たちの生活に影響が出てくる「可能性」があります。

昨晩から今朝の報道番組では、

赤字国債発行以外の方法があるのにそれをやらない民主党の責任

三党合意をしたにもかかわらず内閣不信任案を可決させ国会を止めた自民党の責任

などなど、が取り上げられておりました。

国民の生活をほったらかしで

選挙の顔

のことばかり熱心では、

もはや政治はまったく庶民とはかけ離れた世界になってしまった

と思う人も多いことでしょう…。

今朝の報道番組で私の印象に残ったのは…、

女性の教授が

増税だけ政治生命をかけている与党はいかがなものか

と発言したのに対し、現与党の元官房長官が薄ら笑みを浮かべながら

学問をされている方がそのような偏った言い方をしてはダメだ

この3年前に進んだ項目もあるのでそのてんにふれないとはいかがものか…

と、言い放ち、その横で自民党の元総理大臣がしたり顔をしていた、

と、いう場面です。

確かに増税をしなければ国家の財政破たんの危機がどんどん迫っていくことでしょう。

しかし…。

政治家や公務員が身を切る

という公約があまりにも後手すぎませんかねぇ…。

さらに、この3年間で前に進んだ項目って何でしょうか?

高速道路無料化、子供手当、といった目玉政策はすべて頓挫…。

年少扶養控除の廃止だけが残ってしまい庶民の負担は増える一方です。

その間に「東日本大震災」という自然災害が起き、

財政のやりくりは政権発足当時よりも厳しいのでしょうが、

それにしても説明があまりにも足りなすぎると思います。

さらには、普天間問題、最近の領土問題などなど、

外交は悪化するばかり…。

この女性の教授が、「増税ばかり本気になって」という声は

国民の本当の声だと思います。

学者だからもっと大局的な発言を…、

というのは政治家のエゴだと思うのです。

国家運営は確かに大変難しいことでしょう。

誰にでもできることではありません。

だからこそ、私たちの一票で選ばれた偉い政治家先生たちには

もっともっと「私たちの声」に耳を傾けてもらいたいと思います。

自分の腕一本で頑張る中小企業の社長たちを一番間近で見ている税理士として、

政局ではなく政治を政治家先生たちに行っていただきたいと切に願います。
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