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尺蠖

2017-06-02 09:12:52 | 日記
尺蠖

尺蠖の取り逃がしたる虚空かな   加藤楸邨
尺蠖や自衛隊から軍隊へ         拙

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Unknown (Unknown)
2017-06-07 13:59:50
尺蠖の取り逃がしたる虚空かな 加藤楸邨

 指で尺を取るように屈伸しながら進むこの虫の姿には微笑ましいものがある。楸邨句の『取り逃がしたる虚空』をどのように考えるか。読者によっていろいろな取りようがあろう。枝の先まで登りきった尺蠖は次の一歩を進めようとしてむなしく空を切る。実際の光景を見たことはないが、そんな場合しばらくじっと考えこむような恰をして静止しているのではないかと思う。 尺蠖が登って行けなかった所には虚空が広がっているのだ。これは楸邨の句だから人間の営為の儚さを感じさされるような気がする。

   尺蠖や自衛隊から軍隊へ  阿部

 楸邨句から儚さという感じを受けたのに対して、阿部句からは皮肉な社会性というものを感じるのである。政府が進めている憲法改正によって現在の自衛隊の機能が変わってくることを詠っているのだと思う。長年かけて着々と進めてきた政策を尺蠖の歩みに喩えているのが面白い。
有難うございました。 (阿部)
2017-06-07 23:36:25
願船さん
うれしいコメントを有難うございました。
戦争経験者には再軍備賛成の方々は少ないと思います。二度と悲惨な暮らしを経験せぬように、子孫にもそんな思い胃をさせたくないと思っているかたでしょう。
狂人によって地球絶滅の危機を抱えている現在 本当に軍備で身の安全を守れるのでしょうか。はなはだ疑問です。

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