アラフィフ女のないない日記

独身、財産なし、家族なし。ないないずくしの待ったなし、の50代のホンネを書いてゆきます。

大河ドラマ「八重の桜」感想

2013-01-27 12:50:51 | Weblog
2回分を見た限りでは気に入っている。
大根役者はいないし、オープニングのCGは控えめだし、脚本もなかなかいい。

以下、思いつくままにコメントを(敬称略)。

キャスティングでは、長谷川博己と綾野剛が私の目玉だった。
綾野さんは、稲森いずみ演じる照姫さまとの声に出せぬ想いが、風情があってたまらなくよい。
長谷川さんは、役の闊達さがあまり合ってないかも。
もっと、屈託している悩める男のほうが長谷川さんには合うと思う。

「今回は大物俳優の序盤の主役がいないなぁ」と思っていたら、ダークホースが。
山本覚馬役の西島秀俊さん。
「あすなろ白書」や「純情きらり」で、好きな俳優ではあったが、線が細い印象だった。
今回の山本覚馬役は、八重の兄であり、会津藩の俊才という準主役にもなりうる役どころ。
調べてみたら、山本覚馬は「時代」と「日本」を的確にとらえて働いた、かなりの人物だったらしいので、これからの活躍も期待できそうである。

主役の綾瀬はるかは、期待どおり。
好奇心と芯は強いが、嫌味を感じさせない地方の中流武士の娘八重を演じている(会津弁はうまくない?)。
「JIN」の咲さんとキャラが重なるのではないかと心配していたが、杞憂だった。
オープニングの映像は彼女が中心に作られているが、たおやかな日本女性が表現されていて本当に美しい。

OP曲は、坂本龍一だが、悪くはないが良くもなかった。
ファンであるだけにちょっと、がっかりだったかな・・・。

ここまでのストーリーでは、会津と江戸の「時差」で覚馬が悩んでいるが、これから明治維新の負け組である会津と江戸、勝ち組の薩長と京都が入り乱れた展開となってゆくはずだ。
当時、負け組となってしまった会津や、女性がどのように考え生き抜いたか、興味深い。

今回、丁寧な映像つくりをねらい、カメラは映画用のものを2台しか使っていないそうだ(通常はTV用のものを5,6台使うらしい)。
丁寧さは十分伝わってくる。
違和感のあるセリフや展開、演技も今のところない。

地に足がついた作りで安心して大河ドラマを楽しめている。
どうか、このままのスタンスで進んでほしい。



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