ようこそのお運びで。
あつく御礼申し上げます。
本日の夕方から、水族館4Fのとある水槽が、
ごらんのとおり、作業中の札がかかっております。
実は、明日からこの水槽で、とある生物が展示されます。
その生物は、
じゃーん。
その名も、「コガタブチサンショウウオ」と「ヒダサンショウウオ」です。
ずいぶん前からバックヤードにて飼育していて、
早く展示したかったのですが、色々あってようやくお目見えとなりました。
ちなみに、上の写真だと金色の模様がヒダ。
銀色(白)の模様の少し小さい体をしているのがコガタブチ。
サンショウウオを同定するにあたり、体の色模様は同じ種でもさまざまなので、
それだけで見分けるのは、ちょっと怪しいのですが、少なくともこの水槽では、
上記で見分けられます。
色だけに色々あるんですね。 ← 言わない方が良いのは百も承知でございます。
ちなみに、同じヒダでも、模様がこんなに違いますよ。
うっ、美しい・・・。
かっ、かわいい・・・。
ちなみにコガタブチは、山でもそうそう出会えませんよ。必見です。
私もなかなか彼らに出会えなくて、大変苦労しました。
私が、岐阜の両生爬虫類の師匠と仰ぐ、あるお方から、
「岐阜のブチはそんなに甘くありません。」
という、有難いお言葉を頂戴したことが昨日のことのように思い出されます。
さて、ようやく展示できて、思い出にひたりホッ一息、
とはいかないのがサンショウウオの展示。
今は上の写真のように、たくさんの個体が見えていますが、
明日の朝には、思いもよらないところに隠れてしまい、
まったく見えないなんてこともあるのです。
ていうか、たぶんそうなります。
まだまだ油断できません!
<どこに隠れようかなーっと・・・>
たがみ