コロコロコロール通信

南洋の小さな島に暮らす家族の日記

Palauan Beauty

2015-10-11 22:47:34 | パラオ文化

ンガス(ベビーシャワー)があるという。知り合いのおばあさんが「一緒に行きましょう。」と誘ってくれた。聞けば息子と同年代の私も良く知ってる女の子だった。え~、彼女がベビーシャワー。。 パラオでは第一子の赤ちゃんが生まれると産後の母体を数日に渡り薬湯でケアするオムスウルと、最後にお母さんになった女性が伝統衣装を身に着け、集まった親戚や友人の前に表れみんなでお祝いするというンガスという習慣がある。赤ちゃんというよりも完全にお母さんが主役のお祭りだ。髪飾りの種類や腰ミノの色はファミリーによって決まっている。彼女の髪飾りは白尾ネッタイチョウの羽根だ。体に塗っているウコンとココナツオイルを混ぜたものは肌をきれいに見せるのと同時に実際妊娠線を消す効果もあるらしい。女性が主役の習慣に集まってくるのは女性ばかり。男は力仕事と会場セッティングをして、あとは遠くからこそっと眺めている。お昼前ぐらいから集まって、弁当を食べておしゃべりをして、歌に合わせて踊ったりしながら主役の登場を待つ。あー、おなかもいっぱいだし、何回か踊って大笑いしたし、汗もかいたなあ、と思った頃、いよいよ主役の登場だ。うっわ~!!きれ~!!! なんとなんと、まさしく光輝いている。あの子がねえ。こんなキレイになって、それももうお母さん。感動すると同時にいったい自分はどういう年代になったんだ?と混乱する。ともするとあの衣装に髪飾り、自分もつけてみたいなあ、などとぼんやり想像したりするけれど、いやいやもうとうの昔にそっち側ではないのだ。この現実を受け入れなければならない。(笑)

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