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アートネタなど日々のあれこれ

超・日本刀入門

2017-03-29 23:41:12 | 美術
静嘉堂文庫美術館で「超・日本刀入門〜名刀でわかる・名刀で知る〜」を見てきました。(この展覧会は既に終了しています。)

不肖わたくし、静嘉堂文庫美術館に行くのは、か〜な〜り、久しぶりでした。かといって、わたくし刀剣マニアというわけではありません。というか、刀剣は書と並んで苦手なジャンル。どこをどう見ていいのかよくわからないんですよね。書の方はいろいろな展覧会が開かれていますが、刀剣単独の展覧会ってあまり記憶がない・・・おまけに超・入門とあれば苦手意識を克服するいい機会かも、と思って行ってみました。いいタイミングで思わぬところから招待券もゲットしたし、「ぶらぶら美術館」で予習もしたし。鑑賞のポイントは「姿」「地鉄」「刃文」らしい・・・。

この展覧会、タイトルにいつわりなし、の実に懇切丁寧な展覧会でした。簡単なパンフレットもついてくるのですが、これも私のような右も左もわからない・・・というか、太刀と刀の違いもわからないような初心者には実にありがたかったです。見どころは「刃文」「肌」「造り込み」「沸と匂」ということを何となく頭にインプットしてからいざ、会場へ・・・。

刀剣の展示は「長船長光太刀」から。国宝「手掻包永太刀」もガン見してきましたとも。素人目にも雄渾な風情のある太刀です。この展覧会には静嘉堂所蔵の国宝・重文の刀剣9件がすべて出ています。いずれも名品揃いということで、素人ながら、その美しさと迫力は感じとることができます。そう、姿として美しいのですよね。とはいえ、このうちには実際に生き血を吸ったものもあるのかもしれない、と思うと少々複雑な気分にもなりますが・・・。あと、戦国武将の所有の刀も展示されていました。刀装小道具もいくつか。今回「平治物語絵巻 信西巻」も出ていました。展示替えがあるのですが、私が行った日は信西の生首が、これでもか、というくらい出てくるところでした。メインの展示品との兼ね合いを考えるとちょっと怖くもなり・・・(爆)。

そんなわけで、ちょっとだけ刀剣のことを「わかったような」気にさせてくれる展覧会でした。それにしても、刀剣のことにはとんと興味がなかった私が、御招待券をもらったとはいえ、何年も訪れていなかった美術館に足を運ぶことになるというのは、ひとえに企画者の熱意の賜物なのだと思います。その熱意は解説にもあらわれていました・・・呪文のような説明も押型とセットでわかりやすく解説されていたし、キャプションにも気合入ってたし。人の「わかったような気になりたい」欲求に訴えかけることも大事、そして、わかりやすくするならばとことんわかりやすく、そんな企画の極意も見てしまったような気もする展覧会なのでした。
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