別の病気との鑑別を

パーキンソン病は高齢になるほど増えてくる病気ですが、40歳以下で発症する若年性パーキンソン病もあります。高齢で発症する場合とは違った特徴があるので注意が必要です。

◆パーキンソン病は、ふるえ(振戦)や筋肉のこわばり、動作が緩慢になる、転びやすくなるなどの運動症状が現れる病気です。脳内の神経伝達物質・ドーパミンの減少が原因ですが、なぜこのような現象が起きるのかは、はっきりわかっていません。

◆発症頻度は1000人に1人から1.5人程度で、60歳以上では100人に約1人の割合。決して珍しい病気とはいえず、高齢になるほど増えてきます。なかには40歳以下で発症する場合もあり、「若年性パーキンソン病」と呼ばれています。

◆若年性パーキンソン病は、高齢になってから発症する場合と、症状の現れ方が少し異なります。静止した状態のときに起こるふるえや、姿勢を保つことが難しくなるために起こる転倒は、パーキンソン病の典型的な症状とされていますが、若年で発症した場合はあまり多くありません。

◆若年性パーキンソン病に多くみられる症状は、表情が乏しくなる(仮面様顔貌)、動作がゆっくりになる、においに鈍感になるなど。便秘や摂食障害などの自律神経症状やうつなどの精神症状もみられますが、いずれもパーキンソン病に特有の症状ではないため、精神疾患など別の病気と間違えられやすい傾向があります。

▽▼▽若年性パーキンソン病の治療法 など▽▼▽

(監修:寺本神経内科クリニック院長 寺本純)