4月に入り、ようやく春めいた季節となっていますが、今年の春の天気はいつもと違っている点がいくつかあります。

【図1】つくばのUVインデックス(旬ごとの最大値)

【図2】モンゴルの砂嵐の発生回数

【図2】モンゴルの砂嵐の発生回数


◆いつもと違う春(福岡で今日やっと20度以上)

①気温の上昇ゆっくり
今年の春は気温の上昇が例年よりゆっくりです。今日(4日)は福岡市でようやく今年初めて、最高気温が20度以上となりましたが、初の20度以上が4月にずれこむのは12年ぶりのことでした。また、この時期、関東ではそろそろ初夏の陽気となる日もでてくる頃です。関東で、その年に初めて、最高気温が25度以上の夏日となるのは例年では4月4日頃です。今年は今日までに関東では夏日地点は観測されておらず、例年より遅くなりそうです。
②紫外線が弱い
気温の上がり方が鈍いだけでなく、紫外線も弱くなっています。上の図1はつくばの旬ごとのUVIの最大値をグラフにしたものです。例年、この時期は紫外線が強まり始める頃ですが、今年は強いレベルにも達していないことが分かります。
黄砂の飛来なし
日本で黄砂が最も多く観測されるのは、3月から5月にかけてです。ただ、今年はこれまでに一度も観測されていません。理由の一つとしては上の図2の通り、発生源の砂嵐が少なかったことが考えられます。黄砂は昨年5月8日に観測されてから、今日で331日間、観測されていないことになります。この先、数日間に大陸では黄砂が予想されていますが、日本への飛来は予想されておらず、このまま観測がないと、1967年の統計開始以来、黄砂の飛来がない期間が最長記録に並ぶことになります。


◆初夏は?梅雨は?夏はどうなる?

では、この先はどうでしょうか?最新の長期予報によると、5月の気温は全国的に平年並みか高く、初夏の陽気の日が多くなるでしょう。関東以西では日中は半袖で過ごせる日も増えてきそうです。
夏(6月から8月にかけて)は全国的に平年より気温が高い予想です。梅雨時は例年の梅雨同様、曇りや雨の日が多いうえに、気温は高めで、ムシムシする日が多くなるでしょう。その後は日本付近は太平洋高気圧に覆われやすくなる見込みです。平年以上に夏空が広がりやすく、ジリジリと強い日差しが照りつけ、紫外線対策がかかせない日が多くなるでしょう。気温は高い予想で、猛暑となる可能性あり、熱中症対策もかかせない夏となりそうです。

【図3】暖候期予報をもとに作成

【図3】暖候期予報をもとに作成