トヨタの高級自動車ブランド・レクサス。中国で販売されるレクサスはすべて日本で生産された輸入品だ。それゆえ、中国の自動車好きネットユーザーの間では「レクサスが中国で生産する日が来るか」という議論がしばしば起きる。中国メディア・今日頭条は12日、「レクサスが国産化しないのは、中国を見下しているからか」とする記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)teddyleung/123RF) 

写真拡大

 トヨタの高級自動車ブランド・レクサス。中国で販売されるレクサスはすべて日本で生産された輸入品だ。それゆえ、中国の自動車好きネットユーザーの間では「レクサスが中国で生産する日が来るか」という議論がしばしば起きる。中国メディア・今日頭条は12日、「レクサスが国産化しないのは、中国を見下しているからか」とする記事を掲載した。

 記事は、他の高級車メーカーと一線を画し、レクサスが現在に至るまで中国での生産に踏み切らない理由について3つの点から論じている。まず、レクサスの中国法人幹部が以前、「現地生産をしたらレクサスの販売台数が倍になるというほど、中国市場は簡単ではない」と語ったことを紹介するとともに、昨年の中国市場販売台数が10万台を突破しており、レクサスが「中国では十分売れている」という認識を持っているとの見方を示した。

 続いて「レクサスが求める最終目標は、販売台数ではない」と説明。一般的に自動車の現地生産化の直接的な目的は価格を下げて消費者にクルマを買ってもらうことであるが、現在のレクサス製品の定価はライバルと変わらないか、低い水準にあるため、「そもそも、さらに価格を引き下げるための現地生産化は必要ないのである」とした。

 さらに、国内の部品供給メーカーは「高品質」を旨とするレクサスの部品として求められる要求を「根本的にクリアできない」と解説。レクサスが現地生産化すれば価格と同時に品質も下がり、蓄積してきた評判も失いかねないとし、レクサスにとっては「現地生産しないことが、生き残るうえでの最大の強みなのである」と論じている。

 日本での生産にこだわるレクサスには、中国に輸入される際に関税がかかり、さらに輸送コストなども上乗せされた価格で中国市場に出回ることになる。しかし、現状ではそのデメリットよりも「日本生産」の強みが上回っており、それが販売実績や中国国内の評判を支えている、というのが記事の見方だ。そして、記事を読んだネットユーザーの多くもその見方に賛同している。日本国内での生産にこだわる姿勢に、周囲に流されず自らの進むべき道を求める「匠の精神」を大いに感じ取っているようだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)teddyleung/123RF)