消費者庁による調査で、有効成分不足が判明した大正製薬の「ドゥファイバー」(手前)と、佐藤園の「緑の促茶」 

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 消費者庁は17日、大正製薬(東京)と佐藤園(静岡)が販売していた特定保健用食品(トクホ)について、有効成分が不足していたと発表した。消費者庁が実施した抜き打ち調査で判明した。

 関与成分が不足していたのは、大正製薬の「ドゥファイバー粉末スティック〈グアーガム〉」と、佐藤園の「緑の促茶(そくちゃ)」。いずれも佐藤園が製造した粉末緑茶で、「便通を改善」などと宣伝していた。両社は17日から自主回収を始め、大正製薬は販売を中止する予定という。

 佐藤園によると、2商品とも商品4グラムに食物繊維の成分2・6グラムが含まれていると表示していたが、消費者庁の調査で含有量は2・15~2・55グラムだった。別のメーカーから仕入れた原材料中の含有量不足が原因とみられると説明している。

 トクホをめぐっては、昨年、大阪市の業者が販売していた商品の有効成分不足が発覚。消費者庁は再発防止策として、商品の一部を店頭で買い上げて成分を調べる抜き打ち調査を導入したほか、メーカー側に年1回、トクホ商品の成分分析結果を提出させるようにした。