京都市左京区の知的障害者支援施設「わかば」で7月、個室のドアノブを取り外し、内側から開閉できない閉じ込め状態にしていた「虐待」が発覚した問題で、同市は4日、新たに4人の入所者が不当な身体拘束を受けていたことが判明したと発表した。市は同日、同施設に障害者総合支援法などに基づき「改善勧告」を行った。

 同施設では、男女4人の個室で、食事や入浴時を除いて部屋から出られない状態にしていたり、夜間などにドアノブを取り外したりしていたことが今年7月に判明。同市が引き続き、特別監査を進めていた。

 市がまとめた特別監査の調査報告書によると、同施設は平成26年9月〜昨年10月、入所者の検便を実施する際、居室外のトイレを使用しないようにするため、20〜30代の男女4人の居室のドアノブを1〜2晩の間取り外し、ポータブルトイレでの排便を強いていた。

 市では、拘束が短期間だが、「切迫性」「非代替性」の要件を満たしていないことなどから、不当な身体拘束として、障害者虐待防止法に基づく「虐待」と認定した。