東京・品川区のクリニックが、水ぼうそうや風しんなど、複数のワクチンを混ぜる誤った方法で、少なくとも350人の乳幼児に予防接種を行っていた可能性があることがわかりました。今のところ健康被害の報告はないということで、保健所は希望者には再接種を行うとしています。

誤った方法で予防接種を行っていたのは、東京・品川区東五反田にある「ケルビムこどもクリニック」です。

区によりますと、このクリニックでは区からの委託で乳幼児に対する予防接種を行っていましたが、先月、区民からの問い合わせを受けて保健所が調べたところ、水ぼうそうや風しんなど5回に分けて行うよう定められている予防接種について、ワクチンを混ぜて2回で行う誤った方法を取っていたことがわかったということです。

保健所の調べに対し、クリニックの担当の医師は、8年前からこの方法を行っていたと話し、記録が残っている過去5年の間に358人が誤った方法の予防接種を受けていた可能性があることがわかったということです。

NHKの取材に対しクリニックの院長は「注射の回数を少なくして子どもの負担を減らそうとした。医学的には問題ないと認識していた」と話しています。

保健所によりますと、今のところ健康被害の報告はないということで、希望者には再接種を行うとしています。