茨城県大洗おおあらい町の日本原子力研究開発機構大洗研究開発センターの被曝ひばく事故で、原子力機構は22日、破裂したビニール袋に入っていた核燃料物質に樹脂が添加されていたことを明らかにした。

 放射線に長期間さらされたことで樹脂が分解し、ガスが発生して袋が破裂した可能性があるという。機構は1か月後をめどに原因究明するとしている。

 文部科学省で22日に開かれた会議で、機構側が説明した。1991年に核燃料物質を封入した退職者に機構が聞き取りした結果、「(プルトニウムなどの)核燃料物質の粉末に樹脂を添加して容器に入れた」などの証言が得られた。樹脂は、エックス線による解析を行うため、粉末を固めるのに用いられたという。その後、樹脂を除去してから封入した可能性もあり、詳しく調べている。機構は、樹脂の放射線分解によるガス発生の可能性を実験によって検証する方針。

 会議では、機構は原因究明などを進める上での工程表も提出した。