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フランスを巡って 14: ポン・デュ・ガールの水道橋

2017年06月19日 | 連載中 フランスを巡って

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今日は、巨大なロ―マ時代の水道橋を紹介します。
わざわざこの為だけにバスは山間に入りました。
はたして期待に違わぬものなのでしょうか?


水道橋の観光

訪れたのは旅行4日目、5月20日(土)、11:00~12:40です。
徒歩観光の後半、レストランで昼食をとりました。
この日もほとんど雲の無い、素晴らしい天気でした。



< 2. ポン・デュ・ガールの地図、すべて上が真北です >

上の地図: 青線がバスのルートです。
赤線は建設当時の水道橋のおおよそのルートです。

下の地図: 水道橋の見学コースを示しています。
赤線はバスの駐車場Sから、案内所を通り、そして水道橋を渡り、レストランまでのルートを示す。
青線は昼食後、バスの駐車場Fまでのルートです。



< 3. 水道橋の資料 >

左の地図: 黒線が建設当時の水道橋のルートです。
この水道橋は町ユゼス近郊の水源から都市ニームまで全長約50kmあり、平均斜度は1kmあたり24.6cmです。
驚くべきは、山や谷を幾度も通り、この少ない斜度で長距離、給水出来ていたことです。

右の断面図: 数字の単位はmです。
水道橋は3層からなり、最大高さは水面から47m、私達が歩いたのは下層の上で、その高さは22mです。



< 4. アヴィニョンからポン・デュ・ガールまでの景色 >

上の写真: ローヌ川。

下2枚の写真: ブドウ畑が広がり、進むに連れ標高が上がって来た。



< 5. 案内所から水道橋へ >



< 6. 水道橋の全貌が見えて来た >

下の写真: 今来た道を振り返る。



< 7. 水道橋 1 >

水道橋を渡っている時、実は、私はそれほど驚かなかった。
なぜならスペイン、ゼゴビアの水道橋の方が巨大で美しいと思ったからでした。
しかし、帰国後、調べて行くうちに勘違いに気付いた。

先ず大きさなのだが、確かに渡っている所から見上げた高さは24mで、ゼゴビアの地上高さ30mよりは低いが、水面からの高さは47mもあり、遥かに高い。
またこちらの導水路のある上層の長さは275m(川幅より広い)で、ゼゴビアのは728mもあった。
しかし、建設当時の水道橋の総延長は、ゼゴビアで17km、ポン・デュ・ガールは50kmと、こちらも大きい。

だが、ゼゴビアの水道橋の方が美しいと思ったのは、橋脚の基部の幅が2.4mと薄く、今にも倒れると思わせるほどのスリムなスタイルに感銘したからでした。



< 8. 橋が架かるガルドン川 >

上の写真: 橋から下流を望む。

下の写真: 上流を望む。



< 9. 水道橋 2 >



< 10. 川原に降りて >

上の写真: ボート遊びをする人々。
下の写真: 川原で遊ぶ子供達。



< 11.水道橋 3 >



< 12. レストランでの昼食 >

全3品が順に並んでいます。


追記


< 13. ポン・ダークの洞窟 >

水道橋の案内所でパンフレットを漁っていると、下の絵が目に飛び込んできました。

これは人類最古の洞窟壁画で、ショーヴェ洞窟300点の絵の一つです。
ショーヴェ洞窟は世界遺産です。
この洞窟壁画を保護するために、この公開を禁止し、この近くのポン・ダークに巨大なレプリカ洞窟を作り、2015年から公開されている。
ポン・デュ・ガールから北方50kmほどの山中にこの展示施設(上の写真)があります。

ショーヴェ洞窟の凄いのは約32000年前のもので、有名なラスコーやアルタミラの洞窟壁画よりも2倍ほど古く、多様な動物が描かれていることです。

それが、この近くにあるのですが、残念ながら素通りです。
もし、自由な旅行をされるのなら検討されると良いと思います。


次回に続きます。


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