今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験談や世の中のニュースなどについて感じた事を素直に書いて行きます。

映画「無伴奏」の感想

2016-10-13 13:40:07 | エンタメ
今年も恒例のつたやカード更新があり、一本無料でDVDを借りてきました。(こんな時でもないと借りない)
新作です。見ようと思っていましたが、見に行けず、心残りでした。
舞台は仙台です。無伴奏と言うその昔クラシック音楽を流す喫茶店がありました。今のクリスロードの途中にある茶店です。
七十七銀行の金庫部屋を改造して作ったという小さな店。私も何度か入ったことがあります。
時代は1969年から1971年。
 
学生運動盛んなりし頃、どんよりした空気が立ち込め、若者たちは既存の社会、権力、体制に反発していました。
成海璃子演じる響子もその一人。
昔の三女高で他の人たちを扇動しビラを巻き学校側の体勢に疑問を投げかける活発な女生徒でした。
 しかし本人は周りに流されているだけでどうも自分に自信が持てません。実家と距離を置き、叔母の家に間借りすることになりました。
この叔母さんが竹下景子さんかと思いきや、藤田朋子さんでした…。
そして無伴奏で響子はある人たちと知り合います。
大学生の堂本と祐之介、その恋人のエマでした。
次第に親密になる4人…
 
全体が暗く、気だるい空気感のままだらだらと過ぎていきます。
時代を描きたいわけでもなく、本人の苦悩というのでもなく淡々と描かれて行きます。
その倦怠感にうんざりし、嫌になりかけましたが、後半から急展開します。
 
堂本と深い仲になった響子がある嵐の夜に堂本を訪ねていくと、そこには驚くべき光景が‥
祐之介と堂本の裸体が絡み合い稲妻に浮かび上がったのでした…
 
堂本は彼との関係を告白し、響子はそれを受け入れざるを得ません。が、そのあと事件が起き、4人の関係はズタズタに断たれてしまいます。
 
何故堂本と祐之介がそこまでの間柄になったのか、祐之介が犯罪に手を染めるまで、追い詰められた堂本の心、などは詳しく説明されていません。
むしろそこを飛ばしています。
見るものの想像に委ねるとでもいうように。
 
これは結局恋愛小説なのだな。小池真理子さんという人はまぎれもない恋愛小説家なのだと感じました。
映画は全てを客観的に捉えつつ、北山の輪王寺の風景や海辺の風景を交え、抒情的に描いています。
 
なんか結構ズシリと来ました。単純だっただけに。
ごまかしたりふざけたりしない、どこまでもまっすぐな青年たちの結末。悲しみが伝わって来ます。
にしても、ベッドシーンの多さは‥。
成海璃子のあられもない姿、堂本役の池松壮亮には役者魂を感じました。
みな、よく引き受けたなぁ‥
 
15Rですが、大人の恋愛ものとして、また昔の雰囲気を知る映画として鑑賞してみてもいいのではないでしょうか。
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