今日の考え事〈applemint1104〉

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「愛してたって、秘密はある。」最終話の感想

2017-09-18 18:01:41 | ドラマ
いやはや、最終話でどんでん返しでした。
今まで積み上げてきたものを全てひっくり返すような新しい事実が出てきました。
なるほど、今までどこにもその黒幕の存在を明かしてこなかったのは、それなりの理由がありました。
登場人物の誰にも犯人らしい様子が見えなかったのは…
なんと、黎が二重人格だったのです。これまで現れたことのなかった第二の人格「サク」が、その姿を現したのです。
朔は軽薄で荒々しく、暴力も振るう破壊的な人。
これまでの大人しい黎からは考えられない人格。

こうもはっきり二つの人間に分裂するもんでしょうか。朔が入れ替われば、理性を投げ捨てやりたい放題。実際やっていたのです。
庭に穴を掘ったのも、父親の日記のコピーをまき散らしたのも、爽のあとをつけたのも、風見のキーホルダーを盗んだのもサク。
そのサクをかばって更に酷い事をしたのが母親でした。
家に規制線を張ったり、しゃれこうべと凶器を爽に送ったのも母。
すべては分裂した黎の分身サクと、母親の仕業でした…。
 
なんでしょう、トカゲが自分のしっぽ食べてるような展開は。
犯人を二重人格の一方にするのは筋書きとしてあってはならない掟破りじゃないんですか?
するってえと、周りの人は風見さんも立花検事も、虎太郎も、女子高生も、視聴者の目を欺く役柄だったのね。
まー…

しかしすべての謎の解明を、いとも簡単に刑務所の接見で告白してしまう母親でした。
大急ぎですね。
そして、自首すると言いつつしないでゴロついている黎を(実は朔)、爽が会いに行って、簡単に警察に捕まえられてしまいます…。
こんなあっさりかよ。
 
爽は決心します。
逮捕された黎の意志をついで、罪を犯さるざるを得なかった弱い人たちの力になる、その為に弁護士になるのだと父親に宣言します。
彼女は強いですね。
未来さんの弁護士と黎の母親が自分たちの罪を認め合って慰め合い「あなたはいい母親だった」と涙ぐむ場面が、今までの出来事を昇華させているかのようです。
最後は黎と爽がお互いの愛を確かめ合う場面で終わりますが‥。
 
しかし!実際には何も解決していないのでした。サクはまだ以前として黎の中にいるのてした。
「バラの香りがする」という言葉がきっかけで朔の人格に入れ替わるようです。
 
すぐ後に、続編がHuluで配信されるというお知らせがあります。
今回のいい終わり方をあざ笑うように、朔が大声で叫んでいるではありませんか。
どうやらこれまでの脅迫の全貌を告白し、黎の体を乗っ取ろうとしているらしい。
その二人の戦いを、これから配信すると言うのです。
さすが秋元。負けず嫌いですね。
 
なんだか、モヤモヤする最後でした。あんな人格崩壊した姿なんか、見たくなかった。
なんでぶちこわしで終わるんだろう。まったくスカッとしません。
(10時30分という時間帯の意味が何となく分かりました。良くも悪くも中途半端だったかもしれません。内容的に11時後半の粋だったような)
でもまぁ、…結構謎解きが楽しかったです。


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