風の族の祝祭

詩歌の森のなかで、風に吹かれて、詩や短歌や俳句の世界に遊んでいたい。
著作権は石原明に所属します。

「日月宙」第九十三号 春号 20句

2017-05-15 13:15:24 | 俳句
芋平さんの「日月宙」93号春号に「続 地名譚」と題して20句投稿しました。

続 地名譚

見つくしてまた未練湧く花吉野
通天閣の低き大阪霾くもり
陸奥の風白きまで花林檎
白梅や湯島通れば明治の闇
恐山プラスチックの風車
春眠の唐天竺の諸仏かな
逃水や遠き亜米利加黄泉の国
紀州とは御三家の国青実梅
横須賀や異国の軍艦さみだるる
熟田津に女帝ありけり青葉潮
日雷シリアは遠しフクシマも
古稀祝薔薇はベルサイユのばらが良し
秋は奈良釈迦も菩薩も泥鰌髭
逝く秋や明日香に嗤ふましら神
たましひの色なき風や石舞台
中百舌の古墳の群や鵙日和
月天心原宿の猫渋谷の猫
阿弗利加の大地溝帯天高し
小春日やアウシュヴィッツ以後を生き
初日差す富士丹沢をペンキ絵に
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