柱のランプ

2016年01月07日 12時46分18秒 | 黒猫のひとりごと

                                             ァァァァァ  ・・・・・・・

                             パササ  ‐-

      チャプ

雨・・・

               チャプ  ・・・

バス停の柱には、ランプが吊り下がってる。

暗くなると点くけど、もう光ってる。

お日様はまだいると思うけど、雲で暗い。

そんなに勢いはないけど、雨はずっと降ってる。

あの雲の上には、大きな水タンクがあるらしい。

             コト

男が木のトレイを置いた。

バス停のイスに。

食事するみたい。

屋上の建物のレストランで買ってきたみたい。

僕らのもあるみたい。

運がいいのだ。

大食堂に食べに行くと、ノロマさんにチワワと子ネコが捕まる危険がある。

「ミャ~ゥ」

ニャッティラもいる。

           コト

葉っぱとささみ。

      パク

                ムシャ

    パク

子ネコたちも来た。

「♪」

リスにはナッツ。

      カリ カリ

「・・・」

おいしい。

お刺身もある。

ささみの前に、一切れたべる。

              モグ  モグ

      ズズ   ・・・

ニャ

男はお椀を持って、たべてる。

「・・・・」

野菜の入ったお茶漬けみたい。

「ミャ~♪」

「♪」

     ペロ  ペロ

お水のお皿もある。

                                    パチャ  ・・・

                                                       ァァァァ   ・・・・

風はつめたくない。

船の周りは雨に包まれていて、遠くはみえない。

    モグ  モグ

チワワや子ネコがたべる。

「・・・」

僕はもういいのだ。

              ――  ト

イスから下りる。

バス停の屋根の下だけど、水がいる。

                            ――   ポタ タ

屋根から落ちてくる水をみる。

もっとゆっくりなら、ネコパンチで狙うんだけど。

          ポタ タ

続けてどんどん落ちてくるから、狙った水粒を外れても、次のにあたると思う。

練習にはならないのだ。

       ――

シッポをのばして、それに水粒をあてる。

このシッポをしならせれば、水は遠くに飛んでいくと思う。

                 パチ

ニャ

シッポを振ったら、男の足にあたった。

「・・・・」

僕が水を飛ばすのを防いだのかな。

         

移動する。

ランプの灯りはぼんやりしてる。

僕の影は移動するからうごく。

屋根は横に長い。

端っこから水が落ちてくる。

僕はその内側を歩く・・・・

          チャプ  ・・・

                                   ヮヮヮ  ・・・

                                                    ァァァアア  ―――


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