薄い雲

2016年12月31日 23時21分48秒 | 黒猫のひとりごと

                                     ザヮヮヮヮ ・・・・

                                                       ゥゥゥウウ

                 ・・・

木がみえる・・・

                            ギィ

はしごの音。

僕は荷台の上から、木をみているのだ。

近づくことはできない。

そっちに行くと、地面がない。

左から右に地面が割れていて、奥の方にたくさん木がみえる。

谷みたい。

           

「・・・よくみえるね」

ハットさんが来た。

「ニャ~」

僕の頭を撫でて、ハットさんは屋根に立った。

後ろには、ミニバスがいる。

朝ごはんの後、ここに来た。

マッチョさんたちの車は、離れているけどここから見える。

       ギィ

「・・・・」

ノッポさんも来た。

手に、ミニ飛行機。

「ニャ~」

また飛ばすの?

          

ノッポさんは屋根にのるついでに、僕の耳をさわった。

お日様は、右から照らしてる。

         ギィ

「どう?」

カールさんも来た。

「ここはよく見えそうだよ」

「ニャ~」

    ――

カールさんも、屋根にのるついでに僕の耳の間をさわった。

              ここに置くよ

下で、リフたちがテーブル広げてる。

画面を見るんだと思う。

あのミニ飛行機は、自分がみた景色を僕らに見せてくれるのだ。

             

後で前足で撫でてあげよう。

             ギィ

箱が来る。

「ニャ~」

                ――  トン

僕は箱にのる。

「・・・・」

                     ギィ

箱は、僕をのせたままのぼる。

            ペチ

ガードさんの頭にタッチする。

箱は、ガードさんの肩にのっているのだ。

       

そのまま屋根に来た。

                      ゴト

ガードさんが木箱を屋根の上に下した。

「ニャ~」

肩の上の方が見晴らしがよかったよ。

「・・・・」

僕の耳の間をさわって、ガードさんは体を戻した。

「さっそく飛ばしてみよう」

「はい」

                         ――

       

カールさんが木箱に座って、でっかいゴーグルを頭につけた。

「・・・」

透明じゃないから、前が見えないと思う。

手にはコントローラー。

ミニ飛行機を飛ばすのだ。

箱は中にものが入る。

軽いものも、重いものも。

イスにもテーブルにもなるのだ。

「いいよ」

「投げるぞ――」

                      ――――

ノッポさんがミニ飛行機をなげた。

                                           ィィィィ  ―――   ン

飛んで行った。

明るくなった空は青い。

雲は透けて、風で流れてる。

「・・・」

折り畳みの傘がいれば、飛べそう。

谷をみる。

向こうの石には、木が張り付いてる。

斜めなのもいて、大変そう。

                      ミャ~ゥ

僕は座る。

お日様が高くなってきて、ポカポカする。

たぶん、あの谷の上をミニ飛行機が通る。

ここで見てる・・・・

                     ゴト

                                              ヒュルル   ・・・・・

                                    ヮヮヮヮ  ―――

         ギィ

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