荒野で

2016年12月24日 23時59分52秒 | 黒猫のひとりごと

                                             ゥゥゥゥ  ・・・・・

                         ォォォォォ  ・・・・・

     グッ グッ

いいにおい・・・

家トラックのキッチンで、カレーをつくっているのだ。

「ピピ♪」

「チュチュン♪」

いつもくつろいでる方のメジロとマヒワは、2羽で並んで温かい空気の出るところの前にいる。

          

どっちかが鳴くと、もう1羽も鳴く。

いつも僕らについてくるマヒワは、2段ベッドの上の手すりにいる。

そこから、キッチンがみえるから。

「・・・」

ノロマさんとバレッタさんが、から揚げをつくろうとしているのだ。

パチパチ鳴りだしたら抗議するために、見張っているんだと思う。

から揚げをつくるのはしょうがないとしても、もう少しこそこそやるべきだと僕は注意した。

             ミィ   

だけどノロマさんとバレッタさんには、僕の声は届かない。

         トン

僕にこっそりお刺身くれるわけでもないし、外に出よう。

小屋からタンクを運んだあと、僕らはまた移動した。

                          カリ  カリ

「?」

「そと出るの?」

「ニャ~」

         

ノロマさんが来る。

エレガントさんとプルームさんはズボンだけど、ノロマさん達はスカート。

                   カチャ

「・・・さむい」

ドアを開けてくれた。

「ニャ~」

         

僕は出る。

                           パタン

                                               ゥゥゥウウ   ―――

                ・・・  ―――

外には、マッチョさんやエレガントさん達がいる。

             クゥ

チワワはウェーブさんに抱えてもらってる。

「・・・はい、みなさんよく準備されているので、しばらく滞在できそうです」

プルームさんが、電話してる。

「ここにいるといいんだけどね」

「・・・他の場所は起伏がありすぎて、あの車での移動は難しいでしょう」

「この辺りだけ、荒野が広がってるんだよ」

「ふぅん」

「それに、弾の跡があったし」

「狩りに来たって感じでもないもんね」

「早く朝になるといいね」

「うん」

「♪」

              

「ミャ~ゥ」

ニャッティラがいた。

ランタンの灯りで、目が光ってる。

男が、トラックの荷台にはしごをかけた。

ハットさんとカールさんとリフが、みてる。

「明日は、この上から飛ばすといいよ」

「はい」

             ガタ

外には、折り畳みのテーブルとかイスがいくつも広げてある。

「これだけど、どう」

プルームさんが持ってきた、大きな箱をノッポさんがテーブルに置いた。

男たちが買ってきた箱もある。

「大型のですね」

「うん」

「どっちも大丈夫だと思います」

「よかった」

「僕も、少し練習しようかな」

マリオットさんが来た。

「・・・はい、すぐ慣れますよ」

                                         ヮヮヮヮ  ・・・・・

                           ポ  ポ

風はよく流れる。

下の方から、森の音。

僕らはその上みたい。

         

荷台の中に行こう。

トラネコやオッドネコが跳ねていて、僕と男はりんごのつまみ食いをあきらめたのだ。

                         ――――

「あ・・・今のすごい」

マッチョさんが空気入れでテントを膨らませると、プルームさんが来た。

もう、電話終わったみたい。

「エアフレームです」

「早いですね」

「はい」

マッチョさんは、空気テントで寝るみたい。

            

                                                   ゥゥゥゥ  ・・・・

                      ボン

荷台に入る。

天井のオレンジのライトが点いてる。

床には動くと点くライトがあって、トラネコたちに反応して点いてる。

跳びまわるのに夢中で、冷凍庫の裏のゴミ袋には気付いてないのだ。

「・・・ピィ」

メジロがいる。

朝から、よくここに来る。

                    

                               ――   タン

荷台は広いから、トレーニングにはいい場所である。

僕らは、ネコレースに向けての準備もしないといけないのだ。

ネコジャンプのお手本をみせるまえに、様子を観察することにした。

      

僕は進む・・・・

                                                   ゥゥゥゥゥ  ・・・・・

                キキ

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