見ていた

2017年03月07日 14時01分40秒 | 黒猫のひとりごと

                                             ――  ァァァァ

                          パチ チ

        コン  ・・・

「・・・それでいいよ」

「ァゥ」

斧さんが、ミニ斧で細長い四角の木の棒をつくった。

拾ってきたあんまり大きくない倒木を材料に。

「・・・これに合わせればいいんだね」

「うん」

それを見ていた男とカールさんが、それを奪った。

「ニャ~」

それは斧さんがつくったんだよ。

僕は指摘する。

「他は後でいいから、そっちを先にプリントしてくれる」

「うん」

        

カールさんが去った。

斧さんはつくった棒を奪われたのだ。

    ペチ

僕はネコタッチする。

「ニャ~」

もうひとつつくればいいのだ。

「ァゥ」

          コン

斧さんはミニ斧を持って、また木材を切り出した。

形を整えて、たき火で燃やすわけではないのだ。

きっと。

             チュン

荷台の中では、まだコックさんが箱を調べている。

まだ冷凍庫までも行ってないのだ。

シャープさんとリフとカフスさんも手伝ってる。

カールさんは画面を持って手伝っていたけど、エレガントさんとウェーブさんが交代したみたい。

ノロマさんやバレッタさんは、家トレーラーのキッチンの整理してた。

人はみんな何かしている。

「・・・」

僕はそれを見ていた。

              パチチ  ・・・

                           モグ

男はカツカレーをたべている。

                                    チチチ  ・・・

森の小鳥たちが遊びに来ているから、から揚げカレーじゃなくて良かったのだ。

「君のカレーはおいしそうだね」

ハンスさんが何か言った。

「・・・チキンカツです」

                チュ ?

                            ピピ ?

「そう」

みんなお昼ごはんを順番に食べていて、カレーかパスタをたべてる。

サラダは、食べる人と食べない人がいた。

ハンスさんはもう食べているのだ。

僕は見ていた。

耳ネコとポメラニアンは、家トレーラーの中。

チワワも。

少しの時間でも、トレーニングをする意味はあるのだ。

トレーラーに向かう。

耳ネコたちを連れて荷台に向かうのだ。

今なら可能だと思う。

                ゴク

ニャ

もう食べ終わった男が、僕に付いてくる。

トレイをキッチンに返しに行くのだ。

歩く男の足の真ん中あたりにずれる。

すこし速度を落とせば、左右の足が僕に近づくのだ。

左足が出たときにシッポを左に、右足が出たときには右にシッポを動かせば、続けてあてることができそうである。

リズムが大事。

          

                 ―――

――外れた。

男が僕の動きを見て、歩く速度を落としたからである。

「ニャ~」

抗議する。

普通に歩けばいいのだ。

「・・・・」

すこし足を開いて、歩き出した。

僕のシッポのスペースをつくったのだ。

       ジャッ

                ペチ

あたった・・・・

                  ペチ

                        ペチ ♪

                                                 ァァァァァ   ・・・・・・

                  チチチ

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