砂シート

2016年12月24日 15時51分55秒 | マーロックの日記

                                  ブロロロ  ・・・・・

                 ガコン

                                                ゥゥゥウウ  ・・・・

車が来る・・・

マッチョさんたちの車。

彼らを追って北西に少し進んだところで、戻ってくる車を見つけた。

先にミニバスとトラックをとめて、外に出た。

                                          ポォ

西の空は、赤い。

もう太陽が沈む。

午後の6時頃だろう。

朝の7時過ぎまで、夜。

     ガリ

地面を蹴ると、すぐ石。

薄く砂が覆っているだけで、露出している場所も多い。

大きな木は根を張れそうにない。

所々、小さな植物は生えてる。

               コロ ・・・

角のとれた石。

「水の浸食でしょうか」

ハットさんも石をみていたから、聞いてみる。

「そのようだね」

狩猟小屋を出てから、やや下っている。

プルームさんによると、この辺りは雨が降るときはかなり激しい事が多いそう。

たぶん、この辺りも水の通り道になるんだろう。

山脈で起伏も多く、道が川になって町を襲うこともある。

小屋が高台にあったのは、水没と土砂から守るためかもしれない。

                          ジャリリ  ・・・

                                           ブォォォン

やや右に曲がって、車がとまった。

ライトが明るい。

                 ガチャ

 

マッチョさんとマリオットさんが出て来た。

                               ガチャ チャ

カールさんとシャープさんも。

「ニャ~」

シャープネコも元気そう。

                                              ヮヮヮヮ  ・・・・

木の音がする。

「こんばんは」

「ああ・・・どうも」

マッチョさんたちは保安官を訪ねているから、プルームさんも知っている様。

                   ――

プルームさんが敬礼した。

「海兵だったんですね」

「・・・いまは違いますけど」

マッチョさんは、敬礼を返した。

ミニバスの中で、ハットさんとバレッタさんが雪壁の戦いの事とか説明してた。

「どうだった?」

「見つかりません」

「・・・そう」

「でも、弾の跡がありました」

「大きな石の柱みたいなのに2つ」

マリオットさんが、タブレットを出した。

写真を撮ってある様。

「・・・じゃぁ、やっぱり誰かに襲われたの?」

「まだ分からないけど、その可能性が高いんじゃないかな」

「彼らの車だと、給油なしならこの辺りが限界でしょう」

「ドローンで撮ったのもあります」

         ジャリ  ・・・

マッチョさんの車の屋根に、太陽光充電のパネルが乗ってる。

折り畳みのもので、ロープで固定してある。

マルチコプターのバッテリーの充電をするためかな。

直接充電もできるけど、小型のバッテリーを充電しておいて、そこから別の機器の充電もできる。

「ここ、谷の上なんです」

「・・・・」

タブレットをのぞく。

「下が森なのか」

「うん・・・川もある」

狩猟小屋から東の方に行くと、下り斜面を木が覆っていた。

私たちが来た北西は、石と砂が多い。

「この急な場所の上が、僕らのいる辺り」

「・・・・」

「敵が何者か分かりません・・・また襲ってくるかもしれないですから、警戒は怠らないようにしましょう」

「はい」

「ライフルとショットガンがある」

「それ、小屋にあったハンドガンですね?」

「はい」

マッチョさんは丈の短いモッズコートを羽織っていて、腰に革のホルスターがみえる。

           ―――

拳銃を出した。

「大きいですね」

「はい」

オートマチックのもので、大型。

「小屋に戻りますか?」

「いや・・・ここで泊まろう」

「予備燃料を持っていたら、もっと先まで走ってるかもしれないですよ」

「・・・そうですね」

                                  ポォ

「・・・・」

空を見る。

月。

星も見える。

「今夜は晴れていそうだけどね」

ハットさんも同じことを思っていた様。

「でも山だからね・・・」

急に雨が降るかもしれない。

「はい」

もしヘテロたちが谷の斜面を車で落っこちたんなら、すこしでも急いだほうがいい。

「電話を借りれますか?」

「あ・・・はい」

「食事の準備してもいいんですか?」

「うん」

                 

「・・・手伝う」

「うん」

ノロマさんとバレッタさんが、トラックに戻った。

リフも追ってる。

荷台から、食材を取り出すのを手伝うんだろう。

衛星電話は一台ある。

専用アプリを入れたスマートフォンやタブレットを、無線でつなげることができる。

5台まで接続できるけど、通話や通信は1台しかできない。

ここは空がよく見えるから、よくつながると思う。

「・・・」

暗くなった地面に紛れて、黒猫がいる。

      

私も荷台に行こう。

人数が増えたから、何人かは外にテント張るかもしれない。

黒猫も来る。

りんごたべたいのかな・・・・

           ジャリ  ・・・

                                                 ヒュゥゥゥ  ・・・・・

                                 ポォ

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 曲りと線 | トップ | 荒野で »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL