斜めに

2016年12月13日 13時49分09秒 | 黒猫のひとりごと

                                             ゥゥゥゥ  ・・・・・・・

                         ――――

     ピィ ♪

さむい・・・

背中からお日様が照らすけど、風がつめたい。

「♪」

メジロはリフのコートにもぐり込んで、頭だけ出してる。

僕らが見ている方の空は、まだ少し暗い。

地面の出っ張りとか谷とかがあって、影が長い。

                                  ァァァ  ・・・・

僕らがいるところよりも下に、森がある。

ここからだと、遠くまでよく見える。

僕らはトラックの上にいるし。

荷台も青い。

ハシゴがあるから、上るのは簡単である。

男は遅くまで起きていたみたいで、まだ寝てた。

もうガードさんもノッポさんも起きていて、たまに外に出てくる。

リフは、街で買ってもらったセーターとコートを着ているから、暖かそう。

メジロはその中で、ずるい。

つめたい風は、僕に直接あたるのだ。

ノロマさんが僕の服を持っていると思うけど、まだ我慢できるつめたさである。

「・・・・」

リフが見てるから、僕も上をみる。

                                                ヒュルルル  ・・・・・

風の音。

雲もすこし。

            ―――

ニャ

下から声。

    

僕はトラックの屋根の端っこから、下をみる。

「おはよう」

ノロマさんがこっち見てる。

「ニャ~」

「野菜がほしいんだけど」

「あ・・・はい」

起き上がったリフが、そのままハシゴに行く。

下りるみたい。

            ギィ  ・・・

金属のハシゴで、荷台に入れるときは折れて短くなる。

  ギィ

リフが下りる後から、僕もおりる。

こっちは影だから、暗い。

「おはよう」

「・・・おはようございます」

         カチャ

家トラックのドアが開いた。

「・・・さむい」

フワリさん。

「私も手伝う」

「うん」

「キュゥン」

ポメラニアンの声。

フワリさんの足元から、外見てる。

「ピィ♪」

「待っててね」

「キュゥ」

             パタン

ドアは閉まった。

「おはよう」

「おはようございます」

「ニャ~」

「さむくない?」

ノロマさんが僕を抱えようとしたから、そのまま抱えられる。

「・・・」

温かい。

「ニャ~」

でも、まだ僕には服は必要ないよ。

「♪」

伝えておく。

「箱の中身を紙に書いて貼ったら?」

「・・・はい」

「それ、温かいでしょ」

「はい」

       ジャリ ・・・

                  パタタ

「♪」

「♪」

メジロがノロマさんのセーターの中に移動した。

ノロマさんは寒がりなのに、コート着ていない。

荷台に野菜とかを取に行くだけみたい。

カゴは、荷台にも家トラックにもある。

「ニャ~」

キウイも持って行ったらいいと思う。

木箱にはいってる。

僕は知っている・・・・

             

                         ――  ・・・・

                                               ヒュゥゥゥ  ――――

            カタン

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