木片

2017年03月20日 13時32分11秒 | 黒猫のひとりごと

                                  ピピピ

                                                  ―― ヮヮヮ

                     カララ  ・・・

スルスル移動する・・・

木と木の間、空を滑るように。

「チュン♪」

                              カラ カラ

ロープに吊られて、水タンクが坂を下っていくのだ。

ゆっくりでもスムーズに。

「♪」

僕は森の小鳥と一緒に、ロープの上の木片にのってる。

長方形ので、斧さんが昨日つくっていたのである。

大タープに向かってる。

ロープの下にも木片があって、そっちにロープが付いてる。

長くて、坂の上の水くみ川まで伸びている。

男がそこでロープを持っていて、僕らの移動する速さを変えているみたい。

          カララ  ・・・

                           ゴン ――

ニャ

「チュン」

木片がゆれた。

                                      カラララ  ・・・・・

またなめらか。

大タープの前で、ノッポさんとリフが待ってる。

ハンドルの付いた台車も一緒。

吊られた水タンクを、あれにのせて運ぶんだと思う。

                                        ゴン

またゆれた。

「・・・・」

滑るような移動もいいけど、たまにゆれるのも楽しい。

                           カラララ  ――――

                                                  ヮヮヮヮ  ・・・・・

「・・・たのしかった?」

リフが何か言った。

「ニャ~」

返事する。

              トン

僕は木片から、ノッポさんの肩に移動する。

「チュン♪」

小鳥は乗ったまま。

               ゴト

3段に積んだ木箱の上に、水タンクがのせられた。

 

「外すよ」

「うん」

         カチャ

金具でとめていた水タンクを吊るためのロープが、片方外れた。

                  カララ  ・・・

木片が移動して、リフが渡した空の水タンクをノッポさんがロープに通す。

                             カタン

3つ吊って、また金具をとめた。

                     ―――

                                 カララ  ・・・

上から伸びてるロープを少し引いて、ノッポさんが手を振ったら木片が動いた。

坂の上に戻っていく。

                     

上で、男がロープを引いているんだと思う。

小鳥は乗ったまま去る。

          ドサ

3段木箱から、台車に水の入ったタンクが移動する。

                      ドサ

「行こう」

「うん」

ノッポさんがハンドルを持って、台車が動く。

よく水くみしているし、また木片にのって空を移動するのだ。

チワワにも教えてあげよう。

「・・・」

僕はまだ朝ごはんをもらっていないのだ。

ノッポさんやリフも、お腹すいていると思う。

「ニャ~」

水くみはさぼって、先にごはんをたべたら?

「?」

リフが僕を見た。

考えているのだ。

僕の提案を。

答えは僕にはわかっている。

ごはん食べるはずである・・・・

                                 ピピピ

                                              ザヮヮヮ  ・・・・・

                   パチチ  ・・・

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