石の形

2016年12月20日 13時55分21秒 | マーロックの日記

                                           ブロロロ  ・・・・・・

                     ピィ ♪

      ――  ・・・・

U字の影・・・

そんな形の大きな石があるから。

石の間には、傘の様に葉を広げた植物。

川だった場所なのか、今も雨が降ると川になるのか、なめらかな石もある。

「・・・森は、思ったより遠いんだね」

「そうですね」

プルームさんは、ミニバスに乗っている。

舗装されてない場所を進んでる。

やや揺れる。

後ろのトラックは大きいから、安全のためあまり速度は出せない。

ミニバスも、それに合わせてる。

マッチョさんたちは衛星電話を持ってないから、どの辺にいるのか分からない。

カールさんがマルチコプターを飛ばしていないか双眼鏡で探してみたけど、見えなかった。

「狩猟小屋もまだ遠いんですか?」

「私も行ったことはないんです」

「もう使われてないと言っていたね」

「地元の人しか知らないと思うんですけど、最近はここに来る人は少ないと思います」

「どうして?」

「遠いから」

「なるほど・・・」

「開拓時代からある小屋で、昔はもっと近くに住んでいたみたいなんです」

「それは古いね・・・」

「壁とか屋根は、何度か修理されてるみたいですけど」

「ガススタンドは、無いですよね」

「小屋に燃料タンクがあるかもしれません」

「まぁ、予備はあるけどね」

「昔は馬車とかで行って、何週間も滞在していたみたいですよ」

「へぇ」

                                       ブロロロロ  ・・・・・・

みんな前の方のイスに集まって、景色を見ながら話してる。

「・・・・」

私は日記を読もうと思ったけど、この景色を見ていたい。

狩猟小屋がこの先にあるそうで、舗装はされてないけど何となく道の様になってる。

それを辿っているけど、正しいルートなのか分からない。

たぶんこのまま夜になると思うから、今夜は小屋が使えるかもしれない。

                ゴロン  ・・・

「川だ」

「・・・・」

前を見る。

「通れる?」

「浅いね」

浅い川。

幅も狭い。

                          ブロロン

                                              ォォォン

ミニバスは通過する。

「シカだ」

シカがいる。

「・・・・」

バスが大きく揺れて、川を渡った。

ハットさん達が後ろ見る。

私も見る。

                              ォォォ   ン

川に入った。

少し揺れながら、渡る。

ミニバスは大きく揺れた様に感じたけど、あんなもんだったのかもしれない。

「ニャ~」

誰もいない一番後ろのイスで、黒猫がくつろいでる。

シロネコとポメラニアンもいるはずだけど、大人しく丸まってるのかもしれない。

トラックの荷台だけじゃなく、ミニバスのイスにも荷物を置いてる。

一番後ろのイスには、置いてない。

昨日、誰かがベッドにしたんだろう。

「・・・・」

横をみる。

薄い茶色に、濃茶が所々ある。

緑と、空の薄い青。

雲は、少し増えているかも。

遠くの石も、近くの石も変わった形のものが多い。

どれも大きい。

「・・・・」

見ていて飽きない。

たぶん、黒猫もそうだろう。

シロネコ達は見てないかもしれない・・・・

           キュゥ

                                          ォォォォ  ・・・・・

                    ミィ ♪

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