反対向き

2017年08月10日 13時50分29秒 | マーロックの日記

                                       タァン

                                                     ゥゥゥ  ・・・・・

               チュチュ

銃声・・・

崖の向こう、荒野から。

小屋の連中が5人、土嚢の壁に戻って来てる。

水上バイクでボートを引いて、水が引く前にトラックまで来た。

もう太陽が出ていて、水はほぼ引いて小屋からはもう1台トラックがこっちに向かっている。

おそらく他の連中を荷台に乗せている。

         

先行して来た5人の中には、フェルトはいない。

たまに撃ってくる。

水が引いたら土嚢を取りに行こうと思っていたけど、近づけない。

私たちの方にはライフルは5つあり、4つは猟銃。

無理して攻めれば、先に来た5人からあの連中の壁を奪うことはできるかもしれない。

ただ、弾が減る。

私たちのつくった土壁は立派だから、これまで通り籠る事になった。

                  チチチ ♪

よく晴れている。

森は少し霧が出ているけど、それほど視界は悪くない。

風はつめたい。

「すこし休んだら?」

十字タープから出て来たカールさんが言った。

私やマッチョさんは、夜中の見張りをしていた。

のんびり月を眺めたりしていた時間が長いけど。

「うん」

キッチンで少し休んでおこう。

カットメロンをくれるかもしれないし。

「?」

    

私が通路タープに向かうと、黒猫が来た。

「いた!」

「?」

十字タープの横でゴーグル型のディスプレイを着けているマリオットさんが、何か見つけた様。

崖下の川を、撮影している。

「小屋のやつら?」

「うん」

       パチチ  ・・・

弱く燃やしているたき火の側に行く。

ハットさんがタブレットを見てる。

「・・・ほんとだね」

              カタ

私にも見せてくれた。

小さなのが、川を移動してる。

水上も移動できるバギーの様。

「2人だね・・・」

「はい」

                       ジジ  ・・・

「川の下からも来てるよ」

                                    ・・・  何人?   ・・・   ジジ  ・・・・

                  ―――

         

私はキッチンに向かう。

大タープの裏には、ヘテロが見張ってる。

夜の間に歩いて移動していたやつらが、先に攻撃してくる可能性も無いことはない。

水上バギーも、まだ崖下までも来てはいない。

ここまで来ても、さらに10kmくらい川を下ってから森に入る必要がある。

軽く食べて休む時間はあるだろう。

「ニャ~」

上向いて、黒猫が鳴く。

抱えてほしいらしい。

               タッ

                         スル

手を出すと、跳んでのった。

お腹を掴んで、横に持つ。

浮いたまま歩きたいのかもしれない。

「♪」

4つの足が動く。

「マロックさん」

「・・・・」

後ろから、ポールさんが来た。

「あのトラックに何人乗っているか確認してからになるけど、こちらから小屋に行くのはどうだろう?」

「・・・俺はいいですよ」

「そうか」

                                                             タァン

確認できた連中の人数は、32人。

ほとんどで私たちを攻撃して来るなら、こちらから崖下を通って抜け出る事もできるかもしれない。

ポールさんののって来た6輪駆動車なら、可能。

危険はあるので、その場合に連れて行く人を確認しているんだろう。

先に、こっちに向かっている水上バギーをどうにかしてからになるだろうけど。

軽く食事をしてから、大タープの裏側を確認しに行こう。

「ニャ~」

また歩き出したから、黒猫の足が動く。

ひっくり返したらどうするのかな。

試してみよう・・・・

                クル

       

                                                ヮヮヮヮヮ   ・・・・・・

               

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