後ろから

2017年08月13日 13時04分37秒 | マーロックの日記

                   ピピ

                                           ザヮヮヮ  ・・・・・

         ガサ

大きな幹・・・

大タープの裏、少し森を進んだ場所に立ってる。

直に、崖下の川からこっちに向かっていたバギーが来る。

                                                       タァン

天然橋の向こうには、トラックがまた来た。

ドローンで上空から確認できた人数は、先行したのを合わせて25人いる。

バギーで裏から来るのは2人。

少なくともあと7人いるはずだけど、狩猟小屋に残っているのか街に戻っているのか分からない。

「・・・・」

後ろに斧さんがいる。

少し離れた木の幹の側には、ポールさん。

20mくらい。

崖は攻撃されていて、ガードさん達が土壁の内側で守ってる。

裏から来るバギーの2人を捕まえれたら、ポールさんの車でこちらから崖下の森を通って助けを呼びに行くことになった。

ポールさんと私とプルームさんと、カールさんとノッポさんで行く。

                                               タタァン

崖の方から銃声。

遠い。

大タープの裏には土を掘った溝があるので、そこにマッチョさんたちがいる。

私たちは溝から森に少し入った場所にいて、まずバギーは通過させる。

こっちから接近している理由がまだ分からないので、マッチョさんたちに対応を任せて、もし攻撃を受ける様なら後ろから襲う。

                                           ォォォォ   ・・・・・

・・・エンジン音。

「来た」

「ァゥ」

左を見ると、ポールさんもこっち見た。

見つからないように、幹の陰に隠れる。

                                          ボォォォン ・・・・・

音が近づく。

             ガササ ――

「?」

                                ガサ

――クマ!

バギーの方を見ていた斧さんを押して、横に跳ぶ――

隣の木の間、小さな木々の間からいきなりクマが跳びだして来た。

      ザッ

腰から杖を抜いて、クマを見る。

私たちを襲うつもりか・・・

「ガゥゥ」

私も斧さんも棒しか持ってない。

襲って来れば、目を狙うしかない。

                       ボボン   ボボボボ

近くで、エンジン音の動きがとまった。

見つかったかもしれない。

           ダッ

斧さんが走った。

「ガルル」

クマがそっちを見てる。

                  ダダン

斧さんを追った。

何とか溝まで注意を引いて、逃げるつもりの様。

・・・木が多いから、上手く追いつかれないように走れるかもしれない。

                     クマ  ?

幹の反対の方から、声。

「・・・・」

フェルトだと思う。

近くにいる。

                   

静かに、また幹の陰に戻る。

                                    ボボン  ボボボン

ゆっくり、エンジン音も近づいて来た。

私がいるのがバレているかも。

                       ジャリ

「!」

ポールさんが幹から出た。

「私を覚えているか」

「・・・・」

私の隠れている幹と、ポールさんのいる幹の間辺りにフェルトがいる。

              ボボォォ  ン

エンジン音は私のいる位置から、幹の反対側あたり。

「お久しぶりです」

「・・・なんでお前がこんなことしてる」

「・・・・」

フェルトはライフルを持ってる。

                  ダッ  ――

「!」

私が跳びだすと、ポールさんの方を向いていたフェルトが気付いた――

                                    ギィィン

                       カァン

              ダァン

杖で銃身を打って、蹴った――

「――」

   タッ

                タン

すばやくフェルトが後退した。

                               タァン

銃声。

バギーの奴が撃ったらしい。

                タァン

                            タァン

ポールさんも撃った。

けん制している。

                                               タタタァン

後ろから連射音。

たぶんマッチョさん。

               乗れ

                            ボォォォォオオ

・・・エンジン音がもと来た方に去った。

「・・・・」

幹から出て、フェルトがいた所に行く。

銃身のへこんだライフルが落ちてる。

私が蹴った後、すぐ拳銃を腰から引いていた。

         ザッ

「さっきのはクマ?」

ポールさんが来た。

「はい」

斧さんは無事だろうか。

クマと去った方を追う・・・・

       タッ

                                  チュン

                                               ヮヮヮヮ  ・・・・・

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