歩道で

2016年12月07日 14時10分00秒 | 黒猫のひとりごと

                                                ヒュルル  ~~~

                                  ロロロ  ・・・

            

お日様がいる・・・

「ニャ~」

僕は鳴く。

                           ゴト

トラックの荷台から、音。

エレガントさんとウェーブさんとノッポさんが、中の荷物を確認しているのだ。

整理してるのかも。

でも、僕はすでにりんごの木箱に目印を付けているから平気である。

「ミュ~」

オッドネコが歩いてる。

ヒョロッとした木の側。

駐車場から移動した僕らは、広い道路の端っこにいる。

トラックもミニバスも、そこにいる。

近くのお店で、買い物をしていたのだ。

「さむくない?」

「ミュ」

             

広い歩道には、あまり人はいない。

ネコカートは家トラックの中だけど、オッドネコは外でウロウロしているのだ。

リフとフワリさんも、一緒にそれをみてる。

ガードさんもいる。

男とハットさんとノロマさんが、すぐそこにあるお店に行った。

チワワも一緒で、何か買いに行っているみたい。

僕らはそれを待っている。

                

「かわいいネコですね」

ニャ

通りかかった人が、僕らをみた。

頭には革の帽子。

「目の色が違うんですね」

「・・・はい」

「♪」

帽子の人が、オッドネコを持ち上げた。

「あなたのネコですか?」

「はい」

「・・・ねぇ、あの帽子」

「・・・あ」

                ダッ

ガードさんがこっちに駆けて来る――

「来い!」

「―――」

オッドネコを受け取ろうとしたバレッタさんの腕を革帽子が掴んで、引っ張った――

             ブロロォォォォ      ン

       ――   

「きゃっ」

歩道に車が突っ込んできた――

                                 ザァァァ  ―――

ガードさんは体ごと横に跳ねて、よけた――

「ちょっと――」

「ミュゥ!」

バレッタさんがさらわれる――

               ダッ

――僕は行く。

「やめろ」

                     ドスン ――

リフが体当たりした――

「・・・・どけっ」

「逃げて」

「―――」

                                    ガチャ  チャ

「何やってる――」

車のドアが開いて、中から人。

ひげ帽子と黒帽子。

「ニャ~」

                        バシ

ネコパンチをお見舞いしようとしたら、腕で払われた――

                 ダッ

ガードさんが来た。

               ダン

                            バキ

          ドスン

                                               パァン

ニャ

           ――  

                       パァン

銃声――

                                    ガラン

ガードさんが押さえた黒帽子の手から、銃が落ちた。

                バァン

リフともみ合っていた革帽子が銃を出したけど、ガードさんに払われた。

「くそっ」

                          ガンッ

              ドサ

革が倒れた。

                      ガシ

ガードさんの後ろから黒帽子が腕を回してガードさんを捕まえた。

                   ――   

倒れていたひげが、銃を拾って体を起こした――

                                 ボン

ニャ

                                            ――――

              ダァン

車で跳ねた男が、着地と同時にひげを蹴った――

「―――」

ガードさんは、黒帽子ごと体を前に回転させる。

              ゴォン

     バキ

浮かせた黒帽子を地面に打ちつけて、回転したガードさんが頭を殴った。

                          ブォォォォ   ン

「――マロックさん、あの車」

                      パン

                                            ォォォォォォ    ン

車が加速して逃げた・・・

          カララ  ・・・

去り際に男が蹴ったから、横のミラーが地面に転がってる。

・・・3人帽子は倒れてる。

「・・・」

僕は、ネコパンチを当てられなかった。

男も見たいに車を踏み台にすれば、もっと高く跳べたのだ。

そしたら、練習したネコパンチが出来たのに。

フワリさんがさらわれそうになって、僕は焦ってしまったのだ。

「・・・ケガなさそうだね」

リフが僕をみた。

僕はもっと、ネコパンチの練習が必要である。

「ミュ」

                   ガタ

        ガタン

ガードさんが、地面に落ちている銃を集めてる。

3つ。

 

「カメラに映ってた車だったな・・・」

ノッポさんが来た。

「ああ」

           

「・・・・」

「大丈夫ですか?」

「・・・はい」

       

            ――― !!

よくわからない声を出して、フワリさんも来た。

「お嬢様たちは荷台に」

「うん」

「大丈夫?」

「・・・平気だよ」

リフは革帽子に蹴られたりしていたけど、平気そう。

「ニャ~」

バレッタさんを助けたのだ。

「リフが助けてくれたの」

「よくやった」

「・・・うん」

「ありがとう」

「ミュ♪」

オッドネコも無事。

          

「マロックさん・・・もうだいじょうぶ?」

「うん」

ノロマさんとハットさんが来る。

「クゥ」

ハットさんは、大きな箱を持ってる。

「警察はもう呼んだよ」

「はい」

「みんな荷台に・・・」

「うん」

「荷台を見ていてくれ」

              ガチャ

ガードさんが、銃をノッポさんに渡した。

「わかった」

「あの・・・さっき撃たれてなかった?」

「そうだよ!」

「・・・防弾の服だから、大丈夫です」

「そうなの」

「・・・・」

「行こう」

「うん」

ノッポさんと一緒に、リフやバレッタさんが去る。

          ズル ズル

男がひげと黒帽子を引きずって来た。

「けがはないの?」

エレガントさんが、少し遠くから話しかけた。

「大丈夫です」

ノッポさんに呼ばれて、エレガントさんは去った。

「防弾ベストかね」

「はい・・・ライフルでも貫通しませんから」

「そう」

「確認してみて」

エレガントさんは、画面を持ってる。

「警察が来るまで、中にいよう」

「・・・うん」

         

男に画面を渡して、エレガントさんは去った。

「この3人も、カメラのやつみたいですね」

「・・・その様だね」

     ガサ

帽子3人が動き始めた。

「でも4人いたね」

「はい」

                  スル

男の肩にのる・・・・

                トコ  ・・・

                                                 ヒュルルル  ・・・・・

                                ソョ ソョ

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