暗くない

2017年04月20日 13時35分59秒 | マーロックの日記

                                   リリリ

                                                    ヒュルル  ・・・・

                          ――   

   パチチ

月がみえる・・・

食事を終えて、崖に来たらもう太陽は沈んでいた。

雲はほとんど流れていて、星の帯もよく見える。

            バチ  ――

                            

                                       チュチュ

「♪」

全員ではないけど、食後にみんな崖に来た。

晴れたからかな。

「♪」

プルームさんがしゃがんで、黒猫をさわってる。

黒猫はスリスリしてる。

         

土壁の方に近づく。

「・・・」

レトリバーも来てる。

大きな犬。

「♪」

頭を撫でる。

                  

歩くと、付いてくる。

橋の向こうの湖には、きっと空が映ってる。

「・・・」

たき火の側で、子クマがゴロゴロしてる。

               パチチ

                                            ヮヮヮヮ  ・・・・・

カモノハシのクチバシには、縞状に約40000個の電気センサーがある。

彼らは脳の大きな部分を、このセンサーからのデータ処理に使っている様。

平べったいクチバシには、電気センサーとは別に機械的なセンサーが60000個くらいある。

この機械的センサーからの信号を受け取る神経細胞…ニューロンが、カモノハシの脳から見つかっている。

電気センサーと機械センサーの両方に反応する、他のニューロンも見つかった――電気センサーのみに反応するのは、今のところ見つかってない。

人の視覚の様に両方のニューロンがクチバシの空間的に正しい位置を占めていて、それによって立体的な知覚を得ている様なのである。

どうやら、獲物の筋肉からの放電を電気センサーで捉え、獲物が動くときの水の波動を機械的センサーが捉えて、その時間差から獲物の位置を計算しているらしい――私たちが目で見た情報を計算していると意識していないのと同じで、カモノハシもそれを意識的に計算している訳ではないだろう。

カモノハシは泥の中の獲物を探るので、こうした感覚が発達した様。

おそらくレーダーの反射板と同じように、クチバシを左右に振ることで、様々なセンサーからの情報を比較して獲物の正しい情報を得ている――私たちが視覚で得ている様な、詳細な三次元像を得ている可能性が高い。

ヘラチョウザメなど、同様のセンサーを利用するのは他にもいる。

こうした生き物は、筋肉で電気を得る――獲物になる動物たちが、つくるのと同じ。

多数の筋肉のブロックを積み上げて、高電圧にしている――それぞれの筋肉ブロックがうむ電圧は、低い。

ギムノトゥス科の淡水魚であるデンキウナギは、その長い尾に筋肉ブロックを詰め込むことで、600Vを超える電圧をつくる――デンキウナギと呼ぶけど、ウナギじゃない。

電気ショックで獲物を気絶させるのに利用され、人の命も奪うことがある。

デンキウナギの様な魚も、もともとはレーダーとして利用していた能力を高めたものだろうと思われる。

無脊椎動物と、脊椎動物の魚類と爬虫類には、毒を使うものがいる。

鳥類と哺乳類にはみられないけど、唯一の例外がカモノハシのオスで、後ろ足の爪に毒針がある――トガリネズミ類の中に、噛んだ時に不快感を与える有毒の唾液を出すものはいる。

この毒は捕食者や獲物に対してではなく、ライバルに対してのものらしい。

生命に危険はないけど、極めてはげしい痛みを与える。

痛みの感覚器に直接作用している様で、モルヒネも効かない。

がんの痛みに耐える方法の発見の期待もあり、その仕組みが探られている。

                                    ルルル

               ジャリ

土袋は、たくさん積んである。

高さは、最初とそれほど変わらない。

厚さと、幅が広がっている。

離れた場所にも、いくつか小壁があって、それぞれロープが張ってある。

万が一、崖から落ちないように安全のためだと思う。

「ミャ~」

「・・・・」

しまネコがいる。

レトリバーの後ろから、こっそり接近していたらしい。

         トン

手すり倒木にのった。

腰に着けてあるランタンライトを点けてる。

辺りはぼんやりした灯りで、しまネコがまばたきしてるのが分かる。

食事の後で、眠いのかな。

          ポト

手を伸ばすと、体を預けて来た。

抱える。

しまネコは、レトリバーによく懐いてる。

子ネコの時に、いつも一緒に繋がれていたから。

どっか行かない様に。

「・・・」

目が細くなったしまネコを、レトリバーが見てる。

任せれば、たぶん銜えてノロマさんの所に運ぶだろう。

私が持っているけど。

「・・・・」

星がよく見える。

月も。

しまネコを抱えて、辺りをみる・・・・

                クゥン

                                              ヒュルルル  ―――

         zzz

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