小窓

2017年06月09日 14時11分31秒 | マーロックの日記

                                         ―――  ・・・・・

                                                              ピィィ

                       

小窓から前をみる・・・

防弾シールドを持って、天然橋を歩いている。

日の出に合わせて、狩猟小屋の連中が一人白い布を持ってこっちに来た。

橋の向こう側に、箱を置いて去った。

単眼鏡で確認すると、透明なケースで中に紙。

たぶん手紙で、何か要求が書かれているのだと思う。

それで、私とマッチョさんで拾いに行ってる。

安全のために私が防弾シールドを持って歩き、その後ろにライフルを持ったマッチョさんが付いてくる。

                                 ジジ  ・・・   ジ

マッチョさんの腰に付いてるトランシーバーが、ジジジジ鳴る。

高分子量ポリエチレンのシールドで、防弾ガラスの小窓があるから前が見える。

ノッポさんが街で買ったシールドはすべて透明で前が見えやすいけど、防弾性能がそれほど高くない。

「注意してください」

後ろからマッチョさんの声。

もうすぐそこに、箱。

透明なプラスチックのケース。

中が良く見えるプラスチックで、中が良く見える。

風で転げない様に、中に石がひとつある。

「手紙みたいですね」

中には他に、紙が1枚。

変な仕掛けがないことがよくわかるように、透明なケースに入れたのかも。

                カタ

シールドで箱を押す。

「・・・・」

転げた。

                

すこし前進して、箱をシールドの内側に入れる。

「・・・・」

                カタ

軽そうなケースで、マッチョさんがフタを開けた。

                           ――

                                    ゴト

マッチョさんが、中にあった石を出した。

              ジジ  ・・・

「手紙の様です」

                         ジジジ  ・・・

                                          そう   ・・・・

トランシーバーから、ハットさんの声。

「戻りましょう」

「はい」

     

シールドを小屋の連中の方に向けたまま、後退する。

手紙を入れたままのケースを、マッチョさんから受け取る。

彼はライフルを持っているから、両手が空いている方がいい。

300mくらいある天然の橋で。

真ん中あたりには、小屋の連中がトラックで突っ込んでこれない様に大き目の石を3つ置いてある。

ここからみると、私たちを守っている土壁は立派。

小屋の連中がつくったのは、低い。

まだ寝ている予定だったガードさんも起きていて、ライフルを持って警戒してくれている。

                    

右を見ると、見晴らしがいい。

今朝もよく晴れている。

「・・・・」

上にドローン。

カールさんも起きて来ていて、大型ドローンを飛ばして辺りを撮影している。

水汲みはいつも日の出の頃に川に行っていたけど、今日はもう終わってる。

いつ小屋の連中が襲ってくるか分からなかったし、夜の見張りも暇だったから。

         

マッチョさんは防弾のヘルメットにボディアーマーを着て、ゴーグルも付けてる。

ゴーグルは換気機能もある様。

小窓から向こうを見る・・・・

                    

                                         ゥゥゥゥ  ・・・・・

                                                         ピィィ

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