あぽまに@らんだむ

日記とか感想とか創作とか。

ウォンテッド(2008年)

2016年10月14日 | 映画関係






ジェームズのハリウッド進出作です。B級なんてとんでもない。面白かったです。
以下は腐要素ありのネタバレ有りの為、御覧になる方は注意です。
大丈夫な方はそのままスクロールして御覧下さい。↓↓↓↓






















<感想と考察>


電車の通る高架下の横に住む大人しい青年ウェスリー。
会社では太った嫌味なおばさん上司に虐められ、親友面した同僚には彼女を寝取られる始末。
上司の嫌がらせに動悸が激しくパニック障害になってしまうので、会社帰りにドラックストアで処方薬を買っている。
そんなウェスリーの前に謎めいた美女が現れ、急にドラッグストアで銃撃戦を繰り広げた上にこう言う。
「凄腕の暗殺者だったあなたのお父上が昨日亡くなった。その息子のあなたも狙われている」
平凡だったウェスリーの生活が激変する事に。



その美女は、何とあのアンジーこと、アンジェリーナ・ジョリー。
最近は離婚とか人道問題などのニュースでしか観てなかった彼女を久し振りに映画で観ました。
女盛りだった「トゥーム・レイダー」の頃と比べ、知名度も上がり女っぷりも上がったアンジー。
今回は名前が大きく取り上げられてましたが、主役は飽くまでもジェームズ演じるウェスリーの物語。
彼女はそれを弁え、力強い存在感を醸しつつ、ウェスリーを導く暗殺者の教官として彼を演技でも支えてました。



話は単純明快です。
平凡だった青年がその内に秘めたる非凡な能力を生かし父親の復讐を迫られる。
否応無しで紡績工場である暗殺者組織のアジトに連れて来られた青年は、死と隣り合わせな程の過酷な訓練を強いられます。
血の所為なのでしょうか。能力者であったという父親と同じように、次第に非凡な才能を開花していく様は、
芋虫が必死に足掻き、蛹になろうとしているかのようでした。
彼はその才能で次々と依頼(暗殺)をこなしていき、列車での苦闘の末、父親の復讐を遂げる。
しかし、その暗殺者クロスは事切れる前にこう言った。
「私が…お前の父親だ…」
能力者の中で最強だった暗殺者クロスには誰も敵わない。だが、彼には絶対に殺せない相手がいる。
それこそ、愛する一人息子ウェスリーだったのです。
衝撃の事実を突き付けられ混乱するウェスリーにクロスの協力者だったペクワースキーが語る。
「お父上は君をいつも見守っていた。自分のような境遇にならないよう、普通の人生を歩ませてやりたいと願っていた」
そう。フォックスが現れた最初の襲撃は、実はクロスがフォックスからウェスリーを取り戻そうとしていたのです。



ここ!ここです!ここなんですよ!!




擦れ違いラブラブ親子萌え!!




ここが一番ズキューンときた処でした。
クロスの隠れ家には、幼い頃から最近までのウェスリーの写真が一杯飾られており、
その愛情深さが計り知れない程です。確かに自分は愛されていた。ウェスリーは気付きます。
組織のMr.Xの部屋には、そんなもの1枚も無かったのです。



ウェスリーは生まれて間も無く母親は死に、父親は生まれて数ヶ月で自分を置いて行ってしまったと言われていた子です。
その為、両親の愛情を知らず、恐らく彼女や友人との接し方、情の掛け方を知らない子と推測出来ます。
そんな子ですから、急に現れたMr.Xこと「暗殺者クロスに殺された父親」を尊敬し、彼の部屋で衣類を嗅いだり、
上着を借りて「~♪」とかしちゃう子なんです。可愛過ぎてキュン死します。
そんなファザコンのウェスリーなのですから、組織に騙され実の父親を殺してしまった事に憤り、
クロスの希望、「普通の人生を歩む」という選択肢を自ら捨て、組織に復讐する事を決意をします。
正に此処が蛹から艶やかな蝶に変じる処です。



会社の管理担当だった頃のウェスリーは、おどおどとしてすぐに「すみません。(I'm sorry)」と謝る子でした。
アンジー演じるフォックスにも「すぐに謝るのね」的な事を言われてました。可愛いですけど!
暗殺者クロスに狙われ、フォックスとカーチェイスをした際に、乗車したままパトカーの上を回転して躱す際も、
スローモーションで「I'm sorry(すみません)」って言ってて、超可愛かったんですが、まさか伏線とは思いませんでした。
ちゃんと依頼をこなしている際、自ら車を空中で回転させ、「I'm sorry」と言いながら暗殺するんです。
こんな可愛い暗殺者だったら、殺されても本望と思う。ホントに。


話が逸れました。
暗殺訓練の際の切り傷な裂傷、打撲なども回復風呂とかいう怪しげな風呂に入ると、数時間でほぼ完治。
……それは反則でしょう。
彼の教官には、拷問担当や刃物担当、銃器担当と数人の教官がいるのですが、
いずれの教官もウェスリーに情の一欠片も見せない程、徹底的に嬲ります。それはもう目を逸らしたくなる位に。
殴られ、切られ、電車の屋根に突き落とされます。本当に容赦無いです。
血塗れて泣き喚くウェスリーに恐ろしく萌えたのは秘密の方向でお願いします。
その集団のボス、スローンを、何とあの名優、モーガン・フリーマンが演じています。
そしてウェスリーの実父、クロスをトーマス・クレッチマン。色男ですよね~。
アッシュブルーの瞳は少しマイケルに似てるかも。








そんな教官達なので、ウェスリーも組織を襲撃した際、容赦無く倒す事が出来ました。
しかし、暗殺の依頼をこなしていた際、不安を零したウェスリーに、その信念と意義を説いた訓練担当のフォックスは、
格好良く、ぶれる事なく、スローンの世迷言に耳を貸す事なくウェスリーを救い、散って逝きました。
此処は凄く嬉しかったです。フォックスだけはウェスリーの味方で居て欲しかったので、とても爽快でした。
そして最後の終わり方は独特だったので、「ん~」と思いましたが宿敵のスローンも実父クロスと同じ、遠方射撃で倒し一件落着。
実にハリウッド映画らしくメリハリの付いたいい映画でした。
アンジーとモーガン等がしっかり脇を締めてくれていたので、安定してましたし、世界観も厚みがありました。



千年前から、神に代わって“運命の意志”を実践してきた秘密の暗殺組織“フラタニティ”
スローンはその運命の意志から暗殺リストに自分が上がって来たのを隠し、
組織の掟を破って自らの保身と組織の強化を図ったらしいです。
そりゃあ、暗殺リストに自分達の名前が出て来たら隠すよね。誰でも死にたくないもの。
でも、幾ら組織の掟だからって、自らを殺せるフォックス凄いです。



結局ラストで完璧な蝶と羽化したウェスリーですけど、これからどうするんでしょうね。
組織はスローンがボスだった支部だけでは無く、世界各地にあるそうなんで、他の組織に紹介されて暗殺者として生きていくんでしょうか。
クロス泣いちゃいますね。でも、余りにもクロスが可哀想なので、私的にED後、ひょっこり帰って来るに1票です。
そんで、親子で可愛く身を寄せ合いながら暮らせばいいと思っています。
「それ…親子以上のスキンシップじゃないのか?」
と珠に遊びに来るペクワースキーに突っ込まれてたらいいです。
因みにペクワースキーはお祖父ちゃん的な何かになってて、いっつもウェスリーに服やら装飾品やら買って来るのです。
孫可愛がるお祖父ちゃん尊い。



あんまり可愛いので、親子会話を幾つか妄想しました。

お部屋にて
「また写真飾ったの?恥ずかしいよ…。僕の写真ばっかで…」
「…何なら二人の写真も飾ろう。ボードに一杯貼って飾ろう」
「何か高校生みたい。…もう、何笑ってんのさ」
「目の辺りが本当にアリスに似て美しいなお前は」
「なっ…(顔真っ赤)!息子に言う台詞じゃないから!」
「真っ赤になって、可愛いなウェスリー」
「もう!少しは黙ってよクロス!もう回復風呂作ってやんない!」

お部屋にて2
「そう言えば僕の事、いつも見守ってくれてたって聴いたよ」
「そうだ。幼い頃からお前が組織に近づかぬよう見張っていた」
「え?いつも?」
「勿論、依頼があった際は仕方無く仲間に頼んでいた」
「じゃあ、僕が苦しんでいたのも知ってたんだよね…。酷いや…」
「勿論、お前が苦しんでいる時、私も苦しかった。お前が笑っている時、私も嬉しかった」
「そ…そうなんだ…」
「だから、何でも知っているぞ!初めてデートした日も、初めてキスした日も、初めて…」
「わぁぁぁ!わぁぁぁ!わぁぁぁ!」
「可愛いウェスリーは奥手だからな。上手くいかずに……」
「わぁぁん!!クロスのバカァァ!!」

お部屋にて3
「そう言えば、組織では何処にいたんだ?」
「え?あ、うん。父親だって騙されてたMr.Xって人の部屋にいたよ」
「どうした。腹でも痛いのか?」
「僕、あの人が父親だと思って…変な事一杯しちゃった…。恥ずかしい…」
「!!何っ!!何をされたんだウェスリー!!」
「…あのね、しちゃったのは僕。…え~っと、上着の香水を薫ったり、上着を借りたり…かな」
「ん?わたしの皮ジャンも着ていただろう」
「うぅ~~(顔真っ赤にして)僕、匂いフェチなのかな。意識した事無いけど」
「………(そう言えば寝る際にわたしのシーツを良く嗅いでるな~)←嬉しい」
「もう…!にやにやしないでよクロス!」



とかね!とかね!暗殺者親子いいよ!親子!可愛いウェスリー溺愛のお父さんクロス。
そして最強の凄腕暗殺者であるクロスに尊敬と憧れを抱くウェスリー。
暗殺の依頼こなしながら幸せに暮らして欲しいです。
この作品も最高でしたね。可愛いジェームズと格好いいジェームズと二倍美味しい映画です。
ジェームズの可愛さの生かし度は★★★★☆です。
何で減点あるかと言うと、ウェスリーは普通の子という設定だからとジェームズを起用したというのです。
失礼な話です。こんな気品のある綺麗な子が平凡な筈ありません。
オフィスにいた際も、こんな可愛い子を虐める女の上司なんて考えられません。愛でるこそすれ、虐めるなど!
インタビューをする人する人がウェスリーを平凡というのが気に入りませんでした。
特典まだ全部観てないのですが、もういっそ買いたいので後でじっくり観ます。



ここまで読んで下さって有難うございます。
少しでもジェームズの可愛さと作品の良さと萌え(え?)が伝わると嬉しいです。




















『映画・DVD』 ジャンルのランキング
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« ビトレイヤー(2013年) | トップ | SHAME(2011年) »
最近の画像もっと見る

あわせて読む