あぽまに@らんだむ

日記とか感想とか二次創作とか。

パワーレンジャー(2017年)

2017年07月15日 | 映画関係

















































戦隊ものなので、ネタバレも何も定番なのですが、念の為ワンクッション。
行って観ようかなと思っている方は自己回避でお願い致します。








































結論から言いますと、





すっごくいいから観て来て!!!





何せスーパー戦隊ものなのに、あっさり変身出来ないんですよ。
でも、高校生戦士、一人一人の葛藤や団結(何せ戦隊だから)が丁寧に描かれていて、
何か、パワーレンジャーはジュウレンジャーのアメリカ版なのにジェットマンっぽいんです。
恋愛って訳じゃないけど、初めは「この子達大丈夫なのかしら…」って思ってたのに、
皆ホントいい子なんですよ。お互い自分のことで一杯一杯なのに、少しずつ相手の事を知ろうと努力するんですよ。
だから、たった124分のなかで相手を知ろうとし、思い遣り、街を、世界を護ろうと決意していくんですよ。



偶然、その場に居合わせたばかりに、パワーレンジャーの力を手に入れてしまった高校生5人は、
格闘に関しては全くの素人。おまけにパワースーツに変身出来ない。
だから生身で格闘訓練をする羽目になってしまうのですが、本当に皆頑張ってます。
初めは「何で自分達がそんなことやらなきゃならない」と拒否していたのに、
一応生身でも凄い力や強固さは身に付いていたので(洗面所を割ったり、スマホを握り潰してしまったり、崖を飛んだり(笑))、
戦闘訓練を続けながらも、皆が少しずつ心を寄せていくシーンは大好きです。可愛い。



レッドはハッちゃけた悪戯から転落した元フットボールヒーローの男の子ジェイソン。
ピンクは学園の女王的存在だったのに、その傲慢さが災いして仲間はずれにされている女の子キンバリー。
ブルーは自閉症ながら純真で記憶力が優れ、虐めの対象になっていた男の子ビリー。
ブラックは登校拒否がちなアウトローの男の子ザック。
イエローは家庭の事情により転校を余儀なくされている孤独な女の子トリニー。
この問題有りな5人が少しずつ変わっていきます。



ジェイソンが物語の最初に間抜けな悪戯をする意味が分からなかったのですが、もしかして膝を痛めていて、
自分に凄い期待をしていた父親に言えずに苦しんだ故の行動だったのかしらと想像しているのですがどうでしょうか。
戸惑いながらゾードンに言われ、リーダー(レッド)として苦悩しつつも皆を率いていくのは感動します。
キンバリーが仲間外れにされた理由も、やり方はえげつないにしても、男友達を想っての行動だったらと思うのです。
確かに直接「その写真」を彼に見せてしまうのはどうかと思うのですが、彼女も子供だったのでしょう。
ビリーもジェイソンに助けて貰ってから一番変わったのではないかと思います。
いきなり元フットボールのスーパー高校生の友達が出来たのに、更に3人も同志が出来るのです。
偶然にも彼が一番に変身出来たのは、友達同志で喧嘩して欲しくないという優しさからだと思うのです。
結果的に仲間が団結出来たのは、彼のお陰とも言えなくないでしょう。切っ掛けも彼でしたし。
ザックはブラックだけあってトリニー同様一歩下がった子だったけど、段々それが彼の家族想いからくる行動だと皆は知ります。
生来の優しさが不器用さを乗り越えた時、一番猪突型なのかなと思いました(マストドンのゾード(巨大メカ)を暴走させるトコ)。
トリニーはちょっと変わった女の子。崖の上でヨガしちゃうような子なので、普通の家庭では浮いてしまってます。
転校ばかりなので、友達が居なく欲しくても出来ない。だからいきなり出来た友達との距離感が分からない。
でも、キンバリーと一緒にいる内に笑顔が多くなっていくのが本当に可愛かったです。



そんな彼等が様々な試練を乗り越え、漸く変身出来た時、「よ゛がっだね゛ぇぇぇ」と泣いてしまいました。
日本のスーパー戦隊もののように、何かのアイテムで簡単に変身出来る訳じゃない処が、アメリカっぽくていいなぁと思います。
ヒーローは偶然なれるけれど、闘いに挑む時には様々な試練と代償が必要なのだと感じました。
5人皆が心を一つにして少しずつパワースーツに変身していくのは本当に感動ものですし、綺麗です。
予告でも観れますが、水から飛び出して崖の上に5人でスーパーヒーロー着地をするシーンはゾクゾクしますよ!!
後は、スーパー戦隊には欠かせない巨大メカ、ゾード達の活躍。
ジュウレンジャーと一緒なら、ティラノサウルス(今はT-レックスかな)、マンモス、トリケラトプス、サーベルタイガー、プテラノドンですが、名称が少し違うようです。
マンモスの代わりに、ブラックはマストドンという名称に変わってますが、一応マストドンはマンモスと一緒でいいのでしょうか。
画像や映像を観る限りあんまりマンモスっぽくないのですが、良く分かりませんでした…。
でも、サーベルタイガーやティラノサウルスが縦横無尽にトランスフォーマーのように駆け回るのは胸熱でしたよ!!



しかし、敵であるリタとゴルダー(敵の巨大金ピカメカ)がメチャクチャ強いので、押されて押されて、
最後の最後に偶然、巨大メカ(メガ・ゾード)に合体出来るんですが、それでも圧倒出来ない。
此処で皆が必死に一緒に格闘訓練をして、息を合わせてきた事が結果となるんです。
今時の合体メカのように皆が巨大メカの中で5人揃ってポーズじゃないんです。
両手、両足にそれぞれ1人ずつ4人、リーダーが皆に声を掛けつつ動かさなくちゃならないんです。
こんなのいきなりやれって言われても普通出来ないですよね。……日本のスーパー戦隊なら出来るでしょうけど。
でも、皆で同じことを必死にやって来たし、お互いの動きも分かっている5人だからこそ出来るんです。
此処でもお母さんのように「皆頑張れぇぇ」と拳握ってしまいました。そう。心意気はお母さん。
舞台は皆が住む街だから、皆に関わっている友達やクラスメイト、家族などが映し出されますが、それも一興。
最後は今時の高校生らしく、メガ・ゾードをゆらゆらラッパーのような動きをさせて終了します(笑)



敵のリタの不気味さとか過去、ゾードンと何が遭ったの?とか色んな疑問も湧きましたが、またそれも別のお話でお願いしたいです。
個人的にジェイソンと一緒にゾードンを疑っていて、本当に申し訳なかった気がしました。ゾードンごめんなさい。
こんな辺境の星まで来て、恐竜や地球の生命体を護ろうとしてくれたスーパーヒーロー達のリーダーだった人だものね。
幾ら使命の為とは言え、子供達にパワーレンジャーになって闘わせるのに申し訳無さがあったのでしょうね。
これからも壁の人としてジェイソン=リーダーの指南役になってあげて欲しいです。
取り敢えず細かい処は抜きにして想った事は全て書いたつもりです。本当は細かい処をもっとあるのですが、
そんな事は抜きにして兎に角、スーパー戦隊シリーズ大好きな人は本当観て来て!!



5人ともホント可愛いから!!



感想は以上です。ここまで読んで下さって有難うございます。
ゾードのこととか詳しく知りたかったので、パンフレットを買ったのですが、
何故か日本語吹き替えの俳優やアイドル?声優さん達のコメントに何ページも取っていて、
杉田氏じゃないけど、かなり「え~」な感じでした。宣伝に必要なのかもしれませんが、
パンフレットを買うコアなファンが知りたいのは其処じゃないです。最後にそれが言いたかったです。
それでは、今度こそ「メアリと魔法の花」行けるかな。夏休みになっちゃう前に行きたいです。




























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