アーサー王つながりと思って読んだら、びっくりするほどロマンス小説でした。
『アーサー王宮廷のヤンキー』の隣にあったんですよ。
ま、その隣には『500年の恋人』がありましたし、タイトルもタイトル。
自業自得です。
アーサー王つながりじゃなくて、時間差、タイムトラベルつながりの並びだったのかもしれません。

月光の騎士の花嫁
著者:スーザン・キャロル
訳者:富永和子
発行:ヴィレッジブックス
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物語の舞台は19世紀のコーンウォール。
中世の扮装をして大騒ぎをする祭りの夜、失せ物を探してひとりの青年がさまよっています。
探しているのは家宝の剣。
剣こそ帯びていないものの、扮装はまさしく中世の騎士。
その祭りの夜ならばさほど違和感のない格好ですが、その体はなんと半透明。
彼は幽体離脱が出来る体質で、訳あって、幽体で剣を探し回っていたところをまだ若い未亡人・ロザリンドに見つかってしまいます。
ロザリンドの思い込みも手伝って、彼は苦し紛れにランスロットと名乗ります。
アーサー王の円卓の騎士の中でも随一の騎士、ランスロットの霊魂だと。
ほんとうのことをいわなければならない義理もなく、それにまるっきりの嘘でもありません。
不本意ながら彼の名前は本当にランスロット。
その場を繕うための些細な嘘。これが、どんどん、彼の首を絞めていくことになります。
みつからない伝説の剣。
特別な能力を持つ一族の嫡子であるランスロットの苦悩。
ランスロットと双子の弟とのすれ違い。
ランスロットと、ランスロットの亡霊と、ロザリンドの奇妙な三角関係の行方。
さすがにロマンス小説の主人公。
こーれーでーもーかーっというくらいに、ランスロットはチャームポイントてんこもりです。
へたれでかわいい。
物語も、血の因縁に、確執、葛藤。魔法に伝説、違えると祟りがあるというしきたりと、こちらもてんこもり。
それが、こーれーでーもーかーっというくらいのハッピーエンドにおさまるロマンス小説。
不思議な血の一族の物語としても読めるので、ファンタジー好きにもよいかもしません。
シリーズ化されていて、これは第2弾。
ひとつめは、ランスロットの両親の物語らしいです。

魔法の夜に囚われて
著者:スーザン ・キャロル
訳者:富永和子
発行:ヴィレッジブックス
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1999年にRITA(アメリカロマンス作家協会)賞のベスト・パラノーマルロマンス部門を受賞した作品だそうです。
はじめて聞きました。
この賞。









