徒然なるままに

なるようにしかならないと、達観できればいいのですが

どうなる年金資産

 | Weblog
年金資産の運用状況について考えました。2017年4月から6月の運用状況(期間収益額)は-5兆2342億円でしたが、そのうち配当利息は8342億円ですので、本当の運用成績は-6兆684億円となります。期間収益率は-3.88%です。2016年度同期間の運用状況(期間収益額)は2兆6489億円で、そのうち配当利息は8039億円ですので、本当の運用成績は1兆8450億円となります。
7月から9月の運用状況はどうなるでしょう。結果の公表は11月20日前後になると考えられます。個人的な予想を述べます。1つの指標になる日経平均はどうでしょうか、2017年4月から6月の日経平均は16,492円で今年度7月から9月までの平均が16,636円です。前期比0.87%UPしていますので期間収益率も同程度異動するとすれば、-3.81%。運用資産額は124兆7596億円に減少すると思われます。
運用資産額は2014年3月末に126兆5771億円で2015年3月末に137兆4769億円でしたが、2016年3月末には134兆7475兆円、6月末には129兆7012億円になりました。2014年(平成26年)10月31日にGPIFは年金資産の運用割合について、国内債券を大幅に引き下げ内外株式の構成割合を2倍に引き上げました。
GPIFの三谷隆博理事長は会見で、資産構成を見直した理由につ いて、「デフレ脱却後の経済に対応だと説明。デフレから緩やかなインフ レへの移行が見えてきているとして、国債評価損への対応が最大の焦点 だった」と語りました。ところが、現在もインフレの傾向はみられないばかりかデフレを脱出することができるか不明な状況です。老齢基礎年金受給開始年齢について、65歳からが本来支給開始年齢ですが、実はそれより以前に受給している繰り上げ支給の人は全体の37.1%です。そのうち60歳から支給されている人は20.7%にも達します。65歳を超えて支給される繰り上げ支給を選んでいる人は1.3%にすぎません。繰り上げ支給を受けている人の年金額は60歳からで平均月額35,815円。なぜこのようになったか、それは厚生年金の支給開始年齢の推移によると考えられます。1999年(平成11年)までは厚生年金の定額部分と、報酬比例部分ともに60歳から支給されていました。しかし、年金財政が厳しくなってきたため徐々に支給開始年齢が引き上げられ、定額部分は2001年(平成13年)に1歳引き上げられて2013年(平成25年)からは65歳になりました。報酬比例部分は2013年(平成25年)に1歳引き上げられその後3年に1歳引上げられます。2025年(平成37年)には65歳になる予定です。厚生年金が60歳から支給された人々のうち、ある程度の人が65歳以前からの繰り上げ支給を選んでいると思われます。
第4回社会保障審議会年金部会(2011年(平 成 2 3 年 )1 0 月 1 1 日ではさらに次のような案も出され検討課題とされています。
「基礎年金の支給開始年齢は、制度創設当初から65歳のままであるが、当時から比べて、 65歳の平均余命が伸びており、今後も伸びていくと想定されるため、諸外国の動向等を踏まえ、基礎年金の支給開始年齢についても、65歳以上への引き上げを検討すべきとの意見についてどう考えるか。」
このようなことを考えると、貴重な年金資産をもっと慎重に運用してほしいと思います。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 電通またも・・・ | トップ | 危なかった南スーダンの自衛隊 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL