青空エクスプ レス

日本ではオンリーワンの手書き地域雑誌『あおぞら』の編集発行人を経て、室戸市の政治を監視する改革派議員三期目。絵馬修復師。

「全国岬サミット」の提唱者は一人の市民だった

2016-01-29 | 人間のあり方
 次の記事は、平成24年9月に掲載した記事。昨日の(※)マーク「全国岬サミット」に関するお話を詳細にお伝えする。

 人間の在り方、政治に関わっている人間は如何に在るべきかをお考えいただきたい。

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 昭和61年2月の喫茶店開業から平成23年4月に市議会議員をやめた時までずっと地域づくり活動を続けてきましたが、その間、行政や政治家が一市民の企画を横取りして自分が成りあがろうとする出来事に何度か体験しています。

 それは、いわば市民の能力やアイデア、活動等を奪い取ってしまうとんでもない出来事。

 このような“パクリ”事件の一例を公表しておきたい。

 尚、これからお話しする“企画窃盗事件”は、私が市会議員になってすぐの平成15年に室戸市議会の一般質問の中ですべて暴露したから現在3期目以上の市会議員は承知していることですが、まだまだこんなことが町の中で起こったことを知らない方々がたくさんいますので、室戸市民はもちろんのこと、室戸市の市長や市職員、市会議員の皆さんはよくご覧いただき“反面教師”にしてほしい。

 勿論、全国の市区町村においてもこれと同じことをやってしまう強欲な政治関係者はいようと思うので、戒めとして書いておく。全国の首長や議員、自治体職員の皆さんには耳の痛い話になるが、一緒によく考え、教訓にして学んでいただけたらと思う。

 そして、自治体に関係するすべての者は、自分たちは汗を流さず、調査研究の後の創案もなくして、住民が考えたアイデアを踏み台にして自分たち首長・行政職員が成り上がり名誉とより高い金を手に入れたり、次の選挙に利用したりするなど、人の風上にも置けない行為をすることだけは止めよと言っておく。


 話は24年前の昭和63年(1988年)3月にまで遡ります。

 昭和61年2月に市内中心部にジャズ喫茶店『ヴィンテージ』を開店し経営していた私は、赤字経営ながらその商売の売り上げを市民に還元する意味と町の文化を高めたいという強い思いから、コンサートや映画会などを次々と開催していました。だから、地域リーダーの一人として、役所の金になど頼らず自分のお金を投資して精力的に活動をしていました。

 その地域文化を高めようとする活動の一環として、二つの事業企画書とそれに関係した地図も作製し、店においてありました。それを、日曜日の朝、モーニングを食べるために夫婦で来店した当時企画課長だった大西幸進氏を見て、「この人ならこれを事業化してもらえるんじゃないか」と思い、「この二つの事業を実現して、室戸のまちづくりに役に立ててください」とお渡しした。

 企画書の一つは、全国の岬のある町が集まってのサミット「全国岬サミット」の開催。もう一つは、四国の形とオーストラリアの形が似ているところから、室戸市と同じ位置にあるオーストラリア東南部の都市との姉妹都市縁組と交流。この都市の名は「後で言おう」と思い課長に言わなかったが、オーストラリアの“室戸市”が離れた形になっていて、なおかつ室戸市の遠洋マグロ漁船の補給基地となっていたタスマニア(室戸では「タスマン」と呼んでいた)の都市、ホバート市との縁組だった。

 このことは今まで明かしたことがなかったので、企画人だった私以外、今もって誰も知らないでしょうが、実は、いま交流を行っているポート・リンカーン市などではなかったということです。

 そうして、それから5カ月たった8月のある日の高知新聞朝刊。その大西課長がこの企画を引っ提げて助役に昇進した、その抱負(「助役の横顔」)を語った記事が掲載された。つまり、私が課長に2事業を企画提唱したものを「自分が考えた」と当時の中谷市長に伝え、地域振興のアイデアなど全く持っていなかった市長は喜び、この企画課長を助役に昇進させたということだ。何とも悪い行いである。

        

          
 企画課長から市助役に昇進した大西氏を取材したのが、先日も紹介させていただいた私の恩人の一人で、当時はまだ20歳代後半だった高知新聞室戸支局長・依光隆明記者でした。

 大西氏は依光記者に「私が考えた企画。来年の3月に全国岬サミットを開催します。また、オーストラリアの都市との姉妹都市縁組をして交流を始めます」と話し、それが「新しいす」のコラム記事となったのです。しかし実は、この二つの事業はともに私が考えて課長に企画書をお渡しし提案したあの企画だった。

 だから、この記事を開店前の喫茶店で見て、本当に驚きました。

 私は即刻、記事掲載から数日して来店した依光隆明記者に抗議した。

 「大西助役は自分が考えた企画と依光さんに話したようですが、実はあの事業は彼が考えたのではなくて、私が考えて書いた企画書を今年3月に課長に渡したものです。喜んだ室戸市はそれを基にしてサミットを開催するもので、記事に誤りがあります」と。

 記者は当然、「知らなかった」といった。

 「依光さん、それもね、事業化してもらうために企画書を渡したものやきん、事業化はうれしいが、事業化するにしてもこんな話はない。大西課長も真実を語るべきやに、自分の欲のために市民を踏み台にして成り上がろうとする。『この全国岬サミットの企画は喫茶店をやっている谷口さんから提案されたものです』とか、そう言えなくても『この全国岬サミットはある一市民から企画提案されたものです』ぐらいのことは言うべきよ。依光さん、そう思わん? 私は今、腹が立ってたまらん。これが市職員や市長らのすることで、町の政治に関わる人間たちは議員も含めて、信用できん奴ばっかり。これが室戸市政の体質よ」と怒りをぶつけた。

 しかし、記事の訂正をすれば課長は盗人だと県民に批判され、自殺しかねない。そう考えた私は、くやしくてたまらなかったが、我慢することにした。助役より私は年齢がずっと下ですが、中岡慎太郎ではないが“涙を抱えて沈黙すべし”で、彼を救うために大人の対応をしたのです。勿論、当の大西氏は私のこんな辛く悔しい思いは知る由もなかったが。

 そんな腹立たしい出来事があった後ですが、私はこう思いを改めた。

 「しかし、あの企画があったおかげで助役に昇進した課長だ。全国岬サミットが開催されるという来年(昭和64年)3月の開催日には企画者の自分を『谷口さん、おいで下さい』と呼んでくれるだろう」と思った。これは、誰もがそう思うのではないか。厚かましい思いではないだろう。

 大西氏の助役昇進の記事が掲載された8月に市役所から連絡は無かった。でも、きっと11月や12月ごろには「これはあなたのアイデアがあったればこその会議開催です。来年3月の岬サミットの時にはお誘いしますからどうかおいで下さいね」と電話がかかると思っていた。市役所から私の喫茶店までは、ほんの20メートルか30メートル。歩いて報告に来ても、ほんの5分の距離。気持ちの問題だった。

 そうして、室戸市議会9月定例会が開催され、次の日、こんな記事が掲載された。

  

 数日して、こんなコラム記事も掲載された。

  

 ここには、「その室戸が“陸の孤島”を逆手に取ろうとする企画を打ち出した。中谷市長が九月議会で明らかにした『岬サミット』である。来春の開催を目指して今は具体化を急いでいる段階だが、狙いはなかなか面白い。(中略)時の流れが異常に早い現代にあって、地域リーダーに求められているのは鋭敏な感覚と行動力ではないだろうか。感覚とセンスさえあれば、金がなくて政策の選択の幅は狭くても、まだまだでき得る行動の選択の幅は広いように思う。いや、財政的に厳しいからこそ頭と体を使う時代に入っているのだ」とあった。

 つまり、この「全国岬サミット」は室戸市が頭を使って考えて行った一大事業ではなくて、私が考えて室戸市に企画を提供したものを室戸市が我がものとして対外的に情報発信したことを考えると、記事にある「狙いはなかなか面白い」や、「地域リーダーに求められているのは鋭敏な感覚と行動力」や、「感覚とセンス」などは室戸市や大西助役に与えられた評価ではなくて、この私に対して与えられた評価であるとわかる。

 それにしても、助役昇進の記事掲載から数日して「あれは事実ではありません。全国岬サミットは私が企画したもので、その企画書や全国にある岬とその所在市町村などを書いたものを大西助役に渡したものであって、大西課長が考えたものでも室戸市の職員らが考えたものでもありません」と事実を明かしたのに、その後も室戸市が計画立案したものとして報道した依光記者の責任も重いと考えたが、そうした方が一市民の私が考えたことだと記事にするよりも記事に重みができると記者は考えたのだろうと理解した。

 それと、25年も前のこれらの三つの記事を私が保存して持っていることからも、読者には私の当時の無念さを解っていただけるのではないか。


 しかし、11月が来ても12月になっても室戸市からや大西氏からの連絡は無い。「まだ、3、4か月もあるしな」と待ちました。

 年が明け、1月になった。喫茶店で朝6時には店に入りモーニングの支度を、夜は8時まででしたが後始末をして掃除をし、午後10時ごろまで働いていたが、「きっともうすぐ掛かってくるだろう」と思い、待った。

 2月になる。でも連絡は無い。

 サミットが開かれる3月になった。なぜなのか、連絡は無い。

 開催日の半月前になったが連絡は無かった。

 イベント開催日の十日前になった。しかし、連絡はこない。「室戸市には地域づくりの起爆剤になるアイデアがないと思って、忙しい商売の合間をみて書きあげた企画書と地図までつけて渡したのに、まさか何も感謝しないということは無かろう」と思い、待った。

 自分から「どうなっているんだ」と市に問い合わせることも知っているが、それでは角が立つし、大人げないと思った。だから、じっと待った。

 一週間前になったが、何も連絡がこない。

 5日前になったが、助役からは何の連絡もない。喫茶店でお客さんにを珈琲をいれながら気もそぞろでしたが、待った。

 4日前になったが連絡はこない。

 3日前、2日前になったがこない。「まさか、お呼びがかからないということは無かろう。記念撮影の時には端っこの方にでも入れてくれるだろう」。そう思って、商売をしながら待ちました。

 前日になった。だが、室戸市役所から連絡は無い。当然、市長、市職員、議員らの多くはこの「全国岬サミット」のイベントのために忙しくしているであろうと想像していた。

 「もう、電話はかかってこないんじゃないのか」、「いや、きっと来る。私のアイデアを基に行われる室戸市を全国に広げるイベントで二日間も行う事業だ。これから毎年、岬のある町のまちづくりに生かそうと全国持ち回りで開催される事業だと新聞にも載っていた。企画提唱者の自分をその会議に呼ばないということは無かろう」。そう思っていた。

 当日になった。新聞を見ると昼間は式典やシンポジウムが行われ、夜は全国から集まった首長や議員らによるレセプションが行われるとか書いてあった。午前10時になったが、連絡は無い。

 昼になったが何も連絡は来ない。

 一日目の夕方になった。「もう、連絡はこないなあ」と思いつつも、一縷の望みを持って、店で待った。

 しかし、その日一日中待ったが市役所からは何んの連絡も無かった。

 翌日、つまりサミット二日目、「もしかしたら、今日かも」と思った。しかし、やがて期待した私がバカだと気付いた。

 当時、サミットに関するこんな記事も掲載された。

  

 ここには、「室戸市がこのサミットを計画した元々の発想は何だったのか。大西助役はこう話す。『単純なイベントとしてはまったくとらえてはいないんです。長期的に一次産業が廃れて言っている。そんな状況にどう対応したらいいのか。ともかく今、真剣に考える時期じゃないのか。その糸口をつかみたい、と』。 考えてみれば室戸市がサミットを発送したのは必然だったのかもしれない。助役の話通り、それだけ行き詰っているからだ」と書かれていた。

 実に空々しい内容で、ウソを話す助役と、ウソを話す助役の話を真に受け書いた事実に即していない許しがたい内容と、私が企画提案した事業であることを知っておりながら「室戸市がこのサミットを計画した」とか「室戸市がサミットを発想した」と書いてしまう依光記者に、当時の私は怒りに震えたものでした。

 いま思い出しても腹が立つ事件でした。

 気が付くの遅いが、私はその時、やっとわかった。「室戸市役所という組織は、結局、そんなところか」。

 高い給料をもらっていても、ただ成果を求める。

 他人のアイデアでも、自分のものにしようと画策する。

 市民から給料をもらっている立場なのに、その市民のアイデア・企画をも我がものにしてしまう。

 もっと単刀直入にいえば、「市民のものを盗む」。

 自分の出世と金のためなら、自分たちが給料をもらっている市民をも踏み台にする集団か、と。

 以後、市長と市職員は心底信頼できないと思ってはいた。だが、平成18年4月に一人の市職員の「武井市長が市町村合併に取り組まないのはおかしいと思います」と語る市政に関する考え方を信頼して市長選に引っ張り出し夫婦して市長選で支援したところ、一年前に二人で三度も念を押して交わした「市町村合併に取り組みます」という約束を議員総会で「私は市町村合併に取り組む考えはありません」と反故にされ、愚かにもまた市職員に騙されてしまった。それが今の小松市長。

 なぜこんなにも市長や市職員の発言や行動、考え方は信用できないのかと痛感している。

 市職員を信頼して業務の手助けをしている市民を、なぜこうも平気で裏切るようなことが出来るのかと、半ば、感心している。

 それらの行動を起こす時の全てが、その人物が権力の座に就く時(就きたい時)と役職に就く時(就きたい時)であり、それは人並み以上の多くの金と他の人より上の肩書が目当てであるのは疑いようもなく、考えても実に浅ましい行為だと思う。


 五年前の8月4日、高知新聞一面の「小社会」に亡くなった赤塚不二夫さんについての記事があり、その中にこんな一節があった。

 ≪才能とは、一度出口を見つけると、滝のようにあふれ出てくるものらしい。赤塚さんは編集者ら周囲の人にもアイデアを出させ、それを肉付けする天才だった。だが、手柄を独り占めするようなことは絶対になく、「あれは誰それのアイデア」と公言した。≫

 赤塚不二夫氏がしたことは当たり前のことだが、現実社会ではなかなかこのように適正にことは運んではくれない。

 全国岬サミットの企画を室戸市の事業化してほしいと考え提案したこの大西課長も「これは谷口さんのアイデア」と公言せず、欲にくらがりアイデアを盗んで中谷市長に「私が考えたものです」と提案して助役になった。又、依光記者の取材にも「私が考えた企画です」と話し、その記事によって県内での自分の評価を高めたのである。

 全国のいろんな地域に住んでおられる住民のみなさんに申しておきたいことは、市町村行政に対し企画やアイデアを提案・提言する時には、その企画書をコピーし一部を保存用及び証拠として残した上で、信頼できる議員に議会の一般質問で「ある市民からの提案だが・・」と、提案してもらうことをお勧めする。そうすれば首長や職員に渡すよりも即時に情報公開されるため、安全だ。それも、何でも“パクる”欲の深い議員にお願いしたら同じような目に遭うから、注意が必要だ。

 尚、私が市議になってすぐの室戸市議会での一般質問において、私が企画し市の地域振興事業として提案した二つの事業計画を大西企画課長がその事実を秘匿し事業化したことと、その「全国岬サミット」を開催した日に企画提唱者である私を招待せず、式典に列席もさせずにこれを終えたことについて、全てあからさまに暴露し、議場に座る武井市長や20数名の課長、そして私を除いた17名の市議会議員、および傍聴する市民の皆さんらが驚くのもお構いなしに、「室戸市役所にはこんな人間がいたんだぞ」と周知徹底させてやったことも付け加えておきたい。

 最後に。

 こんな行動をするのはほんの一部の市職員であって、多くの職員は市民を貶めることなく、気まじめに働いていることを付け加えておかなくてはならない。私が室戸市議会議員だった15年5月からから23年4月までの8年間、市政の事業運営についてや改革の必要性について語り合い、意気投合している「公正」が解る市職員や市職員OBもいる。

 まさか、彼らが磯野波平さんのように頑固な私や気まじめな市民を騙すようなことはないと思うが、どうだろう。豹変して裏切るようなことをする時が来るかもしれないが、それは時の運。ケセラセラ、だ。

 首長や県議や市区町村議員、そして市区町村職員、この人たちはみんな公務員ですが、この中には上で書いたような疑わしい人もいるので、信用してはならない。

 自分に公正に接し、公正な関係にある人なら信用できますが、なかには自分が成り上がるためなら何でもやってしまう公務員がいるので、全員、疑ってかかって間違いがない。特に、公務員と公務員の関係においては騙しにくいからそんな例は少ないが、私がそうだったように、一公務員と一住民との関係においては騙されることが多いと警告しておきたい。

 そして、言っておこう。

 「新聞に書いてあるからといって、記事をそのまま信じてはならない」。

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 以上ですが、市民の皆さんにとって何かのご参考になりましたでしょうか?

 唯、三年半前に書いた上の記事でもお断りしたが、再度付け加えておかねばならないことは、市職員の中には私が心を許し信頼を寄せている職員もたくさんいて、地方政治や地方議会の在り方についてよくお話をさせてもらっている職員もいるので、市職員全員が悪い人なんて思ってはいないし、読者の皆さんもそう思わないでください。

 「公正な政治がしたい」、「適正に業務運営がしたい」と思っていても、市長から不正や不公平や不適正な指示をされると、地方公務員法では「まず法律を守りなさい、その上で上司の命令に従いなさい」と規定はされてはいますが、なんとあっても公務員。すぐに腹を立てる市長に左遷されてはたまらないから、どうしても法律よりも上司の命令を優先させてしまいがちになるのいは仕方ないことでしょう。だから、議会で見ていても、自分が考えている正論を答弁することができない課長の皆さんがいて、市長と質問する議員との板挟みになっているのが解るから、かわいそうになるときがある。

 だから、自治体組織だけでなく企業に関しても同じで、組織のトップには、一般社会においていろんな苦労を重ねてきた経験を持ち且つ、広い見識を併せ持ち、部下への愛情にあふれ、部下を育てる我慢強さも持ち、それとともに「組織における出来事はすべて自分に責任がある」という人間の大きさが必要になろう。

 思い出すのは、証券会社だったかの記者会見。急きょ社長に押し上げられた人が「社員は悪くありません、社長である私が悪いのです」と叫ぶように言ったあの一言。自治体組織のトップにいながら「私は悪くない、部下が悪いんだ」と思っているような人間では組織が健全になるわけがない。

 組織のトップには厳しさとともに、愛情も必要。愛情の無いトップなど、部下が苦しむだけだ。

 そこで考えてみるが、あの証券会社の社長のように決然と自責の念を持ちながら政治に取り組むことができる人物は室戸市には、いるか? いないよネ。自分の取り巻きに利益誘導するような下品な政治を進める低俗な候補はいても、ネ。

 だったら、次の市長候補は室戸市以外から呼んでくるしかないか。


 さて、今日からは個展期間中、会場にお客さんがいないときに思いつくままに書き記したたくさんの一般質問のアイデアをもとに、原稿を書き始めようと思います。室戸市政は問題山積だから、“浜の真砂は尽きるとも、役所に質問の種は尽きまじ”です。


※電子情報誌「青空エクスプレス」のアクセス数は、1月29日(金)付けGooブログランキング(2381379ブログ)中、3060位でした。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

「観光」とは

2016-01-28 | 地方のあり方
 ここ数日は公共工事の在り方や税金の有効な使い方についてなど、書いてきた。

 次から次へと大型の公共工事を計画し続ける、急激に衰退する町のお役所。それは言わずと知れた、室戸市のこと。

 市民が苦しい生活を強いられているのに、県外の団体の研究支援をするという、馬鹿げた政策。これも言わずと知れた室戸市のやってることです。

 この二つをひっくるめて4億円とも5億円とも聞くが、それを賄うために国や県から補助金や交付金等々を引っ張り出してき、その一部は借入金となり市民に借金として背負わせ、また、市民の血税である市の予算からも出すとか。

 事業を積極的に進めてきた市長と観光課長は一体、何を考えているのやら。

 先の市議選の前、私が生まれ育った室戸市室戸岬町津呂の街で、50代ぐらいの男性にこう言って叱られた。

 「この町を見てみい。空き家ばっかりで、人がおらんが。この状態を役所の人間らは知っちょうか。市長や職員やおんしら(お前ら)議員は何しよら!」と。

 昨年の2月にはまだ議員じゃなかったんですが、その男性はどうも私を現職議員と思っていたらしく、町が衰退してその方の家の周辺は空き家と家を取り壊し更地になったところばかりという事態に腹を立てていたらしく、その責任を問われた。

 一市民で公職についていたわけじゃなかったんですが、「ハイ、ハイ」と聞くしかありませんでした。市民が今の室戸市政に対してどのくらい腹を立てているかを身をもって実感した。

 室戸市は今、そういう町です。

 この実態を市長や職員、議員がわかっていない、と言えば言い過ぎになるから、実感として理解しようとしていないと言おう。

 「いや、俺は知っている」と言うでしょうが、「知る」とは「実感」し、「身につまされた気持ち」になり、「この状態をどうにかしなければ・・」と考え、その状況を打開すべく行動に移すことだ。苦しい生活をしている住民にピンポイントでそう行動を起こしているか。

 本当に今の室戸市の実態を市長や市職員が住民の苦しい生活ぶりを把握しているなら、「旧椎名小学校利活用事業」の名を借りたこんな巨額の予算を浪費するだけの無駄な大型公共事業など思いつきもしないだろう。

 「予算の有効活用」とか「費用対効果」とは、建設業者の仕事や県外の団体に市民の税金を投入することではない。もっと、直接的に市民の生活を改善すべく対策をとることではないか。

 私はそう思うが、小松市長、違いますか? 観光課長もわかっていますか?

 
 さて、表題の「観光」だが、室戸市の公務員(市長、副市長、教育長、市職員、議員)の皆さんは「観光」の意味を知っていますか?

 「観光」の意味も解らないまま、机の上だけで市政運営や議会運営をやってはいないか? 

 このことを理解していないから、市民のためでない建設業者のための事業を計画したり、市民グループのためでない県外団体のために市民の税金を使おうと考えを及ぼす。

 「観光」とは、「光を観(み)る」こと。「光」とは陽光のこと。「観る」とは鑑賞することで、見ながら愛でることだ。

 つまり、「観光」とは、自然の中に分け入り太陽の光を浴びる場所で美しい風景や感動的な光景を見て楽しむことです。


 中には、温泉に入ることや、美術館や博物館や神社や寺院などの建物の中に入って美しい展示物を見て楽しむ「観光」もあるが、それは本来の「観光」の意味に付随するもので、「観光」の基本はそのように野外で美しい風景などを見て楽しむことや神社仏閣の建物を外から見て楽しむことなどを指して言う。だから、室戸市内の海岸で見られる地質のダイナミックな風景を見るのが「観光」であり、政治家が「あれは私が作りました」というために室戸ジオパークセンターを作ってしまうことなどは「観光」でも何でもない。

 私に言わせると、あれは室戸市のジオパーク推進課と市観光協会が入った“東庁舎”で、観光施設ではない。勿論、今回事業化されようとしている旧椎名小学校の施設利用も観光施設にはなり得ないと断言します。

 「観光」とは、「光を観る」こと。「光」とは陽光のこと、「観る」とは鑑賞することで、見ながら愛でること。

 つまり、「観光」とは、自然の中に分け入り太陽の光を浴びる場所で美しい風景や感動的な光景を見て楽しむことだ。


 行政や議会は、「では、俺たちはどうすればよいのか」と考えなければなりません。

 それは現在、観光地となっている場所にもっと力を注ぐことしか、他に有効的な方法はない。

 室戸岬の地質を更に有効的に活用するための施設(ジオパークセンター)を7キロも遠く離れた場所に施設を設置したことがすでに、見当違いと言ってよい。

 また、旧椎名小有効活用事業ではカメがいるミニ水族館を作るとか言っているが、それにしても室戸岬から10キロも離れた場所に設置しようとしている。このように、この二つ施設ともが室戸市では一番有名な観光地の室戸岬から遠く離れていて、巨額の予算を投じるだけの効果が見込めないことはすでに明白だ。

 行政にかかわっている人たちの考えが浅い。

 ではなぜ「観光」に寄与しない事業を行うのか? それは、市の年間予算の約140億円が自分のお金ではないことと、公共事業を行うことにばかり頭があるからだ。更に言うと、公共事業を計画するには頭はいらないが、文化振興や観光振興などソフト事業には知恵やアイデアが必要になる。それができないのは、知恵やアイデアがないから。

ではなぜアイデアが無いのかというと、公務員は“外”のことを知らないまま、机の上でばかり考えごとをしているから。こういうと「知っている」というだろうが、“アンテナ”を張っていないし、知ろうとしていないんだから、彼らは“外”のことを知らない。

 室戸市の観光を今以上に高めたいなら、すでに観光地として人が集まる地質観光地の室戸岬・新村海岸・夫婦岩、吉良川町の重要伝統的建造物群保存地区の街並み、イルカのいる室戸岬港などに重点的に予算を投資して周辺環境の充実を図ることだ。

 私は室戸岬や吉良川町の活かし方については知っているつもりだが、それは又の機会に披瀝したい。

 室戸市役所は今、観光地でもないジオパーク施設の方に力を入れているが、室戸市の観光の中心である室戸岬が今のような状態でいいのか?

 室戸岬があのような状態のままでいるということは、室戸市役所が観光に関しては「知恵がない」、「無策である」という証明となろう。

 又、吉良川町の古い町並みの取り組みが今のような状況でいいのか? 

 観光客は「ここにきても土産物がないね」とか「ここは一度来たらまた来ようと思わないね」と言って帰っているという話は地域雑誌を出版していた平成5年ごろに聞いていたから、もうかれこれ二十数年前になる。そのためもあって、私は町並みにある古い家を一つ一つ書いて画集にまとめ町並み保存会の資金にしてと提供したが、それも数年しか続かなかった。だから、今もあの街並みに来る観光客は土産物がないままがっかりして帰っている。二度と来ないだろう。

 これでいいのか? それでいいのか?

 何をやっても長く続かないのが室戸の特色と言えばそれでおしまいだが、一事に万事、この状態。役所もそう、住民活動もそう。「これでもか、これでもか」の根気がない。

 いかにも軽い。言うことは人一倍言うが、行動力の多くは行政頼みで、自分でやる、自分たちのグループの力だけでやるという気力にも乏しい。アイデアも提供し取り組む姿勢についても助言させてもらったが、厳しい話や苦労する話には耳を貸さないし、それを実行に移そうともしない。

 また行政側も、「補助金があるので、それを使ってやれば?」とすぐに金を出して渡す。自助努力を促すように「自分たちの力でまずやってみてください。それでもだめならその時は応援しましょう」も言えない。それは、これまでの上司にそんな見識がないから、部下にもそんな考えが生まれてこないのである。

 「まちの地域づくり活動を行うグループにNPOという流行りの名称をつければ行政は金を出す」と思っている節があるが、私はなぜ「行政などあてにしないぞ。自分の力でやるぞ」という強い意識を持てないんだろうと半分、呆れて見ている。

 喫茶店主をしながら地域づくり活動を行っていた昭和63年3月に室戸市のO総務課長に「全国岬サミット」を提言(※明日、掲載する記事をご参照下さい)したがサミット開催時にはお呼びもかからず、悔しい思いをした。そのあと始めた地域雑誌出版時の平成3年と8年には地質特集を組みジオパーク事業を提言し、それはようやく平成21年に事業化されたが、これも蚊帳の外。又、議員となった平成15年からも何度か観光事業を議会で提案したが、これも「検討します」で終わっている。

 このように、室戸市では政治に関わっている人間が自分の名声を高めるために他人のアイデアを「私が考えました」と言いパクるが、その事業提案した人は排除し、踏みつけにするクセがある。室戸市の政治とはそういう下品な体質にあり、平成の初めからずっとそうだ。

 話を戻そう。

 室戸市においては、「観光」という名を借りて公共事業を計画する悪い“クセ”がある。ジオパークセンターしかり、旧椎名小学校利活用事業しかり、この後に続く計画として室戸市で内々に考えられていると推測するのが、今年3月末で廃校となる三津小学校の校舎。建設業者から「あそこも何かに利用するという名目で公共工事を計画してくれ」なんて働きかけがあるとみている。

 「なぜそれがわかるのか」って? 悪い人間が考えることぐらい、すぐにわかります。私も商売人の子。商売人はその消費者の身なって考えれば何を買いたいかぐらいわかる。室戸市の市政運営にしても、これまで公共事業がどのように計画され、どんな経過を以って次の公共事業が計画されているか、どの議員が建設業者と裏でつながり受けた働きかけを市長に伝え圧力をかけているのか等々を見測れば、だいたいは読める。

 次の室戸市の公共工事のターゲットは、三津小学校の校舎改修工事。主要な目的は旧椎名小学校の事業と同じように大がかりな改修工事だから、施設をどのように使うかは“後付け”。いまから担当課がそれを模索することになる。

 ふつうは、「こういう政策を進めたい」、「そのためにはどのような事業計画を立てるべきか」「では、それにはどこかその効果が上がる施設が必要だなあ」「新しく施設を建設するよりも、あそこの廃校となっている小学校の校舎を使ってはどうだろう」と進んでゆくものであろう。だが、室戸市ではちょっと違う。先に建設業者と利害関係を持つ人物から「何あの校舎を改修工事をする使用目的を考えろ」と悪しき働きかけを受け、それに従い建設工事を行うことを決定した後、それに呼応して事業計画が開始されている。

 私はそう考えている。そうでなきゃ、次から次へと億単位の公共工事が生まれるわけがなかろう。

 だから、室戸市においては施設建設事業の計画や構想がゆがんでいる、市民生活をさておいて建設業者のために大きな政策が生まれ動いている、といってもよい。

 「観光」とは、公共工事というハード事業ではない。「観光」とはソフト事業だ。観光に関して事業を行うときには工事も伴うが、本来は芸術や文化に投資する事業と同じように、モノとして後に残らないものの方が多い。しかし、その予算を投資したことによって、まちの「文化」が高まるという効果を産んでいる。そういうもんだ。

 よく「文化じゃ飯は食えん」なんて言う人がいるが、そんなことを言う人に限って「文化」なんてこれっぽっちもわかっちゃいないんです。ただ「文化で飯が食えるようにできない」からそんなことを言っているだけで、知恵が足らないと言ってやりたい。

 「観光」にしても、「観光で飯が食えない」と言っている人たちも多いが、それは自治体行政の知恵の無さと理解力、議会の知恵の無さと言い換えてもよい。つまり、アイデアがないし、他人の知恵を受け入れる度量がないことに原因がある。

 そのくせ、市民から「全国岬サミット」や「「ジオパーク」の提言を受けるとその人を差し置き、行政が「オレたちが考えた計画だ」と発表し、計画を進める。提言した市民は泣きを見るが「事業化されただけでよしとしようか」とグッとこらえて、我慢している。こんなんだから、住民アンケートで市民から意見を吸い上げても、それが“ポーズ”で終わっており、何ら生かそうとしていない。

 「木を見て森を見ず」とかいう。

 「地方政治は誰のためにあるべきか」。

 「何億円と係る公共事業ばかりに市民の税金を使って町が元気になるのか」などについてもっと、市民みんなで考えてみようではないか。


※電子情報誌「青空エクスプレス」のアクセス数は、1月28日(木)付けGooブログランキング(2380393ブログ)中、2872位でした。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

無駄な公共事業とウミガメ研究団体支援に反対討論(下)

2016-01-27 | 議員活動
 (昨日の続き) 

 昨日の記事で私がこの公共工事と県外団体の活動を室戸市が支援することに反対する理由はご理解いただけたものと思います。

 そこで今日は、この事業に関する25日の議会資料を写真でご披露することにします。

 1、「旧椎名小学校改修工事に関する予算案・・・歳入は国庫補助金~「空き家再生等推進事業費補助金」から、この事業の実施設計委託料のうち、二分の一の750万円。もう半分は、財務省から市が借金(市債)して過疎対策の「旧椎名小学校利活用事業債」として、750万円を用意するもの。この借金を年利0.30%の利率で12年間にわたり国に償還してゆくことになる。つまり、半分を国の補助金で賄い、あとの半分は市が借金して賄う計画。

 申しておきたいのは、これが事業の発端部分で、これからたくさんの、いや、4億とも5億円とも聞く巨額の予算案がこの事業に費やされることになるのをお忘れなく。

  

 2、歳出は、商工費(観光費)に「旧椎名小学校改修工事実施設計委託料 1500万円」として計上されました。

  

3、次は、議案資料として添付された資料ですが、ここには次のようなことが明記されています。

 建物の外回りの工事、電気設備工事、給排水・浄化槽等の工事に係る設計。建物の概要として、資料には「昭和52年4月完成」と書かれていた。

 それが、議会開会30分前に質疑として「これは耐震工事が必要なのか必要ではないのか」と聞くと伝えたところ、課長が議場にやってきて、急きょ「建設年の記載を間違っていたので」と、訂正を申し出た。

 なぜこの建物建設年が重要かというと、友人議員に聞くと、国において建物の耐震構造が規定されたのは昭和56年で、それ以前の建物は耐震改修を行う必要があるし、それ以降に建てられた建物は耐震改修工事は必要ないそうです。だから、この議会資料に記載されているようにこの旧椎名小の校舎が完成したのが「昭和52年4月」とならば、工事は「耐震改修工事」を行う必要があり、議員はそれについて考えながら質疑を行うことになる。

 友人議員数名も議会開会10分前までそう考えていた。しかし、課長の訂正を聞いて急きょ、私が議員控室に走り「建設年は昭和59年4月だと課長が訂正に来た」と伝えると、この校舎建設年を「昭和59年」と知っていた議員からは「そうだろう。おかしいと思った」と言う声があちこちから漏れた。

 議員各位に資料を渡されたのは一週間前の18日のこと。だから、議会の予算書を議員に渡してから一週間が経ち、臨時議会開会の直前まで課長はこの誤りに気付かず、私がこの建設年について質疑すると伝えたことでやっと気付いたことになる。

  

さて、最後に、臨時議会での質疑が終了した後の討論に登場します。勿論、トップバッターで。以下、私の討論原稿の全文。

 
 七番、谷口。本議案について反対討論を行います。

 一点目は、地方行政における大原則について。

 ご存じのように、自治体事務の大原則である地方自治法第2条14項には「地方公共団体は、最小の経費で最大の効果を上げるよう努力せよ」と規定されています。だから、地方行政が行う公的事業は「費用対効果」が問われます。ですが、聞くところによると、この事業は改修工事費が約3億円以上かかると聞きます。

 公務員の皆さんは自分たちが行った事業に関して投資したお金を取り戻そうとしませんが、私のように小さい時から商売人の家に生まれ育った人間は「儲けることはできなくても、何とか元手は取り戻したい」、そう考えるものです。この事業に3億円なのか4億円を投資するなら、その巨額の予算を回収する手立てもないとなれば、行政を監視し監査している議会としては「はいそうですか」と賛成しかねます。

 この事業に投資するその数億円の元手と同程度の金銭的な効果が市民に生まれればまた別ですが、ウミガメ研究で室戸市にお金が落ちるわけはなく、そればかりか以後毎年、室戸市からその団体に向けて指定管理料という名の“お手当”を与え続けるようです。とならば、この事業の10年後の結果を見るまでもなく、間違いなくこの事業は「最大の経費で最小の効果になる」と解ります。

 「最小の効果」というと、市長は高岡の温浴施設事業に関して、「前市長の負の遺産を背負わされた」かのようにお考えかもしれませんが、私に言わせますと、無駄な事業になると考えるこの旧椎名小利活用事業も次の市長に「オレは小松市長の負の遺産を背負わされた」と言われるのは、明らか。たとえ市長が今任期で退職されたとて、市民から批判され続けるのは目に見えています。

 慶応大学教授の片山善博氏は、公共事業の在り方についてこう語っています。
 
 「例えば、『国から景気対策として公共事業予算の配分があると、地方経済の疲弊を救うのに、本当に公共事業という手法で良いのか』、という吟味はどこの地方議会でもほとんどしていない。国が用意した政策をもらい受け、それを実施するのがハナから善と思い、その地域にふさわしいかどうかなどの点検をしない」。

 その通りだと思います。市の予算から毎年のように大型公共事業に投資し続けていることが、小さな「室戸」という町の地域経済が一向に回復しない一つの背景だと思っています。
もっと簡単に言うと、市民生活には何の効果も生まない無駄なハード事業を計画し続ける我々公務員では町の発展も無いし、毎年人口が400人ずつ減少するこの衰退も止められないのではないか。これからは、無駄な公共工事をやめて市民に効果を生む工事だけ選んで行う、市政運営をソフト事業中心に転換するぐらいの考え方が無い限り、室戸市は億単位の大型公共工事を実施するたびに衰退の度合いは拡大してゆくことになると私は考えます。

 この事業も行うべきではなく、校舎建物は取り壊したうえで用地は地権者に返還するのが、10年後には9000人、20年後には5000人の町になってしまうことが確実な室戸市の将来を見据えても、最良の処理方法ではないでしょうか。

 これらのことから、私は「これは市民の税金から巨額の金を投資する割には全く効果なし」と判断し、きっぱりと反対することに決めました。

 二点目は、南海大地震津波について。

 残念なことですが、市内には大地震津波で被害を受けることを想定して室戸を出てゆこうとする会社があると聞きます。そんな今、現場の状況や将来的な不安を考慮せず、あの建物の利活用のことだけを考え事業化しようとしていますが、あの場所は南海大地震発生の時の津波浸水地になっていて、波高10メートルの津波が押し寄せれば校舎には20メートルの高さに上昇し、屋上にいても助かりません。

 本市作成の津波防災マップによると、建物は堤防から約100メートルで、そこは海抜約7メートルです。海岸に沿って整備されている堤防の前には南から押し寄せる津波に両手を広げるように、港の防波堤が約250メートル沖の方に伸びています。この防波堤がなければ津波は海岸に沿って港の方に北上しますが、津波はその防波堤に進路を塞がれますので当然、巨大化し、押し寄せる力は防波堤に沿うように山の方に向かい、郵便局や消防屯所を破壊しながらこの建物に押し寄せてきます。もし市長と観光課長がこの津波被害のことを解っていたら事業計画は断念したと思いますが、この建物はそういう位置づけにあります。

 海岸近くの会社が市外に移転しようとしている今、海岸のそばの建物に数億円という予算を投資することには反対です。

 最後に、もう一度、片山氏の指摘を紹介します。

 「地方経済の疲弊を救うのに、本当に公共事業という手法で良いのか」。

 これは無力な私が言っていることではありません。あの元総務大臣で改革派知事として名のある片山氏が地方議会の皆さんに言っておられることです。このことをみんなでもっと深く考えてみようではありませんか。

 以上の二点を考え、本事業は今後、市民の皆さんに損失・被害を及ぼすとの結論に至り、反対します。

 これを以って、議案第一号についての反対討論を終わります。>


 この私の討論の後、賛成討論に小椋議員が立ち、すぐに山本議員が反対討論を行いました。

 続いて町田議員が賛成討論に出ましたが、私の反対討論に驚き市長を応援するために慌てて書いた3分ほどの短い文だったのに、近年は質問にも質疑にもあまり登壇したことがないためか最初からあがってしまい声が出ず、途中からはシドロモドロで何を言っているのか解らないまま終わってしまった。恥をかくために出ていったようなもので、その光景を見て私は「何事も弛まず   で、日頃から休むことなく努力することが大事だとわかるなあ」と思ったものです。

 そして臨時議会の最後の表決です。賛成・反対の議員は次の通り。

 賛成議員・・・林、山下、町田、上山、濱口、小椋、堺、脇本、竹中の九氏。

 反対議員・・・山本、亀井、谷口の三氏。

 山本議員は質疑の時に「公共工事など市の事業は費用対効果が問われるが、この事業は効果があるのか」と疑義を質したので、私の反対討論の原稿の中にはそのことを指摘すべく書いてあったので、反対討論への流れが非常に良くなった。又、亀井議員がこの事業案に反対したことは大いに意義があり、「この事業は問題があるが、市長に逆らったら自分がお願いしてあることが実現しないから賛成しとこう」なんて思っている議員よりも、“ダメなことはダメなものです”ときっぱり決断されたことは、大いに評価したい。

 この3名の議員がいわば野党議員、賛成した9名が市長よりの与党議員と考えてよいのではないか。

 付け加えておきたいが、昨年5月の組織議会の時に我々は堺議員を押して応援し6対7で敗れたが、こういう状況を考えると、来年29年3月議会終了後に行われる議長選で堺議員の議長という芽はこれで完全に消えたことになる。
 
 
 昨日の最後にこう結びました。

 <今日の最後に。

 市長退任前の自分の実績づくりなのか、ハード事業に突き進む小松市長では今のこの市政状況は変えられないのは明らか。だから、公共事業に関して公平性を求める新市長が出てこない限り、毎年400人の人口が減少しながら、一方では大型公共工事で建物が次々と建ち、「国民の税金+高知県民の税金+室戸市民の税金」で構成されている室戸市の予算は食いつぶされ続けるのです。

 こういう状況が続くということは、地方自治法で規定されている「費用対効果」なんか、室戸市長やこの事業を行うために大抜擢された担当課長には理解できないのであろう。「自分がこの事業にかかわった」という結果だけがほしいんでしょう。その一方には、「あの5億円があれば、おれたち市民は苦しい生活から逃れられる」と考える若者たちや高齢者、仕事がなくて困っている市民がいます。

 政治にかかわる人間たちが浮足立ち、この町の問題点を見ようともせず、良い目ばかりみている。その反対側にいる政治とは離れた場所で暮らしている人たち、市民は不満をいっぱい溜めて乏しい収入で暮らしている。

 でも、よく考えたら、その人たちが政治にかかわっている人たちを選挙で選び(市長と議員)、雇用し(室戸市職員や臨時職員ら)たのである。選挙で選んだり雇用して自治体運営と議会運営を任せたその総勢250人ぐらいの人間は高給をもらって生活は守られているのに、政治にかかわるその約250名を雇用した市民13000人の生活はどうだ?

 もしかしたら、「今さえよけりゃえい」、「オレがいる時だけ無事に終わればえい」、「金さえもらえれば、職場でできるだけ楽していたい」なんて思ってはいないか。

 私のように「いつ死んでもいい。自分のやれる限り夜昼なく懸命に働き死んでゆきたい」と思って働いているか。

 こういう考えに至らない者たちが自治体のトップに座り、トップの言いつけでやむなく違法や不公平、不適正、不道徳、効果のない無駄事業を進め、議会もそれに合わせて無批判で沈黙しているようでは、まちの衰退は止まらない。

 そして、市民の嘆きも人口ゼロになる2050年まで止まらない。
 
 以上の理由からこの事業全般にわたり、私は反対します。>

 3月の平成28年度当初予算案か同議会の平成27年度補正予算案にこの事業に関する改修工事費等の予算案件が出てくると思いますが、私は一人であっても反対します。「この事業は問題が多すぎる」と賢明な市民の皆さんに理解していただくためにも。

 尚、私のブログ記事は、市役所職員の皆さんや議員の皆さん、そして市長を支援する市民、私を支援してくださる市民の皆さんなどが検索し見てくださっていることは十分承知の上で記事を書いていますが、それだけではなく、全国の地方議会に関心がおありの議員の皆さん、都道府県の職員や議員や市区町村の職員や議員、そして全国の地方政治に関心がある一般住民の方々に、記事で紹介した室戸市政や市議会の状況が少しでも参考になればと考えて行っている活動でもあります。

 つまり、室戸市政や市議会の在り方を参考にして皆さんの町や村の政治の場に活かしていただけたらうれしいなと思っています。

 私が議員でいる間は、政治の場で知り得た情報は大半の場合、事実に即してすべて暴露し、すべて市民の皆さんに向けて公表することに決めています。政治の場にいる皆さんは市民から雇用された立場であることを忘れず、公正な政治、公正な職務活動に誠心誠意、努めていただけるようお願いしたい。

 裏でコソコソと悪いことなど決して、してはなりませぬ。

 政治はすべて、市民の皆さんのためです。市長のために政治があるのでもなければ、職員のためにあるのでもなければ、議員のために政治があるのでもない。全ては市民のため。くれぐれもお忘れなきよう。


※電子情報誌「青空エクスプレス」のアクセス数は、1月27日(水)付けGooブログランキング(2379493ブログ)中、2484位でした。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

無駄な公共事業とウミガメ研究団体支援に反対討論(上)

2016-01-26 | 議員活動
 昨日、1月25日(月)に室戸市議会の臨時議会が行われました。

 議案は「平成27年度室戸市一般会計第6回補正予算について」と、新しい「教育長の任命について」の二つ。

 教育長人事は、どなたかが教育長になってあげなければ市の体制も整わないということもあり、賛成しました。

 一つ驚いたのは、新しく就任される人物が室戸市の文化財展事業にかかわり事業提案者の住職と小松市長との板挟みになってやむなく辞職した谷村氏と同じ名前であったことです。

 新しい谷村正昭氏は室戸市室戸岬町椎名出身の方だそうで、議員には「お顔は見たことがあるような」という方も何人かいたぐらいの認識度であった。

 ま、教育長と言えば副市長と同じように室戸市のナンバー2だ。勿論、小松市長が頭を下げて連れてきたのは疑いない。であるからして、困ったときには市長が助けてやらなければすぐにまた、辞職の憂き目にあうこともないとは言えない。

 議会の議員13名にすると、こんな市政の混乱ぶりはもう御免だ。とにかく市政とは市長のありよう一つで前にも後ろにも右にも左にもどうにもだって動いてゆくものだから、T副市長の辞職、谷村前教育長の辞職の他にもいると聞くが、何人ものナンバー2が途中辞職し市政が混乱したことをよく反省し、そのことを心に置き、平成30年11月までの任期を全うしてほしいものである。

 さて、高知新聞紙上では教育長人事については詳細に書かれ、問題が大きい「旧椎名小学校改修工事」案件の方は小さく「補正予算の旧椎名小改修工事費設計委託料1500万円を可決」としか書かれていませんでしたが、今回の臨時議会で重要な議案はその教育長人事案の方ではなく、「旧椎名小学校の利活用事業」として提案された議案第1号の方。

 他の議員の皆さんのお考えは知りませんが、その議員の中の一人である私は教育長辞職に至った一連の騒動に辟易しており、そんなことを振り返る余裕はなく、前を向いて「オレたちは今何をしなくてはならないのか」を考えている。できることなら、改修工事に関するこの議案に対し私が反対討論を行ったことの方を詳細に県民、市民に伝えてほしかったと思っている。

 私が考えるのは、この事業案は次のような図式。

 「建設業者の新たな大型公共工事事業」+「県外のウミガメ研究団体への支援事業」。

 この事業案は間違いなくこういう図式となる。

 ●「建設業者の新たな大型公共工事事業」についていうと、室戸市では一つの大型公共工事が始まるとその工事が半分も終わらない前にすぐに次の大型公共工事を計画を始めます。これは、これまでの10年間、20年間の経過を辿りそれを資料化すれば、どなたも納得するのではないか。

 最近でも、小学校や中学校の耐震改修工事が次々と行われ、それに続いて、平成25年の事業だったかに室戸市の新火葬場工事。この工事も問題山積で、議会で取り上げられ、市長と担当課は追及された。単年度事業である火葬場建設事業は翌年に繰り越され、それがまた翌年に転がり「事故繰り越し」となったことから、議会に私がいなかったこれまでの4年間は山本議員らが頑張っていたようです。

 でも、今任期で私がカムバックしたこともあって、事故繰り越しとなった本市と業者の失態を「やむを得ない理由」として逃げの答弁を繰り返したことや、委員会答弁の不手際などを取り上げ、執行部を厳しく追求した。(これは私の支持者の皆さんには議会新聞ですでにご報告済み)

 そんな混乱の末、昨年末に何とか火葬場の建物の工事を終え、1月から稼働している。そして、駐車場整備はこれから旧火葬場建物を取り壊したうえで行われることになっている。

 このように、室戸市において1億円以上の大型公共工事は次々と計画されており、新火葬場の次がこの「旧椎名小学校改修工事」と名付けられた建設計画となる。

 室戸市の公共工事で問題となるのはもう一点、T社が請け負った旧東中学校改修工事(室戸ジオパークセンター)という例外もあるが、大型公共工事の大半を市内の1社が請け負って工事を行っていること。これでは室戸市の公共工事事業が公平であるとは言えないのは明らか。もっと他の業者も入札に参加し落札できるようすべきであろう。唯、これには理由があって、ほかの建設会社がこの会社よりも小さいために大きな工事を1社で請け負えないからとも聞く。ならば、市内の他の建設会社数社がJV(※)を組んで入札に参加して落札するようにすればいいのではないか。

 (※「JV」・・・共同企業体(ジョイント・ベンチャー)とは、建設企業が単独で受注及び施工を行う通常の場合とは異なり、複数の建設企業が、一つの建設工事を受注、施工することを目的として形成する事業組織体のことを言う)

 又、大半を1社が請け負っている理由は、市内の建設業者の皆さんが大きな公共事業にJVを組んで参加することを希望していないためだろうか。 しかし、建設会社を経営する方々からは「1社独占の今の状態はおかしい」と不満の声が漏れ聞こえてきます。これらのことから、室戸市の大型公共工事の大半を1社が独占している状況は公平性に欠けており、これは決して室戸市政のためにもならないし市民全体のためにもならないと、私は考えている。 

 ●「県外のウミガメ研究団体への支援事業」について

 そもそも「NPO法人・日本ウミガメ協議会」という団体は室戸市の団体ではない。室戸市に10年前とか20年前からいるとかいうが、室戸市民が何人か集まって結成した団体ではない。そういう室戸市外の団体になぜ、室戸市の予算(国民の税金+高知県民の税金+室戸市民の税金)で支援しなければならないのか。

 「市長や観光課長は何かこの団体と利害関係にあるのか」と勘ぐってしまう。

 それに、NPOとは、自分たちが行う活動にお金がいるからと行政に泣きついて予算をもらい活動を行う人たちの集まりとしか私は思っていない。自慢ではないが、私は昭和61年から平成10年まで何十回と自分のお金を出して地域づくり活動を行ってきた経験がある。それは、室戸市民の皆さんなら少しは知っておられるだろう。地域づくり活動とはそういうふうにやるもんだ。

 昨日の臨時議会で市長は「ウミガメ協議会の方からこの研究事業の提案があった」と明らかにした。つまり、自分のお金を出すのはもったいないから室戸市の税金を使って私たち団体の支援をしてください」というお願いを、以前からの知り合いだと聞く観光課長が仲立ちをし、室戸市の市長がそれを受け入れて事業決定した。そういう流れは想像できる。

 この事業決定を推し量ると、市長と観光課長は室戸市に対して予算要望を行ってきた団体に市民の税金を使う時に、その団体が市民活動なのか県外の団体なのかについては全く関係ないようだ。もし私が市長なら、団体から事業提案があった時にそれを厳しい目で吟味し、市民全体に効果が見込めないと判断すれば、この事業計画を「無駄な公共事業」であり、「市民のためでなく県外の団体に予算を垂れ流すだけの事業」と結論付け、そこで話は終わっていた。

 とにかく、市内の子供たちのグループや市民が結成したウミガメ研究会がウミガメの孵化等に取り組んでいる活動なら大いに賛成するが、県外のNPO法人に室戸市民の税金を使うことはまかりならない。私はそう決めました。

 もしも3月議会の当初予算か補正予算にこの「事件」が提案されたとしても、私はその当初予算にも反対します。そのことはここで宣言しておきたい。他の予算案件には異議が無くても、この事業に関する建設工事費等々の予算が計上されておれば、自分の主張を貫くため、反対します。

 ただ、大半の議員が60歳を過ぎた人たち。その人たちに首輪をつけるなんてことは無理でしょ。だから他の議員のことは、私は知りません。議員それぞれが考え、それぞれがその判断に責任を取ればいいんです。

 私がいくら「これは巨額の予算で建設業者の仕事を作ってやり儲けさせるるためが目的で、ウミガメ研究にしても将来はこうなって、やがてこの事業は市民には何の効果もなくこうなるよ」と言っても、ある議員は「オレは市長に頼んである工事があるから、市長を怒らしたらそれを帳消しにされるかもしれんから、反対はできない」と言っているそうですから、無理。他も、たぶん「報酬さえもらえば、俺にとってはどっちでもいいや。市長が喜ぶほうに賛成してりゃけがはない」なんて思っているんでしょうね。となると、4年の任期中、何があっても議会最終日の表決では反対しないということ。

 地方議員の職務は行政の監視役。チェックをし、違法や不公平や不適正や無駄に予算を投資するだけで効果が見込めない事業案に対しては厳しく対応すべきが責任だ。それがこれです。何のために議員になったのかと、私は議員一期目の1年目あたりからずっと思っている。

 ま、「この人たちも市民が選んだ人たち。議員が不正や無駄な事業と解っていることに賛成してやり飛ばしてします責任は市民にあるのかなあ」と思ってあきらめてますがね。

 今日の最後に。

 市長退任前の自分の実績づくりなのか、ハード事業に突き進む小松市長では今のこの市政状況は変えられないのは明らか。だから、公共事業に関して公平性を求める新市長が出てこない限り、毎年400人の人口が減少しながら、一方では大型公共工事で建物が次々と建ち、「国民の税金+高知県民の税金+室戸市民の税金」で構成されている室戸市の予算は食いつぶされ続けるのです。

 こういう状況が続くということは、地方自治法で規定されている「費用対効果」なんか、室戸市長やこの事業を行うために大抜擢された担当課長には理解できないのであろう。「自分がこの事業にかかわった」という結果だけがほしいんでしょう。その一方には、「あの5億円があれば、おれたち市民は苦しい生活から逃れられる」と考える若者たちや高齢者、仕事がなくて困っている市民がいます。

 政治にかかわる人間たちが浮足立ち、この町の問題点を見ようともせず、良い目ばかりみている。その反対側にいる政治とは離れた場所で暮らしている人たち、市民は不満をいっぱい溜めて乏しい収入で暮らしている。

 でも、よく考えたら、その人たちが政治にかかわっている人たちを選挙で選び(市長と議員)、雇用し(室戸市職員や臨時職員ら)たのである。選挙で選んだり雇用して自治体運営と議会運営を任せたその総勢250人ぐらいの人間は高給をもらって生活は守られているのに、政治にかかわるその約250名を雇用した市民13000人の生活はどうだ?

 もしかしたら、「今さえよけりゃえい」、「オレがいる時だけ無事に終わればえい」、「金さえもらえれば、職場でできるだけ楽していたい」なんて思ってはいないか。

 私のように「いつ死んでもいい。自分のやれる限り夜昼なく懸命に働き死んでゆきたい」と思って働いているか。

 こういう考えに至らない者たちが自治体のトップに座り、トップの言いつけでやむなく違法や不公平、不適正、不道徳、効果のない無駄事業を進め、議会もそれに合わせて無批判で沈黙しているようでは、まちの衰退は止まらない。

 そして、市民の嘆きも人口ゼロになる2050年まで止まらない。 

 
 以上の二点を理由にこの事業全般にわたり、私は反対します。

 議案書の内容と、反対討論の内容(反対討論を行った議員、私の反対討論全文)は明日27日に掲載します。


※電子情報誌「青空エクスプレス」のアクセス数は、1月26日(火)付けGooブログランキング(2378568ブログ)中、2309位でした。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

無駄な公共工事をするたびに衰退してゆく室戸市(下)

2016-01-22 | 政治家のあり方
 (昨日のつづき)

 室戸市において「ウミガメ研究」と言えば、室戸市元小学校の子どもたちが長年に亘って行ってきた活動だ。室戸市民ならば全員が解っていよう。そんな状況が長年続いて来て、室戸市長は「ウミガメ研究」として県外の団体に何億円と金を出し事業費を出して支援するという。

 これはきっと、市の予算全部が自分の金じゃないからだ。

 賢明な室戸市民の皆さんなら、私と同じ考えをお持ちではないか。

 「大阪に本部を置くNPO法人・日本ウミガメ協議会の活動と市内の建設業者のために予算を投資するこの事業が、今後も5年間に2000人減少し続け(5年後には11000人、10年後には9000人)寂れてゆく室戸市の市民にとってどれほどの効果があるのか」。

 「この校舎改修工事に億単位の予算を使うくらいなら、元小学校の子どもたちに他の小学校の生徒も巻き込んで『室戸市こどもウミガメ交流館』を元小学校の校舎の一部を改修・改築して作り、この子どもたちの保護活動がこれからも長く続くように予算を使ってやるべき。ならば、県外の団体と建設業者に予算を垂れ流すよりもずっと、効果的であるのは疑いない」。


 私は冷静な目でこの事業を、そう見ている。

 そもそも、室戸市内の小中学校が廃校となり“遊休施設”となった場合、そこを利活用するとなると億単位の公共工事が計画され、その後も施設利活用のために無駄な事業が計画されて予算が垂れ流しとなっています。それよりは、私たち総務文教委員会の議員数名も同じ意見を持っていて、「億単位の予算を使い更にそれ以後も事業に予算を使い続けるのなら、いっそその遊休施設を取り壊した方が市の財政に無駄が無くなり、効果的だ」の声が圧倒的に多いことから言っても、この工事と県外団体への支援は取りやめるべきだと考える。

 であるにもかかわらず、建設業者のことが頭から離れない役所の市長や担当課長は、無駄な廃校改修工事に突き進んでいる。

 私は見ていて、「なぜ、室戸市はこうまで廃校改修工事が多いんだろう」と感心している。これが今の室戸市の市政状況と言ってよい。

 とにかく、室戸市においては大半のことが建設業者、それも1社を中心に回っている感が否めないし、市民もみんなそのことを昔からよく知っている。

 なのに、市政運営する者たちはそんな市民感情を知っておりながら無視し、それを逆なでするように毎年毎年、大型公共工事を計画し続けている。

 これも、無駄な事業と分かれば市議会で議案に反対し否決すればいいものを、議員の大半が「賛成して市の予算を無駄に浪費しても自分の腹は痛まん」と思ってか賛成し応援し続けていることにも原因があり、無駄な大型公共工事が毎年計画されることのすべてにおいて市に責任があるわけではない。議会の責任も重大である。

 私など巷の市民感情を理解する人間は、そういう状況を議場で見ていて、「愚かだなあ」、「幼稚だなあ」、「その事業がどれぐらい室戸市の将来に役立つというのか」、「5000人の町にやがてなるが、その時にこの議員たちは『何の効果も生まない事業に俺たちの税金から何億円もの予算を投資してよかったなあ』と思うんだろうな」とみている。

 とにかく、議事のすべてが“他人事”。自分のこととして考える能力に欠けている。それは、不正な議案に対して賛成していることでも明らかだ。

 もちろん、60歳も70歳も過ぎた大の大人に向かって私が「反対しろ」などと止めることはできない。

 役立つ事業か役立たない事業かの判断は全て議員に一任されていて、議員が賢明な判断を下せなかったらすべて事業化されてしまい、市民は被害(無駄に予算を浪費しなければ税金が下がる)を受ける。このことは理解しておられるでしょう。

 この結論は、1月25日の臨時議会と3月議会で結論が出る。間違いなく、この工事事業は議員の大半が賛成して事業は実施されますが、その成り行きに関心がおありの市民の皆さんはこの25日の午前10時に議会傍聴席においでいただきたいと思う。そして、誰が無駄な事業に厳しく執行部を問い質し、どの議員が何も質疑せずに黙って座っているのかをご覧いただきたい。

 
 慶応大学教授の片山善博氏は地方議会について、こう語っている。 

 「例えば、『国から景気対策として公共事業予算の配分があると、地方経済の疲弊を救うのに、本当に公共事業という手法で良いのか』、という吟味はどこの地方議会でもほとんどしていない。国が用意した政策をもらい受け、それを実施するのがハナから善と思い、その地域にふさわしいかどうかなどの点検をしない」。

 市の予算から毎年のように大型公共事業に投資し続けて市長や職員や議員がいることが、小さな「室戸」という町の地域経済が一向に回復しない一つの背景だと思っている。

 もっと簡単に言ってみようか。

 市民生活には何の効果も生まない無駄なハード事業(大型公共工事)を計画することしか知らない公務員(市長、職員、議員)では町の発展も無いし、毎年人口が400人ずつ減少するこの衰退も止められない。

 これからは、無駄な大型公共工事をやめて市民に効果を生む工事だけ選んで行う、市政運営をソフト事業中心に転換するぐらいの考え方を持つ頭脳明晰な市長が出て来ない限り、室戸市は億単位の大型公共工事を実施するたびに衰退の度合いは拡大してゆくことになる。

 片山氏はこうも言っておられる。

 「地方経済の疲弊を救うのに、本当に公共事業という手法で良いのか」

 力のない私が言っていることではない。あの片山氏が言うことだ。このことをみんなでもっと深く考えてみようではないか。

 市長がこの流れを止めることができないようだから、室戸市議会の議員がこの流れを止めるしか方法はないが、それは疑わしい。定数13名のうち、無駄な公共工事を“効果を生まない無駄事業”と理解して止める(議案に反対して否決する)だけの度胸を持った議員がどれほどいるのか。

 市民の皆さんも室戸市政と市議会に無関心じゃ、知らない間に被害(無駄事業に投資する予算が市税等に還元されれば、当然税金は安くできる勘定になる)を受けるだけです。

 市政を監視するのが議員の役目ですが、その議員が役目を果たそうとせずその任務を全うできないとなれば、いやでも市民が議会の傍聴にきて議員13名を監視すべき。

 1月25日(月)に旧椎名小学校改修工事の設計委託料として1500万円が計上されています。そして3月議会には約3億円の改修工事費が提案され、その後、建物内部の設備費等々が計上され、この委託料から事業が終わるまでの投資する予算は4億円とか5億円と聞きます。

 これらはすべて室戸市民のために使われるお金ではありません。依って、私は市民に成り代わりこれらすべての予算案に反対します。

 最後にもう一度言っておこう。

 「無駄な公共工事をするたびに衰退してゆく室戸市」。

 そして、

 「無駄な大型公共工事を進める市長とそれに無批判で賛成する議員がいるが故に衰退してゆく室戸市」。

 「どうせ自分が負債を抱えるわけじゃないから」と、室戸市を「明日は野となれ山となれ」と軽く考えている議員ばかりじゃ、この室戸という町は衰退するはずだ。

 
 年の初めで何かとお忙しいと思いますが、時間が空いているお方は1月25日(月)の午前10時に臨時議会は開かれますので、室戸市役所4階の議場まで傍聴においで下さい。面白いというと語弊がありますが、もしかしたらドラマティックな場面が見られるかもしれません。

 できたら50名ぐらい集めていただければ嬉しいですが。


※電子情報誌「青空エクスプレス」のアクセス数は、1月22日(金)付けGooブログランキング(2374507ブログ)中、2395位でした。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

無駄な公共工事をするたびに衰退してゆく室戸市(上)

2016-01-21 | 政治家のあり方
昨年にも記事にしたが再度、室戸市における億単位の無駄な大型公共工事について、室戸市民の皆さんにお訴えしたい。


 かつて、大正7年に首相に就任した原敬(はら・たかし)という人がいた。

 原以前の首相は全て華族でしたが、原は大多数の国民と同じ平民出身ということから、「平民宰相」と謳われたことは有名です。

 原は数多くの政治家と違って、叙爵(じょしゃく)を拒否し、平民であり続けました。(「叙爵」とは、爵位を授けられること) その理由は、《国の指導者は、国民から選ばれた衆議院議員でなければならない》と考えていたからといいます。

 明治、大正から、昭和22年までは、選挙を経ないで華族らが議員となる貴族院(やがてこれが参議院となる)があった。爵位を得ると貴族院議員とされる、それ故、原は爵位を頑なに拒否した。

 このことから、政治家を目指すに当り、国民に選挙で選ばれることの重要性と、国民の審査をなんら経ずに議員となった人ばかりの貴族院にいることで、国民から自分も他の議員に向けられていると同じ目で見られるこの二つのことを嫌い、頑なに爵位を受けなかった事が分かります。

 この原敬の座右の銘は、「宝積(ほうじゃく)」。 

 「宝積」は「宝積経(ほうしゃくきょう)」を指し、この経の本義に「人を守りて己を守らず」とある。これは、人に尽くして見返りを求めないことで、同経を実践しようとしたもので、原の生き方が単的に表された言葉といわれている。

 「栄誉を求めず、爵位を求めず、ただ平民を全うすること」。 

 誠に感じ入る。

 私は議員の端くれとして、見習わなくてはならないと思う。「市長になりたい」だの、「議長になりたい」だの、「委員長になりたい」だの、そんな名誉や権威を追い求めることよりも、もっと大事な事があると思って議員の仕事をやってきた。

 それは、議員としての職責を果たすこと、住民のために尽くすこと、住民の負託に叶うだけの成果を挙げるよう努力すること、報酬分以上の働きぶりで仕事をすること等々、いくらでも挙げられる。

 手前味噌になるが、私は平成15年に議員になった時に自分に重い荷を背負わせた。それは住民に選んでいただいたことを考えると、気を抜くこと自体がもう職責を全うしていないと判断したからです。

 その「重い荷を背負う」とは、県外のある元議員が戒めとしている言葉を基に、私なりに次のような十訓を作ったことに因る。

 「市議会議員の評価基準」

1、一般質問は毎議会行っているか。
2、どの議案に質疑し、討論し、賛成し、反対したか。それは積極的か。
3、政策実現はどのくらい出来たか。
4、公約は守っているか。公約以上の活動を実践しているか。
5、全市的な視野と観点で政治に取り組んでいるか。ドブ板議員にはなるな。
6、違法をしていないか。違法を追求しているか。悪人を許してないか。
7、市民の視点で働き、市民の声を代弁しているか。市民の犠牲になれているか。
8、公平、公正で、大局に立った姿勢を忘れていないか、何が重要か忘れるな。
9、利益誘導、不合理な口利きや働きかけをしていないか。
10、威張ったり、傲慢になっていないか。


 筆書きしたこの十訓を、私が毎日座るパソコン・デスクの前の壁に貼ってある。議員として揺るぐことなく、毎日これを守り、一日として気を抜いたことがなく、真面目一筋で活動を続けている。できない時もできないことも多々ありますが、まじめに仕事をしています。
 
 他の議員に負けるのがいやだから、頑張っている。頑張るのは疲れますが、とにかく負けたくないから頑張っている。

 住民の皆さんに「お前は議員報酬分の仕事をしていない」と言われたくないから頑張ります。

 市民の皆さんに後ろ指をさされたくないから頑張ります。

 頑張るのは疲れますが4年間の任期中は頑張ろうと努力しています。

 それに、「お前は、不正を許しているのか」と言われたくないから、不正を許さない。「お前はしてはいけない不正な働きかけをしているじゃないか」と言われたくないから、どこかの議員みたいに、市長に「あの会社の仕事を作ちゃってくれ」なんて不正な口利きをして圧力をかけたりは絶対にしない。

 企業などとは利害を持ちたくないから、これまでの4回の市議選では運動員の助けを借りることなく、女房と二人だけで選挙運動をしてきた。だから悪しき利害関係は全くない。身軽なものです。

 とにかく、議員は自分に重い荷を背負うべき。あれも、これもしなくちゃならないと思って仕事をすべきです。

 してもしなくても報酬は毎月通帳に振り込まれてくるからいいなんて気持ちじゃ、いつまで経っても議員として一人前にはならない。

 そう思っている。

 そして、議員の仕事は自分で課題を設定した上で、次から次ぎへとその課題に関して取材・調査・研究を重ねること。県庁の担当課に行き、自分の自治体の課に行き、インターネットで調査し、その上で自分の考えをまとめて、やっと次の議会の課題、質問項目が固まって来るんだと思っている。

 憲法第15条には、「全て公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」と規定されている。

 議員も、住民全体の利益のため、この法令に基づいて公平にその権限を行使すべき厳しい立場にある。つまり、住民全体の立場に立つ議員として、勇気を以って公平・公正に、正しい判断を下すべきもの。議員は正義の味方として努めなくてはならないのである。

 地方自治体議会の議員は、決して一部の地域や特別の個人や企業の利害で物事を判断してはならない。

 原敬首相のように、名誉的地位に恋々とせず、人に尽くして見返りを求めない姿勢。 これこそが政治家や議員が守らなくてはならないルールではないか。

 町や村の政治に関わる人間はもう一度、この「宝積」という言葉をよく噛みしめて考えてみた方が良い。

 室戸市においては予算を浪費するだけで市民生活には何の効果も生まない大型公共工事が毎年事業化され、まるで室戸市の年間120億円の予算は建設会社1社を中心にして年間の事業計画が組まれているかのような状況を生んでいて、これに関しては市民だけでなく市内の建設業者の多くも批判的な声を上げている。

 「公平性が保たれていない」と。

 議会においても、「おかしいじゃないか」と叫び執行部を批判的に質している議員は私の他にも何人かいるが、最後の表決で反対できる議員は私の他に一人いるかいないかぐらいで、全て可決してゆく。

 「賛成しちゃったら市長が喜ぶきん、まーいいか」と思ってでしょうね。

 そんな行為を市民は喜ばないことを重々解っておりながら。

 「市長に頼みごとがあって、それを聞いてもらいたいから」とネ。それによって市民の好感を得て次の市議選で当選したいから。

 私はそれら議員の言動を見聞きすれば何を企んでいるのか全てお見通しです。 

 議員の職務と責任はさておき、自己の利益のためだけに最終判断を下す。

 笑っちゃいます。公務員職のなんと軽いことよ。

 だから、室戸市においては無駄な公共工事計画が毎年のように議会に提案されるが、違法な事業や、建設会社を肥やすだけで市民には何の効果も生まない事業であっても、全て賛成多数で可決し、事業化されている。

 この1月25日の臨時議会に提案される「旧椎名小学校を有効利用するため」とお題目を掲げる「ウミガメ研究団体のための施設改修工事設計委託料」についても、「日本ウミガメ協議会」という大阪市に本部があるNPO法人のためと、地元の建設業者の次の仕事を作るために考え出されたものであり、長年にわたりウミガメの飼育と放流の活動を続けてきた元小学校の生徒さんや市民のためではないことを室戸市民の皆さんはよく知っておいてください。

 当然、この事業案に私は反対で、委託料が提案されるこの臨時議会でも、建設工事費が提案されるだろう3月議会でも反対します。

 なぜならば、この委託料議案が議会で可決し、3月議会でのたぶん億単位となるだろう建設工事費が可決することによって市民が被害を受けることは間違いないが、私はその後のことに対し責任を持て無いから。

 そして、市民の皆さんから「お前ら議員はあんな無駄な事業費に賛成して室戸市の大事な予算を4億円も5億円も使おたが、責任をとれ!」と言われたときに、私は責任が取れないからです。

 地方議員が議会で事業案に賛成するとは、その事業実施後の功罪・良し悪し・成功あるいは失敗に責任を持つこと。

 これまでの長い間、議員をしながら違法な事業案、不公平な事業案、不適正な事業案、不道徳な事業案などに賛成してきた議員は、それらによって被害を受けた住民に謝罪し、責任を取らねばならない。

 そういうことなんです。

 しかし、この基本が全く解っていない地方議員が何と多いことか。報酬をもらうことだけは忘れないが、こういう議員職の任務に伴って存在する責任についてはまったく分かっちゃいない。

 (明日につづく)


※電子情報誌「青空エクスプレス」のアクセス数は、1月21日(木)付けGooブログランキング(2373499ブログ)中、2992位でした。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

私の「観光振興事業」及び「文化活動」も今日が最終日

2016-01-20 | 地域づくり活動
 1月9日(土)から始まりました「谷口總一郎展」も今日、20日が最終日となりました。

 初日からたくさんの方々がおいで下さり、大成功に終わりそうです。

 そして観光客の皆さんも一階のジオパーク関連の展示場をご覧になった後、個展会場になっている2階に上がってこられ、室戸岬周辺の岩や海を描いた絵を見て、「これはいいですねえ」とお褒め下さっていて、室戸市の地質観光のPRに一役買っています。

 これまでにご来場くださったのは、昨日で300名を超えました。

 この中には市外の友人知人も含まれますが、その方々を除いた市外からジオパークセンターに来られた観光客の数字も150名近くになっています。

 昨日までに市内の企業社長数名に元教育長、元市議会事務局職員、そして市課長他職員の皆さん10名も土曜と日曜に集中して見に来てくださいました。

 これまでに室戸市の中心部から離れたこの会場までわざわざ足を運んでくださった皆さん、ありがとう。御礼申し上げます。
 

 さあ、今日が最終日です。この任期中は筆を絶っていて、たぶんこれが私の人生最後の個展となろうと思っています。つまり、あとは、「谷口總一郎遺作展」の時まで私の室戸岬を描いた作品を見ることはできません。それはきっと十年後か十五年後でしょうか。となると、あなたも10歳か15歳年を重ねていることになります。そうお考えになりますと「今見ておかねば」ということになりませんか?(ちょっと押しつけがましいかな、笑)

 今回の個展を開くにあったってジオパークセンターの前に個展案内の看板を取り付けたところ、一人の議員からクレームが担当課に来ました。「個展は議員が行うそうだが、あの『谷口總一郎展』と書いてある看板は公職選挙法違反で、売名行為になるんじゃないか」というものでした。

 私はそれを伝える課長にこう言って笑ってやりました。

 「議員である画家が個展をすることを売名行為と言っているそうだが、室戸市議会の中には別に職業を持っている議員が何人もいるよね。その人たちは巷に名前が出ることがあるが、それは売名行為にならないのかねえ。

 それと売名行為というが、自慢じゃないが私は40歳の時から度重なるように地域づくり活動を重ねてきたし、地域雑誌を出版してきた中で、イベントのたびに新聞紙上に紹介され名前が出たし、高知放送のレポーターもやらせてもらって毎週放送に加わり名前を知られてきた。また、地域雑誌を発行していた8年間でも何度も新聞紙上で紹介され、その8年間にはNTT全国タウン誌フェスティバルで2回、タウン誌大賞奨励賞をもらいそのたびに新聞で紹介された。

 課長、売名行為とは名前が売れていない人が作為的に行うときに使うべきもんで、私のようにすでに三十年も前から県東部地域に名が売れている人間が自身の画家という職業における作品発表を行う行為に対して言うべき言葉ではないよね。

 だから、その議員の指摘は明らかに邪推であり、議員としてもしっかりと仕事をしプライベートの画家としての力も知った上での、嫉妬心でしかない。

 しかし、笑ちゃうよね。男のジェラシーほどみっともないものはない」。


 私は「そんなことを言って人を陥れるヒマがあれば、勇気を出してこのジオパークセンターに私の作品を見に来ればいいのに」と今、思っています。そうして、「すごい絵ですねえ」と他人を評価し褒め称えることも学んではどうだろうか。

 昔から県庁内でも言われ続けてきたことだが、「とかく室戸市においては秀でた人物の足を引っ張り邪魔をする」というのが通説。

 その根幹を探ると、見えてくるのは「自分個人の腕を上げるために人の見ていないところでコツコツと励み探求するという行為に劣り、そのために個々の実力が上がらない。それが故に他人が高い能力を持つと嫉妬し、足を引っ張りたがる。決して応援をしない。だから当然、そういう実力を持つ人を認めず、支援せず、評価を下げようと懸命になる。今回の個展妨害事件もその一つ。その人間に実力があるかないかは推して知るべし。

 しかし、私はそんなもの怖くも何でもない。

 室戸という土地のため、室戸に住む人のために自分のお金を使って正しいことを40歳の年から約三十年間やり続けてきた私です。これからも堂々と“売名行為”を駆使して地域づくり活動を続けて行くことを宣言します!

 さて、個展です。

 今日が最終日。時間がある方、これまで見においでていない方。おいで下さい。私が会場でお待ちしています。

 尚、今日は午後4時で閉幕としますので、お忘れなくネ。


※電子情報誌「青空エクスプレス」のアクセス数は、1月20日(水)付けGooブログランキング(2372444ブログ)中、2686位でした。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

個展もあと二日だけになりました

2016-01-19 | ジオパーク
 暖冬の冬でしたが、今朝は早朝6時ごろから南国室戸では珍しい、雪が降ってきました。

 この室戸で雪を見るのは何十年ぶりでしょうか。 


 さて、9日から始まった個展も20日(水)までで、残すは今日を入れてあと二日。
 

 あなたも見においでになりませんか? 一見の価値はありますよ。

 中には七福神の絵馬4点を見て、柏手を打って初春の願掛けをする方もチラホラ。私が書いた七福神の絵にはご利益がたくさん詰まっていまして、願いが叶うこと請け合い。
 

 この展示風景をご覧いただき、「おっ、こりゃあ、すごい作品ぞろいで、見事なものじゃのお」とお思いのお方は、「そのうちに行ってみよう」なんて悠長なことを言ってないで、是非とも今日にでも足をお運び下さい。待っちょいます。

 展示した作品は16点。展覧会のタイトル通り、七福神の絵が4点と、室戸岬の海岸の絵が11点などです。

 総体的に、七福神よりもやっぱりジオパークの絵、つまり、室戸岬の海岸風景を描いた作品の方にご来場いただいた方々の注目が集まっています。

 特に高知県展で初入賞「山脇賞」をいただいた作品『岩、迫る』は皆さんの関心が高かったです。
 

 それ以上に注目を集めているのが、2014年県展で入賞どまりだった作品「渦巻く岩場」。
 

 「これはえいねえ」と皆さん行ってくださいます。

 その次に関心が高かったのが、「渦巻く岩場」の左側に展示した作品「巌、立つ」。
 

 「気が遠くなるぐらい小さいところまで書き込んじょうねえ」との感想を何人もの方から頂きます。

 ご来場くださった皆さんは口をそろえて「絵が、まるで写真みたいなねえ」と評価下さっています。そのあと、口々に「これを市役所の一階ロビーとかこのジオパークセンターに展示してもらった室戸市の宣伝になるのにね」には困ってしまいますが・・・。

 さて、会場に来られた方とは時に話がはずみ、約1時間ぐらい話し込む方も。

 よく聞かれるのが、「この作品を書くのにどのくらい時間がかかるの?」の質問。どれも100号の作品で、これは朝9時から夕方5時まで描いて、約1か月半から2か月かかります。ま、すべて落選時の時間が持てあましている時期だったので、そうできたんですが。
 

 まもうすぐ閉幕。私も個展会場にいてお相手をしていますので、読者の皆さんで近隣の町や村にお住まいの方は是非、おいで下さい。

 会期は今日を入れてあと二日、20日(水)までです。会場は、室戸岬町三津の室戸ジオパークセンターです。

 これまでに300人近い方々がおいで下さいました。昨年3月より筆を持っておらず、現在は制作活動は休止しており、今後議員を辞めるまで作品の発表は行いません。どうかこの機会にご覧いただきたいと思います。

 寒い一日になりそうですが、皆さんの来場を心よりお待ちしています。


※電子情報誌「青空エクスプレス」のアクセス数は、1月19日(火)付けGooブログランキング(2371408ブログ)中、2371位でした。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

個展も残すは、あと五日間

2016-01-16 | 地域づくり活動
 9日(土)に開幕した私の文化活動である個展も今日を入れて、残すはあと五日間となりました。

 結構、たくさんの方々が会場の「室戸世界ジオパークセンター」においで下さり、数えるとこれまでの7日間ですでに197名の方々がご来場下さっています。



 市職員の皆さんも土曜日や日曜日を利用して「谷口議員は落選後、これまでの三年半の間にどんな絵を描いていたんだろう」と来ていただき、私はそのたびに「退職後を期待しています」と脅しをかけています。これは冗談ですが・・。(笑)

 個展開催前には私の個展開催を妨害してやろうと、個展の看板を国道ぶちに掲示したことを指し「あいつの売名行為で、公職選挙法違反じゃないのか」という議員もいましたが、これまで法律をないがしろにしてきた議員だったので、笑って一蹴してやりました。その声を受けて看板を室戸市のど真ん中の室戸小学校そばの国道交差点へ移したことが功を奏し、その効果もあってたくさんの方がおいで下さっていて、うちの奥さんは「その議員に『どうもありがとう』って言うちょいたらえいわ」と喜んでいます。

 会場に来られた方々に人気の絵はもちろん、次のような室戸岬海岸の見どころと言ってもいい巨岩の作品です。
 

 

 その次が4点の七福神の絵馬。
  

 これも人気で、私がおすすめするのは初春を寿ぎ、その絵馬の前で柏ポンポンと手を打って「今年一年良い年でありますように」とお願いをすること。わたしがそう勧めると皆さん、笑いながらそうやってこうべを垂れ、祈願してくださいます。中には、「この絵の前に賽銭箱を置いてはどうですか」と教えてくださるお母さん方もいまして、しばし大笑いして賑わいます。

 さあ、今日と明日は皆さんの仕事もお休みです。たくさんの方が見においで下さることを期待しています。どうぞよろしくお願いします。

 丁度三十年前になる昭和61年3月に「文化果つる町室戸」と記者氏に軽くあしらわれた室戸市の文化程度で現在もなお低い文化水準ですが、どこかのお方が室戸市の予算を1千数百万円と使って行う文化財展と違い、一市民であり一議員である私が自分のお金で会場を借り、自分で作品を運び開催した、一つの芸術文化活動です。

 文化がなおざりにされている室戸市において、自分の個展を開くなんて出来事は皆無と言ってもよい環境にあり、それだけを考えても一見の価値はあります。


 「自分はこの町のために何ができるか」。困難なことも多々あるが、自問自答し、その困難を乗り越え挑戦することに意義があるものです。

 人はとかく、すぐに他人に助けてもらおうとします。何かあったらすぐに役所に駆け込み「金をくれ」という例が多い。ですが、それではあまりにも幼稚だ。そんなことを30歳代、40歳代、50歳代としてきたから、60歳を超え、70歳になっても80歳になっても自分でできることをすぐに人に頼ろうとするんだ。

 何事も苦しみながら自分一人でやってこそ、価値があるもの。そうあってこそ、自力がつく。

 他人に助けてもらうこともあってもよいが、それは自分でやってやってして、どうしても助けがいる。そんな時にだけ、助けを求めるものだ。

 「何事も、自分のことは自分がする」。これは人生を生きてゆく上において、たいへん重要な要素です。

 この機会に「地域づくりというものは自分のお金を使って行ってこそ、価値がある」と知るためにも、お越しいただきたい。

 「地域づくりとはこうやってするもんだ」、「文化活動とはこういうようにやるもんだ」ということもこの機会に学んでほしい。

 私はこれまでそう歩んできたし、今もこれからもそう歩んで行くことに決めている。


※電子情報誌「青空エクスプレス」のアクセス数は、1月16日(土)付けGooブログランキング(2368291ブログ)中、3657位でした。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

近く教育長人事が臨時議会で審議されます

2016-01-15 | 組織のあり方
 
   (個展会場にて)

 聞くところによると、1月25日(月)に臨時議会が開かれ、いま室戸市で空席になっている教育長の人事案件が審議されるそうです。

 およその人物名も聞いてはいますが、それはまた後程、市から案件がもたらされたときにでもご報告したい。

 悪い知らせではないが、次々と町の“番頭格”、ナンバー2が辞職していく中、よく為り手があったものよと思っている。その方は「昨年8月ごろからの室戸市政における諸々の事情をご存じだろうか」と。

 とにもかくにも、副市長にしても教育長にしても、市長にすればご自分が招へいする立場の人間だ。例えその人の落ち度であっても、困ったときには自分が出て行って、その出来事の片をつけてくるぐらいの才覚がなければならない。でないと、その人も今の職業や生活を捨てて就任する“番頭”職。途中辞職では落胆も大きく、また今回のように新聞に書かれて恥も書きたくはなかろう。

 それにしても、もっと落ち着いた政治、公正・公平・適性で議会も市民も納得し応援できる政治を行ってほしいものである。


※電子情報誌「青空エクスプレス」のアクセス数は、1月15日(金)付けGooブログランキング(2367522ブログ)中、2784位でした。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加