青空エクスプ レス

日本ではオンリーワンの手書き地域雑誌『あおぞら』の編集発行人を経て、室戸市の政治を監視する改革派議員三期目。絵馬修復師。

聞こう若者の声を、学べ若者から

2011-03-30 | 地方のあり方
 29日の記事「おんしに投票する奴は、みなバカよ!」を見て30日に投稿してくださった「ひろ」さんのコメントです。

 コメントで終わらせるのはもったいない指摘ですので、一度、商売人さんや市職員の皆さんには「なに言ってんだ」なんて言わず、よくかみしめながらお読み頂けたらと思います。

≪『室戸』というキーワードでブログを検索して、此方にたどり着いた者です。
 (29日の記事を見て思うに)非常に残念と言うか、悲しい事ですね。しかし、少なくともこの時点で周りにいた人は、何が正しいのか正しくないのかは解っていたと思います。ただ、行動する勇気が無かった…。

 自分は10数年ぶりに室戸に帰って来た者ですが、室戸に帰って来てまず感じたのは、良くも悪くも変わって『無い』ではなく、『変わった』と言う印象です。悪いところは更に悪く、その影響もあると思いますが、良かったところも魅力が減っていると感じています。

 現在、観光の目玉にとジオパーク認定に力を入れているようですが、肝心の市民に今一つ浸透して無いのでは?と感じます。

 室戸には素晴らしい所が有り、自分はまだ知らない素晴らしい所も沢山有ると思います。しかし、それを利用する側の『人』に問題が有るように感じます。

 現在のジオパークの取り組みについて詳しくは知りませんが、どこかちぐはぐなような気がします。
 はたして、今の状況で室戸に人が来てくれるのか、またはいざ来ればどう思われるのだろうか?
 こういう風に考えている人間がはたしてどれ位いるでしょうか?

 交通の便はどうか? 岬周辺の駐車場事情はどうか? 道路沿いなんかは荒れ放題です。荒れ地や廃屋がたくさん有ります。

 また、観光客が来ても、素通りでは町は潤いません。お金を使って貰える場所は? 僕からすれば、ほぼ無いに等しいです。


 名前は出しませんが、ある場所に行きましたが、話になりません。『いらっしゃい』の一言も有りませんでした。まあ、室戸の人間は横柄で商売下手ですから。しかし、それでは観光業は無理ですよね。
 他の場所や宿泊施設、果ては役所等の公共機関にも同じことが言えるのではないでしょうか?

 話も逸れ、長々と書きましたが、まだ思う所は多々有ります。

 我々は今一度、現状を見直し、考え直さなければならないのではと思います。

 ありがとう御座います。≫


「ひろ」さん、お礼を言うのはこちらです。大変良いご意見、ありがとうございました。指摘されたキーワードをいくつか挙げて、私なりに考えお答えします。

①まず、「悪いところは更に悪く変わったし、良かったところも魅力が減っている」について。
 
 ご指摘された「悪いところ」が何かがよくわかりませんが、十年ひと昔とか言いますので、一度室戸から離れて帰ってみると、「えっ、こんなになってしまったの?」とか「こんなにしてしまったの?」と思う点は究極的に見つけることができるため、いくつもの発見があるでしょうね。私たちのように室戸にずっといるとそんな変化は当然のこととみてしまいがちですが・・。それが「室戸が発展しない」原因なんですね。それに、私が「そんなことしては駄目だ!」と止めても、それを大きな力でやってしまい止まらないのが行政と議会というところですからね。

 そして、「良かったところも魅力が減退している」点も何を指しているかわかりませんが、室戸の風景かもしれないし、室戸に魅力を感じられなくなった原因の一つは人口減少に起因するのかもしれません。町から人が減り、活気が無くなった時に都会から室戸に帰ってくると「何か、以前のような室戸じゃなくなっている」、こう思われるのは致し方ないなあと思っています。人口が減るというこのことだけが「室戸の魅力が減っている」原因ではないと思いますが。
 
 よくこの電子情報誌上や議会報『青空新聞』で市民に警鐘を鳴らす意味もあって室戸市の人口減少の数字を調査の上でご報告していますが、「ひろ」さんが室戸を出て行った時を例えば15年前としますと、その平成8年の室戸市の人口は市民課での数字は22555人でした。それが、22年度の人口は16611人に減少しています。その差、5944人です。(但し、これは国政調査による現在室戸市に住んでいる人口の実質的な数字ではありませんの1,200人から1300人多くデータが公表されます)
 
 実質的な数字を挙げると、10年前の平成12年10月に行われた国勢調査(19472人)から17年10月の国勢調査(17490人)までの5年間に室戸市の人口は1982人減少し、17年10月に行われた国勢調査(17490人)から昨年22年10月の国勢調査(15210人)までの5年間に2280人減少していて、このようにその減少率は年々高まっています。はっきりした確定値は今年の秋ごろに発表されますが、この5年間の減少率13.0%は12年から17年までの減少率10.2%がワースト2位だったのに引き続いて、残念ながら今回も全国の市ではワースト1位か2位になるのは間違いないと思っています。

 町から人がいなくなると、企業や商店の商品の売り上げも落ちるし、それにつれて商店街の活力も薄れますし、町で行き交う車の出入りも少なくなるし、小学校や中学校の生徒は少なくなって止むなく統廃合は進むし、否応なしに学生のスポーツ振興も力は落ちるし、路地を走り回って遊ぶ子どもたちの声が聞こえなくなるし・・・。こうして、やっぱり室戸全体の魅力は薄れていきます。

 そして、全国的に減少し、やがて1億人を切る時が来るのは間違いなく、この人口減少だけはもう自治体の力では抗しがたいものと思っていて下さい。

 市民の皆さんは、「人口は減少していくが、その過程で行政は如何にあるべきか、そして議会は如何にあるべきか、そして市民はこの土地でいかに生きていくべきか、商売人はいかに継続させていくべきか」を、その時々において考えていく必要があります。

②「観光の目玉にジオパーク認定に力を入れているようですが、肝心の市民に今一つ浸透して無いのでは」について。

 このジオパークについて、実を申しますと、他の誰でもありません、私が長年に亙って自費を投じて観光振興策として事業化すべきと訴え続けてきて、やっと日の目を見ようとしている室戸市の観光事業なんです。だから、思い入れはひと一番あります。

 平成2年に創業した月刊の地域雑誌『あおぞら』の平成3年8月号(「土佐の地質」特集)で「室戸半島の海岸にある貴重な地質を観光に活かせ」と訴えたのが発端。その後、平成8年にも同じ趣旨で地質特集(「青空地質博物館」特集)を組んだ。

 それぞれに自分のお金を約100万円ほど投じて1000部制作したが、販売しても経費を全部支払えないような赤字の出版事業でした。又、最近も22年6月には立派な装丁の地質写真集『青空地質博物館』を出版した。

  

 残念ながら、これも1000部制作し200万円近く投じて、売れたのは原価にも満たない350部ぐらいでした。そうして熱心に地質観光をPRしてきて、やっとユネスコが世界ジオパークという取り組みを始めたおかげで日の目を見ようとしているのが、あの室戸市の「室戸ジオパーク」なんです。3冊で投資した経費はウソ偽りなく、約400万円です。

 こんな長年にわたる私の努力を知って下さっている人は、私がかつて発行していた地域雑誌『あおぞら』と写真特集の『青空写真館』を8年の間、毎号欠かさず買って下さっていた市内外の人たちと、国土交通省や全国におられる地質学会関係者だけのようですが、これでも、やってきた観光振興対策事業はそれなりに地元の室戸市に貢献していると思っています。

 ただ、私は平成20年6月から始まった室戸ジオパークには最初から関わっていません。それは、もう走り始めた今、私が関わらなくても認定されるのは間違いないからと、室戸市には“先頭を走ってきた人には関わってほしくない”と思っている人たちが大勢いるからです。

 ということで、「ひろ」さんが「肝心の市民に今一つ浸透して無いのでは」と思われるように、今は市民の関心度も薄く、時に批判的な人もおられる「室戸ジオパーク」ですが、平成3年に私が初めて誌面で訴え始めて平成20年に室戸市がこの事業を始める前までの18年間、一人で育て「この子はすごい子だよ」と広報してきたことを考えますと、「生みの親」で「育ての親」であるのが私で、室戸市はその子の「嫁ぎ先」みたいなもの。だから、「生みの親」で「育ての親」とすれば、何とか無事にすくすくと育ってほしいと願うのが親心というものではないでしょうか。

 でも、「嫁ぎ先」の室戸市が予算を投じて周辺整備を行わないとユネスコの認定は無く、ユネスコの世界ジオパークに認定してほしいとならば、最低限、室戸市がその整備事業は行わなくてはならないということになります。それを決めるのは市民です。市民が反対されるなら、市民みんなが議員のところに行ってその意思を伝え、議員が議会でその予算立てに反対すればこの事業はストップしますし、市民がこの事業に賛同するならば、議員に「賛同せよ」と伝え議員が議案に賛成して事業を行えばいいのです。

 ケセラセラ、です。なるようになるさ、です。全ては市民の皆さんがいい方でいいのです。私に無理強いするつもりは全くありません。

 議会の議決の全ては市民の意思の基になくてはなりません。行政を住民の意のままに動かしてゆくこと。それが住民自治というものです。

 私は将来を見据えて考えてみても、「クジラ・ウオッティング」から「海洋深層水」、「海洋深層水」から「ジオパーク」と、室戸市の観光等の中心を為すまちおこし事業は次々と変転していますが、観光政策のテーマの少ない室戸にあって、地質観光への流れは当面はこれでいいと思っています。そして、私が生んだ室戸市の地質観光の題材である“ジオロギー”が年月を経る間に何とか力をつけて立派な“人生”を送ってくれれば、その“子”が誰のものになってもいい。市長でも県議でも欲しい人が取って、責任を以って養ってくれればいいと思っています。

 しかし、嫁ぎ先が私が生んだ愛する子を途中でいやになって放り出したりしたら、話は別。それを私は許さない。徹底的に批判し、その責任放棄について追及します。

 長くなりましたが、ジオパークについてはそういうことなんです。これが真実ですので、覚えておいてください。

③「観光客が来ても素通りでは、町は潤わない。お金を使って貰える場所が、ほぼ無いに等しい」について。

 観光客が来ても素通りについては、その通りです。これは昔から言われていることで、これは変わってはいません。
 
 ですが、私は商売人の子供ですから昭和61年にジャズ喫茶を始めたころからいつもこう考えるようになりました。「物事は相手の気持ちになって考えれば、その原因やどうすればいいかの打開策は見えてくる」。これまでにもこの考え方によって解決したこともいくつもあって、例えば議会で行政の不公正を調査して可笑しいぞという点を見つけた時、「市長や市職員はなぜこうしたのか」を考えると、すぐにその「なぜ?」となる不正の理由が見えてきます。相手の身になって考えればその人が行った行為の理由はある程度は解るものです。
 
 だから、この「観光客が素通りする」についても同じで、観光客の身になって考えるとその素通りする理由はすべて見えてきます。
●泊まりたいと思わせるホテルや旅館がないこと。
●室戸市内には見るところはあるが、長くとどまり見物する(これが「サイト・シーイング」=観光)場所や施設がないこと。
●みやげ物店が観光地の室戸岬にはないこと。(キラメッセの楽市以外に)特産物を売る施設がないこと。
●観光地にその場を盛り上げる“名物男”や“名物女”がいないこと。観光地がさみしいこと。
●(県や市にお金がないことから)いつまでたっても整備された観光地になりきれないこと。(吉良川町の重伝建保存地区に来られた観光客が言った「もうここは二回と来ることはないね」に悔しい思いをしたことがある。遅々として進まないこの整備事業の原因も予算)、等々。

 これを打開するようなことをやれば人がとどまり活気を見せるようになるんですが、如何せん、先立つのはお金。室戸にいる人も原因は分かっているんですが、それが出来ないのです。「ひろ」さん、実はこういうことなんですね。

④「ある場所に行きましたが、話になりません。『いらっしゃい』の一言も有りませんでした。まあ、室戸の人間は横柄で商売下手ですから。 しかし、それでは観光業は無理ですよね」について。

 「いらっしゃいませ」が無いことや「商売が下手」という、言っておられることは、市内の商売人さんには失礼な話ですが、私も同感です。

 このことはこの電子情報誌でも書いたことがあります。喫茶店に行っても、入った時の「いらっしゃいませ」と帰る前のお金を渡す時に「ありがとうございました」というぐらいで、あとは無言の店が多い。珈琲を持ってきたときとかカップを下げるときには何も言わずに下げていく。お客さんの都合なんか、全く無視している。

 何がいけないかですが、まず自分がやっている仕事がサービス業だと解っていないのが一番の欠点です。だから、珈琲なり、ラーメンなり、お昼の日替わり弁当でも何度も同じで、お客さんの目の前に運んできたときの「お待たせしました」がない。これは10分ぐらいで出せば待たせたとも言えませんが、待たせてなくてもそう言わなくてはならないものだと、それも知らない。そして料理の食器やコーヒーカップを下げるときの「お下げしてもかまいませんか?」がない。“お客さんの都合をお聞きする”という心配りが皆無としか思えないのです。無礼にも、黙って来て、黙って下げていく。まるで怒っているようで、「何かいけないことを言ったかなあ」と、こちらが戸惑ってしまいます。愛を振りまいたら損のように思っているのかなあとも思う。

 また、ある商店に「おはようございます」と入っていくと、店員が「何?」と聞く。心の中で「違うだろう」と思う。まず「あっ、おはようございます。今日は天気がいいですね」だろうと思う。「これを下さい」と商品を差し出すと、「300円です」と金額をいう。違うだろうと、また思う。「毎度ありがとうございます。これは300円です」だろうと思う。お金を渡して帰りかけても、「ありがとう」も言ってくれない。「ハイ、どうも」だけ。

 帰りながら、「これでは店が繁盛するわけがない」、「これでは、いつまでたっても室戸が良くなるわけがない」と考えている。

 とにかく、「ひろ」さんが「横柄で商売が下手」いう通りで、私も非常に残念な気持ちでいつもそれを見ています。このように店員があいさつができない原因は、社長や店主、店長に問題があるのは疑いない。自分が雇った社員や店員がお客さんに挨拶もできないことに気付かないまま、商売をやっているところに問題があるのです。店員がお客さんにまともに「いらっしゃいませ!」と元気よく言えていないのを見ても、「これではいかん」と思わない社長や店主が能力不足なんです。

 地方の店や会社がいつまでたっても繁盛店になれない原因の一つは、社長や店主が社員や店員を雇った時から「しっかり挨拶をせよ!」と厳しくしつける、そんな感覚がトップにないからです。だから、品揃いがいいこともあって、室戸の人は安芸市や高知市に商品を買いに行くのです。室戸の店が品揃いが悪くとも、長年にわたって「あの店で買ってやりたい」と思わせる何かがあれば室戸でも買ってくれるんでしょうが、品ぞろいも悪いし、まともに挨拶もしてくれないし、高いし、となれば、誰だって市外に出て行って買うようになってしまいます。

 全ては、会社や店を経営する人が経営の基本を知らないまま店を立ち上げ、商いをしているから。

 私はいつも言っています。
 「商売も政治も同じで、商売においては消費者心理を理解しようと努力し、消費者の気持ちが分かれば店は繁盛するし、ケチくさいことをしていたらそれを見て客は逃げるとしたものだ。政治も、市民は消費者ではなくて雇用主だが、市民の心理が分かれば市長や市職員、議員がどのように仕事をすればいいかが分かるものだ」と。


⑤「ひろ」さん、あなたと私の気持ちは同じです。「他の場所や宿泊施設、果ては役所等の公共機関にも同じことが言えるのではないか」は、 その通りです。ちゃんとやろうとしない点に関しては、行政も議会も同じです。
(但し、市職員の名誉のために言っておきたいですが、職員はほんの一部を除いて、市長の無理解があってもみんな涙ぐましいぐらい明るく一所懸命にやっています。それは私が保証します)

 市政運営に関していうと、例えば室戸岬高速バスターミナルにしても違法な計画を指摘し改善を求めても、市長は頑として違法を認めず適法に改めず、いまだに違法なまま建物は立っています。あれがまともな市政運営じゃないことは市職員みんなが知っています。左遷されるから、面と向かって言わないだけ。この他にもたくさん不適正な業務や計画はあって、私一人が議会で戦っています。

⑥「我々は今一度、現状を見て、考え直さなければならないのではと思います」についても、その通りです。
 今のようななし崩しの政治なんか、あっていいわけがありません。ですが、それを駆逐するには悪をやっつけるぞという余程の勇気と、良くする取り組みに敢然と挑戦する気持ちが要ります。室戸を批判し不満を口にすることだけなら誰でも出来ますので、是非とも若い人たちが一緒になって室戸の政治の在り方を考え、そして議論してみてください。友人たちとそんなことを考え何かをやろうとすることだけでも貴重です。ぜひ、コメントを送って下さったときのお気持ちを忘れず、決して時代に流されることなく、この室戸で頑張って下さい。

 何かあれば直接連絡いただければ、私ができることは何でもご協力します。コメント、ありがとうございました。


※電子情報誌「高知発!青空エクスプレス」は、3月31(木)付けGooブログランキング(156万0887ブログ)中、3291位でした。皆さまの毎日のご愛読に、感謝致します。
 小生、議員に初当選した時から「議員職は3期、70歳まで」と考えていて、拠ってこれから4年後に引退すると決めています。だから、地方政治や地方議会について正論をぶつのもあと4年となります。その期間は“寄らば大樹の陰”のような議員には決してならず、正しい道を歩んでまいりたいと考えていますので、それまでの4年間、なにとぞお付き合い下さいますよう、よろしくお願いいたします。
 尚、その引退までにここで書いた記事は引退後、一冊か二冊の本にまとめ、地方政治と地方議会の専門書として出版するつもり。後進の良き指針となる本を作りたいと考えています。
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「おんしに投票する奴は、みなバカよ!」

2011-03-29 | 人間のあり方
 先日、こう書いた。

このように、市民の目は厳しい。議員が報酬分ちゃんと仕事しなかったら、手厳しい批判を浴びるのはごもっともな話である。「地方議員になるということは、住民から批判される立場になるということ」。 この根本原理を知らない議員がたくさんいます。

 上は「報酬分の仕事をしない議員」について書いたものでした。それが、市民は、より厳しくて「報酬分以上の仕事をしている議員」に対しても、市長の違法を指摘し批判し議案に反対したとして、こう言い放った市民がいます。

 この人の物言いには、立場なんて関係ありませんでした。

 時は4月の市議選を前にした2011年3月28日、場所は室戸市役所の3階です。

 「オイ、そーいちろう、おんしゃーにゃあ・・・」。最初からこんな高飛車で乱暴なものの言い方でした。町なかで出会った時の話ならいざ知らず、役所内で議員に対してこんな言葉を大声で吐く市民は、あまりいない。いや、一人もいないでしょうね。

 この人も、先ごろ記事に書いた“背伸び”している人の一人。礼・節をわきまえず、市長とお近づきになったことが余程うれしいのか、場所もわきまえずに物を言う人でした。

 「オイ、そーいちろう、おんしゃあにゃあ、委員会で賛成して可決したものを、なぜ本議会で反対らすらあや。それに質疑(これは反対討論のこと)までして。委員会で決まったことはみんなと一緒に賛成したらえいやないか!」。

 もう最初から物の言いようが腹立ちまぎれでケンカ腰でしたが、それはこれまで私が市長の不適正業務に対し批判してきたことと公約違反として議会提案された国保料値上げに反対したことに関して不満を持っているからと、すぐ分かった。

 この「何でもいいから賛成せよ」の話を放っておくわけにはいかないから、議会とはどうあるべきかを意見した。

 「委員会でみんなが賛成したとしても、違法など不適正な議案なら議員がそれに反対するのは当然だ。それが議員の仕事よ」。

 私の厳しい指摘が火をつけたのか、更に彼の暴言は続いた。

 そのうち、こう叫んだ。 「おんしゃあ、共産党か!」。

 この声は市役所3階の教育委員会のフロア全体に響き渡った。


 これには何とも言いようがなかった。これは、「議会で反対する議員は、みんな共産党」という戦後間もない頃の古い認識と古い感覚しか持っていないからに違いないが、これは本当にとんでもない失敬な話である。こんな暴言は共産党の人たちも馬鹿にしており、彼らもTなるこの男を糾弾しなくてはならない。

 勘違いされても間違った認識を世間に与えてしまうので言っておきたいが、私は20歳の時から自民党を支持してきた。でも、決して党員や党友でも“かくれ自民党議員”でもない、普通に支持してきた一市民。議会で民主党を支持し支援している小松市長の違法業務を追及したからといって、それを取って「あいつは共産党議員だ」と考えるのは愚かで脳無しのすることだ。

 公正な人間は、何党の議員であっても何党を支持していても、公的な場所において公職にある者たちの不正を追及する、それは当たり前の行動であって、誰に批判されるものでもない。(公職に付いたらこのくらいのことは何人も言えるようにならなくてはなりませぬぞえ)
 

 周りには市職員約10名ぐらいがいて、私と彼のやり取りをいやな思いをしながら聞いていました。

 当然、ポンポン言い放たれる批判に対して言いたいことは山ほどあったが、こちらは公的な立場。一般市民の勝手気ままな言い破りの話に乗って同じように勝手気ままなことをいうわけにはいかなかった。それに庁舎の中でのこと。はらわたは煮えくりかえっていたが、グッと我慢しながら聞いていた。

 そうして、こんな言い破りの男に長く関わっていては職員の皆さんの仕事を邪魔するし自分の品格まで疑われると思い、その場を去ろうとして背を向け歩き始めると、追い打ちをかけるように後ろから大ばか者のこの男はこう言い放った。

 「市議選も近いが、おんしゃあ、おちい(落ちろ)!」。

 これでやめておけばいいのに、続けてこう言った。

 「おんしら(お前なんか)に投票する奴はバカよや」。

 男が室戸市役所の3階フロアで、私と私の投票して下さった市民に対しこう罵ったことをたくさんの市職員が聞いている。

 侮辱された私はともかくとして、私に投票して下さった物事の何たるかをよく理解した優秀な市民の方々まで侮辱したこのことは許しがたく、これにはカチンときて、去りかけたが立ち止まり、こう聞き返した。
 
 「ほー、おらに投票してくれる市民は、みんなバカか?」。

 「おー、そうよや。おんしに投票する奴は、みなバカよ!」。

 15年に私に投票して下さった505名の市民、19年に投票して下さった427名の市民の皆さんをこのように「バカ」呼ばわりする市長の信奉者。「何でもいいから、議員はみんな市長が喜ぶようにしろ!」という考え方の理不尽さ、でたらめさ。言っていることが、フーテンの寅さんじゃないが、まるで“自棄のやんぱち日焼けのナスビ”、だ。市長の議会での答弁によく似ていると思った。

 これ以上その場におれば掴み合いのケンカになるから、腹が立っておれなかったがぐっと我慢して「そうか」とだけ言ってその場から離れ、2階に向かい階段を下りた。(私も大人になったもんだ。昔なら・・)

 周りにいてそのやり取りを聞いていた職員も私がその男にやり返す言葉を聞いて「大人しい谷口さんもあんなに荒っぽく怒るんや」と思ったかもしれませんが、議会と同じで、理不尽なことは性格として許せないのです。騒がせたのは申し訳ありませんでしたが、ご理解ください。

 ま、後で冷静に考えると大人げなかったが、男の言っていることのすべてが許し難かったため、つい言い返してしまった。

 役所内で議会一真面目な議員を罵り、私に投票して下さった市民まで「バカだ」と罵ったこの男は、違法であろうが何であろうが市長を助けるぞという、妄信的且つ積極的に市長を支持している人物である。ある住職のパシリ役としても市民に知られている。

 政治家を支持することは何も悪いことではないが、応援するあまりに度を越して、こんな無茶を言ってはいかん。男が廃るし、市長も困るのではないかな。常識ある首長なら、「私をかばう気持ちはわかるが、そこまで言っては市民の反感を買い、こちらが困る」と間違いなく言う。

 彼が私の何に不満を持っているかは歴然としていた。私が市長が行った高速バスターミナル設置に関する違法を追及し、また今回も市長が1年前の後援会新聞で「国保料を値上げしません」と公約していながらなぜ値上げするのかと反対討論したことに不満があって、議会のルールも知らないまま「委員会で賛成して可決した議案だから、本議会で反対なんかせず、大人しく賛成しろ」という、理屈にもあわない不満をぶつけてきたということです。 

 世間ではこういうルール違反も平気な人を指して、“横紙破り”という。

 それと、一番初めに書いた記事をここで少し訂正させていただく。

このように 市民の目は厳しい。議員が報酬分ちゃんと仕事していても仕事をしてなくても、手厳しい批判を浴びるのはごもっともな話である。「地方議員になるということは、住民から批判される立場になるということ」。 私も含め、この根本原理を知らない議員がたくさんいます。≫と。

 議員としての職責を果たすべくちゃんと仕事をしていても、市民の皆さんの中にはこの男のように議事の運営の流れや「議員は如何にあるべきか」の職責なんか全く知らない人もいますから、批判されるということになりますが、「おれは市長を応援しているんだ。だから、委員会で賛成して可決した議案に、討論で市長を批判したりせず、本議会の最終的な表決でも反対なんかしないで、賛成せよ」なんて話、議員の権利や判断を何と思っているのかと首をかしげる。

 この男の言い放った、
 「そーいちろう、おんしゃーにゃあ、委員会で賛成して可決したものを、なぜ本議会で反対らすらあや。それに質疑(反対討論)までして。委員会で決まったことは賛成したらえいやないか」

の暴言を聞いた時、この意見も思い出しました。「あっ、同じだ」と。

 昨年聞いた、市長選の後援会で市長を支えた人の意見が、
 「違法でもえいやないか、それで室戸が良くなったら」。

 この二つ、「市長のために議員みんなが議案に反対せず、賛成してやればいいんだ。市長が喜ぶことならその議案が違法であっても杜撰な計画であってもいいから、賛成すればいいんだ。そうすれば室戸は良くなるんだ」の考え方。両方とも基本は同じです。

 「市長のために、何でもかんでも、みんなこぞって賛成せよ」。

 笑ってしまいます。これでよければ議会はいらない!

 議員が行政が行う違法や不公正・不公平、不適正に目をつぶり、何んの指摘もしないし改善策も提案できないようなら、議会なんか無いに等しい。だから、議会はいらない。金も食うし。

 これで市民がいいと言われるならば、今度の市議選もしなくてもいい。議会をなくすことで浮いた議会費の年間1億円は全額住民サービスに向けよ! そうすれば市民の皆さんは喜ぶだろうし、小松市長もこれまで以上にやりたい放題できて、大喜びするだろう。

 それに、市長を妄信的に愛する先の暴言男ほどではないと思うが、市長の不適正さをよく認識しながら支援している後援会の皆さんも、議会がなくなれば市長に無批判で寄り添う議員はもちろんのこと、私のように行政業務を徹底調査をして不適正さを徹底批判する議員もいなくなり、楽になること請け合いです。但し、市職員が高圧的な市長の指示命令で今の何倍も苦しむことになるのは、疑いようもない。

 議員が、行政が行う違法や不公正・不公平、不適正に目をつぶり、何んの指摘もしないし改善策も提案できないようなら、議会なんか無いに等しい。これでよければ議会はいりません。

 議会が必要なのか、それとも議会は必要ないのか、それを決めるのは市民です。

 もし、議会が必要とならば、市長が不適正な議案を議会に提出した時、行政を監視しチェックするのが役目である議員がそれを批判し、追及し、改善を求めることになる。議員の役目は市民への情報公開や議会報告、そして議会改革など他にもまだたくさんありますが、まずこの「行政のチェック」が重要な職務といえます。


 市民の皆さんは、このどちらかを選べばいいのです。市長が暴走しないよう、行政が過ちをしないよう方向づけるために議会を置くか、それとも「おれが支援している市長の邪魔になるから」と議会を無くすか。

 市民の皆さんどうしますか? お伺いいたします。

 わたしはどちらでもいいです。これまでの8年間、自分では本当によく頑張ってきたと思っているから、議員を続けられてもいいし、議会がなくなってもいいし。市民の皆さんが望む形を作ればいいと思っています。

 私の言っていることは、無茶なことでしょうか? 筋が通った話だと思いませんか?


 「筋が通った」と書いて、思い出しました、私が初めて市議選に出馬した時のことをお話しましょう。

 15年4月の市議選の時、室戸岬町津呂の西下町の街頭に立ち、港を取り巻く家々の皆さんに向かって演説をしていました。そして、演説を終えて次の演説場所に向かおうと車に乗りかけると、そこにかつて遠洋マグロ漁船の船主をしておられた釣井高明さんが自宅から出て来て、こう話し掛けてきた。

 「谷口君、おまんの演説は筋が通っちょう。ワシはおまんを応援するきん、がんばってやりよ」。

 初めて気がついた。「そうか。自分の演説は筋が通っちょうんか」。そして、「言っていることは間違ってなかったんだ」と。

 この方はそれから3年ぐらいして亡くなられましたが、可笑しいことには「おかしい」と、理路整然とした形で論点をまとめ構築してから、勇気を以って堂々と発言することの大事さ、それをその時、釣井さんが教えてくれた気がしています。

 それから、初当選して議員になり8年になりますが、議会で発言する時にはその教え、「筋が通っていること」の重要性を噛みしめ念頭におきながら毎議会登壇して、質問し、質疑し、討論に臨んでいる。


 健全な筋の通った批判をしているからこそ、それを面白くないと考える議場内と議場外にいる市長支持者から筋違いの反発があるのですが、譬え市長の信奉者に「おんしに投票する奴は、みなバカよ!」と罵られようとも、議会があって、議員の職を与えられる限り、これからも可笑しいことには「おかしい」と正義の精神を基にして発言し、4年後に職務を全うしたいと考えています。
 
 私を応援して下さる素晴らしい有権者の皆様のため、これからも精一杯、頑張ります!! 私は負けません!

 引退するまでに私を議会から排除しようとするならば、殺すしか他に方法はない。 

 しかし、市長はすばらしい支持者を連れておられます。

 (追記)この年の12月の記事をご参照ください。議員を落ちたこともあって、寒い日でしたが、新村不動でこの男を捕まえて叱り飛ばしてやった話が掲載されています。


※電子情報誌「高知発!青空エクスプレス」は、3月30(水)付けGooブログランキング(156万0141ブログ)中、4203位でした。毎日のご愛読、ありがとうございます。

 もう一度、「がんばれ!東北、がんばれ!日本」とみんなで応援しましょう。

 でも、悲しいね。上のような自堕落で横暴な男もいれば、一方では災害にあって苦しむ人とそれを助けようと頑張っておられる人もいる。
 真面目に議員としての職責を果たすべく努力している人間に悪態をつく暇があれば、東北の災害に遭って町がなくなったあの場所に行って、しばらくボランティア活動をした方がいい。さすれば、私のように議員が町に尽くす熱情のありがたさも理解出来るようになるだろうし、残りわずかであるが人間形成に良い効果も生まれ、やがて少しは人からも好かれるようになろう。

 人生、舐めてはいけないのです。すべて、他人の支えや応援や努力あってこその、今の自分。これを悟らなければ、いつまでたっても自分の立つべき位置は定まらず、迷路のような人生となる
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バラマキ予算を被災地へ

2011-03-27 | 政治家のあり方
 まず、「がんばれ!東北、がんばれ!日本」の声に、少しじっくりと耳を澄まして聴いてほしい。

 毎日毎日、東北地方と東関東地方を襲った大地震とあの大津波のことを考えています。

 近く行われる統一地方選での市議選については、当然、出馬に向けて用意はしていますが、当選することへの情熱も少し薄れた気がしています。あまりにも毎日が悲しいから。

 気になるのは、民主党の地震と津波への対応について、原発事故に関し経済産業省原子力安全・保安院の対応や東京電力の対応について、そして危険を承知で国民のためにと終息に向け復旧作業に頑張っておられる東京電力社員やその下請け会社の社員のこと、全国から集まった消防関係者、そして自衛隊員の皆さんのことです。

 映像では見えないが、決死の覚悟であの場所に入り苦闘している姿が目に浮かんできます。そして、これらすべてのことに心を痛めている。

 地震と津波で被災された方々をわれわれが支援するのと違って、原発事故に関しては知識や経験のある人たちが対応しなければ、一般国民が協力してあの事故を終わらせることはできません。だから、とにかく安全策を十分取りながら頑張ってほしい。そして、施設のすべての機械類が安定し、その後、コンクリートで固められると聞きますが、そうして事故が完全に終息する日が1日も早く来ることを願っています。


 それにしても、民主党はこの戦後最大の国難を目の前にしても一昨年の衆院選で国民を買収して政権を取ったその“バラマキ政策”を止めようとしないが、その止めない理由がどうも理解できない。一体、財政運営というものを何と心得ているのか。

 財政運営とは、国でも市町村の自治体の財政運営にしても同じで、基本は個人の家計と同じように考えてお金の使い方を考えていけば、大体健全にいくものです。

 収入があって、支出がある。収入に見合った支出を考えて運用していけば、ま、貯金はできなくても、人間、何とか生きていけるようになっている。


 例えば、世帯主の父の給料が20万円、母のアルバイトで10万円、子どもは二人が学校に行っている。30万円の収入では生活も大変だ。こんな家庭でも、贅沢をせず、節約して賄っていけば何とか生きていけるものだ。(例外として、働かないごくどう者の生活は別だ)

 持ち家のローンを払うことができなくなれば、その家を手放して、借家に引っ越す。普通乗用車では出費が多いとならば、軽4の中古車に替えればいい。家に余裕のお金がなければ、親の気も知らず贅沢にも「大学に行きたい」と言う子どもがいたら、高校で卒業させて働きに出し、家を助けるように命じればいいのだ。甘やかしてはならない。「分相応」というものを教えるいいチャンスだ。

 こんなに苦労して生きていても、それでも家計は火の車で、借金もできるかもしれない。いくら節約していても、人生においては借金しないといけない事情もできる。でも借金した以上、さらに生活を切り詰めてその借金を払っていく責任があるから、払い終えるまでの年月は贅沢なことは更にできなくなる。

 そんな苦労の甲斐あって、それに子どもが社会に出て自立し始めてからは家から出ていくお金も少しは軽減され、まだ貯金は貯まらず贅沢なことはできないが、やっと少しは普通の暮らしができるようになってくる。

 こうして少しずつ少しずつ辛い時代を乗り越えて、何とかやっと人間らしい暮らしを取り戻すことができるのである。

 これが一般社会の普通の家庭ではないでしょうか。私も議員になるまでは収入の多くを地域社会に投げ出し、家計は火の車、毎年の年収200万円以下、そんな生活を15年ぐらい続けてきた経験から知っているが、年収300万円以下の家庭、これが一般国民の生活だと思っています。

 そんな一般社会の家計と民主党政権のばらまき政策を比較すると、あの政策は全く財政運営というものを知らない人の考えることだとしか思っていない。

 民主党だけでなく自公政権時代の公明党にしても同じで、ああいうものの考え方をするという政党、政治家は、子どもの時から今の大人になるまでそれぞれのお家はきっと贅沢三昧の家庭で、お金のないつらさやひもじさを全く体験もしていないし教えられてもこなかった人たちだと私は決めつけている。もし、子どもの時から貧乏暮らしの生活をしてきて大きくなった政治家なら、無駄遣いがいけないことだとの認識ぐらいは持っているからです。こんな金持ちの子どもばかりが政治家になっているから、国費を賄う国会議員の先生たちが国の貴重なお金の使い方を知らないのです。

 「わが政党が政権をとるために…」とか、「選挙で我が党の支持が増えるように…」と考えて、国民にお金をバラマくことの何と愚かなことよ。

 民主党の政治にしても、この東北と東関東を襲った大地震と巨大地震で被害を受けた20万人とも30万人とも聞く多くの被災者を前にして、いまだに「2010年度の子ども手当制度を、その水準のまま4月から半年延長するつなぎ法案の成立を断念する意向を岡田幹事長が示唆した」の報道で解るように、いま以って物事の本質が分かっちゃいません。

 つまり、子ども手当は今まで通り、1万3千円あげますと言っているのです。諦めの悪いこの未練がましい神経には呆れかえる。

 一昨年の衆院選の前に民主党が政権公約で公表した、高速道路の無料化、子ども手当、高校授業料の無償化、農業の戸別所得補償等々の“バラマキ政策”。これには私もその選挙の前から「国民を買収するなんて行為は、とんでもないことだ」とここで論陣を張ったが、「バラマキはやめろ」と言ってきたその理由は、簡単だ。この日本という国には借金はあっても、国民みんなが豊かになれるほどの余裕のお金はないからです。それと、選挙政策で国民を買収する行為が悪質だからです。

 国の借金に関しては、市議になって丸1年目の16年の暮れから17年にかけてのあの夕張市の倒産をきっかけにして市の財政の在り方について、自分なりにネット検索や参考書を買ってきたりして勉強を深めてきましたが、その時期に国の借金についてもネットで知った。それは当時でも、800億とも地方分を入れると900億円とも表示されていました。

 だから、「ならば、そんな国の借金のことを地方議員になって間もない私がいわなくても、国会議員ならば知っているだろう。なのになぜ国民に金をばらまくのか」と、民主党議員や以前から国民にお金を与えるのが好きな公明党に対して思いました。こんな考え方は全国のこれらの政党関係者以外の人は、普通に思うのではないか。それが当たり前の考え方ではないか。

 先の一般社会のふつうの家庭を例に挙げるまでもなく、民主党政権が今もなお続けている数多くのバラマキ政策は不健全であるし、このバラマキのお金を受けた国民が自助努力を怠ることもあり得るため、一刻も早くすべて撤廃すべきだ。
 いま撤廃すれば、国民はそれを批判できない。なぜなら、民主党のバラマキ政策の廃止を批判することは、自ずと、東日本大震災で被災された人たちへの財政支援(震災復興予算)を批判することになるからだ。
 逆にいえば、民主党は今こそバラマキ政策を無批判で廃止できる機会ともいえよう。


 民主党の国会議員諸氏に申しておきたいことは、あなた方が決めた政権公約の中に書かれたような国民に耳触りのいい、所謂“バラマキ政策”などという政策を国民の前に提示する時代とは、国がもっと豊かで、経済にしても非常に国内的にも国外的にも安定していて右肩上がりで上り調子になっているような時代で、国の収支も安定しているし、政治も安定した長期政権が続き、企業や地方の経済も活気があって地方の人口も増え続けている。そんな時代だけですよ、国民にバラマいていいのは。(そんなときには誰もバラマキを期待しないが)

 家計にしても、苦しい時には節約をします。反対に、家計に余裕ができて貯金も増えた、そんな時には財布を握るお母さんが子どもの小遣いやお父さんの小遣いも大盤振る舞いで増やし、家じゅうの人にバラマいてあげればいい。お母さんもネックレスの一つも買えばいい。おじいちゃんやおばあちゃんにも何か買ってあげてほしい。

 そうしたものですよ、財政運営とは。これは、国も年収200万円の家も同じ。同じような考えの基にやりくりすることが「適切な財政運営」というものです。


 悪い例を一つ挙げれば、室戸市は税収が11%しかない一割自治の情けない財政規模にある。そんな室戸市が、市温浴施設の指定管理者・ミクプランニングの子会社「バーデハウス室戸」が大赤字で倒産寸前の状態にある時に、市長が1年間に2度、合計約6000万円の赤字補てんを決めた。これは明らかに政治判断のミスといえた。

 これは、条例違反であると同時に、地方自治法違反でもある。私は庁内の聞き取り調査を行ったから実態は分かっているが、会社が倒産寸前にあることは市長も市職員も議員もみんなが分かっていた。それを、市長は職員が止めるのも聞かずに強引に議案を提出し、それに対し私を除く議員全員が赤字補てんは不適正であることをよく認識しながら議案に賛成して、その金を渡してしまったのです。不適正業務はこのほかにもたくさんあるが、これなどは市長と議員が一緒になって行った一番わかりやすい無駄遣いでした。

 いわば、家に金もないのに他人さんに騙されてなけなしの金を巻き上げられてしまった、典型的な失敗例です。私だけは商売人の子だからこんなもったいないことは絶対にしませんが、商売を知らない人や元公務員の人はこんなことを簡単にやってしまいます。最終的には「どうせあれは自分の金じゃないんだ」と思っているから。


 民主党や公明党が行っているバラマキ政策も、小松市長が決意し議会が市長のためにと可決させた赤字支援策も、両方ともが政治において行ってはならない行為であるのは疑いようもない。

 政治に関わるみなさんにお考えいただきたいのは、一言、「もしそれが自分の金なら、そうするか!」についてです。

 民主党が公約したバラマキ政策にはたくさんの事業があるが、そのバラマキ政策に使う予算のすべてが民主党議員全員の個人的な全財産を出し合って行っているものならば、いくらでも国民に差し上げればいい。それならば、各新聞やテレビ、そして週刊誌など、すべての報道機関が、彼らをほめたたえ、称賛するだろう。ただし、そんな度胸はないだろうし、これは公職選挙法で規制されている寄付行為に当たるから、出来ませんので、念のため。

 室戸市長にしても、ミク社の子会社であるバーデハウス室戸を倒産させないために市長自らが全財産を投げ打って支援するのならば、私は批判しない。それは称賛に値する行為であるから、たとえ他の議員が批判しても、私だけは称賛して、この電子情報誌上で長く誉め称えるであろう。

 これもできる訳はないから、民主党にしても室戸市長にしても、国民や市民のお金を使って財政運営をしているんだから、もっと基本を押さえた上で、お金を使わなくてはならない。

 上に立った政治家が「自分がこうしたいから・・」なんて勝手気ままな政治をしていたら、市のお金も、国のお金も、いくらあっても足らない。


 基本は、政策のすべてに関して「政治に係るこの金が自分のお金なら、こんなことをするか?」と考えること。

 政治家とは、国民や、県民や、市区町村民のお金を預かってそのお金を「どのように使っていけば、一番適切で、健全な使い方になるだろうか」、こう考えて政治とは行っていくものです。

 そのすべてが自分のお金だと思ってネ。そうすれば、今よりはずっと健全な予算の運用になるのは間違いありません。(でも、この簡単なことができないんですよね、政治家は)

 民主党の議員さん、悪いことは言わないから、衆院選の時に書いた政権公約の中の“バラマキ政策”はすべてやめなさい。そして、国民がそれまで行っていたと同じように、高速道路無料化なんかも自分が使ったものは自分でお金を支払う、走れば走るほど料金がかさむ、ずっと前の方式に今すぐ戻しなさい。そして、それら多くのバラマキに向けられていた予算、向けられようとしていた予算のすべてを東北地方などの大地震と巨大津波で被災された方々への震災復興政策に回すべきです。

  今が元に戻す機会です。今なら、バラマキに喜び期待している国民も批判できません。今が健全な政策に戻すいい機会です。


 そうして、これから日本は“身幅の政治”をしていくことです。室戸市にしても、そう。自分の身幅を理解し、決して背伸びしないことが肝要です。
 背伸びすれば苦しくなります。自分ができること、自分の町が今の財政で出来ること、自分の国が今の財政でできることを出来る範囲内で公平・公正にやっていくこと。これが重要です。

 
 巨大事業はやめ、これまで3年計画でやっていた公共工事も5年から10年かけて少しずつ少しずつ進めていけばいいのです。

 政治は政治家のためにあるのではない。国家、国民、市民のためにあることを知るべきだ。

 ここで、もう一度、「がんばれ!東北、がんばれ!日本」と声を挙げたい。
 
 予算の使い方を最後にまとめよう。

 一つは、予算はどぶへ捨てるような使い方をせず、自分のお金だと思って節約しながら、活きるように使うこと。もう一つは、自分の政党や自分という政治家の名を上げるためだといって成果主義に走ったりせず、また法令などに違反する不適正な使い方をせずに、国民のため、市民のために「こんなことに使っていいのか?」をよく考えて使うこと。

 全ては住民のためにあると覚えよ。

 解っていただけますでしょうか? 菅総理と民主党の国会議員のみなさん、そして地元県議と共に民主党を支持する室戸市長。

 最後にもう一度、「がんばれ!東北、がんばれ!日本」とみんなで応援してほしい。


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過疎化は進み、また中学校閉校式

2011-03-25 | 地方のあり方
 昨日3月24日(木)、私の住んでいる室戸岬町三津にある室戸岬東中学校の閉校式に出席しました。

       

 室戸市においては、昨年3月に室戸岬中学校が市内中心部の室戸中学校に統合され閉校となりましたので、市内においては2年続きの学校閉校式。この室戸市立室戸東中学校も岬中と同様に、新年度(23年4月)からは室戸中学校に統合され、今年度を以って閉校となる。

 午後2時から始まった閉校式には市長や担当課職員、議会関係者、そして学校関係者やPTAの父兄の皆さんのほか、各種団体関係者や周辺で学校を支援してきた企業関係者など、約130名が学校とのお別れの式典に参列しました。

  

 式が始まる前に、このたびの東北地方を襲った地震と巨大津波で被害を受けて亡くなられた多くの方に対し、1分間の黙とうが行われた。

 2万人を超えようという、日本の災害史では初めての大きな被害に遭われた多くの方々に、ここで改めてご冥福とお見舞いを申し上げます。

 今、日本どこに行っても国民が今回の災害に遭われた方々と同じ思いを以って、あの津波をうけたことを悲しみ、怒り、そしてつらさを共有しています。そうして、「がんばれ、東北」の掛け声の下、心を一つにして「応援したい」、「何か力になりたい」と、支援の輪は広がっています。この室戸市においても、役所が中心となって義援金を集めたり支援物資を送る手はずが進んでいるし、市民は家族や知人への支援で独自に支援物資を送っているとも聞きます。こうして、室戸市も全国の皆さんと同じように市と市民みんなが一つになって、いま応援しています。

 さて、式典は、市長のあいさつと教育長のあいさつに続いて、東中学校統廃合検討委員会の委員長を務め統合にご尽力されたことに対し、地元の父兄を代表して中野貢司さんに室戸市から表彰状が授与されました。

  

 続いて中野貢司さんのご子息である東中学2年の中野湧太君が在校生代表としてあいさつ。これまでを振り返って、勉強に励みスポーツに精を出して親しんできた学び舎がなくなる寂しさを素直に言葉にした。特に、統合されることが決まってからは「一つの学校を失うという残念な気持ちを実感し、統合されてこの学校の校舎ともお別れしなくてはならないという思いを以って勉強し、スポーツに取り組んできた」と、在校生みんなの気持ちを代表して振り返った。

       

 聞いていて、最初から終わりまでそれは大変立派なあいさつで、感心しました。落ち着いて、そして高ぶることもなく、素晴らしいと思いました。飾ることなく自分の素直な思いが率直にそして的確に表現できていて、この閉校式では一番のあいさつでした。できることならあのあいさつ文をそのままここに掲載したいぐらいです。毎日のように文章を書いている私でも、あのように立派で周りの人みんなに配慮して感謝を伝える文は書けません。

 室戸市立室戸東中学校は、昭和44年4月1日に室戸市立椎名中学校と室戸市立三高中学校が統合され、東中学校として発足した。その後、高知県の西の端の宿毛市内にも東中学校があることから、昭和60年に室戸東中学校と改称した。以来、今年卒業した3名を含めると、871名の生徒がこの学校を卒業した。

 私の母校は室戸岬の西側の室戸岬町津呂にある室戸岬中学校ですが、その中学校も昨年3月に統合され学校はなくなったし、その1年後に今度は私の息子と娘の母校であるこの室戸東中学校が室戸中学校と統合されて廃校となりました。校舎の老朽化などの理由ではなくて、人口減少という如何ともし難い事情の統合であるが、残念な出来事に違いはない。

 この中学校の校歌を作曲された地元在住の音楽家、富岡平先生は学校がなくなることとそれによって校歌もなくなってしまうことについて、閉校記念誌にこう振り返っている。

 「そもそも校歌とは長い年月の中で歌い継がれ、しかも集団で何かの行事の思い出とともに同窓生や地域の中に残っていく文化の一つともいえよう。日本には有名な校歌や寮歌が多くある。いずれも数十年もの歴史の中で生まれたものである。世の流れとはいえ、地域に学校が無くなることは悲しい。大変なことである。校歌も共に消えていくことになるが、せめて同窓会の時にでも歌われることがあれば幸せと願って『さようなら』と言いたい」。

     

 改めて、痛感しました。学校がなくなるという事実は、入学してきた子どもたちが卒業するまでみんなで歌い継いできた大事な校歌も無くなってしまうことだと。昨年、わが母校である室戸岬中学校が統合された時、初めてこのことを実感したが、今年もまたこのことに接すると、学校がなくなる寂しさと校歌が歌い継がれなくなる寂しさを当事者として強く感じておられる学校関係者や地域の子どもたちとそのご父兄の皆さんの残念な気持ちが痛いほどよくわかります。

  

 昨年の室戸岬中学校の閉校式の時も学校統合の理由をご紹介しましたが、その原因は顕著な室戸市の人口減少。

 平成17年10月の国勢調査では17490人でした。その時の「全国の市 人口減少ランキング」ではワースト1位に夕張市、歌志内市、三笠市が5年間の減少率が12.1%で、2位がこの室戸市の10.2%でした。それから毎年平均して500人ぐらいの減少を見せ、その5年後の昨年10月に行われた国勢調査の速報値によると、私が17年に15000人と予測した通り、15200人となりました。減少率は13.0%。夕張や歌志内の速報値はつかんでいませんが、もしかしたら22年度の室戸市の人口減少率は全国のワースト1位になってしまうかもしれません。

 これが私が議員活動の一つとして17年から調査し作成した、人口減少のグラフ。ちょっとわかりにくいですが、見ての通り、減少の右肩下がりは顕著に表れています。下のグラフと表が、毎年の人口減少数です。

  

 私は、室戸市の人口動態の現状を逐一知っておきたいと思い立ち、毎年決まった月に市民課にそれぞれの数字を聞きに行って作成し毎年の人口減少数をはじき出しています。それが写真の下の表ですが、この表示の仕方を学んだのは、夕張市が倒産した時にネット検索をしていてある大手の新聞社のHPで夕張市の毎年の人口減少を読者にわかりやすく伝えたいとの思いで掲載していたのを見て、模倣したもの。

 これには平成8年度から人口減少数が表示してありますが、この表を作利始めたのは人口減少の調査を始めた17年。その時に市民課に行って資料を見て8年からの数字を拾い、17年以降は3月末の数字を毎年新年度の4月に転がってから市民課に行き数字を拾い、人口減少数をはじき出します。だから、このような表示の仕方と明確な減少数をつかんでいるのは、市や議会関係者を含め、他に誰もいません。

 因みに、この人口減少数のはじき方を全国の自治体職員と地方議員の皆さんにも伝授させていただくと、(それほど大層なことではないが)

 出生数は、「出生数÷人口×1000」で算出し、‰(パーミル)で表示する。又、人口減少数は、「(転出者数-転入者数)+死亡者数-出生者数」で算出します。あなたの町や村の人口減少を毎年把握するためには、欠かせないデータになると思いますので、長く継続してデータ集めをしてみてはいかがか。

 このように室戸市の人口減少はとどまる気配はなく、これからも毎年500人から600人のペースで進行し、国勢調査の度に2300人から2500人が減少すると私は想定しています。だから、22年の人口数15210人が次の国勢調査の27年には12900人から12700人の間と想定されます。厳しい数字をいうと、27年には22年までの5年間の人口減少率の-13.0%よりも減少率が高くなって-15%ぐらいになると、上の「-2300人」のペースと同じ12928人となろう。

 毎年4月になってこれらのデータを集めてから『青空新聞』を制作し、市内の支持者らに配って人口減少や財政状況について知らせている。これも議員としての職務と思っているが、こんなマイナスの悲観的な情報ばかり市民に知らせる仕事も辛くて、いつも悲しい思いがしている。でも、これも市民の皆さんに知っておいていただかないと将来の商売に関わる情報ゆえ、知らせずに困らせても議員として申し訳ないと思い、毎年4月の新年度になって市民に公表している。

 最後に。過疎化による人口減少が原因で室戸市内にある小学校や中学校の統廃合が続いています。これからもまた人口が減少するにつれ学校の統合は考えられ、寂しく悲しいことですが、閉校と同時に校歌が消えてしまう話もないとは言えません。又、このような出来事から、自分が生まれ育った町が段々小さくなっていることを実感している。


※電子情報誌「高知発!青空エクスプレス」は、3月25(金)付けGooブログランキング(155万7762ブログ)中、3937位でした。毎日のご愛読、ありがとうございます。
 
 本当に寒い日が続いていますが、皆さんも風邪などひかないように、健康には留意して下さいね。
 それにしても、毎日テレビで見る地震と津波で被災された東北の皆さんのことや原発事故で遠くに避難した皆さんのことを思うと、いたたまれなくなります。可哀想でたまりません。
 窮屈な避難所暮らしも長くなり、健康面が一番心配されます。早く、一日も早く仮設住宅を建設していただき、そんな小さな部屋で暮らすのもつらいだろうが、何とかみんなが一日も早く普通の暮らしに戻れることを心から祈っています。
 がんばれ、東北! がんばれ、東北の首長と自治体職員!
 
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何事も、活かしてこそ

2011-03-24 | 政治家のあり方
 「今度行われる全国統一地方選にしたって同じで、70歳を超えた人よりも、もっと行動力のある若々しい人物を選ぶべきです。そうすれば議会組織が若返るし、今よりはずっと健全になる」。

 昨日、こう指摘した。これに絡めて、議員たる者の在り方をもう一度、考えてみた。

 「新たに議員になる人間に行政知識が無かったら、地方議員の職は務まらないのか」。

 私はそうは思いません。8年間地方議員をやらせてもらって思うに、私が議員になった時、全く行政知識が無かったことを思うと、そんな知識は無くったっていいと言える。それはなぜか? それは、議員になってから勉強しさえすれば、ちゃんと議員の職は務まるからだ。

 この程度の能力しか持たない私だって、調査活動に精を出し真面目に行政業務や議会運営について勉強していたら少しずつ理解できてきた事実からいうと、自分の勉強の積み重ねによってそれらは理解できてくるものだと確信するからです。

 議員になった人間に行政知識がなくったって、その程度のことは学べば徐々にわかってきます。ただ、私にしたって8年間、議員の仕事をさせてもらっても、行政に関する全てのことが理解できているわけではありません。ですが、市長や行政職員にしても自治体内のすべてのことを理解して仕事をやっているわけじゃないことを考えれば、それでもいいのです。知らないことや新しい知識を貪欲に勉強し続けていさえすれば、それでいいのです。少しずつわかろうとして学ぶ姿勢が大事なのであって、そうして努力を積み重ねていれば、能力は間違いなく上がってきます。

 一番重要なのは、そのあと、その積み重ね習得した知識を活かして自分がどう行動できるかです。知識を活かさなきゃ、そして知識を基に行動できなきゃ、知識を持っていないと同じだということを理解しなければならない。


 「私は議員の中で一番、行政知識がある」と市民に吹聴している元市職員の議員がいるが、それにしても行動に活かさなきゃ、“宝の持ち腐れ”。何も知識を持っていない議員と同じだ。

 慢心は禁物。何事も初心に帰り、「私は他の議員よりは行政知識は豊富だが、議員としての知識は他の議員よりは後れを取っている。行動力も劣っている。学んで活かそう」とするところに価値がある。

 何事も、どんな仕事でも、謙虚な態度で職務に当たらなくてはならない。市民からお給金をもらっている立場にいる限り、それから逃げることはできないのである。議員でなくて一般人なら、働かなくてもいい。その人の人生観で生きていればいいのです。しかし、いったん地方議員という非常勤特別職公務員になると、そうはいかない。

 一般人の立場の時は、自分が所属する会社とか団体の上司や仲間から批判されたり叱責されることはあっても、「あいつは仕事をしない男だ」なんて他の市民から批判されることはあまりない。しかし、いったん地方議員になるとそれは一変して、働かない議員は市民からひどく批判されたり叱責されたりする。これは当然のことで、会社や団体においてはその長たる人から給料をもらっているんだが、議員になると市長や議長からではなくて市民からお給金(報酬)を貰っている立場だからである。

 このように、市民の目は厳しい。議員が報酬分ちゃんと仕事しなかったら、手厳しい批判を浴びるのはごもっともな話である。

 「地方議員になるということは、住民から批判される立場になるということ」。

 この根本原理を知らない議員がたくさんいます。

 自慢ではないが、私みたいに自分のできる限りのことはすべてやって一所懸命に励む議員ですら、例えば「谷口君、おれが頼んだあの水路の件はどうなっているんだ」等と、時に要望の実現の遅れから不満を聞くこともあるくらいだから、議会で発言が少ないなど議員活動に乏しい議員が批判されるのは、仕方がない。

 だから、議会の表決において違法な議案や不公正な計画に賛成して通してしまった自分の不適切さを認識する議員たちは、私がその実態をこの電子情報誌で詳(つまび)らかにすると怒り狂うのである。「市民に叱られるのは仕方がないが、あいつがその叱られる材料を公表していることは何とか阻止しなくてはいかん。みんなでやっつけろ」と。自分たちの不勉強は棚に上げ、他人を糾弾する。そんなことは怖くもないが、その行為の悪さを自分たちが認識していない怖さは感じている。

 「これで、室戸の町はよくなるんだろうか」と。

 「私は議員の中で一番、行政知識があるから・・」と戸別訪問して回っている議員も含め、議員のみんながもっと素直になって、初心に返り一から真面目に行政知識の勉強を深め、地方議員が財政に疎いのは定説だから財政知識も学び、それを基に議員活動を身を入れて精力的にやってみようではないか。

 議員は、住民のために尽くしてなんぼの職業だ。逆もまた真なりで、住民のために尽くさない議員は議員とは言えない。

 みんなして住民のために身を粉にして働く地方議員になろうではないか、なあ皆の衆!

 最後に。本居宣長は日本人の純真無垢な心情を、こう詠みました。

しきしまの大和心を人とわば、朝日ににほふ山ざくらばな  (敷島の大和心を人問わば朝日に匂う山桜花)。
 ※原文は「敷嶌のやまと心の道とへば朝日にてらす山ざくら花」。又、「敷島の」が「やまと」にかかる枕詞であるところから、大和国の別称。

 武士道に通じる精神世界がよく表現されていると思い、好きな詩の一つです。

 美しく咲き、且つ、はかなく風に吹かれて散ってしまう桜花。花の咲くのはひと時、そのほんのひと時に香りを放ち、時期が過ぎると潔く散ってゆく。そんな姿に共感を覚えてうたった詩だと解釈している。
 
 自分も、こうありたい。


※電子情報誌「高知発!青空エクスプレス」は、3月24(木)付けGooブログランキング(155万7264ブログ)中、3604位でした。毎日のご愛読、ありがとうございます。
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県勢浮上に尽くした人に、ここまで言うか

2011-03-22 | 人間のあり方
 YouTubeで前宮崎県知事の東国原氏が東京都知事選出馬を決めたニュースを見た。

 そして、流れるそのニュースにはたくさんのコメントが投稿されていました。ですが、真面目に4年間、地方の政治家として頑張ってきた人間に対する敬意をはらうというものが見られず、その舐めきった小生意気な子どもたちの言葉に、何とも腹が立った。

 これらのすべては、まるで物陰から石つぶてを投げているようなもので、こんなやり方は小心者のやることである。とにかく、許し難い。土佐では、日頃から何もできずに物陰で小さくなっているような男を「おじクソ」と呼んで、蔑む。

 それが次のような愚かなコメント集だ。一部を紹介するが、中には応援や心配しているコメント(☆)もあるが、大半が小心者のたわごと(●)。

●あーあ・・宮崎県民は踏み台かよ。そんで都民も踏み台にする気な­んだね。宮崎県のセールスマンでおさまってりゃよかったのに、欲­をかきすぎたな。こんな奴が都政で何ができるっての。TheZappa67

☆宮崎県を捨てたのじゃなく、宮崎に一人立ちして欲しいのでは?

●宮崎県民は彼の力で十分に良い思いをしたのは間違い無い、九州の­人間は宮崎県民が羨ましかったでしょうね。妬みの気持ちは無いで­しょうが 宮崎だけ取得も上がってたしね。

☆彼の人生を束縛する権利は宮崎県民には無いと思う。非難する権利­もね。頑張れと応援してあげれば良いと思う。

☆当選するのは石原氏が出たからには無理とは思うけどね。bit0213

●宮崎を捨てたでしょう、一番苦しい時に。国政に打って出るならわ­かるが都知事になって宮崎の県民に対し何ができるのか。物事、苦­しい時に手を差し伸べられるかどうかでしょう。経済効果があがっ­た?その上がった経済効果は今はどうなんですか。口蹄疫でその上­がった分など吹き飛んだでしょう。あなたのような甘い目があるか­ら政治家を目指す人間が大衆に迎合する事だけを目指すのですよ。Usuzumiflute

●あまり東ちゃんに、かまってると間違って一票入れそうなので、こ­れでコメントやめときます。出る以上は頑張って下さい!vigore29

●無駄な労力・抵抗はよせ・・・はげるものははげる!落選するもの­は落選する。vigore29

●これで首都の民度が計られるのでしょうね。私は都民ではありませ­んが、この人に任せた後の東京はまったく想像つきません。東京を­甘く見ないでいただきたいものです。当選以外の目的で出馬される­ことを願います。politicalrights320

●この頭の後退を、「どげんかせんといかん」あらゆる育毛剤を排除­しない覚悟です!

●都知事より頭の心配が先では?すべって頭打って笑ってる!落選確­実の漫才議員です。vigore29

●こいつ自分が偉くなりたいがために打算しかしないな。

●口で何と言おうとも、一連の行動みててわかります。jackkroe

●ボケ老人に引導を渡してくれ

☆頼むぞ東 69kapa

●出馬理由★東京のほうが良いソープも多いし、アンダー18とや­れる可能性も高いから。異常!じゃなかった以上!deepblueintel


 以上ですが、匿名社会の陰に蠢く気の小さな男たちが書き込んだこのコメントに、ホントに呆れ返っている。勝手気ままなことを書いておいて、すぐ逃げる。このバカたれどもが!

 頭が薄い点をついて体の欠点を馬鹿にするが、前職では頑張って日本一の観光大使となって宮崎県に大変な功績を上げてきた知事だ。就任してすぐや退職直前には鳥インフルエンザや口蹄疫などで長く苦労してきたことも、知事としてはついてないと言えたが、宮崎県のためにとよく頑張った知事だった。

 そんな政治家を、お笑いタレントだったということ、風俗に行ったことでマスコミに書き立てられる失敗があったこと等を含め、元の職業が自分たち一般国民から近く感じる芸能人だったからといって、ここまで軽んじ、小馬鹿にしていいのかと思っている。

 それに許せないのは、自分の名を伏せて人の行いに注文をつける行為。どうせこんなことを書き込むなら、私のように住所と所属名と実名を出して堂々と東国原前知事に立ち向かってはどうだ。でも、もしそうなったらば、「東さん、私は前からあなたのファンでした。サインしてもらってもいいですか」なんていって、寄り添ってスリスリするんだろう、この程度の子どもたちは。

 こんなコメントを書いた子どもたちに言っておきたいが、「東国原さんはあのビートたけしさんの子分だ。知っているだろ?」。

 「あんたはこんなコメントを、ビートたけしさんと一緒にいる東国原さんに面と向かって言えるのか、え!」。

 「陰でしか言えないんだろうが」。

 「ホラ、表へ出て来て言ってみろ!」。

 ちょっと品がなかったが、こうやって知事選に出ようとして批判的なことを書き込んでいる子どもたちも、東京の街角で東氏の友達のタレントや有名人が大挙して集まった街頭演説なんかに出くわしたら、ここに書き込んだ男たちは「頑張れよー」と声をかけるんだろうナ。 

 あっ、そうだ。この東国原氏に対する書き込みから思いだした。

 以前、あの2009年8月ごろ、東国原氏が自民党の古賀氏から乞われて衆院選に出馬しようかという時、「私を総裁候補にしてくれるのなら」と言ったことについて、自民党高知県議の一人は彼を捕まえて「政治をなめている」と発言したとの新聞報道が流れ、当電子情報誌の記事で叩いたことがある。

 私は「党勢浮揚のためには誰でも利用できるものは利用すべきで、彼を候補から排除したことは愚かなこと」だとし、政治と商売は似ているとそこで指摘した。

 もしあの時、東国原氏を衆院選に引き入れて全国遊説に利用していたら、自民党は少なくてももう30人ぐらいは当選していただろう。そうして総裁候補にして選ばなかったらそれで済んだのだ。そういうふうに、自民党は党として勝利するために“東を利用する”という商売気がないから、09年に惨敗したのである。

 全く会ったこともない人だし、東国原氏の本気度や政治家としてのその気まじめさも全く知らないのに、前職がお笑いタレントだということだけで、古賀氏に「総裁候補にしてくださいますか」と言った一点を取り上げて「政治をなめている」と記者に話したもの。まるで、上に紹介したコメントを書き込んだ子どもたちと同じだ。

 「長年県議をしてきた俺が国会議員になれないのに、なぜ政治に入って2年ぐらいしかたたないお前が国会議員ばかりか、自民党総裁なんだ」。

 これも、私がいつも言うところの、「政治家のジェラシー」、「嫉妬心」からくる発言の類である。

 当時、東国原氏はこの発言でたくさんの国民や自民党の国会議員や地方議員から批判を浴びた。しかし、私は今でもあの時、自民党関係者が広い心で彼を迎え入れ、自民党候補の一人として小泉進次郎氏とともに全国遊説させていたら、自民党は今ほどは沈んでいなかった。

 前宮崎県知事・東国原英夫氏の東京都知事選への出馬は、私はいい話しだと思っている。石原さんは今がいい引き際です。新しい時代の東京には東国原氏のような元気な人が知事になることもいいと思っている。

 それに、風俗に行ったことのある人でもいいじゃないか、人間らしくて。東国原氏を批判する人たちもそんなきれいごと言わなくても、あなた方もみんな一つや二つはスネに傷持つ人じゃないんですか? これまでの人生において、やってはいけないことの一つや二つ、したことあるでしょ?

 大事なのは、あいつは昔こうだったという話じゃなくて、これから自分の町をどうするのかです。どの人がどう変えていってくれるかです。それには気まじめに精一杯働いてくれる人物を選べばいいじゃないですか。70歳を超えた政治家よりも、もっとフットワークもいい、若々しく動いてくれる人の方がいいんじゃないですか? 私はそう思うなあ。そう思うから、東国原英夫氏が東京都知事でも悪くはない、むしろ彼が知事をやれば、東京が若返りすると思っている。

 ついでに言うが、今度行われる全国統一地方選にしたって同じで、70歳を超えた人よりも、もっと行動力のある若々しい人物を選ぶべきだ。そうすれば、議会組織が若返るし、今よりはずっと健全になる。


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「みんな仲良く市政運営」 ン?

2011-03-21 | 議会改革
 地方議員のあるべき姿を教える参考書に、こういう言葉が紹介されている。(尚、良い本というものは自らが探し歩いて買って来て勉強するものだから、この本のタイトルも敢えてお教えしません)

≪ある県議会で十年以上議長を務めた人の談。(中略)「議長を長く続ける理由は?」(と問うと)「県民福祉や安心安全のためです。これは政治をやる者の命題だ。みんな仲良く県政運営しないと県民福祉につながらない」。「就任以来、議案の否決がないですね?」(と問うと)「そもそも否決になるようなものを出すのが間違い。執行部は県民が何を求めているのか吟味して議案を出し、それをチェックするのが議会の仕事です」。(後略)≫

 又、もう一冊の参考書にも同じような意味をなす言葉が紹介されていた。(カッコ内は小生)

≪今のところ(議会改革に取り組む北海道栗山町議会のような)議会はごく少数で、「議会が足を引っ張ったといって責任転嫁されてはたまらないから、首長が提案してきた案件については、そのまま承認する」という議会の姿が、残念ながら多数派であるのが現状です。(議員がしっかりと監視し、点検し、悪しき点についてはすべて、指摘したうえで、改善を求める。そうすれば)議会がまちを変えられる、ということを議員一人ひとりが自覚してほしいと思いますし、市民も自分たちの町の明るい将来を確保するためには、そこに注目していく必要がある。≫

 前の記事で紹介されている県議会の議長は十年以上も議長をやってきたというから、県議職も20年ぐらいにはなるだろう。こんな議員なんか、私に言わせると「そんなに議員をやっていて、この程度か」としか思わない。

 「みんな仲良く県政運営してこそ県民のためになる」等と考えて議員をしていること自体、お笑い草です。可哀想なはこの県に住んでいる県民です。「みんな仲良く県政運営」では理解しにくいから、こう直して考えてみよう。「行政と議会がみんな仲良く市政運営」。もし、こう室戸市議会の議長が言った話ならば、これもお笑い草である。

 市内に住むある議員の選挙参謀が言った
「違法でもえいやないか、それで室戸が良くなるなら」
の言葉で解るように、市民の皆さんの中にも「市長と議会の議員が仲良く市政運営した方がまとまりもよく、健全に進められる」とお考えの方もおられると思うが、こんな考え方はハッキリ言って間違いです。

 なぜか? それは、行政からは公平・公正でない議案や計画がいくつも議会に出てくるからです。それは都道府県議会であっても市区町村議会であっても同じで、室戸市に限った話ではない。

 間違いなく、特に重要事業や重要な行政業務に関する議案が顕著に提案されてきます。それを「議員の誰も問題視することなく、みんなで仲良く賛成してやることが市民のためになる」、彼の県の議長さんはそう言っているのです。笑ってしまいます。こんな県議がいる県民こそ被害者で、ホントに可哀想だ。

 議会において権勢を振るってきたその“長期政権”の県議さんは、こうも言っておられる。「そもそも否決になるようなものを出すのが間違い」。 この言葉は裏読みしないと、そのまま受け取っても県議の意思を間違って解釈してしまう。

 議長は「行政から出てくる議案が公正なものばかりだったから、否決しなかったのだ」と言いたげだが、思惑は別のところにある。
 
 「議案の否決がないのは、おれが日頃から知事と利害でつながっているからで、知事を守るために不公正な議案が出された時でも、他の県議に反対するなよと圧力をかけているからだ。議案をチェックするなんて、議員に必要ないんだよ」。

 これが本心。

 まさか取材に対してこう話すわけにいかないから、「行政側からは否決されるような議案は提出されていない」、「議会もちゃんとチェックしている」と言ったということになる。しかし、この本の著者も自分一人が十年以上も議長の椅子から下りない県議の政治家としての傲慢な資質を解った上で取材したものであり、既に取材する前にこの議長の悪さは十分わかっているのである。

 後の方の記事についても、書いている内容は同じです。

≪議会が足を引っ張ったといって責任転嫁されてはたまらないから、首長が提案してきた案件については、そのまま承認する」という議会の姿が、残念ながら多数派であるのが現状です。≫

 「首長が提案してきた案件については、(無批判で)そのまま承認する」議会が如何に愚かなことかは、私と市長等執行機関との8年間にわたる長い戦いを知っておられる読者の皆さんは、よくお分かりのことだろう。疑いなく、この本の著者が落胆する首長の下部組織となった地方議会のうちに室戸市議会も入いる。

 たとえ、特定企業の宿舎を市民の金で建てることが違法であろうが、

 温浴施設の定休日を45日増やせば収入がその分減るのが当然なのに逆に900万円も増収と書いた計画書の数字がでたらめであろうが、

 倒産状態にあり巨額の支援をすればその金を持って東京に帰ることが分かっていようと、

 指定管理者公募では市長と職員3名が東京の企業に出向いて不正な事前協議を行っても、

 市長が提案してきた案件を無批判でそのまま承認する、市議会の愚かさよ。

 このような出来事が室戸市議会において、実際に何度もありました。だから、少なくても私が議員になっての8年間は褒めるほどの議会ではない。


 上の参考書にはこんな文章もある。

≪私たち選挙で選ばれているわけではない一般市民は、無責任な首長や無責任な議会を選び出していたら、最後に責任をかぶらなくてはならないのは自分たちであるということを肝に銘じて、他ならない自分たちの将来の生活のためにも、破綻から自治体を救えるような議会、救えるような首長を持てるようにしていかなくてはなりません。≫

≪力のある議員が、力のある議会をつくり、力のある議会が力のある議員を育てるという循環が生まれてくることが期待されます。≫

 この二つの文は、
「無責任な首長や議員を選んで困るのはあなた方、市民です」、「力のある議員が力のある議会をつくります。だから、選挙においては力のある議員を選びなさい」
 という教えです。


 そして、「力のある議員が、力のある議会をつくり、力のある議会が力のある議員を育てるという循環が生まれてくることが期待されます」の後には、こう続きます。

≪とはいえ、候補者は市民の中から登場し、その中から市民の投票によって議員は選び出されます。良い議員候補を生み出し、候補者の力をよく見極め、すぐれた人物を議員として送り出していく市民社会の力こそ、議会制民主主義がうまく機能していくために求められている一番根本的な力であると言えるでしょう。≫

 根本的には、議員候補者の中から高い能力を持った優れた人物を選んで議員として議会に送り出す、そんな地域社会があってこそ、議会が健全に機能するといえる。

 そう、まとめている。


※電子情報誌「高知発!青空エクスプレス」は、3月22(火)付けGooブログランキング(155万6307ブログ)中、4048位でした。毎日のご愛読、ありがとうございます。

 毎日、見て聞く東日本大震災被災者の動静を伝えるニュースには、一喜一憂しています。県内外の大きな施設を使った避難所に移り住む被災者の皆さんを見ると、少しは気も休まるだろうから良かったなと思う。その一方、津波で全滅してしまった地元の町の小さな避難所で体を寄せ合って寝ている姿を見ると、何とか早く仮設住宅を建てて家族だけの生活に戻してあげて、落ち着いてこれからの自分たちの将来設計を考える時間を作ってあげてほしいと願う。
 個人的には義援金を送ることしかできていないが、自分があの立場になればと考えると、あのつらさは耐えきれないと思うから、何とか早く家族のプライバシーを確保できるようにしてあげてほしい。そう思っています。
 毎日毎日、宮城県沖の大地震と津波で被災された皆さんをみんなで助けあって早く元の生活に戻してあげてほしいということと、室戸市の行政・市議会をこれからどうしたら健全な組織になるのかを考えていて、頭の中は一杯です。
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一人ではだめですか

2011-03-20 | 議会改革
 よく人づてでこんな声を聞きます。

 「室戸の市議会で谷口はよう頑張っちょうけんど、一人で頑張ってもにゃあ」。

 私を支持していない人はそんなことは言わないでしょうから、これは支持して下さっている市民の声だと思っていますが、どうか、そんなことは言わないでください。他人を当てにせずに、一人で頑張ることも大事なんですよ。

 世の中にはそんなことが多いと思いませんか。それが物事の基本だと思いませんか。その一人ひとりの集まりが組織の成果につながっていくと思いませんか。

 「他の人が頑張らないから自分も頑張るのをよそう」で、いいですか。私は他の人が頑張っていてもいなくても、いつも頑張っています。

 「谷口は頑張っちょう」と解って下さっていたら、これからも諦めないで応援して下さい。私は健全な発言を他の多くの議員に妨害されながらも、負けないで議会で戦っているんですから。

 「一人だからダメだ」と申しますが、それでは、私が他の議員と同じ能力しか持たない「一人」だとお考えでしょうか。それはちょっと間違っています。自慢じゃありませんが、私が他の室戸市議何人分もの仕事をしていることをよく知っておられるでしょ?

 このブログでの市政・市議会情報の発信にしても室戸市内に住む政治関係者では私だけが行っているのであって、それを考えれば、ブログでも誰もできない情報公開という職務を果たしていますし、議会新聞の『青空新聞』を毎議会後に発行して市内に配布していることも知っておられるのではないでしょうか。加えて、市長の違法行為や不正な行政業務などを徹底的に調査の上、議場でその全部を暴露したりと、何人分も仕事をしています。それだけか、高知県市町村振興課が県補助金条例に違反した事件まで市議会で暴露したことも以前、この電子情報誌で公表したでしょ。

 だからこそ、それに嫉妬心を抱いたり、違法な議案に賛成したことを全世界にばらされたことに反感を持つ他の議員が私の発言を妨害したりしているということなんです。(こうやって全部ばらしてしまうからみんなに嫌われるんだね)(笑)


 こうも考えています。室戸市議会においては、この8年間、不適正な議案が何度も可決されてきましたが、私がいるからこそ室戸市議会は「適正」「適法」「公正・公平」の基準が議場の中でかもし出され、その健全な精神が議場において表現されているのです。そして、その私の発言は議事録に記録されて30年、50年後までも残されます。市長の虚偽の答弁もそこに記録されますし、私の正義の発言もそこに記録されます。その両方を正義が分かる人が読めば、ウソと真実は判別できると信じています。記録は嘘を言いません。

 室戸の5町村が合併して「室戸市」が誕生したのは昭和34年3月でしたので、この平成23年3月で市政施行52年になります。市議会ができたのも同じ時ですから、市議会施行も52年目になる。その52年間の市議会においても8年間の32議会連続で持ち時間いっぱいを使って一般質問し続けてきた市議はいないと思っています。それも内容は非常に密なもので、その時々の行政の違法や不適正さを批判し追求したり、有効的な提案も積み重ねてきたことは、市職員の皆さんがよく知って下さっていると思います。

 それと、「一人だからダメ」の話でいうと、今度の市議選で正義が分かる議員が当選してくれば、改革会派を結成したいと思っていますし、今までの議員と同じように何でも賛成してしまう議員ばかりならば、これまでと同じように違法・不正・不公平な議案が可決していくでしょう。そう思っています。その時は室戸市議会の改革なんてものも霧散してしまうでしょうね。

 だから、「ケセラセラ」なんですよ。なるようになるさ、です。共に悪と戦う議員がいればうれしいが、人の協力がないことを苦になんかしません。これまで同様、一人で戦ってゆきます。私はそういう男です。寂しかなんかありません。

 又、不適正な議案に賛成するような大の大人を改めさせるなんてできると思いますか? 出来ません。そんなエネルギーがあったら、私はそれを自分の議員活動に向けて張り切って仕事をするだけ。トラック運転手、喫茶店経営、地域雑誌の出版。大体この全てを一人でやっていたので、二十歳の時から一人の仕事に慣れているし、それを寂しがらないで働くのが私の強み。

 50年後にはすでに道州制で「室戸市」という町は無いと思いますが、その時代に広域となった議員が“旧室戸市”の議事録を見たとき、「50年前の室戸にはこんな立派な議員がいたのか」と感銘を受けてくれるのではないか、そう思いながらこの8年間の毎議会、あの議檀に立ってきました。勿論、これからも議員ができるのならば、同じように考え仕事をしていくつもりです。


 任期最後の議会でしたが、今議会も市長の政治姿勢は相変わらずでした。「市長選の前にはやると言っておきながら、選挙が終わればやらないという」、「市長選の前にはやらないと言っておきながら、選挙が終わればやると言う」。こんなのばっかり。

 前者は、18年5月のこと、「市町村合併に取り組む」と私たち夫婦を信用させ、選挙に利用し、市民にもそう公約したのに、当選後に「やらない」と表明し騙した一件。後者は、「国保料は値上げしない」と公約したのに、当選するとすぐに「値上げします」と表明して市民を騙した一件。違うようで、やってる手法はいつも同じ行動パターン。自分が選挙に当選するために市民にウソをついてだます。事実、選挙を境にしてそうだから、そう言っても誤りではないだろう。これまでの4年間もそうだったから、これからもそうすることでしょう。市長選が済めば「値上げする」と180度、方針転換したこのことなどを考えると、市長が行う市政運営は全く信用していない。

 それと、なぜ許すのか、その違法に無関心で容認してしまう議員の見識と判断力も、全く信用できない。それも、親市長派の議員が賛成して支えるのならいざ知らず、反市長派の議員まで違法などの議案に賛成するんだから、意味が分からない。私が議場でその実態を暴露した時点から市長がやっていることは悪いことだとみんなよくわかっていながら「市長に逆らわない方が、得だ」と許してしまうんだから、何をかいわんやだ。


 でも、なぜみんなこうなのかと不思議になる。市長にしたって、普通に政治をやってももっと誠実な政治ができるはずなのに、なぜそれができないのかと全く不思議に思います。そんなこと市職員の考えや力を借れば簡単に出来ることなのに、頭ごなしにダメ出しして、すべて排除している。

 これも、力を借りたり教えを請うことはその人に負けたと思う、その小心ぶりからきている。高速バスターミナル違法事件に関する私からの改善案を拒絶して逃げることでも解るように、他人からの教えに従ったり、他人から知恵を借りたり、人に謝罪したりすることがいやな性格なのでしょう。だから、もっと肩の力を抜いて、人の知恵や力を借りればいいのにと思う。そうすれば自分も楽になるし、議員や市職員からの人望ももっと上がるんだが・・・。

 違法業務、収入と支出が全く整合性が取れないずさんな温浴施設の計画、倒産状態の企業への違法な6000万円もの赤字支援、市民のお金で特定企業の社員宿舎の建設・・・、議会に出てきたとんでもない違反政策をこうして何度も何度も私から指摘され批判されるから、すねて逃げているのです。

 尚、申しておきたいですが、これは絶対に「独善的」(独りよがり)なんかじゃないのでお間違いなきよう。市長が市職員が止めるのも聞かずに法律を順守せず、違法や不適性な行政業務を行ってきたことを指摘し、市民に謝罪したうえで改善するよう求めているだけ。市民の皆さんも真実に目をつぶらず直視していただきたい。あなたが支援する市長は間違いなく上のようなことを行ったのです。

 又、市議会を見ると行政の疑惑には眼をつぶり調査をしない議員ばかりですから、これらの問題について他の議員どなたに聞いても真実は知りません。お聞きになるだけ無駄。私に直接お聞き下さい。お聞きいただければ、私からあなたに室戸市政の実態を詳細にご説明いたします。私は誰かさんみたいに公的なことに関してウソをついて人を騙したりはしませんので、念のため。(女房にはウソをついたことが何回もありますが)

 「違法でもえいやないか、それで室戸が良くなるなら」。
 市長の不正や違法を追及する私に向かってこう言い放った人がいました。一人の議員を選挙で支えて長く政治に関わってきた経験を持っていながらこう考えているんですから、この言葉には耳を疑い、驚きました。とんでもない話です。
 議会に出てきた議案のすべてに違法や杜撰な計画、不適正業務などが満ち満ちていても、今現在の市議会のように、議員全員が無批判で「まー、えいやないか」と通してしまえばいいと考え、「議会なんかなくしてしまえ」と言っているに等しいのですから。
 利害優先のこの考え方には心底驚き、お世話になったことがある方だけに失望している。この人だけは、もっと「政治とは、清く正しく美しくやるもんだ」と、気まじめに考えている人だと信頼していただけに残念です。


 これにひきかえ、こんな心やさしい方もいました。

 先日でした。夜、電話がかかり、「谷口さん、私はいつも青空新聞を家へ入れてもらいよう者だが、あんたが真面目に議員活動をしようことは、よー知っちょう。あんたを応援しようきん、がんばりよ。うちには4人おるきんの」。非常に心強いお話を頂き、こうお願いした。「どなたかはあえてお聞きしませんが、どうぞよろしくお願いします。私は毎回、他の人を連れん、女房と二人だけの心細い戦いをしてますので、どうか応援して下さい」。電話を切った後、こう思った。「見てないようで、市民の皆さんは一生懸命働いている人間は見てくれているんだ」と、力が湧いてきました。

 このように、たった一人の活躍でも町の政治が変わるかもしれないと期待してくれている市民がいます。これまでも一人で政治を変えてきたことがたくさんあります。これからも一人かもしれません。でも、私は決して臆せず、寂しがらず、“大樹”に寄り添わず、市民のために働きます。

 こうして議事は終了し、任期最後の記念写真を撮ってから室戸市議会は閉会となったが、「ここへもう一度戻ってこれるかなあ」という気になりました。議員の中で一番頑張って仕事をしてきたことは他の議員は知らなくても市職員がよく知って下さっていますが、かといって、また議会に戻ってこれる保証はまったくありません。頑張る人が報われないことはこの世の中、いっぱいあることは知っています。

 ま、なるようになるさ、ケセラセラだ。議会に戻ってこれなかったら、今度は次の目標に向かって自分の道を進むだけです。

 物事は最後まで強い気持ちを持って、諦めないこと。これが何より大事です。

 
 最後に、議場外のこんな出来事も市民の皆さんにご報告しておきます。
 
 閉会後、議長の議事の不手際を批判した後、控室に入り他の議員とそれに関するルールについて意見をぶつけ合っているのを見た議員(21年3月議会において県議派の長老議員を議長にさせたくないと動いた新人議員)がこう言って私を嘲笑った。「若いにゃあ」。

 鼻で笑ったって、知っての通り、小生は若い時からどの議員にも負けないくらい情熱と若さがあるんだから仕方がないですか。小生意気なことを言うようですが、そんなに悔しかったら、あなたも私と同じように市民に選ばれた議員ならば日々休まずに私の倍ぐらいの若さを以って、そして議長や委員長になりたいなんて自分の個人的な欲望も捨て、室戸市のために捨て身で働いてはどうか。

 議員みんながそう考えを変えれば、この室戸市ももっと良くなる。逆もまた真なりで、そうしないから室戸市政がいつまでたっても良くならないのだ。市民の皆さんからお給金をもらって政治に関わっている立場の人間がお大臣様を装って治まり返っていても、町は良くならないことをもっと深く認識すべきだ。


 大地震で被災した東北地方各県の住民の皆さんの苦労を見てみよ。真面目に働き学校に行っていた人たちが亡くなったり家族を失い、毎日泣いているじゃないか。あの姿から我々地方の行政関係者が学ぶことはないか。おれたち地方議会の人間はこれでいいのか。

 違法業務にも平気な市長と、それに無批判で賛成して通してしまう議員たち。これでいいのか。こんなことをしていて、あの悲しみの中にある人たちを慮れば、顔向けできるのか。恥ずかしくはないか。もっと「まじめに働く」ということをみんなで真剣に考えようじゃないか。

 さて、これからは4月1日告示の県議選、17日告示の市議選の日を迎えることになります。それに向け、供託金の納入や選挙届け出書類の記入と提出、選挙看板や選挙ポスターの用意、選挙カーの準備など、忙しい日が続きますが、行政運営についての論議は5月初めまでお休みとなる。

 選挙が終わり5月になると、議長の席を狙っている議員約3名が、今までとは態度を一変させて、にこやかに接近してくることでしょう。私は議事の行司役は質疑できなくなるというハンデーを抱えるためになりたくないから、特別委を除く、常任委員長と議長にはなりません。質疑できなくなると執行部から出てくる不適正議案にも質疑できなくなり、それは委員長や議長になることよりも大変重要な問題だからです。

今後4年間の私の政治目標は、議会改革、俺がやらなきゃ誰がやる!

 嫉妬心から、市民のために行うこの議会改革と行政改革を阻止しようと動く議員がたくさんいるのもわかっています。その時はこれまでと違い、その議員を実名であからさまに全世界に向け公表し何をやったのかを報道してゆきますので、皆さんもご注目いただきたい。


※電子情報誌「高知発!青空エクスプレス」は、3月20(日)付けGooブログランキング(155万5420ブログ)中、4236位でした。毎日のご愛読、ありがとうございます。
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国保料値上げ案に反対討論

2011-03-19 | 議会報告
 昨日3月18日(金)は室戸市議会最終日。そうです。私の二期目最後の議会となります。次の選挙で落選すれば(縁起でもない!)、これが人生最後の議会出席となる。

 これまでご報告してきたように、討論で登壇しました。議案第9号・国民健康保険税条例の一部改正案に反対討論を行いました。

 これは国保税の引き上げ案。この値上げに国保税値上げに反対する市民の声を代弁する議員が一人もいないようではあまりにも情けないし、市長に味方する議員ばかりで市民に味方する議員がいないようでは、議会の議員全員がリコールものです。そこで、私が代表して議会全体を代表して反対討論を行ったということになります。

 このような議案に異論を唱える行為の反対討論に他の議員諸氏が陰で私を批判したり嘲笑するのは、承知の上のこと。私はそんなことに臆することはありません。

 私は市民の方を向いて議員活動をしているのであって、市長の顔色を見て議員としての最終判断を行うなんてことは絶対にありません!

 「選挙前は国保料は値上げしないと言ってたのに、選挙が終われば上げるのか」という市民の怒りの声を代表する私こそが、市民の皆さんの実質的な代表といえるのです。


 まずは、その反対討論の全文を公表させていただきます。感動のあまり、涙を流したりしないでくださいよ。


 ≪九番、谷口。市民を代表して、議案第9号・国民健康保険税の引き上げ案に、反対の立場で討論を行います。

 まず初めに、先頃の東日本大地震によって被災された多くの皆様に対し、心よりお悔みとお見舞いを申し上げます。そして、国のご尽力を以って一日も早く復興されることを強く希望します。

 さて、議事に入ります。本議案については、提案までの市長の政治姿勢に疑問を持つため、市民を代表して反対致します。

 本市の国保事業特別会計は平成9年からずっと次年度より繰り上げ充用を行っていて、次の年度から借金せざるを得ない大赤字が続いているというのが現状です。これは会社で言えば、借金もつれの会社が銀行から借金して年度末に赤字額を返し、同時に銀行から同額を借金して事業を無理やり続けているようなもので、いわゆる自転車操業。これが十五年間も続けられ、その組織の長と歴代の担当者が批判を浴びないというのは、行政以外にはありません。もし室戸市が会社なら歴代の赤字を増やした社長は就任四年を待たず更迭されています。
 
 勿論、国保会計の赤字が続くこの実態を生んだのは、これまでの長い間、監視と徹底批判を怠ってきた我々議会にも責任がありますが、現場にいてその問題を解消するための苦心が足らなかった、平成9年以降の市長と執行部に最も責任があるといえます。ただ、私は知っていますが、現在の担当者は就任以来、この赤字解消に向け苦心していたし、改善策も聞いていました。しかし、執行部で綿密な協議の結果、最終的に出てきたのが市民に負担を負わせるこの国保料引き上げ案です。

 今申しましたように、室戸市の国保会計が赤字が続いていることを行政関係者はみんな知っています。しかし、市民の中でこのことを知っている人はよほど行政に関心が深い一部の人だけで、大半の市民は知りません。市民が解っていることは「国保が高い」ということだけです。そこにこの「国保料を引き上げます」という話です。私は商売人の子ゆえ、何事も消費者の立場に立って物事を考えて答えを出します。この問題も「唐突な値上げ案を聞いた市民はいったいどう考えるか」と考えると、「みんな反対する」というのが答えです。

 例えそれがこのように一年間に一世帯4、5千円の値上げであっても、普段は安い国保料なら納得もしましょうが、日頃高いと思っている国保料では更に千円でも腹が立ちます。これが市民感情というものです。加えて、4月からは原油の高騰を受けて電気代やガソリン代の値上げも予定されているし、大地震災害で世の経済状況もどう動くか全く不明。そんな時期の値上げです。

 一方、国保料値上げも致し方ないという事情も理解しています。元々国の制度設計が悪いから全国どこの自治体の国保会計も赤字傾向になるという理由はその通りで、私も重々わかっています。そして、本来この国保会計は国保税で賄わなくてはなりませんが、本市の現状は17.35%しか支え切れていません。そのため、近年のこの会計は単年度では赤字が続き、現状として21年度決算においては5億円余りの累積赤字を生んでいます。それと、国や県からは「支援はするが、室戸市もその赤字解消のために目に見える努力をしなさい」と長年、本市に求めていることも知っています。だから、国保料の値上げに踏み切らなくてはならない理由も理解できます。

 ですが、それを認識していても尚、どうしても納得できない理由があります。

 一点目は、国民健康保険税はどの医療保険よりも高く、それでいて加入者はどの医療保険より低所得者が多く、「払いたくても、高くて払えない」という実態があります。だから、保険税を引き下げることこそ求められています。なのに、国保会計経営の失敗の結果である巨額の赤字を住民に付け回しする今回のような引き上げ政策が行われること。

 二点目は、市長就任後の19年から四年間、国保料引上げの手立てを一度も打っていないこと。

 三点目は、一年前に発行した後援会だよりで市長は「国保料は値上げできん。滞納金の徴収に集中して取り組む」と態度表明し。公約していること。

 四点目は、昨年の市長選でも国保料の値上げに関して市民に話はしなかったのに、就任後二カ月もたたない1月末にはこの国保料の値上げを決めたこと。

 五点目に、議会開会までに住民説明会を開いてこの国保料の値上げを住民に説明すべきと要請したにもかかわらず、市民の存在を無視して説明を行わずに値上げしようとしていること。
 市長選の前には熱心に市政懇談会を行うのに、選挙が無事に終わると、このように重大問題を前にしても住民に知らせようとしない。これでは、明らかに市長として公正性に欠けます。

 以上、この問題に関し、市長は適正な行政業務を行うに当たり過去四年間、踏むべきステップを踏んでこなかったことや、市長選の前には「国保料は値上げしない」と市民に向けて態度表明していながら、市長選が済めば「値上げする」と180度、方針転換をしたこと等を考えると、市長の政治姿勢は全く信用できません。故に、この値上げの話を聞いていないし納得もしていない市民の声を議会に反映することも大変重要であることから、私はここで明確に本議案に対し反対します。

 議会とは首長と議員とが対等な政治機関であり、議会の決定があって初めて首長に執行権が生まれます。これは、自治体の主要な決定は首長ではなくて、議決権を持った議会が執行権をも握っているということであり、議決した賛成と反対のその判断結果は市長ではなくて、市議選を前にした議員全員の判断だと市民の皆さんは認識します。

 又、付け加えますが、討論とは賛成者と反対者が交互に自分の意見を述べて、相手の意見に反駁し、批判し、攻撃することにより聞く人に対して論点を明らかにし、問題の判断をしやすくするために行うのが討論です。本議案についても、市民が反対する国保料値上げに異議を唱え賛成討論を行うこともそれはそれで討論の目的に合致し、論点を明確にするという点ではあってよいと考えますので、是非登壇して市民に向かって堂々と国保税値上げ賛成論を述べ、私に反論していただきたいと思います。

 以上で、議案第9号についての反対討論を終わります。≫


 では、小松市長が前年の市長選で「国保税は値上げしません」と市民に約束した証拠の記事をお見せ致しましょう。

  

 平成22年春に発行された「小松けんじ後援会だより」(第5号)です。「文責」はもちろん、小松幹侍室戸市長にあります。

 小松市長はこのように平気で嘘をつく人で、それは私が選挙運動を支援した市長選初出馬の時からまったく変わっておらず、“悪癖”といってよい。

 小松市長は平成22年11月末の市長選で当選後、ほんの二、三か月して「国保料値上げ案」を議会に提出。こういう「公約違反」という市民を裏切る重大な事実があるにもかかわらず、市長支持派の議員3名(町田又一、久保善則、鈴木彬夫)が賛成討論、私のほかに上野祥司議員も委員会審議での討論に続き反対討論を行いました。

 そうして採決になり、思った通り、この議案に反対したのは議長を除いた14名の議員のうち、12名が賛成、反対は私と上野議員、この二人だけでした。ここで賛成議員と反対議員を明確にご報告しておきます。何かの参考になればうれしく思います。(敬称略)

(国保料引き上げ案に賛成した議員名)(委員会での採決含む)

★産業厚生委員会(8名)・・・米沢善吾(委員長)、林 竹松、町田又一、鈴木彬夫、堺 喜久美、徳増寿子、久保八太雄。(7名)
★総務文教委員会(7名)・・・山下浩平(委員長)、久保善則、立石大輔、濱口太作、山本賢誓、脇本健樹。(6名)

 以上、賛成議員は13名です。

(国保料引き上げ案に反対した議員)

☆産業厚生委員会(8名)・・・上野祥司。(1名)
☆総務文教委員会(7名)・・・谷口總一郎。(1名)


 以上、残念ながら反対議員は2名でした。

 ただ、上野議員は新人議員で討論で訴える発言内容に要領を得ない部分もありましたが、それでも国保料値上げに異論あるところを堂々と態度表明する姿勢は素晴らしいと思いました。

 市民の代表が市民の声に耳を貸さず、ただ何でも市長のため市職員のためにと賛成してしまう他の議員らと比べれば、それは見上げたものです。

 地方議員は自分が発言する表現が下手でもいいんです。法令順守を基本にして正義を貫き通そうとする姿勢をあの議場で表現出来たら、議員としての職責は果たせたと言えます。

 又、地方議員の“腕”というものは、年月を重ね、知識を習得しながら経験を積み重ねるたびについてくるものです。(毎議会、議席に座っているだけの積み重ねが少ない議員は、何期議員をやってもこの“腕”は付かない) 一番大事なのは、その意欲だ。「おかしいぞ」という問題に「おかしいじゃないか」と言う勇気とそれに向かう意欲。何事においても、これが一番重要である。

 違法の議案に「おかしいぞ」と考え、法律や物の道理から見ても「おかしい」と解っていながら何も異論を唱えることができずに賛成してしまう意気地なしの地方議員よりは、もっとずっとすばらしい議員といえる。

 昨年1月ごろに市長自らが書いて発行した後援会だよりで、「国保料は引き上げません。国保料の滞納対策一本に絞って取り組みますので、市民の皆さんは滞納の収納にご協力して下さい」と公約し態度表明をしたにもかかわらず、国保料は今年6月の納付から数千円高くなります。

 私としても不適正な行政運営を続ける市長に対し徹底批判しましたが、可決したことについては非常に力不足で申し訳なく思っています。これで国保料値上げが決まってしまいました。
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市議選の選挙説明会

2011-03-18 | 政治家のあり方
 議会休会中の16日(水)午後1時半から室戸市役所二階ホールで、次の市議選の選挙説明会が行われました。

 これで三度目ですが、いつも書き方に戸惑いがある。どうやって書いたかを4年経つから忘れてしまって、いつも新人候補みたいに迷ってしまいます。

 毎回注目されるのは「選挙に誰が出るのか」ですが、この選挙説明会に参加した人が候補となると目されるのはどなたも御承知の通りです。

 そこで、この選挙説明会に参加した候補と目されている方の名前をここで公表しておきます。但し、定数14名に参加した候補と目される者は19名ですので、この19名の内には出馬を断念する者もいようかと思いますので、その点はご承知置き頂来たいと思います。

 説明会参加順位ではなくて、まず現職を、そして、その後に新人候補者と目される方をご紹介しておきます。右の地区名は現在の住所。(現職は任期数が多い順。敬称略)

1、林 竹松(8期)・・・羽根町
2、町田又一(5期)・・・羽根町
3、堺 喜久美(3期)・・・室戸岬町
4、鈴木彬夫(3期)・・・室戸岬町
5、谷口總一郎(2期)・・・室戸岬町
6、山本賢誓(2期)・・・羽根町
7、立石大輔(2期)・・・吉良川町
8、徳増寿子(2期)・・・室戸町(浮津)
9、山下浩平(2期)・・・室戸町(室津郷)
10、上野祥司(1期)・・・佐喜浜町
11、米澤善吾(1期)・・・室戸町(浮津)
12、久保八太雄(1期)・・・吉良川町
13、濱口太作(1期)・・・室戸岬町
14、脇本健樹(1期)・・・元
(出馬せず退職する議員は久保善則氏一人だけ)

15、亀井賢夫・・・佐喜浜町
16、柳原只雄・・・室戸岬町
17、小椋利弘・・・元
18、亀井けいじ・・・佐喜浜町
19、平本一也・・・室戸岬町


 以上、現職15名中、14名が出馬と目される人。新人候補と目されるのは5名。合計19名が出馬するとみられ、とならば落選は5名となります。

 さて、人のことは知りません。私は私ができることをするだけ。昨日も、さっそく安芸市の法務局に行って供託手続きを行ってきました。室戸市議選に出馬すると目される候補としては1番目でした。何でも1番がいいに決まってますから!? そしてその書類を以って四国銀行安芸支店に30万円を供託。預けてきました。

 その後、室戸市内の印刷所に行った。立候補届をする4月17日の告示日に選挙管理委員会に提出する届け出書類の中に何枚か選挙ポスターについて印刷所に書いていただく書類があるので、その手続きも行ってきた。そのあと、昼からは市選挙管理委員会にも行ってチェックを受け、事前にやっておかなくてはならないあらかたが終わった。

 但し、私は「選挙に出ます」なんてことは申しません。

 公職選挙法は、①「私は何月何日の名に選挙に出馬します」、②「その選挙では私に投票して下さい」、少なくてもこの二つは選挙の告示日まで住民に対して依頼してはいけないことになっています。 でも、告示日まで何もしない選挙立候補予定者は一人もいませんから、お願いするときはこの二つを外して、「私はこの街を良くするための政治活動をやっていきます」、これは法律に触れません。ただ、これでは議員に出るかでないかはわかりませんので、現職議員は解ってもらいやすいし、新しく選挙に出ようとする人はなかなか分かってもらいにくいという面はあります。

 私だって同じで、今持って「出ようかな」と、公職選挙法で許されている“瀬踏み行為”の範囲内で出ようか、出まいかと考えているだけのこと、出るかもしれないからそれに向けて準備を進めているだけのことだ。法律を守るために、出馬を本当に決意するのは全国の地方議員候補の全員が選挙告示日でなくてはなりません。だから、私も告示日までは口が裂けても住民に対して「出馬します」なんてことはいわない。“ある決意”は出馬の候補予定者はみんなしているが。

 ま、窮屈な公職選挙法ですが、民主党の体たらくで、与野党が賛成しているにもかかわらず先の参院選前の国会において公職選挙法改正ができなかったため、これらもしばらくは今のような状態のまま法に従うしかありません。

 だから、室戸市において、現在、4月17日に告示日を向かえる市議会議員選挙に「私は選挙に出ます」と出馬を宣言している候補者は一人もいないということです。いたら、その人のやってきたことは公職選挙法違反となります。上に書いた立候補予定者もあくまでも告示日までは「出ようかな」と考えている立候補者と目されている立候補予定者の域を出ない人。・・と思っています。

 但し、選挙後におカネをばらまいたり、選挙の後でお世話になった人たち大勢におカネを渡す候補者等は、情け無用で、即刻逮捕していただきたい。そういう政治家が平気な顔をして政治の世界をまかり通る世の中であっては、絶対になりません。

 情報をつかんだのが選挙の前でも、選挙が終わって4年たとうが5年たとうが、そういう人間は逮捕していただきたい。そんな悪人は政治の世界に要らないし、金を使って選挙に勝ったような人間をのさばらせ、その情報をつかみながらそこに能力と勇気がなくて逮捕できないようでは、警察官をしている価値がありません。

 私は行政改革と議会改革のほか、室戸市における政治の浄化にも取り組んでいます。情報提供はこれまでも行ってきましたが、先日もなかなか面白いネタの提供者がいたりして、先の市長選や今回の県議選、市議選における情報はいくつか持っていますので、警察関係者も私のこの取り組みにご協力いただきたい。


 証拠不足で逮捕できない時もあろうとは思いますが、ぜひとも頑張っていただいて、へらへらと笑いながら悪意を以って正義を排除してのさばる政治家たちをこの室戸市から駆逐する私の活動に、もっともっと協力してほしい。
 
 この電子情報誌は警察関係者も見ていることは知っておりますので、そうお願いしておきたい。


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