青空エクスプ レス

日本ではオンリーワンの手書き地域雑誌『あおぞら』の編集発行人を経て、室戸市の政治を監視する改革派議員三期目。

住民サービスは公平・公正に行うもの

2010-06-28 | 政治家のあり方
 今日、高知県東部のある市町村に行き、喫茶店に入った。そこでカウンターに座り、知り合いの自営業の男性とその地域のおじさんも交えて、その市町村の政治の話をしていた時のことです。

 隣に座っていたおじさんが私の友人に話をしているのを聞いていた。「うちの首長はなかなかえいところがあるきんなあ」という。更にこう言った。

 「首長が〇〇さんの家に行った時、テレビがないのに気付いて聞いたところ、〇〇さんは『うちだけが里から離れた一軒家で映らんきん、テレビがないがよ』というたと。そこで首長は『それじゃ楽しみがないろ』いうて、役場に帰って事業として議会に1000万円で山にアンテナを立てる予算を提案したそうじゃ。議員の中には『それはあんまりじゃろが』という意見が出たそうやけんど、首長は『ほんなら、お前くの家がもしテレビを見れいでも我慢できるかや』と言うたそうな。あの首長はあー見えて、なかなかやさしいところがあるきんなあ」。

 隣で聞いていた私は何とも言いようがなかった。室戸市政の事業ならば市長に文句の一つも二つもあるところでしたが、室戸市に近い市町村での出来事、多くを語るわけにもいかず、ただ一言、そのおじさんには「それはやさしいんじゃのうて、本当はそれはしてはいかんことぜ」と。

 おじさんは、不思議な顔をして私を見ていましたが、これが地方行政の実態かと情けなくなりました。

 では、なぜこの“住民にやさしい事業”がしてはいけないことなのかです。

 ご存じのように、それぞれ市町村の予算は全てその地域の住民に対して公平・公正にサービスを行うためにあり、それは一人の住民のためだけに使ってよいものではありません。ましてや、1000万円もの予算を一軒の家の家族がテレビを見るために使うことなど、あってはならないのです。1000万円といえば、その役場の年間予算の約3%。許されるわけがない。いわば、これは不当な公金の支出といっても言い過ぎではなかろう。

 では、なぜかです。「いいじゃないか、やさしい首長じゃないか」、と思われるかもしれませんが、その1000万円は行政のお金であって、その首長のお金ではないからいけないのです。(首長の金を住民に寄付してもいけませんが)

 「もし・・・」です。もし、この○○さんの家のためにアンテナを立てたという話を聞いたその地域の他の住民が、役場に駆け付けてこう言って頼んだらどうなるのか。

 「○○さんは1000万円もかけてテレビのアンテナを山の上に設置してもろうたそうやけんど、あしんくも集落から離れた一軒家でずっと前からテレビの映りが悪うて困っちょう。うちも山の上にアンテナをつけてくれか」。

 こうなればこの話は1軒で終わらなくなりません。話を聞きつけた住民があっちからもこっちからもやって来る。1軒で1000万円なら、あちこちの一軒家からもし10件の依頼があれば、1億円が必要になる。でも、役場の首長と職員は、いったん一人の住民に対して不適正なアンテナ設置という度を越した多大なサービスをしてしまったばっかりに、それらをむげに断るわけにもいかず、かといってそれらの要望を次々と叶えてしまえば役場は破たんすることになり、困り果てる。

 こうなってしまうのです。

 だから、その首長の判断は大きな間違いを犯したことになるのです。

 日本国憲法には“公務員は、こうあるべき”と規定してあるのを常勤特別職公務員である市町村の首長はあまり知らない。こう指摘すると、きっと「私は知っている」とウソを言うが、知らないのです。それは「聞いたことがある」ぐらいのことで、「法律を知り、認識し、守る」という意味の「知っている」ではない。なぜなら、法律を守っていないからだ。

 そこで市町村の首長と職員には「知り、認識し、守る」ために「知っておいていただきたい」と厳しく求めておきたい。

日本国憲法第15条第2項 「全て公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」

 この意味は、「地域全体のために働き、地域全体のために公金を投資すべきで、地域の一部の個人や団体、企業のためだけに働いたり公金を投資すべきものではない」ということである。だから、先の首長が一住民のために1000万円もの公金を投資したことは批判される立場にあるということだ。


 しかし、なぜ議会はそれを簡単に許してしまったんだろうか。それが、一つの集落で、その集落には十数軒の家があって、住民が50人ぐらい住んでいる。これに対し、「この集落の家全部が、テレビが見えません。首長さん、どうか山の上に共聴のテレビアンテナを設置してください」という話なら解ります。小さな役場の財政に、1000万円は大金。でも、これなら議員も納得するでしょう。

 一軒家の家のために1000万円を投資したとは驚きで、それを首長が「お前ところがもしテレビが見えいでも我慢できるかや」といったからといって、議会で厳しく指摘できず引き下がるような議員でどうするんだろうか。何のための議員なのか。行政運営を監視するのが議員の仕事ではなかったのか。

 室戸市議の中にも山奥の集落から少し離れた一軒家に住んでいる方がいますが、彼は自分一人で山の上にアンテナを設置しアンテナ線を引いてきて、安価に仕上げています。まさか1000万円なんか使ってはいない。こういう方法があることを考えると、あの首長が知り合いの住民のために安易に役場の予算から1000万円を支出してアンテナを設置したという出来事には呆れています。

 行政サービスは住民みんなに公平に、そして公正に行うものです。一人の住民だけが喜ぶような政策は誤りですし、一特定企業だけが喜ぶような政策も誤りです。これらのことを首長も地方議員もみんながもっとよく勉強して認識しないと、住民が何のためにその人たちを選挙で選んだかわからなくなる。


※当ブログ「高知発!青空エクスプレス」は、6月28日(月)付けのGooブログランキング(143万0731ブログ)中、 6665位でした。当情報誌は、高知県内の県議・市町村議のブログでは一番の人気ブログになっています。今後ともご愛読くださいますようお願い申し上げます。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

市民が選んだ、悪名高い市長

2010-06-26 | 政治家のあり方
 首長で地方自治法などの法律を守らないのは、室戸市長だけではないようだ。

 全国で今一番、その悪名をとどろかせているのが、鹿児島県阿久根市の竹原信一市長。とにかく市行政のトップに立った時からとんでもない市政改革の政策を次々と打ちだしているが、そのどれもが行政や議会の常識を逸脱したもので、物議をかもしている。

 私が知っているだけでも次のようなことを行って市政をますます混乱させ、町の名を貶めている。

(竹原市長の略歴)
●1983年、防衛大学校卒業。
●1988年、親族の会社に入社。やがて社長になる。
●2005年、阿久根市議に初当選。
●2008年8月、市議当選三年目で早くも阿久根市長選に出馬し、初当選。

(竹原市長の行状)
●2009年1月、市長はブログで「もっとも辞めてもらいたい市議は?」のテーマで投票を募集する。
●同年2月6日、阿久根市議会は市長不信任決議案を全会一致で可決するも、4日後の同月10日、竹原市長は議会を解散する。
●同月20日には、阿久根市の全職員268名の給与明細を公表。その理由として、市税収入20億円のうち、17億円が人件費として計上されているからだとする。
●同年4月、市庁舎内に職員人件費刑事を行い、その貼り紙をはがした係長を7月31日付けで懲戒免職にする。
●同年4月1日付けの人事異動で、議長に任命権がある議会事務局職員を異動させる。
●同年4月17日、出直し市議選後初めての市議会臨時会において、市長不信任決議案が再度提出され、賛成11、反対5で可決、自動的に市長は失職する。
●同年5月31日の出直し市長選に竹原氏は出馬し、再選される。
●2010年1月、市庁舎内での許可のない撮影を禁止、マスコミ関係者を締め出す。
●同年3月、市長は約200名で構成される市職労に対し、市庁舎内の組合事務所を4月1日までに明け渡すよう通告。組合は近隣に新事務所を移す。
●同年3月、「マスコミは不当な報道をしている」と、議会への出席を拒否。これが今も続いている。
●同年4月、議会の不招集と、専決処分を連発。市職員の期末手当を3分の1に、市議の賞与を約半分にする条例改正を専決処分で決定する。
●同年6月18日、市議の報酬を日当制にする専決処分を行う。これにより、前年度並みの議会出席だと、議員の報酬は年間約40万円となる。
●同月22日、鹿児島県もこれを黙って見ているわけにいかず、鹿児島県の伊藤知事は地方自治法に基づく異例の「助言」で改善を求めたが、市長は態度を改めなかった。
●同月25日、伊藤知事は竹原市長を県に呼び約1時間15分面談し、議会の招集や専決処分の撤回を求めた。これでも市長は応じる姿勢を示さず、「公務員給与は高すぎる」と自説を唱えたという。
地方自治法は「助言」の次の段階として、違法が明確な場合に知事が「是正勧告」できるが、これも市長に従う義務はない。

 流れはおよそこうだが、住民に全く動きがないというわけではなく、良識派の市民グループがリコール運動を行うよう準備している。現在、参院選たけなわで署名運動ができないため、選挙後に行動を起こそうと準備しているのが、阿久根市の市民団体「阿久根の将来を考える会」(河原慎一会長)。今年1月に20歳~40歳代の市民約50人で結成した。

 同会は、7月11日の参院選後に竹原市長のリコール(解職請求)運動の署名集めを開始するが、この住民投票は市有権者約2万人の3分の1以上、約6700人の有効署名で成立し、投票の過半数の賛成で解職される。市長が失職すれば、50日以内に出直し市長選が行われる。

 市民グループは、解職の賛否を問う住民投票を年内にも実施したい考えだ。

 ただ、この竹原市長は過去に2度の不信任決議で失職し、昨年5月の出直し市長選で再選されている人。市民が今度、この市長に「ノー」を突き付けることができるかどうかは解らない。こんな、町を混乱させ行政や議会を混乱させ、阿久根市の名を貶めている市長でも、前回の選挙では「イエス」と書いた有権者が多かった事を考えれば、今度も住民が竹原市長信任の「イエス」と書く確率は高い。そうなれば町は潰れる。

 私から一つ言えることは、行政改革、議会改革とはこの竹原市長がやっているようなことではないということです。もともと基本的な政策を持たない人間が町のリーダーとなり権力を握った人間が勉強を深めずにモノを言ったり行動したりするとこうなるという、典型的な悪い例です。

  いわば、この市長のやっていることとは、「法律を無視する」ところから始まっている。その点で悪質だ。しかも、知っていてやっているところがなお悪質であるし、こういう人物が権力を握るとどこまでも改めないから、癖が悪い。 その点ではどこかの市長とよく似ている。

 それと、竹原市長が市議会議員に初当選して3年目の、まだ行政業務の勉強も地方自治法の知識も不足していた時期に市長選に出馬して今のような市政混乱を生んでいることを考えると、気になるのが、11月の室戸市長選にも市議になって3年目の人が出馬すること。同じようなことにならないよう願うばかりで、その方にも直接、「市長になっても法律や市の条例などはちゃんと守ってよ。でないと、ブログで書き、議会新聞で書いてそれらを全部市民に公表するし、議会でも追及することになるぜ」とお願いはしてある。

  行政組織は、多くの法律や条例を順守することを根拠に議案を議会(市民の代表者で構成する組織)に提案している。だから、「企業誘致だから違法でもいいじゃないか、観光振興だから違法でもいいじゃないか、地域振興になるから違法でもいいじゃないか、健康福祉に寄与するから違法でもいいじゃないか」というわけにはいかない。

 法律も守れないような首長に、自治体経営を行う資格は無い。違法だと認識しながら行政運営を行おうとした首長は、その時点で即座に辞職すべき。
 

 又、議会に提案された違法・不公正・不公平・不適正な議案に簡単に賛成してこれを許すなら、議会もいらない。

 それが自治体ガバナンス(行政統治)には不可欠なコンプライアンス(法令順守)精神というものです。

 最後に、私が折に触れ室戸市政や市議会の、特にその違法性についてご助言を仰いでいる東京都のふくおひろし氏のブログ「辛口政治評論」をご覧いただきたい。氏は、私の上の記事よりも竹原市長のやったことがどれほど法的に悪いことなのかを詳しく書いています。ご参考までに。


※当ブログ「高知発!青空エクスプレス」は、6月26日(土)付けのGooブログランキング(142万9947ブログ)中、7467位でした。高知県内の県議・市町村議のブログでは一番の人気ブログになっています。今後ともご愛読くださいますようお願い申し上げます。
コメント (2)
この記事をはてなブックマークに追加

発言のない議会

2010-06-24 | 議会報告
 先の議会会期中のある日、何人かの議員と議員控室で歓談中、議会運営委員会の委員である一人の議員との会話の中でこんな話になった。

 私「議会の一般質問も早く一問一答方式にせんといかんろ」。その議員「なら、要望書を書いて議運委に出してよ」という。当電子情報誌の読者は知っての通り、小生、室戸市議会では唯一の議会改革を目指している議員。二つ返事で「はい、じゃあ作ってきます」といい、二日がかりで要望書を書きあげて、議会閉会日直前の21日(月)に議長と議会運営委員長あてに議会事務局へ提出した。

 そんな23日(水)の閉会日のことでした。開会前の議員控室で議員が歓談しているときのことです。

 先に「一問一答方式をやりたいなら要望書を提出してよ」といった件の議員がいたから、「一問一答方式の要望書を議長と議運委員長宛てで出してありますから頼みます」と伝えた。しばしその一問一答方式について周囲に座っていた議員数名と議論があって、そのなかで私に要望書を書かせた議員曰くに、「今の議員の質問持ち時間の50分も30分ぐらいに減らさんといかんなあ」と口走った。

 この話はとんでもな言い草で、私が目指す市議会改革の一助にと私が苦心して要望書を書いて出した、それを利用して、この機にわれわれ毎議会質問時間の50分いっぱい使って質問している議員の発言時間を少しでも封じ込めてやろうという魂胆がみえみえだった。私が怒らんことか。

 「あんたは何をいようがあぜ。私に要望書を出せと書かせておいて、それを利用して、毎議会持ち時間の50分いっぱい使って質問している私らの質問時間を30分に減らそうというがかね! 自分が質問せんきん他の議員の質問時間を減らしてやれという魂胆かね! そんなことをするんなら一問一答方式なんかやめや。要望書は取り下げるぜ」。

 そう私に叱責されると、件の議員、言われて自身の悪さにハッと気付いたのか、苦笑いしていました。とんでもない事を考える人です。

 私は毎議会、各議員の質問時間を計測してチェックしていて、その議員が過去7年3カ月の任期中の29議会に行った質問は、3回。私は任期中の29議会すべてに登壇し40分以上を使って密な質問を構成している。そういう私を市民の皆さんは存じて下さっていて、「谷口さん、よう頑張っちょうね」とよく声を掛けて下さる。そういう小生に対する市民の評価の声を多くの議員もあちこちで聞くらしく、それが日頃気に食わないようで、そんな不満がこんな時にポロっと飛び出します。

 つまり、議員特有のジェラシー、そこからくるいやがらせ。

 私の質問原稿の作り方は、この情報誌でも書いたことがある。行政改革、行政の不適正な業務改革のためにと二か月も前から質問をするための調査活動をし、議会開会一か月前から質問原稿を書き始め、その質問原稿を持ち時間の50分以内に終わるように本読みを何回も行い、議会開会一週間前まで持ち時間に合わせようと原稿を削除したり書き加えたりして仕上げてゆきます。とにかく、このように自分がやれるだけのことはとことん努力している。

 それを、自分が質問も質疑しないからといって、頑張っている他の議員の足を引っ張ろうとする。それは頑張っている議員が気に食わないからだが、なんと情けない行為だろうか。

 議会がこれでは、室戸が良くなるわけがありません。

 本当なら、自分も議会の一か月前から原稿を書くための調査活動を行った上で一般質問に登壇し、それも毎議会持ち時間の50分をフルに使って質問をする。そして、大綱質疑の時もすべての議案に質疑するぐらいの気持ちで議会前から自分の家で予習をして質疑原稿を構えてきて、登壇する。そうやって、議会を活性化するために議員一人ひとりが努力し尽力すべきものです。日頃、議員としてそう努めていたら、議員の大きな権利である質問時間50分を「30分にしよう」などと、自分の発言機会を減らすようなことは絶対に言わなかっただろう。

 
 ところで、もうひとつ、こんなことも市職員の中でかくれた話題になっている。

 ルールとして、毎年の当初予算案の議案質疑は、私が所属する総務文教委員会の議員は本議会では質疑できず委員会審議の時に質疑することになっていて、本議会では産業厚生委員会の議員しか質疑できないことになっています。これに関し、22年3月議会に行われた22年度当初予算案の大綱質疑では同委員会委員の7名が誰も質疑に登壇しなかったことから、課長ら市職員の中で「あれは問題だ」とささやかれています。思い返すと、この一年前の21年3月議会の当初予算案でも同じように誰も質疑に登壇しなかった。議会の在るべき姿を考えると、いま深刻な状況に陥っているといってもよいと思っている。

 当初予算書だから、議会開会日の前に用意すれば議員一人に何か一つぐらいは質疑がありそうなものですが、誰からも何一つ質疑がありませんでした。これがもしわれわれ総務文教委員会の8名の議員なら、当然私が質疑に出るし、他にも山本賢誓議員や久保善則議員など3、4名は登壇して何点にもわたって質疑していたでしょう。

 このことについては、以前から本議会で質疑がないことが議員間でも問題視されてきたし、この情報誌でも指摘したが、「問題だ」と正しい指摘をした私を批判するだけで、彼らに反省の色は今も全くない。反省すべきは、「議員である以上、市民の負託を受けた議員が努めて質疑に立つべきだ」と指摘する私や市職員ではなくて、質疑に立たなかった人たちであるのは明らかで、それは間違いないことです。

 私は以前、この情報誌で「本議会で質疑が一つもないのは議員の怠慢。質疑に立つべきだ」と書いた、すると、議員総会の途中から私に対する糾弾会議になり、欠席した一人の新人議員を除いた14名の議員からまるで私の方が悪いことをしたかのようにひどく批判され、名誉を傷つけられたことがある。集まった議員らは自分たちがとんでもない法令違反をしていることを知らないようで、私は誰が何を言うのかをカバンの中に録音器を忍ばせテープを回しながら、彼らの話をじっと聞いていた。

 でも、彼らは明らかに法令違反を犯していた。なぜかは、その人たちが調べればわかる。

 地方議員の皆さんは次のことをよく知っておいていただきたい。

 議会は「公開の原則」が基本で、議員は議会内で知り得たすべての情報を市民に知らせる義務と責任がある。議員は非常勤特別職公務員ですが、市職員が守らなければならない地方公務員法第34条「公務員の秘密を守る義務」は適用されない。

 それどころか、議員は「議会公開の原則を守る」義務を負い、「議員として知り得た情報を市民に公開する」責任があり、職務として知ったことや議会内の動きを市民に伝えても何の制限も罰も受けないことになっている。

 無論、傍聴人の市民や新聞記者が来て聞いていて、どの議員がどんな質問・質疑しているかが公開されている場である本議会や委員会審議などにおける全ての情報は、その時点ですでに公開されている。唯一、議員が秘密にできる場は、「秘密会」の議決をした時だけだ。

 それに、これらのことは議員になった時から、「議員になれば、議員としての任務を果たさなければ批判される立場にある」ということを、よく認識しておかなければならない。市民監視の議会は、仕事しなくても緩やかに許される一般社会のようなわけにはいかないのです。

 だから、その他の議場や委員会の様子を市民に伝えること(情報公開)はもうすでに市民が議場で見て聞いて知った時から許され、その事実をそのまま伝えることは議員の務めといえる。だから、情報公開に尽力するその議員は、むしろ市民から称賛される立場にある。

 これらの法令を知らない地方議員は、非常に多い。


 だから、自分が選挙の時に市民から「しっかりやれよ。頼んだぞ」と負託された議員としての義務と責任を忘れたのか果たしていないのに、そのことを「ちゃんと仕事をしようじゃないか。議会を良くしようじゃないか」と正しく指摘した議員を反対に、悪意を以って糾弾するようになるのです。「おれたちが質疑しなかったことを市民にバラすな!」と。

 ま、とにかく議員は真面目に毎議会質問に立ち、自分の権利である持ち時間の50分を目いっぱい使って質問すること。そして、毎議会せめて重要議案には登壇して質疑を行うこと。そして賛成討論や反対討論にも出て議員としての議論を展開すること。そして表決では、違法や不公正や不適正な議案には「谷口が違法やと言ようけんど、まー、えいか」などと賛成してしまわず、毅然と反対する勇気を持つこと。こう、心しておくべきです。

 そうすれば、行政組織が違法をしたり不公正・不公平・不適正な業務運営をしなくなり、市民が安心して市政を見、議会を見て下さるようになります。

 又、そう努力しないと、われわれ議員も町なかで市民に出会っても顔向けできなくなる。

 みんな、そう思わないか?



※当ブログ「高知発!青空エクスプレス」は、6月25日(金)付けのGooブログランキング(142万9490ブログ)中、6159位でした。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

「前向きに検討します」の議会答弁の信ぴょう性

2010-06-22 | 議会報告
 人と人との約束は守ってこそ、その人間性が信頼されるものだ。我々、行政や議会関係者で言うと、議場で問い答えたことは、守ってこそ住民の皆さんから信頼されるのではないか。

 今日は、そのことについて書いてみたい。

 今議会の一般質問で、私は次のような質問を行いました。まずお読みいただきたい。

3.道路整備事業について

≪1、海洋深層水深層水施設公園内の道路について
問・この公園のホテル前の道路が通り抜けできない点を何度も指摘してきました。20年9月議会では「ホテルの利用者からも取りぬけの要望もある。今後は関係者と協議して適切な形になるように対応する」と、市長もそれを認め、改良に前向きでした。しかし、もう二年がきますが何ら改善されていません。道路が適切ではないと認めながら改修しない理由と、今後、通り抜け可能な形に改修するのかについてお聞きします。

2、火葬場への市道整備について

問・市の火葬場への道である市道椎名線を直線に整備する提案も、いやしの里の公園内道路と同様に、一度は議会で前向きな答弁を頂きながら、そのまま放置されている一件です。21年6月議会でこの市道改良について質したところ、課長は「現場の状況や地権者を調べ、前向きに検討していく」と答えられた。それを聞いて期待しましたが、何も進展していません。
 
 一体、議会答弁にどのくらいの価値があるのか、非常に疑わしく思っています。口から出まかせと言えば語弊があるが、やると答弁してもやらないと答弁しても、議会が終われば市長や課長が勝手に事業方針を変えたり放置すれば、議会答弁には確たる意味もありません。これでは市民の声を議会で代弁している我々議員は、議会答弁をどう理解し解釈してよいのかわかりません。
 
 市民が待ち望んでいるこの市道椎名線改良の重要性は、今更申すまでもありません。この提案を前向きに検討されたのか、改良工事を行うおつもりがあるのか。事実に基づいた誠意ある答弁をお伺いします。≫


 
 この二つの質問が言わんとするのは、唯一点、一度は「イエス」と答えながら次には「ノー」と対応をしていること。「やる」と言いながら、時がたてば「やらない」としている点です。「やること」、「やらないこと」は市としての姿勢。そのどちらかに問題があっても、議員にすれば住民の思いや意思が満たされない点については残念なことだが、市長がどちらを選択してもそれはそれで市長がそれら全ての責任を負えばよいことであって、致し方ないと思っている。

 しかし、その一度行った決断・判断にブレや迷い、時に180度反対の答えや、そればかりかその決断の大半が放置されたままとなると、懸命に市民の声を議会に届けるよう毎議会苦心している議会議員の私としては、とても容認できるものではありません。



 ●まず、1点目の公園内道路のことについてですが、この公園についてご存じない市外・県外の方々に詳しく説明しますと、室戸岬に設置されているこの公園内には市温浴施設と民間のホテルがあります。そして前の国道からその両方の施設に入る入口があり、公園内道路はその施設をつなぐように連結されています。しかし、この施設のオープン時から道路はその真ん中で通り抜けできないように寸断されていて、非常に不適正な形に設計されています。

   

 このことに、私は施設開設当時から、議会で疑問を呈してきた。

 谷口「これは計画当初は通り抜けできるような設計図でした。それが、計画を進めるうちにホテル側などから異論が出て計画変更した。(前市長当時)本市はそれに違和感を感じながらもホテルを立地してくれたホテル側にご注進申し上げることができなくて、そのまま通り抜けできない道路にしたものです。しかし、例えばディズニーランドにおいて、施設の真ん中に高い壁があり、半分の施設で楽しんだ後、あとの半分は一度国道に出てから又、別の入り口から入って残りの半分の施設で楽しむなんてことがあり得るのか。これで公園内の二つの施設と公園に一体感が醸成できるとお考えか」と。

 現市長も、市長選出馬前の活動時期だった18年の夏ごろにあの前を車で通った時、私が「途中で通り抜けできないあの道路は不適正で、通り抜けできるようにすべきです」と話すと、市長候補だった小松氏は「私もそう思う」と言明している。しかし、その疑問を持っている施設設備の不備を企業に気兼ねして改善できないでいる。市長就任前には正常な判断ができたものを、行政組織の長になった途端の方針転換。リーダーの座に座った政治家の、何と弱腰なことよ。

 その割には勇気があるのか判断力に欠けるのか解りませんが、倒産寸前の企業・ミクプランニングへ市民のお金である市の財源の中から6000万円もの大金を上げてしまった。ま、これも自分のお金ではなかったからやっただけのことですが。

 さて、そうして今議会答弁のように、「やる」と答弁したから一年ぐらいじりじりしながら待った後、再度、今議会に問うと、「やらない」という。なにも、これまでに特段の理由があるわけではありません。「忙しくて、それどころではない」と思ったのかもしれませんが、室戸市の事業に対する行政側の意志であるこの議会答弁を気分次第で変更するというのも困ったことである。この変節が、まず一点。

 ●2点目の質問については、火葬場の直前で蛇行しているこの市道を直線の形に市道改良を行うよう一年前に質したところ、上のように前向きだった答弁が、今議会のこの答弁では「途中に退避所を整備することを検討する」と大幅に変更され、計画も縮小されてしまったが、計画性のないこの事業方針の転換はいったいどこから来るのかと思いました。

   

 「前向きにやる」と答えてちょうど、一年目。以前から変わらないマイクロバスや霊きゅう車などの車の通行が危険な状況を打破するために市と地権者との間で何度も何度も協議を重ねたという経過もないまま、断念してしまったということになる。

 それに、この狭くて曲がりくねったこの市道の改良については、市内の葬儀会社からも何度もこの道路の拡幅と直線化の要望があったとも聞く。市民各位も家族・親族が亡くなった時に通る道路であるし、自分がやがて通る道だとも思っていて、「何とか早くこの市道改良を」との声も市長や建設課長に届いているだろうから、道路改良の要望は聞いてよく知っているはず。

 なのに、簡単にあきらめて、答弁では「途中に退避所を整備することを検討する」と大幅に変更されたが、要望のある大きく曲がった道路部分を回避して火葬場まで直線の道にする計画でなくて、難所となっている曲がった道路部分に退避所を設けて一体どうするんだろう。

 問題ある点の改善策を鋭意検討せずにいて、よりによって問題だからそこは避けるべきとする場所に市民のお金を使い退避所を設置するという計画には、とうてい納得できない。それは、その退避所を整備したとしても問題となっている曲線部分の市道の欠点は全く改善されず、そのまま残ってしまうからです。この変節が2点目です。

 よって、この2件について本日、担当課と協議を行った結果、火葬場への市道改良整備については、日を改めて現場に行き、難所とされる曲がりくねった市道の手前から直線に火葬場まで市道整備する案と、別にもう一つ、県道から入る新たな市道整備を行う案も検討して頂くよう、お願いしてきました。

 ただ、この後日談はご報告いたしません。理由は、担当課もやがて行う予定の現場での視察や担当課での協議などを経て結果を出されると思いますので、この件については今年度末にでも事業化などについてもう一度、状況をお聞きした上で、ご報告するように考えています。


 とにかく、私は議会で一度、市長や担当課長が答弁したことはちゃんと守って頂くよう考えていて、「やる」と一度答弁したら、ちゃんとやるまでしつこく食い下がります。

 事業を行うと答弁したらその事業を実施するまで、「検討する」と答弁したら最後まで追跡調査を行い、条例や規則、要綱を破る違法業務を行った場合はその違法を改めるまで追及します。

 なぜそこまで執着するのかといいますと、それは、私は市民の皆さんから毎月手取り21万円余りの報酬を頂いていて、それで毎日のご飯が食べれるんだといつも思っているし、買った車のローンも支払いできているんだし、車で県庁に調査に行ったりするガソリン代なども全部そこから支払っているし、・・・・・。これらがその理由です。

 そんなたくさんの感謝の思いを以って、しつこい、決してあきらめない、執着心いっぱいの議員活動を続けています。でないと、本当に市民の皆さんに申し訳ない。「議員は仕事をしなくても市民から報酬をもらって当たり前」なんてものじゃないことを、私はよく知っているからです。

 他の人みたいに、何が起こってもどんな違法や不公正な議案が出てきても簡単に「まー、いいか」と諦めて認めてしまっていたら、いったい何のための市会議員か解りゃしないし、それなら議会なんか要りませんもんね。


 
 蛇足ですが、なぜ私が何でもこうしつこいかの昔語りをさせていただきます。しばしお聞き下さい。

 私は昭和21年生まれの今63歳ですが、私のおやじは昭和42年に69歳で亡くなった、高知県下でも5本の指に入る杉銘木製材所の経営者でしたが、その父親から厳しく育てられました。小学校3年、4年ごろは栄養失調で30センチの玄関上がり框も上がれない貧弱な子どもでしたが、学校から帰ると本を読んでばかりの私を製材所の工場に呼び出し、本機で切りだされた破材を丸鋸の横切りで焚きものに切らせたり、テーブルの前取りをやらせたり、夕方になると竹ほうきで工場内のあちこちにたまったオガクズの掃除をさせた。

 こんな大人がする作業を10歳ぐらいの子どもが毎日やるんですから、それは体も精神もたくましくなって当たり前。勿論、子どもだから「いやだなあ」は当たり前ですが、反面、その時にいつも思っていたのは「こんな大人に負けてたまるか」。その気持ちが強かった。

 そんなこんながあって、今の負けず嫌いと休みなく働く習性はこの時に培われたもので、それはその10歳ぐらいから18歳で地元の高校を卒業するまでの子どもの時に鍛えられたといっても過言ではない。加えて、このすべてが、遊び盛りの子どもを働かせた、私が20歳の時に亡くなってしまったニックキ親父のおかげだであるのも間違いない。

 話がそれてしまったが、時々こんなことを思い浮かべます。

 だから、そんな感謝の気持ちもあって、44年前に亡くなったそのおやじが今生きていてくれたら、議会で懸命になって職務を全うすべく行政と議会を改革するために苦心している私の姿を見て、なんぼか喜んでくれたろうななどと考えます。

 最後に思うに、議会答弁だけではないが、男が一度「やる」と言ったらそれを実行すべく、夜寝る時間を減らし、汗まみれ、泥まみれになって、それに向けてどこまでも努力するものです。それを努力もしないですぐに断念したり楽な方法を選択して逃げるぐらいなら、今の職を辞すべき。それが男というものです。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

成果・評価優先主義では政治を誤る

2010-06-19 | 政治家のあり方
 政治にかかわる人間は、とかく「成果」を欲しがる。それも、何かを作ったとか、目に見える形の「成果」を欲しがります。

 かつてこんなことがありました。

 昭和61年2月、私が39歳の時に室戸市内でジャズ喫茶「ビンテージ」を開店しました。その店では多くの文化活動をしながら四年して閉め、地域雑誌を出版する会社を創業するんですが、その喫茶店経営の時期にこんなことがあった。

 ある室戸市議が店に来て、コーヒーを飲んでいた。そこに店の常連だった市内の中年女性の集団が入ってきた。しばしあって、その市議が女性たちの話に割り込みこんなことを言い放ちます。「あの水路は私が役所の担当職員に言うて作っちゃったきんの」。

 それを聞いて、「なんじゃ、それは」と思いました。自分が金を出して作ったものでもないのにと。

 続けて思ったのが、そもそも、市会議員であっても市長であっても同じで、自分たちがかかわったことが実現したとしても、それはそのそれぞれが市長は給与を、議員は報酬をもらっている中の仕事。簡単にいえば、市長であっても議員であっても、その職にあって実現した「成果」は給料をもらっている以上、成果たる仕事をしても当たり前のことであり、評価に足らぬ。それも、議員が市長の違法業務を調査をして発見したわけではないし、議会でそれを暴露したわけではないし、その違法を告発したわけでもなく、「道路(水路)を作ってやってくれ」と担当課に口頭で伝えただけ。議員の仕事と評価するに足らないことではないか。私はそれらの仕事を「議員の職務」の5%ぐらいの仕事としか考えていない。

 そんな議員としてやって当たり前のことをその市議は「おらがやっちゃったきんな」と言ったのであるが、次の選挙のために“手柄”を住民に訴えないといけないとは。実に愚かしい人だと思いました。

 その後、私は縁あって15年4月に議員にさせていただいたが、今度は市議よりも市長が次の選挙のためを考えてか、その「成果」を追い求めていることを知ります。中には市議が提案したことまで自分が取り込み、数ヵ月後して予算に組み込んで自分の成果のように住民に広報しているものまである。他の議員はこのことを知らないようだが、私だけはそれを知っている。

 ただ、今回の室戸市が行ったように、東洋町甲浦で折り返していた徳島バスの高速バスを室戸に誘致したいがために焦り、法律をよく認識しながらそれを無視して事業を進めたことなど、あまりにも「成果」を追い求めすぎたよい例(悪い例であるが)であろう。

 20年8月にバス会社社長と会い、快諾を得た。唯、「うちの乗務員の宿泊所を作ってくれ。12月上旬に運行を開始できるようにしてほしい」の話にはあわてた。「11月末までに施設工事を完工するとなればぐずぐずしてはおれんぞ。一か月で突貫工事をするとしても、設計は9月から10月に終え、入札は10月か」と考えたのだろう。

 ・・・・そんな時、市の担当職員から「市長、この設計図では地方自治法第244条に違反していますよ」と指摘された。しかし、「成果」を焦る市長は「かまん。議員などに地方自治法がわかる人間はいないから、やれ。ぐずぐずしよったら間に合わんようになるぞ」と職員を叱った。担当課こそいい面の皮で、上司の命令とあって、地方公務員法第32条が頭にチラついたが、しぶしぶ県市町村振興課に補助金の申請に行った。・・・・

 この私が予想する一連の流れは、それほど間違ってはいないのではないか。

 ここからは“そもそも論”です。

 そもそもどんな仕事も、給料をもらいながら行った仕事で得られた成果は、その成果があってこその給料であって、その成果がなければ給料を削減されるべき関係のものだ。逆にいえばその成果の一つも上げられない者は“給料泥棒”と組織の長や同僚、議員なら住民から罵られても致し方ない立場である。

 但し、成果とか評価というものは、人が一所懸命に働いた後についてくるもの。政治にかかわる者が最初からそれを目当てにしているようなことでは、大衆からの信頼は得られないのである。ただがむしゃらに人のために働く。成果や評価は、そのあとで大衆が決めることで、自分が「評価されたい」と考えて目指すべきものではない。評価とは後から付いてくるものだ。

 これは地域づくり活動を始めた喫茶店時代から今まで自分への責務として心掛けてきたことだが、ただただ遮二無二働き、その働きが住民から評価されようが評価されまいが、そんなことはどうでもよいことです。住民のために一所懸命に働いても評価されない時の方が多いが、それをいちいち思い悩んでも詮ないことで、一つ働けばまた自分で自分に次の課題を提起する、それが終わればまた自分に課題提起するというように、企業人はもちろんのこと、政治にかかわる人間もいつもそういう職人のような気質と姿勢を持っていることが大切である。


 だから、国の政治も地方の政治も同じで、国民や住民の方を見すぎると政治を誤るということだ。

 民主党の“甘言公約集”は「国民から評価されたい」の思いが強すぎたために作ってしまった、党政策の誤ち。又、室戸市長が、私が止めるのも聞かず、三年間で1億5000万円という負債を出して倒産状態だったミクプランニングへ市から二回にわたって合計約6000万円の赤字補てんを行った不当な公金の支出や、高速バスターミナル建設にあわてて公金1444万円を違法に支出したことは、すべて市長が「住民に批判をされたくない、住民から評価されたい、早くこの問題を終わらせたい」などとの思いが強すぎたため発生した、市政運営の誤ちである。

 すべて、「評価されたい」「成果を上げたい」の思いが強すぎたのが、間違いの始まりだった。

 鳩山氏にしても室戸市長にしても同じで、その判断力が欠落しているがため、そうやって評価を得たいと焦り無理に事業を進めたことが反対に国民や住民・議員から批判され、リーダーとしての世の評価も自ら落としている。

 「評価されたい」「成果を得たい」 と考えることの、何と愚かしいことよ。

 この原因は、自分に自信がないから。

 自分に自信がない能力もない“小さな人間”が、ただ成果を追い求め、ただ肩書を得ようとする。

 これに尽きる。



※当ブログ「高知発!青空エクスプレス」は、6月21日(月)付けのGooブログランキング(142万7661ブログ)中、6124位でした。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

法令順守と、説明責任

2010-06-18 | 議会報告
 市長答弁書を担当課から頂いてきましたので、市民と県市町村振興課職員の皆さんにご報告させていただきます。

 私の再質問原稿の内容は先日ご報告いたしましたので、その記事をご覧いただきたい。よって、今日は最初の質問に対する核心部分だけ、答弁書から抜き書きします。

谷口質問:●市長は憲法第92条の「地方自治の本旨」の規定を理解しているか。
●地方自治法第2条の事務能率化の原則を規定した14項、「自治体の事務処理は法令に違反して行うな。そして高知県の条例にも違反するな」と規定した16項の規定、「16項の規定に違反して行った自治体の行為は無効とする」と法令等適合性の原則を規定した17項だけでなくて、第244条など、この法令の中の多くの条項に違反して事業運営を行ったことを認識しているか。
●そして、高速バスターミナル問題の違法事業を、例えば私が提案した「あの施設を月1万円の賃貸料をバス会社から頂いて、その同額の年間12万円の指定管理料をバス会社に支給する」などの方法に改める考えは無いか。

≪市長答弁:●「地方自治の本旨」の規定が住民自治と団体自治であることは認識している。
●地方自治法第2条などの法令順守は勿論のこと、市民の意思を尊重して市政運営に努めている。
●第244条で規定されている「公の施設」は公共性・公益性を持った施設だと考えている。今後も地方自治法はもとより、関係法令を順守して、適正な管理運営に努めて参ります。≫

 「今後も法令順守で」だって、何とも白々しい答弁ですね。市職員が止めるのも聞かず、法令を順守せずに違法業務を平気でやってしまい、それを改めもしないのに。とにかく悪質です。

 私は最初の質問で「公の施設」の規定に違反した高速バスターミナルについても聞いているんですが、市長はその質問のこの核心部分については完全に無視して正直に答えず、「指定管理者の運営は適法に行っています」などと答弁。公共性と公益性がない高速バスターミナル施設を建設してしまったことの反省はないし改めもせず、どこまでも逃げの答弁を繰り返しました。

 議員は質問原稿を事前に執行部側に渡して一般質問の場に臨んでいるのに、ご自分が行った不適正な業務運営を追及されると、このように市長は問いにまともに答えません。そんな自分たちに都合のいいことが許せるわけがなく、当然この後、「答弁もれ」として議長に要請、答弁を指示して頂いた。そして「再質問」でも私は厳しく追及します。(これらのことは6月15日の記事を参照のこと)

 ですが、これまで行政改革と議会改革を目指すデスマッチ議員の私から違法業務を行って逃げ切った市長と担当課長はいません。改めるまで、どこまでも追い続けます。ご存じの通り、私は他の議員のように、議会で簡単に「まー、いいか」なんて許して違法な議案に賛成してしまうようなことはしない。私のように失うものがない人間ほど怖いものはないのです。これからも、市民のために命をかけてとことん戦ってゆきます。

 そのデスマッチぶりの一例として、前市長時代の指定管理者選定公募事業において、市長と担当課職員3名が特定企業(東京・ミクプランニング)に行って条例違反(地方自治法違反)の事前交渉を行ったことを私が調査しその証拠を基に議会で全部暴露したことがある。現在の小松市長は、私が議場で前市長と課長を追求するその光景を教育委員会の学校教育課長として私の右側の執行部席で見ていたし、聞いていた。だから、違法業務をすると私から厳しい指摘を受け追及されることは分かっていたはず。
 
 さて、今議会はまだ1日残っているんですよね。閉会日の23日が。その閉会日に議長に発言を求め、録音を録ったままの状態にして、市民と議員に向かって次のように違法を改めるチャンスは残っている。

 「高速バスターミナル施設について、谷口議員から違法との指摘を受けてきました。ご指摘の通り、施設の50%のスペースが地方自治法の第244条に違反しています。このことを市民と議会の皆さんに謝罪いたします。そして、この違法な点を改めるため、あの施設の宿泊室について徳島バスと賃貸契約を結び、同社から月1万円の賃貸料を頂き、その同額の年12万円を本市から指定管理料として同社に支払うようにしたいと思いますので、よろしくお願いします」。

 これで、9月議会でまた追及されなくて済む。改めることを決断するのは、市長。


 とにかく室戸市は昔からこの法令順守コンプライアンス)に問題が多い町である。それのことは平成6年に市長、市議、市職員、建設業者などが逮捕された頃の昔から知っていたが、議員になって思うのは、「行政とは、これほどまで法律を守らない組織だったのか」と呆れている。そして、現在もなお、市長や市職員が地方自治法は法律のうちに入らないと思っているのか、どうしてもこの悪いクセが直っていない。行政にかかわる人間、特に市長が法律をなめていて、無理やり職員に違法な業務運営を強要しているから、この悪政に終わりがない。

 焼け跡世代の私は、月刊少年誌に掲載された赤胴鈴之助や、イガグリくん、鉄腕アトム、少年ジェット、怪傑ハリマオ、鉄人28号、月光仮面、猿飛佐助などをみて、正義の味方になりたいと思い育った年代である。でも、そんな団塊の世代の中にも、私のようにこれらの漫画から「正義感」を学び習得した子どもと、その漫画をただ「面白いなあ」と読んだだけで、主人公の正義の行いから何も学ばなかった人がいるようです。

 戦後のこれらの漫画本から、社会のために自分が力を注ぐことを学んだ人と、自分のためだけに働くことを学んだ人がいる。法律に違反する悪いことをしてはいけないと学んだ人と、自分が得するためなら悪いことをしてもよいと学んだ人もいる。自分が大衆から名声を得られるのなら、ただ頂点に立てるなら、また金のためなら法律なんかどうだっていいと思っている人もいる。

 学ぶ人と、学ばない人がいる。

 改める人と、改めない人がいる。

 名声を得ようとする人と、名声よりも大衆のためにと人知れず地道に働く人もいる。

 法律は自分流に解釈してなし崩しに物事を進めてしまう人と、法律を厳格に守る人がいる。

 学ばない、改めない、名声を得ることを優先させる、決まりを守らない。これらが個人の家庭内のことならその範囲で収まるが、自治体の首長や企業の社長、団体の理事長などになると、問題はその「長」だけで終わらずに被害は広範囲にわたり、周りの多くの人に迷惑をかけることになる。

 ま、上に立つ人によくあるのが、大きな問題を小さな問題だと軽くみて解釈してしまうこと。それは「長」が資質と判断能力に欠けるからで、追及を受けたあとで自分がやってしまったその罪の大きさに気付いて驚愕するのである。その時に気付いてもあとの祭りで、後悔してももう遅い。事態は容易に終息しない。

 首長は自治体の「経営者」であるが、最悪なのはその首長が自治体財政の予算を投資するにあたり無神経で経営者として無能なために地域と住民の暮らしを劣化させ、衰退に追い込むような「人災」の首長であったとき、それはまさに悲惨である。何よりも問題なのは、そういう首長ほど、自分が「人災」であると気付かないことだ。この場合、その地域は悲劇を見ることになる。

「これは企業誘致だから、観光振興だから、地域振興だから、健康福祉に寄与するから」といって、目先の実利に眼がくらんで、地域経営の理念を放棄してしまい、地域にとって危機の発生と進展に鈍感であるならば、その首長は「人災」であると断言する。

 又、自治体において、危機を回避し、克服すべき立場にある首長が自ら危機を招き進展させるのであれば、当然、それは「失政」であるが、開発や地域振興がらみの危機は以外と地域住民や議会からは危機とは考えられにくいから、たちが悪い。


 議会での答弁ではウソばかり答え、市長としての説明責任(アカウンタビリティ)を果たせないでいる。説明責任とは、行政機関の行為や意思決定の過程を議会や住民にオープンに公開し、なぜそのようになるのか、あるいはなぜそうなったのかを説明することですが、どうしてもそれができません。

 首長には「市政の諸活動を事実に基づいて市民に説明する責務」がある。市長が毎議会行っているような虚偽の答弁ではなくて、真実を語ること。それが情報公開法の原点である。

 今議会の初っ端に憲法第92条「地方自治の本旨」について市長に聞いたのも、室戸市長がこの「地方自治の本旨」を全くわかっていないから聞いたものだった。市長はそれをよく理解しているかのように第92条をなぞって答弁したが、地方自治法に違反したことはこの憲法第92条にも違反していると全くわかっていないことがその時に判明した。

 又、「どうして法律に違反した設計図を県に持って行って申請したのか」「どうして公益性・公共性のないバスターミナルをあわてて建設してしまったのか」などを全く説明できずに逃げてばかりいること自体、首長として責任放棄であるし、いかにも勇気がなさすぎる。

 そして何よりも、悪いことをしても改めない傲慢なところが悪すぎます。とても町のリーダーにはふさわしくない。とにかくあんな人だとは思いもしませんでした。何んで騙されてあんな人を夫婦で応援してしまったんだろうと、いま深く後悔している。 
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

汝、過ちては改むるに憚ること勿れ

2010-06-15 | 議会報告
 20年11月から議会のたびに「違法だから」とこの高速バスターミナル建設に関する地方自治法違反問題の適正化を求めてきましたが、残念ながら今議会の一般質問でも頑として聞き入れていただけませんでした。

 高知県職員の皆さんも室戸市職員も関心を以ってこの電子情報誌をチェックして下さっていますから、この問題の結論を書きとめておきたい。まずは、多くの読者も理解していただきやすいように、この話のさわりから。

 室戸市は、室戸岬港に高速バスターミナル施設を建設するにあたり地方自治法第244条「公の施設」を根拠に建設したのですが、それに違反して建物を設置しました。

 これは、この施設が「違法建築」だということではなくて、この施設が地方自治法第244条「公の施設」を根拠に施設を建設しておりながら、次の「公の施設」の条件の重要な点を満たしていません。だから、それは不当な公金の支出になるとして、市長には市に公金を返還するか、適法な形に改善せよと求めています。何も理不尽なことを要求しているわけではなく、適法な方法に改めればそれでこの問題は収束するだけのことです。私が百歩も二百歩も譲ってその改善策まで考えて助け船を出しているのですが、どうしても自分の間違いを認めず(なぜなのかは知っています)、改めもしません。

(「公の施設」としての条件)
①その施設全体が住民の利用に供するための建物
②その地方公共団体(室戸市)の住民の利用に供するための建物でなくてはならない 
 (住民が利用できない、公共性と公益性を持たない施設は「公の施設」とはいえないので、地方自治法第244条を根拠に公金を支出して公共施設を建設してはならない)
③住民の福祉を増進する目的を以って設置する建物
④地方公共団体が設ける建物
⑤施設であること。

 上記事項が「公の施設」の厳然たる条件です。この高速バスターミナル施設が法的に守られているのは④と⑤だけで、①から③までは守られていません。それは次に示す私の書いた同施設の図面を見ていただければ理解できると思います。  

   
 施設の右半分(50%)は、市民が出入りできる空間であるので、公共性・公益性は100%守られていることがお分かりだと思います。しかし、左半分は高速バスを運営する徳島バス会社の乗務員が宿泊する施設であって、住民は誰ひとりとしてはいることはできません。だから公共性も公益性もない空間であることは動かしがたい事実です。

 市民のお金(公金)で、一つの特定企業のために、そんな宿泊施設を建設するなんてことが法律で許されるわけがありません。公平性や公正性はもちろんのこと、道徳性にも掛ける成果優先主義の愚かな行為であるともいえる。だから、これは法律にかなうような形に改めるしかなく、私は適正化を20年11月から22年6月議会までの一年半の間ずっと要請し、途中からは百歩も二百歩も譲って改善策まで私が考えて提案しています。

 それは市長のため、そしてこの違法な事業に補助金等を出した県を救うためにです。

 さて、以下が14日(月)に市長にお聞きした今議会一般質問での再質問の原稿です。再質問に答弁書はありませんが、質問の時の答えと同じですから簡単。最後に書き留めました。

(再質問)
≪どうしても市長が高速バスターミナル違法の問題について、適法に改めていただけませんので、これまでの私の調査に基づいた話を明らかにせざるを得なくなりました。

 私は(室戸市が施設を建設し高速バスが供用を開始してすぐの)20年12月末に県庁を訪ねある幹部職員にこの事業の違法性を指摘したところ、「それには答えられないし、市町村振興課に聞きに行っても言うなという」と回答があった。この短いやり取りから、県は本市のこの「公の施設」の事業に補助金及び借入金を支出する際に設計図を見て、当該建物が地方自治法第244条に違反していることを認識していたと理解しました。

 これで、県も市も違法であると十分認識しながらこの事業を進めた証拠がそろい、今まで市長を追及してきたということです。ですが、市長はこれをどうしても改めようとしません。

 そこで、市長が認め改めないとなれば、もう県に改めていただくか、県議会で県の違法を追及してもらうしかないと考えた私は、今年の4月に市町村振興課を訪ねました。二人の職員を前にして「自治法における公の施設の要件を教えて」と当たり障りのない話から問掛けた後、私は途中でやんわりとこう切り出しました。

 「20年12月の県職員の発言から、県は室戸市が提出した要望書が地方自治法違反だと認識しながら補助金を支出している。支援は室戸市にとっては非常にありがたい話ですが、県の地方自治法違反と補助金条例違反は動かし難いと思っています。このままでは間違いなくこの課は県議会で条例違反で追及を受けると思います。私は市議会で市長に改善策を提案したが改めようとしません。だから、これは県の皆さんがお考えになることですが、これから部長、副部長、課長らと協議した上で、室戸市長に対し私の提案も参考にしながら改めるよう指示してはどうか。でないと、県と室戸市のこの一連の違法行為はいつまでたっても改善されないし、市町村振興課も県議会でやがて厳しい指摘を受けることも考えられます」と話しました。

 私の前にいた職員2名は頭を抱え、黙り込んでしまいました。横では課長補佐がパソコンを打ちながら私の話に耳をそばだてていたのも知っています。そして、一週間前に同課に確認に行った時にはそばで課長が私の提案を聞いていました。

 論語にこんな言葉があります。「子曰く、君子は義に喩り、小人は利に喩る」。 これは、「人格者は平生、常に善をなすことを志し、何事においてもそれが果たして道理に叶うものかどうかを判断し、行動に移す。これに反し、徳のない人は、平生、常に私利を計算し、利害を判断し、その上で行動を開始する。それが成果を広く訴えられ利益にさえなれば、たとえそのことが道義に反していても、頓着しない」という、二千数百年前の孔子の教えです。

 法律を守らないのは道義に反する行為ですが、誰だって間違いはあります。指摘を受けその違法に気付いた時には謙虚に間違いを認め、適正に改めれば許され、問題解決に至る場合だってある。しかし、違法を認識しながらそれを実行し、更に道義に反したその行為を問われ適正に改善するよう求められても、「間違っていない」と言い張り、改めもせずに突き進む。それでは、組織のリーダーは務まりません。

 さて、政治は「批判する時は対案を出せ」が鉄則ですので、私は3月議会に、「例えば、あの施設の宿泊室を市営住宅のような形で徳島バスに月1万円で賃貸契約した場合は、年間12万円の家賃をいただき、その時は指定管理料として同額の年12万円を支給します。これで会社側の負担も本市の負担もなくなり、これでより法的に適正になるのではないか」と改善案を提案しました。

 問・ここでお伺いします。権力の座にいる者は謙虚でないといけません。県からも何らかの連絡・指示があったと思います。県議会でこの問題が紛糾する前に、もうこの辺で観念しては如何でしょうか。市民と議会に対し違法行為を謝罪した上で、私が3月議会で提案した改善案「徳島バス側と施設賃貸契約と指定管理料契約を結び、適法になるよう改めます」等と答弁されては如何か。この1点をお伺いして、私の今議会の質問を終わります。≫



 この提案に対し、市長答弁の要旨はこう。「あの施設は地方自治法第244条の「公の施設」として建設したもので、徳島バスを指定管理者にして適正に管理運営している。それを改める考えはない」。

 私は当然、市長は私の問いに答えていませんので、議長に小休にしてもらって市長を質した。「私はあの施設の管理運営が違法だなんて質問の中で一度も言ったことはありません。話をすり替えて逃げてはいけません。施設建設に関していうのは、公共性も公益性も無い市民が利用できない特定の企業だけが利用する宿泊室に住民のお金である市の予算を投資したことは違法な行為。だから、それは不当な公金の支出であるため、市にその建設費(1444万円)を返還しなければなりません。しかし、適法に改めてはどうかと改善案まで私が考えて提案しているのです。ちゃんと答えてください」

 再度、私と議長に促されしぶしぶ登壇した市長は、いかにも不満げに「適正に管理運営している」とだけ言って降壇した。まるで不貞腐れた子どものように全く答えになっていなかったが、“のれんに腕押し、糠に釘”、この市長に法令順守を求めてもとても無理だし、室戸市議会の質問は一問一答方式ではなくて「質問・再質問」の2回だけと決まっているため、今議会はここで終了ということにした。

 ただ、問題だと思ったのが、市長が私の再質問に登壇して「適正に管理している」と答弁した後、また腹立たしそうに「県に聞いてみる」と付け加えたが、あれはいったい何を言いたかったのか。県に何をぶつけようというのか。補助金を頂いたおかげであの施設建設を自分の企業誘致事業の成果だとしている県との関係の中で、市長は県に何の怒りがあるのか。組織の長でありながら、なぜもっと謙虚になれないのか。
 
 どうも物事の基本がわかっていないようですが、この問題は地方自治法違反となる設計計画を補助金申請書に添付して県に申請した自分たち室戸市の不適正な行政業務が発端。室戸市の問題の根本的な責任は、20年8月に徳島バスから「室戸に行ってもいいよ」と言われて喜び、「12月上旬に運行を開始したい」と言われて、市担当職員にほんの三カ月間に法律そっちのけで大あわてになって事業を進めさせてしまった室戸市長にある。その自分たち室戸市の不適正な行いを議会唯一の改革派議員に指摘され、それを改善すべきと言われたその腹立たしさを今度は、補助金で自分を助けて下さった県にぶつけようというのだろうか。なんと傲慢なことよ。


 無論、私は市民になり替わり行政の監視と調査を旨として議場にはせ参じている議員であり、これで「まー、いいか」なんて終わらせるようでは改革派議員とはいえませんので、この「高速バスターミナル建設に関する地方自治法違反問題」の追及の続きは市長選直前の9月議会に再度、行うことにする。

 でも、市長選も近いのに、なぜもっと素直になれないのか不思議でたまりません。私が提案させていただいたように、早くこの問題を適法に改善し終わらさないと選挙にも影響するのにと。それと、後援会組織も議会で市長のこの違法な取扱いが問題になっている実態を以前から知っているのに、市長への助言がないことも不思議に思っている。

 最後にもう一度、室戸市長に求めたい。
法律を守らないのは道義に反する行為ですが、誰だって間違いはあります。指摘を受けその違法に気付いた時には謙虚に間違いを認め、適正に改めれば許され、問題解決に至る場合だってある。しかし、違法を認識しながらそれを実行し、更に道義に反したその行為を問われ適正に改善するよう求められても、「間違っていない」と言い張り、改めもせずに突き進む。それでは、組織のリーダーは務まりまらないし、その間違ったリーダーの在り方によって被害を受けるのは市民であることも理解しなければならない。

昔から、「過ちては改むるに憚ること勿れ」というではないか。あなたは室戸市のリーダー。勇気を出して、さあ改めよう! さすれば県も救われる。


※当ブログ「高知発!青空エクスプレス」は、6月17日(木)付けのGooブログランキング(142万5725ブログ)中、8371位でした。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

日本人大リーガーの活躍

2010-06-13 | 大リーグ通信
 さあ、明日から一般質問です。

 用意周到に、これまで約半月間、原稿の添削と読みを繰り返してきて、今日の午前中に行った本読みでやっと終りにしました。室戸市議会の質問の制限時間は執行部の答弁を除いて50分になっていますが、今回は一回目で約45分。残る5分足らずで再質問を行う予定をしています。

 質問順位はいつものように私が一番で、あと、②米澤氏、③立石氏、④堺氏、⑤上野氏の順に続く。この五氏の質問は14日(月)午前10時から始まり、午後4時ごろには終わると予想しています。

 
 さて、議会とはちょっと離れて、私の趣味は野球だと以前書いたことがある。それも昭和28年ごろからずっと巨人ファンできて、松井がヤンキースに移ってからはヤンキースファンになった。それも、ジェラルディー監督になってからは松井も小生もこの監督とはしっくりいかず、「松井を使わないこの監督を替えろ」と思っていたところ、松井の方がほっぽり出されてしまった。

 その時も、年末の大リーグニュースを見ていて「トーリ監督のいるドジャースへ行け」とずっと思っていたが、結局、東のヤンキースが最後まで松井に声を掛けなかったため、「守備もやらそう」と誘った西海岸のエンゼルスに移った。

 で、松井がロサンゼルス・アナハイム・エンゼルスに入ってからは勿論、エンゼルス・ファン。だがリーグが開幕すると、毎年のことと言えばそうですが、いつものように松井の打棒は振るわず、4月中ごろから5月末までの一ヵ月半は全く駄目で、見ていても応援のしがいがなく、面白くありませんでした。

 しかし、6月に入ったころからいつものように長打も出始め、3割1分ぐらいから2割2分ぐらいまで落ちていた打率もやっと2割6分ぐらいまで上がり、今はちょっとひと安心しているところです。

 この松井とは別に、巨人出身でボストン・レッドソックスの岡島のことも気になっていますが、この岡島も毎試合、中継ぎとしていい働きをしている。巨人をやめ、日本ハムをやめて行った大リーグということもあって、ここまで働くとは思ってもいませんでした。奥さんがなかなかいいお嫁さんで、彼女の励ましもあるのかもしれませんね。

 もう一人は、ニューヨーク・メッツの高橋のことも気になっている。彼も元巨人選手ですが、12日には先発で5勝目を挙げた。3Aから上がってきてのこの勝ち星だし、中継ぎから先発ローテーションに加わったことが何よりもすごい。この高橋も、岡島同様に、こんな活躍を見せるとは思ってもいませんでした。

 その他、かわいそうなのが、アトランタ・ブレーブスの川上憲伸。そこそこのピッチングをしているんですが、如何せん、点を入れてくれないから勝ち星に恵まれず、0勝8敗の成績でいる。ま、今はがまんの時か。人生、そんな時もある。

 もう一人かわいそうなのが、元巨人選手だったボルチモア・オリオールズの上原浩治投手。ヒジなのか、出てきたら故障、治して出ると又故障と、とても今シーズン期待できそうもない。彼の活躍も期待しただけに、「なぜ完治してから出ないのか」などと気をもんでいる。

 もう一つ、今年は楽しみにしている選手がいる。

 米独立リーグのチコ・アウトローズにスカウトされて入団した、あのR・ソックスのウエイク・フィールドが投げるナックルボールを得意とする吉田えり投手のことです。

 それが今日12日のこと、吉田投手が2度目の先発をして、4回4安打2失点で試合を終えたそうだ。吉田はチームの勝利に貢献し、監督からも「前回とは見違えるほどの投球だった」と称えられたそうだ。

 あの18歳の小さな女の子がアメリカに乗り込んで行ってあんなに頑張っている姿を見ると、ホントに励まされます。

 みんなこうやって頑張っているんですよね、世界に飛び出して。私はこうやって真剣に仕事をし、真剣に生きている人が好きだ。 

 松井も、松坂も、上原も、みんな怪我ばかりしているが、それでも不安をいっぱい抱えながら懸命に戦っています。一球一球に命をかけるといっても言いすぎではないだろう。だから、その姿にひかれる。

 そうやって、みんな成功するわけじゃない。怪我が悪化すれば、3A(日本でいう、2軍)や2A、もしかしたら1Aに落ちることだってある。それでも、みんな這い上がろうと頑張っている。もう、そうなればお金なんかじゃない。

 人生をかけて戦っているとしか言いようがないじゃないですか。

 それに引きかえ、日本にいるおれたちはどうなんだ、いったいどうしてるんだと思う。

 真剣に働いているか。組織から給料をもらいながら怠けてはいないか。仕事半分で、遊び呆けてないか。

 自分も自問自答する。

 テレビで大リーグに行った彼らの試合を見ているとき、いつもそんなことを半分思いながら観戦している。


※当ブログ「高知発!青空エクスプレス」は、6月14日(月)付けのGooブログランキング(142万4486ブログ)中、6515位でした。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

「室戸はいつまでたっても一つになれんなあ」

2010-06-11 | 地方のあり方
 さあ、待ちに待った議会が開会しました。

 本日11日(金)10時、市議会が開会しました。注目は勿論、私の質問内容なんかじゃなくて、新人議員の久保正則議員が市長選に出馬すること。何よりも、議員になってわずか3年目で市長選出馬を決意するその勇気、自分に振り返って考えてみるととてもとても真似できないことで、感心しています。

 議員控室ではその久保正氏が話題の中心で、開会前は大いに賑わっていました。

 実は、室戸市議会には久保姓の議員が三氏いて、名前を言わないとよく間違えますので、その点を紹介しておきたい。

●久保善則氏(77歳)出身・室戸市元…四期目(農業)

●久保正則氏(60歳)出身・室戸市元…一期目(漁業=小型マグロ船の船主)←市長選立候補者

●久保八太雄氏(59歳)出身・吉良川町…一期目(神職)

 この久保氏の出馬で、11月14日告示、21日投票の室戸市長選には現職の小松幹侍氏と市議の久保氏の戦いと決まりました。(他に立候補者がいなければの話ですが)

 市民みんなが知ってのとおり、これによってどの候補が当選しても、人口わずか15000人の小さな町である室戸市に長く続いてきた二つの勢力争いがこれからも続くということになります。

 小生、平成2年から、全国ではオンリーワンだった手書きの地域雑誌で県内各市町村のまちづくり・むらづくり活動を紹介、その時から県の職員の皆さん(国民休暇県局、地域振興局、市町村合併支援室)とは“助け、助けられ”の関係で一緒になって高知県の地域振興に関わってきました。そんな平成10年ごろからだったか、高知県の幹部職員から何度も聞いたのが「室戸はいつまでたっても一つになれんなあ」の嘆き。

 その声が、また聞こえてきそうだ。

 あとは、12月からまちのリーダーになられる方には法令順守の精神を以って、選挙の時に支援してくれた人との利害関係を完全に断ち切り、企業や団体の方よりもいつも住民自治の基本である主権者(住民)の方を向き、施設建設など赤字を生むムダ事業は行わないように財政を引き締めながら市政運営をしてほしい。世の首長はみんなそれに負けてしまうので、ただこのことだけを心から願っている。
 
 話は変わるが、実は小生、議員をやめたあとで、議会ノートや行政調査ノートに書いた記録、そして毎日書き続けているシステム手帳などに残した任期中の出来事の記録をもとに本を書き、出版する予定でいる。それは、今すでに50ページほど書き進んでいて、仕上がりは300ページぐらいの大作になると思う。

 内容は、組織を良くする行動を邪魔しようとする抵抗勢力の行動、良くすることに無関心な行動、誰に給与や報酬をもらっているのか疑わしい行動、住民感情を逆なでするようなとんでもない発言など、役者はそろっているしエピソードも山とあって、非常に面白い内容になる。加えて、当電子情報誌に書いてきた記事も掲載する予定で、無論、バラマキ福祉を続けている民主党などここ五年ばかり先からのふらふらした国政運営についても掲載する。やがて近い将来、日本はギリシャのように財政破綻するのは間違いないと思っており、国民を買収しなくては政治をやれなくなった国の政治についても書いてみたいと思っている。

 その本のタイトルも既に決めているが、私が出版するまでにそのタイトルをパクラれると困るので、まだそれは明かせません。

 だから、出版予定は私が議員を辞めたあとの平成27年の秋ごろを予定しています。ま、69歳になるその年に私が生きておればの話です。(笑)


※当ブログ「高知発!青空エクスプレス」は、6月11日(金)付けのGooブログランキング(142万3045ブログ)中、6098位でした。読者の皆様に感謝するとともに、引き続いてのご愛読をよろしくお願いいたします。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

世の首長に贈る『論語』

2010-06-10 | 政治家のあり方
 小生、平成15年に議員になった頃に高知市の冨士書房で論語の本を買ったことをきっかけに、議員活動の折を見ては、二千数百年前の孔子とその弟子が書き記した論語を勉強しています。

 その本は勿論、自分の生き方に活かすため、また自らを反省する手立てとして購入したもの。一ページ、一ページの言葉をよく噛み砕き、議員活動や議会発言の指針にしたいと学んでいます。

 これはその時々にずっと言ってきたことですが、室戸市の条例・規則・要綱に違反すると、それは地方自治法など国の法律に違反していることになるし、それは憲法の「地方自治の本旨」を規定した第92条に違反していることなります。ですが、室戸市においてはこれまで七年余り、行政における法令順守の基本を知らないのか知っていてやっているのかは解りませんが、これらの法律を何度もないがしろにしてきたのは事実です。

 そんなことを考えますと、自分だけが学ぶのではなく、室戸市長にもこの本に書かれている孔子の教えである言葉を贈りたくなりました。日々の多忙に押し流され、落ち着いて本を読む時間などないと思うので、是非、私が論語から選んだ言葉からリーダーのあるべき姿勢を素直な気持ちで学んでいただけたらと思います。

 では、その本の中から思いつくままに、政治に関連した言葉だというものを選んでみましたので、かみしめて読んでいただけたら有り難い。

●「政を為すに徳を以ってすれば、衆星の之に共(こう)するが如し」 
 (翻訳)モラルにかなった政治を行うならば、多くの人がリーダーを中心にして動くようになる。
 (注)「徳」とは、修養によって身に備わった品性。善や正義を貫く人格的能力のこと。道徳。

●「義を見て為(せ)ざるは、勇なきなり」
 (翻訳)何が正しいことか解っていながら、それが出来ないのは、勇気がないからだ。/ 正しくないことなら、いくらそれによって手柄を立てられることでも、止めよう。たとえそれで不利益をこうむろうとも、それを恐れてはならない。

●「天に罪を獲(え)ば、祈るところなきなり」
 (翻訳)天理に背くようなことをすれば、神様に祈っても必ず痛い目にあう。
 (注)「天理」とは、天が万物を創造し、支配する自然の道理のこと。

●「君(くん)は臣(しん)を使うに礼を以ってし、臣は君に事(つか)えるに忠を以ってす」
 (翻訳)リーダーは、部下を使うにあたっては、礼儀を重んじるようにする。部下はリーダーに仕えるにあたっては、真心を尽くすようにする。/ 上司は、部下に威張ったりせず、きちんと部下に礼儀を尽くす。部下は、上司の陰口をたたかず、きちんと上司に真心を尽くす。そんな上下関係を作れたら、本当に働きやすいだろうし、組織としての成果も上がる。

●「君子、仁を去り、悪(いずく)にか名を成さん」
 (翻訳)立派な人は、良心に反してまでも、名を成そうとはしない。/ いくら成功して名声を得ようとしても、自らの良心を偽り、他人を欺いたりしていては、決して立派な成功者にはなれないし、周りの人からの信用も得られない。

●「君子は義に喩(さと)り、小人は理に喩る」
 (翻訳)立派な人は正しいかどうかを第一に考え、つまらぬ人は儲かるかどうかを第一に考える。/ 逆に言うと、つまらぬ人は儲けることや自分が優位に立てることばかりを優先させて、正しいかどうかは度外視する。

●「怒りを遷(うつ)さず、過ちを弐(ふた)たびせず」
 (翻訳)(顔回という弟子がいたが)八つ当たりすることは無かったし、同じ間違いを繰り返すこともなかった。/ 失敗しても八つ当たりせず、それを反省して次に活かす。こんな人は経験から学び、成長していけるものだ。

●「君(くん)は君たれ、臣は臣たれ、父は父たれ、子は子たれ」
 (翻訳)君主は君主らしく、臣下は臣下らしく、父親は父親らしく、子どもは子どもらしくすべきです。/ 首長は首長らしく、行政職員は職員らしく、議員は議員らしく職務を遂行しいつも「らしく」すべきだという教え。

●「子曰く、之に居て倦(う)むことなく、之を行うに忠を以ってす」
 (翻訳)政治に携わる心構えとしては、怠けないことだ。政治を行う時には、真心を尽くしなさい。/ 逆に言うと、政治とは怠けることなく真心を尽くしてやるものだとの教え。

●「子曰く、忠告して善を以って之を導く。不可なれば則ち止む。自ら辱(はずかし)むるなかれ」
 (翻訳)友人に間違いがあれば、忠告してやって良くなるように仕向けてあげるべきだ。しかし、言っても聞かないようであれば、それでやめる。無理に聞かせようとすれば、いやな思いをするだけだ。この「さじ加減」が大切。

●「君子は、和して同ぜず。小人は、同じて和せず」
 (翻訳)立派な人は協調するが、迎合しない。つまらぬ人は迎合するが、強調しない。
    立派な人はいくら仲の良い人からの頼みでも、悪いことには加担しない。でも、つまらぬ人は、仲の良い人に誘われたら、どんな悪いことにも加担する。こういう「なれ合い」は身を滅ぼすし、他人までも害する。

●「子路、君に事(つか)えるを問う。 子曰く、欺く勿(なか)れ、而(しこう)して之を犯せ」
 (翻訳)弟子が君主に使える方法を尋ねたとき、孔子はこう答えた。騙してはいけないし、君主の間違いはきちんと言ってあげないといけない。/ 上司の意に反しても、苦言を呈する人の方が最初は嫌われるかもしれないが、上司のためになる。(これは、「忠言は耳に逆らう」の言葉もあり、上司の資質によれば忠言が無益な上司もいる)

●「過ちて改めざる、是を過ちと謂(い)う」
 (翻訳)間違っても改めないのが、間違いというものだ。

(最後に)
●「之を用うければ則(すなわ)ち行い、之を舎(す)つれば則ち蔵(かく)る」
 (翻訳)必要とされているならば頑張り、必要とされていないなら引退する。/ 人の身の振り方は、潔さが基準です。必要とされないなら、あっさりと身を引くことです。

 以上、「論語」の中から政治に関係する言葉を拾ってつらつらと書き記してみました。他意はございません。地方自治体の首長だけでなくて地方議員の皆さんも学び活かし、行政運営と議員活動に活用して頂ければ嬉しく思います。ならば、行政も議会も間違いなく改革改善され、法令順守の適正な組織になるのは疑う余地はない。


※当ブログ「高知発!青空エクスプレス」は、6月10日(木)付けのGooブログランキング(142万2606ブログ)中、7451位でした。読者の皆様に感謝するとともに、引き続いてのご愛読をよろしくお願いいたします。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加