青空エクスプ レス

日本ではオンリーワンの手書き地域雑誌『あおぞら』の編集発行人を経て、室戸市の政治を監視する改革派議員三期目。絵馬修復師。

「最初にうそをついた」政治家

2017-07-31 | 政治家のあり方
 今日の産経ニュースの民進党の村田蓮舫代表について書かれた記事の一部に、注目した。

 <二重国籍問題は、蓮舫氏にとって最大の弱みだったのだろう。蓮舫氏を政界にスカウトした鳩山由紀夫元首相も、蓮舫氏が台湾籍を持つと証言した過去のインタビュー記事を念頭に「最初にウソをついた」と指摘した。>とある。この「最初にうそをついた」の言葉に。

 <蓮舫氏の器量の狭さを痛感する。軽薄な面はほかにもあった・・・・。>と続く。この「器量の狭さ」と「軽薄な面」の言葉にも。

 話変わって、平成18年4月10日のことでした。当時の県議後援会が年初から小松氏を市長選に引っ張り出そうとしたが、断られてしまった。県議とは縁を持っていたわけではないが、知り合いだった県議後援会の参謀から「ダメだった」との電話をもらった関係から、やがて「じゃあ、私から要請してみましょうか」となった。

 そうして現職の市職員で、18年度の4月からも学校教育課長をしていた小松氏でしたが、私も他の職員もいる教育委員会の仕事場でそんな話をするわけにいかないので、午後4時が過ぎたころ私は市役所の三階にある教育委員会に行き、「市長選の件で一度お話がしたい。いつでもいいので当家においで下さい」などと短く書いた紙を執務中の小松課長にお渡しした。

 それが4月20日過ぎのことでした。

 当時、私は高知県東部地域の九市町村が合併することが地域の将来を見据えても現状を打破するにしても有効的だと考えていて、高知県庁の市町村合併支援室とも連携を取って活動をしていましたので、小松氏と話し合いもし出馬するとなっても「私は市町村合併には反対で、市長になっても合併協議はしない」とならば、私は小松氏を支援しないと決めていました。

 そして、4月27日(木)、私がお渡しした手紙を読んだ小松氏が仕事を終えて午後6時前に当家に来られた。「年初めから県議後援会から出馬要請があって知人や親戚に相談したが、10日にお断りした」との話を聞いた後、私から「私たち夫婦も応援するが、出て見る考えはないですか」と打診したうえで、「ただし、私は室戸市は安芸市以東の町村と合併する必要があると私は考えているので、合併は相手があることですので合併できるかできないかはわかりませんが、市長になって近隣の市町村が合併協議を行うことになればその協議には出ることを約束してほしい。それが私があなたの市長選を支援する条件です」と話した。

 小松氏は逡巡しながらも「はい、そうします」と言われた。私は「それが約束できるのなら支援します」と答えた。小松氏は「お話しはお聞きしましたので、もう一度、出馬について知人や親戚の人などに話をしてみます」と答え、帰った。

 これが二人が会談した、一回目でした。

 そして、5月10日(水)のこと、小松氏が来られ、「今週中に決意し、17日ごろに辞表を提出する」とのことだった。「決意は固まっているな」と思い、再度、「市長になり近隣の市町村が合併協議するとならばその協議に参加してくれますね?」とお聞きした。小松氏はこの時も何か迷ったようだったが、「はい、合併の協議はします」と約束した。

 これが二回目の対談でした。

 それから一週間後の5月14日(日)。小松氏は元市教育長の松井氏(このあと、小松後援会長になる)を連れ、来訪された。内容は「市長選出馬の決意表明」と、「市長選への協力依頼」だった。

 私はその場でも小松氏には「市長になったときには市町村合併の協議に出席してくれますね?」とお聞きした。小松氏は嫌な顔をしながら「はい」と言った。その時、私は「まさか俺を市長選に協力させておいて、市長になったら合併などする気はないんじゃないだろうな」と思いました。

 こうして、三回目の会談でやがて「小松候補」となる人を支持することに決めた。

 その5月から11月末の市長選まで、私は小松氏の指示通りに秘書のように調査活動に励み、二回の後援会新聞に書く公約作りや構成に汗を流し、事務所の大きな看板を書くなどして大いに支援し、協力を惜しまず働きました。その間でも、後援会新聞に書き込む「市町村合併の取り組み」の項目では一度二人で決めて書いた記事を、小松氏はその夜に自分に都合のよいように書き変え印刷所に持って行き、出来上がってきたゲラ刷りを見て私は驚き、「どうしてこのように書き変えるのか」と詰め寄ったことが、二度ほどある。それが9月と10月。私は「こいつは信用ならない。この支援をやめようか」とも思ったが、「もう選挙の直前だ。一度支援すると約束した手前、それも男らしくないな」と考え、最後まで勝たせるために懸命に働いた。

 そして、勝った。勝って当たり前の選挙で、それほどうれしくも無かったことを覚えている。

 そうして、当選して市長になった小松氏ですが、そのちょうど一年後の平成19年11月29日(木)に行われた議員総会で議員に向かって小松市長はこう宣言した。「私は市町村合併を行う考えはないので、協議となっても参加しません」と表明した。

 市民の皆さんだけでなく、全国の地方議会に関心が深い方々はどうお考えになりますか。小松氏を信じた私が馬鹿なのか、それとも自分が市長になるために議員を弄(もてあそ)び誑(たぶら)かした小松氏の方が悪質なのか。


 長い前置きになりましたが、鳩山元総理が蓮舫代表を指して言った「最初にうそをついた」は、正に小松氏についても言えるでしょう。

 小松氏は平成18年4月27日、私に対し、ウソをついた。その後も、ずっとウソをつき続けた。そうしながら自分は私を信じ込ませ、自分のために働かせ続けた。そして、選挙が終わって一年後、「私は谷口議員にウソをつき続けてきました」と議員全員の前で表明したようなものだ。

 こんなことがあって、私は小松氏が当選した翌月の平成18年12月から、市長がすること言うことについて信用しなくなった。

 それからちょうど一年後の平成19年11月の議員総会から小松市長は不正となる議案の事前審議を始めたが、その直前、私は市長室に行って「二日後に行われる議員総会では半月後に議案となる事案が審議されるようですが、それは説明にとどめ、質疑応答は本議会で行ってください。そうしなければ事前審議となり、市民の皆さんに説明できないことになりますよ」と止めた。町田議長にも議長室で止めた。しかし、お友達の二人はその不正な事前審議を議員総会で行った。私はその場でもとめたが、執行部と議員たちは質疑応答をくりかえしていた。

 私一人が止め続けたが、これを七年九か月行い続け、議員として再出馬して当選した平成27年5月に久保八太雄議長と議運委に要請書を提出し、ようやく不正は終わりを告げたのです。もし私がその27年4月の市議選に出馬していなかったら、今現在もそういう不正な議案の事前審議は続いていて、市民はないがしろに置かれていたことは疑い在りません。

 これも、小松市長がそれを不正なことだと分かっておりながら議長に要請し続けたものだから、「小松市長が市民に対しつき続けたウソ」の一つだと言える。

 その後も、小松市長は地方自治法違反である「室戸岬高速バスターミナル施設建設事業」を「適法だからこのまま管理運営を続けます」と答弁してウソをついた。

 又、平成23年3月議会に提出した国保料値上げ議案についても、その直前の22年11月の市長選で「国保料は値上げしません」と公約し、市民にそう宣言したにもかかわらず、3月議会で値上げを決定した。これも市民にウソをついたことになる。

 例を挙げればきりがない。

 このような「道徳心の欠如」を英語では「モラルハザード」とか言うそうだが、正に道徳心が皆無で、小松市長の言動に反省の色は全く見えない。多分、「その違法や公約違反がどうだと言うんだ」と思っておられるのでしょうね。

 平成18年に小松氏がつくウソを信じて選挙を支援した私だけでなく、市民の皆さんも平成22年の市長選では私と同様に、小松市長がついた「国保料はあげません」というウソを信じて投票したと思います。でも、みんな騙された。

 先の産経ニュースは<蓮舫氏の器量の狭さを痛感する。軽薄な面はほかにもあった>と報じていますが、私は小松市長に対してはそれ以上のものを感じています。

 小松市長の器量の狭さなどと言う程度のことではなく、ウソをつくこと以外にも、不正や不公平や不適正があっても絶対改めない傲慢さを強く感じてきました。子どもたちを教育する立場の学校教育課長をしていたのに、道徳心(モラル)のかけらもない。

 平成19年11月末の議員総会で議案の事前審議を行おうとした時、その二日前だったかに市長室に行き、「こういう議案審議は『事前審議』に該当し不正となります。止めていただきたい」とお願いしても、小松市長は黙っていて、何も答えませんでした。多分、心の中では「俺がやることにケチをつけるな。議員のお前は黙っていろ」とでも思っていたことでしょう。退室後、「これは会議で不正な質疑応答を行うつもりだ」と考えました。

 自分の行動や発言について叱ってくれたり教え指導してくれる人って大事にしないといけないと私は思うし、自分が行う政策上の誤りについて「改めてはどうか」と指摘を受けた時でもすぐ謙虚に改めることも重要だと思うが、室戸市長はそんなことを受けるのも大嫌いなようで、これからも“取り巻き”にちやほやされながら、そしてうまく利用されながら任期まで市長を続けるでしょう。このように、他人が物事の在り方について教え不適正ぶりについて諭しても聞く耳を持たない政治家であり続けるのは間違いありません。 

 私は人物を見誤り応援してしまったが、政治家としては明らかに市長選初当選の当初から失格だった。その人が三期も市長職にいること自体間違いですが、如何せん、これまでの市長選では市長になっていただくべき好人物が立候補しておらず、有権者が消去法で仕方なくこの人に投票してきたことも周知のとおり。

 室戸市民の皆さん、次の室戸市長選では“政治的に薄汚れた”候補ではなく、これまで一度も選挙に立候補したことがない新人候補にご注目いただきたい。その新人候補の中の、謙虚でウソをつかない、生真面目に仕事をする人になってもらいましょう。そうせず、もし皆さんが現市長や元県議や元市議の候補を市長に選ぶことなどがあれば、苦しむのは市民の皆さんの方です。大型公共工事は更に乱発して建設業者だけは潤うが、その反面、一般市民の国保料も介護保険料は更に値上げされて負担は重くなると見ています。

 このことを来年11月までどうか、忘れないでいただきたい。
 
 全国の首長と、都道府県議と、市区町村議にも、「政治家はうそをついてはいけません。ウソをつけば信用を落としてしまいますよ」とお教えしておきましょうか。


※電子情報誌「青空エクスプレス」のアクセス数は、7月31日(月)Gooブログランキング(2748898ブログ)中、2123位でした。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 9月定例会後に発行する『青... | トップ | (3)国交省土佐国奈半利出... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む